借金がバレる主な原因は?家族にバレたときの適切な対応と併せて解説

借金をしているのですが、家族や職場にバレないか不安です。借金がバレないようにするには、どうすればよいですか?


借金をバレないようにするためには、借入時にカードレスにしたり、郵便物を送付しないよう申し込んだりするとよいでしょう。後は、支払いを滞納せず、なるべく早く完済することが大切です。
すでに返済が苦しく、いつ滞納してしまうかわからない状況なのですが・・・。


それなら、「債務整理」で借金の減額や免除することをおすすめします。債務整理も基本的には内緒で手続きできるので、周囲に借金をバラさず借金問題を解決できます。
「借金が家族や職場にバレてしまわないか」と、不安を抱えている人は少なくありません。
借金を誰にもバレないようにするには、キャッシング用のカードや借入先からの郵便物、督促の電話など、「借金の証拠」をいかに周囲から隠すかが大切です。加えて、滞納を一切せず、できれば早めに完済することが、借金をバレないようにする最大のコツといえます。
借金の返済ができなくなると、借入先から督促の連絡が来るため、周囲に隠すのが難しくなってきます。そのため、返済が苦しくなったら「債務整理」による借金の減額・免除も検討しましょう。
弁護士や司法書士に依頼すれば、債務整理の手続きを進めてもらえるだけでなく、借入先とのやり取りもすべて仲介してもらえます。借入先は債務者やその周囲に直接連絡を取れなくなるので、バレずに借金問題を解決することも可能です。
まずは借金減額シミュレーターを使って、債務整理でどれくらい借金を減らせるのか調べてみましょう。下記のシミュレーターでは、簡単な情報を入力するだけで弁護士事務所から減額幅を教えてもらえるので、ぜひ活用してみてください。

- 借金をバレないようにするためには、「カードレスでの借入」や「借入先からの郵便物をなくすこと」などが重要。
- 返済が困難な状況なら「債務整理」で借金問題を解決するとよい。
- もしバレてしまってら言い訳せず前向きに返済計画を立てることが大切。
家族やパートナーに借金がバレる主な原因3つ
家族やパートナーに借金がバレる原因としては、次の3つが代表的です。
- ローンカードや郵便物によってバレる
- 借入先からの督促でバレる
- 通帳やATM明細書を見られてバレる
一緒に暮らしている分、証拠が見つかってバレる可能性は高くなります。これらの原因でバレないよう、常に注意しましょう。
1.ローンカードや郵便物によってバレる
先にも解説しましたが、ローンカードや郵便物を見られることにより借金がバレるケースがよくあります。カードレス業者の利用や、Web完結のサービスを利用して回避しましょう。
万が一郵便物が見つかっても、内容によっては借金を隠し通せるかもしれません。たとえば、キャンペーン案内であれば「過去に借りことがあるから今も案内が届く」と言うことで、相手の追及を避けられる可能性があります。
2.借入先からの督促でバレる
返済を滞納していると、債権者から督促の電話や督促状が来ます。滞納期間が長いと、債権者側も「本人以外に借金のことを教えない」という配慮をしなくなる恐れがあるため、督促が来るのは避けなければいけません。
督促を避けるためには、滞納せず、支払日にきっちり返済しましょう。予定通りに返済していれば、債権者からの督促はありません。
支払いを忘れてしまった場合は、なるべく早く連絡を取り、いつまでに返済できるか伝えましょう。滞納を放置せず、返済意思を伝えることが大切です。
3.通帳やATM明細書を見られてバレる
通帳の入出金履歴や、ATM利用時の明細書を見られることでバレてしまうケースもあります。
通帳の入出金履歴については、借入金の受け取りに口座振替を使わないことや、通帳の不要なネットバンクを利用することで対策できます。
ATM明細書については、明細書を発行しないようにするか、外で処分して家に持ち帰らないようにしましょう。
職場に借金がバレることはある?
