闇金からの借金300万円が返せない!解決方法と借り逃げのリスクを紹介

闇金から借入をしてしまったのですが、返済が追いつかずに滞納をするうちにいつの間にか300万円を超えていました・・・。とても返せません。明日までに100万円の返済を要求されているのですが、どうしたらよいでしょうか。


闇金からの借入は、元金を含めて返済義務がない可能性があります。そのため闇金へは支払いをせずに、弁護士や司法書士に依頼して闇金との関係を断ち切るのがよいでしょう。
わかりました。また、消費者金融からも借金をしているのですが、そちらも返済が追いついていません。同時に相談できますか?


もちろん大丈夫です。なるべく早い対応が必要な状況かと思いますので、借入状況や収入がわかる資料を持って、法律事務所へいらしてください。
闇金は法外に高い利息を設定していることが多く、借金総額はみるみるうちに膨れ上がります。
気づいたら10万円の借入が300万円に膨らんでいた、などという事例も少なくありません。
闇金からの借入は「不法原因給付」として、元金も含めて返済義務がないとされる可能性が高いです。
しかし、個人で返済義務がないことを闇金に納得させるのはほぼ不可能なので、弁護士や司法書士へ相談するとよいでしょう。

- 闇金から借入れた300万円は返済義務がない可能性がある。
- 闇金問題の解決は弁護士や司法書士に依頼するのが近道。
- 闇金から借り逃げ目的で300万を借りるのは危険!
闇金から借入れた300万円が返済不能なら弁護士や司法書士へ相談しよう
闇金の金利は非常に高く、借入総額はあっという間に膨らんでしまいます。
なかには300万円を超えてしまい、途方に暮れている方もいるのではないでしょうか。
闇金は取立ても悪質で、日々闇金におびえながら過ごしているケースも少なくありません。
しかし、さまざまな手段を使って返済を終わらせず、いつまでも返済をさせ続けるのが闇金の一般的な手口です。
そこで、闇金からの借入金300万円が返済不能なら、闇金問題について豊富な経験を有する弁護士や司法書士に相談するのが解決への近道です。
闇金からの借入は元金も含めて返済義務がない可能性がある
闇金からの借入は「不法原因給付」とされ、元金も含めて返済義務がない可能性が高いです。
不法原因給付とは不法な原因に基づいた給付のことで、法外な金利で貸し付けられた闇金の借入は、不法原因給付に当たるとされます。
第七百八条 不法な原因のために給付をした者は、その給付したものの返還を請求することができない。ただし、不法な原因が受益者についてのみ存したときは、この限りでない。
利息制限法によって定められている、利息の上限金利は15~20%です(元本金額によって異なります)。
そのため、上限を超える金利で貸付をしている業者は闇金の可能性が高く、借入をしてしまったらすぐに弁護士や司法書士へ相談するとよいでしょう。
弁護士や司法書士の介入によって闇金からの督促を止めてもらえる
闇金の借入は、元金を含めて返済義務がない可能性が高いことは前述したとおりです。
しかし、闇金に対して「不法原因給付に当たるため、返済義務がない」と主張しても闇金は納得しないでしょう。
闇金との関係を断ち切るには、弁護士や司法書士に介入してもらう方法が有効です。
弁護士や司法書士に依頼すると、取立て行為をやめるように直接要求してくれます。
闇金は「弁護士や司法書士が介入したということは、法的措置がとられるかもしれない」と考え、手を引く場合がほとんどです。
闇金問題に関する経験が豊富な弁護士や司法書士へ相談するのがおすすめ
弁護士や司法書士に相談する場合は、闇金問題に関する経験が豊富な事務所を探しましょう。
闇金への対応をしているかは、ホームページなどでも確認できますが法律事務所の無料相談の利用がおすすめです。
弁護士や司法書士が介入しても手を引かない闇金もいる
なかには弁護士や司法書士からの連絡があっても取立てを続ける闇金もいます。
その場合は、闇金が手を引くまで電話での要求を続けるとともに、刑事告発や口座凍結などさまざまな手段を用いて闇金が諦めるようにしていきます。