家族やパートナーと違い、職場に借金がバレる可能性はほとんどありません。債権者からの連絡は携帯電話や自宅が優先されますし、郵便物も自宅に送られるのが基本だからです。
しかし、全くバレないというわけでもありません。事情によっては、職場に借金が発覚してしまう恐れもあります。
職場にバレる・バレないの境界線がどこにあるのか、詳しく見ていきましょう。
滞納しない限りバレることはない
先述した通り、債権者からの連絡は携帯電話や自宅にかかってきますし、郵便物も自宅に送られてきます。
「滞納が続いており、電話も督促状も無視している」といった事情がない限り、勤務先に電話もしくは訪問されることはないでしょう。
また、やむを得ず連絡をする場合、借金については伏せる形で問い合わせが来ます。たとえば、消費者金融なら会社名も本人以外には伝えないように電話してきます。
ただし、電話対応をした人の勘が鋭かったりなどで、借金を疑われる可能性はゼロではありません。万が一にもバレないためには、滞納しないことが何より大切です。
「在籍確認」でバレることも基本的にない
「契約時に在籍確認をされたら職場にバレるのでは?」と思う人もいるでしょう。確かに、最初の契約時、在籍確認で職場に電話がかけられます。
しかし、消費者金融などが在籍確認を行うときは、「会社名を名乗らず個人名を使う」「会社の固定電話ではなく携帯電話を使う」など、職場にバレないよう工夫します。そのため、在籍確認で借金がバレることは基本的にありません。
どうしても不安であれば、在籍確認で電話をしない消費者金融を使いましょう。たとえば、アイフルは「原則として在籍確認で電話しない」と明言しています。
Q.申込みの時に、自宅や勤務先(在籍確認)へ確認の電話がかかってくるのですか?
お申込みの際に自宅・勤務先へのご連絡は行っておりません。
在籍確認が必要な場合でも、お客様の同意をいただかない限り実施いたしません。引用元:アイフル「よくあるご質問」
他の金融業者も、コールセンターで直接相談することで、電話以外の在籍確認(社員証のコピー提出など)に対応してもらえる場合があります。
「給与差し押さえ」になると確実にバレるので注意
確実に借金がバレる状況として、「給与の差し押さえ」が挙げられます。
返済を滞納し続けていると、債権者は法的手続きに移行し、裁判所の審議・決定をもって給与の差し押さえを実行します。差し押さえになった場合、裁判所から勤務先へ直接連絡されるため、借金の存在は確実にバレてしまうのです。
給与が差し押さえられると、借金がバレるどころか日々の生活も苦しくなります。差し押さえが決定するまでには各種通知が送付されるので、それらの通知が来たら一刻もはやく弁護士などへ相談しましょう。
給与差し押さえのリスクや流れについては、下記の関連記事も参考にしてください。
借金がバレないようにするための対策
借金がバレないようにする対策としては、次の4つが挙げられます。
- カードレスで借入を行う
- 郵便物の送付がないようにしておく
- 債権者からの電話は必ず出る
- 借金がバレないうちに早期完済する
いかに証拠を隠すかと、バレない内に完済することが重要です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
カードレスで借入を行う
銀行や消費者金融で借り入れる場合、ローンカードが発行されます。ローンカードを家族や同僚などに見られることで、借金がバレるかもしれません。
そこで、カードの発行がなく、Webやアプリで借り入れられる業者を選びましょう。例を挙げると、次の業者はカードレスで借入が可能です。
- プロミス
- アコム
- アイフル
- レイクALSA
- SMBCモビット
- 三井住友カード カードローン(振込専用)
また、銀行のATM操作に使うキャッシュカードと兼用であれば、仮に見られても借金がバレることはないでしょう。同じ理由で、クレジットカードのキャッシング枠を使うという方法もあります。
郵便物の送付がないようにしておく
家に送られてきた契約書類や利用明細が家族に見つかり、借金がバレてしまうパターンもあります。これを防ぐためには、郵便物の送付がないようにしておきましょう。
なお、家に届くことが多い郵便物は主に以下の4つです。
- 契約書類
- 明細書
- 増額の案内
- カードローンのキャンペーン案内
契約書類については、Web完結で申し込んだり、自動契約機を利用することにより、郵送物なしにできるローンがあります。例としては、次のような業者が挙げられます。
- プロミス
- アコム
- アイフル
- レイクALSA
- SMBCモビット
- 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
利用明細の発行は、Web明細サービスを利用するようにしましょう。契約時にWeb明細サービスを選択していない場合、早めに切り替えることが大切です。
増額の案内やキャンペーン案内については、自分で送付をストップできない場合があります。コールセンターに直接問い合わせ、案内が届かないようにできないか聞いてみましょう。
債権者からの電話は必ず出る
通常、債権者の電話によって借金がバレることはありません。原則として本人にしか電話をかけませんし、仮に家族や職場につながっても「金融業者であること」は伏せて問い合わせます。