警察では直接的な暴力被害などがないと動いてもらえないこともありますが、弁護士や司法書士であれば確実に対応が可能です。
暴力行為などの被害があれば警察へ被害届を提出する
警察は「民事不介入」の原則があるため、闇金を含む個人間の借金問題には積極的に介入できません。
しかし、暴力行為などの被害があった場合は別です。闇金によって物が壊されたり、暴力といった被害を受けた場合は警察へ被害届を提出しましょう。
相談ではなく、被害届を提出したい旨を伝えることが大切です。
また、それでもすぐに動いてくれるとは限らないので、同時に弁護士や司法書士への依頼もするとよいでしょう。
闇金から借入れた300万円を返さないとどうなる?
闇金からの借入が300万円にまで膨らんでしまうと、返済を続けるのは難しいと感じる方が多いと思います。
しかし、闇金への返済を止めてしまうと以下のような状況に陥る可能性が高いです。
- 利息や遅延損害金であっという間に借金が膨れ上がる
- 執拗な取立てがおこなわれる
- 家族や勤務先へ取立てがおよぶ
次の項目から、それぞれ具体的にお伝えします。
闇金の返済に困っているのなら、個人の判断で返済をやめたりはせずに弁護士や司法書士へ相談するようにしましょう。
利息や遅延損害金であっという間に借金が膨れ上がる
闇金は「トイチ」や「トサン」、「トゴ」などと呼ばれる法外に高い利息を設定しています。
トイチとは「10日で1割」という意味で、例えば10万円を借りると10日後には1万円の利息がつき、11万円を返さなければなりません。
トサンは10日で3割、トゴは10日で5割なのでもっと多額の利息がつくことになります。
そのため、返済期間が延びるとその分利息がつき、あっという間に返済総額は膨れ上がります。
また、返済が1日でも遅れると「遅延損害金」を請求されるのが一般的です。
闇金の場合、遅延損害金も法外に高く「1日につき1万円」などと要求されるケースも珍しくありません。
闇金への返済遅延や、対応を遅らせることは結果的に借金総額を増やすことに繋がってしまうのです。
執拗な取立てや嫌がらせがおこなわれる
返済が滞ると、執拗な取立てがおこなわれることが予想されます。
とくに借入金が300万円と高額であると、闇金も踏み倒しをさせないために取立てが激しくなる可能性が高いです。
具体的には、以下のような取立てがおこなわれることが多いです。
- 早朝や深夜問わず取立ての電話が何回もかかってくる
- 自宅まで取立てに来る
- 出前や消防車などを呼ばれる
このような取立てや嫌がらせは、返済をするまで終わりません。
周囲の人々を巻き込むことも多く、債務者が精神的に追い詰められてしまいます。
家族や勤務先へ取立てがおよぶ恐れもある
闇金から借入れるとき、家族や勤務先の連絡先も聞かれるのが一般的です。そして返済が滞ると、家族や勤務先へも取立てを開始します。
貸金業法では、債務者の勤務先に電話をかけたり、債務者以外の人に取立てをおこなうことを禁止しています。
三 正当な理由がないのに、債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所に電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の勤務先その他の居宅以外の場所を訪問すること。
七 債務者等以外の者に対し、債務者等に代わつて債務を弁済することを要求すること。
しかし、闇金はそもそも違法な組織であるため、貸金業法の禁止事項を守ることはほとんどありません。
また、闇金に家族や勤務先の連絡先を教えていなかったとしても、独自の裏ルートなどで実家や勤務先を突き止めてきます。
家族や勤務先に迷惑をかけないためにも、闇金問題は弁護士や司法書士に相談して早期解決を目指しましょう。
300万円を借り逃げ目的で闇金から借りるのは危険!
前述したように、闇金からの借入は元金を含めて返済義務がありません。
そこで、借り逃げ目的で闇金から借入をしようと考える人がいるのではないでしょうか。
結論をいうと、借り逃げ目的で闇金から借入をするのは非常に危険であるため、やめたほうがよいです。
なぜなら、相手が闇金であっても借り逃げ目的の借入は詐欺罪に当たるからです。また、闇金からの取立てや報復も覚悟しなければなりません。
とくに、300万円といった大金であると、闇金からの取立てや報復は激しくなることが考えられます。
次の項目から、借り逃げ目的で闇金から借入をするのが危険な理由をさらに詳しくお伝えします。
相手が闇金でも借り逃げ目的の借金は罪に問われる
まず、相手が闇金でも借り逃げ目的での借入は犯罪行為です。
借り逃げ目的で借入をする場合、契約書に偽った身分を記入したり、場合によっては偽の身分証や他人の身分証を利用しようとするのではないでしょうか。
これらの行為は、詐欺行為を意図しているとみなされます。
そうなると、闇金からの借入を返さなくてよいとされる「不法原因給付」には当たらなくなり、闇金からの借入であっても返済義務が発生する可能性が高いです。
また、詐欺罪が認められると10年以下の懲役が科されます。
借り逃げ目的とバレると闇金からの取立てはエスカレートする
闇金業者は、取立てのプロといっても過言ではありません。
そのため、借り逃げ目的がバレたときは取立てがエスカレートするのは明白でしょう。
借入れるときに連絡先を偽り、今現在取立てを受けていない場合でも、闇金は独自の裏のネットワークによって債務者の個人情報を割り出せる可能性があります。
居所が闇金に知られると、自分だけでなく家族や勤務先にも取立てがおよぶことはほぼ確実だと考えておきましょう。
昼夜問わずに取立ての電話がかかってきたり、訪問による催促を受けることはほぼ間違いありません。
周囲の人をそのような被害にあわせないためにも、借り逃げ目的の借入はやめたほうがよいでしょう。
借り逃げ目的の闇金問題は弁護士や司法書士も対応できない可能性がある
闇金問題は、弁護士や司法書士に依頼すれば解決できるとお伝えしました。
しかし、借り逃げ目的の場合は弁護士や司法書士でも対応できない可能性が高いです。
借り逃げ目的の借入は闇金と大きなトラブルになる恐れもあり、そのような依頼は断られることが多いです。
闇金問題解決への大きな味方を失ってしまうことになるので、借り逃げ目的の借入は非常に危険です。
まとめ
闇金から借入をした300万円に返済義務はありませんが、借り逃げ目的で借入をするのは絶対にやめましょう。
闇金から逃げ切るのはほぼ不可能で、いつまでも執拗な取立てや嫌がらせを受けることになります。
また、借り逃げだけでなく闇金からの借入を放置することもやめましょう。
家族や勤務先へも迷惑がかかってしまうことは避けられません。
闇金問題は警察に相談しても動いてくれない場合も多く、闇金問題に詳しい弁護士や司法書士へ相談するのが解決への近道です。
無料で相談を受け付けている法律事務所もありますので、まずは一度相談してみてはいかがでしょうか。
闇金のよくある質問
闇金問題に詳しい弁護士や司法書士へ相談することをおすすめします。
暴力行為などがあれば、同時に警察へ被害届を出すのも効果的です。
警察は「民事不介入」によって、原則個人間の金銭問題には介入できないのです。
そのため、暴力や脅迫行為がない場合は対応してもらえないケースもあります。
闇金問題を取り扱っている弁護士や司法書士へ相談することをおすすめします。
街金は中小の消費者金融のことで、闇金は貸金業登録をせずに違法に貸付けをおこなう存在のことです。
街金は合法的な貸金業者ですが、闇金は違法に貸金業務をおこなっているため、借入をするのは危険です。
基本的に闇金は任意整理には応じないでしょう。
闇金問題を解決するには、弁護士や司法書士に依頼して闇金との関係を断ち切ることをおすすめします。
自己破産をすると、官報に氏名や住所が載ります。
闇金は、自己破産直後でお金に困っている人をターゲットに貸付のDMや電話をするのです。
絶対に応じないようにしましょう。

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