しかし、どうしても本人と連絡が取れない場合、債権者の配慮がなくなる恐れもあります。支払い遅延や滞納に関する連絡であれば、債権者もなるべく早く状況確認をする必要があるためです。
電話から借金がバレる可能性をゼロにするため、債権者からの電話は必ず出るようにしましょう。すぐに出られなかった場合も、なるべく早くかけ直すことが大切です。
借金がバレないうちに早期完済する
借金がバレたくないのであれば、バレない内に完済してしまうのが最もシンプルな解決策です。
借金を早期完済するためには、月々の返済額を高く設定するか、こまめに繰り上げ返済をしましょう。ボーナスや臨時収入があったときは、特にまとめて返済するチャンスです。
定期収入だけだと返済額を増やせないのであれば、副業も検討してみましょう。少しずつでも元金を減らせば月々の利息も少なくなるので、返済期間を短縮できます。
誰にもバレずに借金問題を解決するなら「債務整理」を利用しよう
返済が苦しく、借金を隠すことがつらくなってきた場合、「債務整理」で借金を減額・免除することをおすすめします
債務整理は国が整備した借金救済制度で、借金を減らしたり帳消しにできたりします。
いくつかのデメリットもありますが、家族や職場に知られずに手続きをすることも可能なので、生活再建の見通しが立たないときは利用を検討してみましょう
債務整理の方法は3種類
債務整理には、手続き方法に3つの種類があります。
- 利息をカットし返済期間を短縮する「任意整理」
- 残債を0にする「自己破産」
- 残債を最大1/10に減らす「個人再生」
それぞれメリット・デメリットが異なるため、自分の状況に適したものを選びましょう。
利息をカットし返済期間を短縮する「任意整理」
任意整理とは、「これから発生する利息」や「遅延損害金」をなくし、残っている元金のみ返済していく手続きです。3~5年で残りの元金を完済できるよう、分割払いを行います。
任意整理は債権者との直接交渉を行い、裁判所での手続きは不要なので、他の債務整理よりバレにくいというメリットがあります。
一方、デメリットとしてはおおむね5年間、信用情報信用情報とは?
個人の収入や属性、借入や返済履歴などの情報。国の認定を受けた信用情報機関が管理しており、金融業者などは審査の際に情報を照会する。に事故情報(債務整理の履歴)が登録されます。事故情報があるうちは新規借入やクレジットカードの作成・利用などができません。
手続きにはおおむね3~6カ月程度かかり、費用は弁護士だと借入先1社につき4〜7万円程度、司法書士だと借入先1社につき2〜5万円程度が相場です(分割や後払いできるのが一般的)。
下記の関連記事では、より具体的なシミュレーションなどを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
残債を0にする「自己破産」
自己破産は、残っている借金の返済義務をすべて免除してもらう手続きです。裁判所に申し立てて行います。
借金の金額に決まりはなく、数十万円ほどから1億円以上まで、金額に関係なく利用できるのがメリットです。
一方、主なデメリットとして下記が挙げられます。
- 現金および価値が20万円以上の財産はすべて処分(現金の一部や衣服・家具などは残せる)
- おおむね10年間、信用情報に事故情報が登録される
- 債務が連帯保証人に請求される
- 手続きが完了するまで職業・資格や移動が制限される。また、郵便物が破産管財人に転送される
また、官報という国の機関紙に情報が掲載されます。官報を閲覧するのは行政担当者や金融業者などごく一部なので、家族や職場にバレる可能性は低いですが、完全には秘密にできません。
手続き期間は3ヶ月程度から、1年以上かかることもあります。費用はおおむね30万円~80万円ほどで、任意整理と同じように分割や後払いが可能です。
より詳しい仕組みを知りたい場合は、下記に関連記事もご覧ください。
残債を最大1/10に減らす「個人再生」
個人再生は、借金の残債を最大1/10まで減らす手続きです。残った分は3~5年で返済していきます。
メリットとして、住宅ローンを支払っている家を、「住宅ローン特則住宅ローン特則とは?
住宅ローンを個人再生の対象から外し、従来通りの返済を継続する特則。」を利用することで残せることが挙げられます。借金を大幅に減らしつつ、今の自宅に住み続けられます。
一方、デメリットには以下のものがあります。
- 財産の強制処分はないが、残す財産が多いほど返済する金額が増える
- 5~10年間ほど、信用情報に事故情報が登録される
- 債務が連帯保証人に請求される
- 利用要件が厳格で、手続きが複雑
また、自己破産と同じように、官報に掲載される点も覚えておきましょう。
手続きに必要な期間はおおむね6ヶ月ほど、費用は50万~60万円程度かかります(分割・後払い可)。
個人再生については、下記の関連記事もでも詳しく解説しています。
債務整理は弁護士や司法書士に相談するのが一般的
債務整理は企業との交渉や法的手続きが必要なので、個人で手続きを行うのは現実的ではありません。そのため、弁護士もしくは司法書士に依頼することになります。
弁護士や司法書士に依頼すると、各種手続きの代行だけでなく、手続き中の取り立てストップや債権者の対応もしてもらえます。弁護士・司法書士に債務整理を依頼したときから、債権者とのやり取りが一切なくなるのです。
なお、司法書士のほうが費用相場は安いのですが、対応できる案件が「1社あたり140万円までの借金」に限られます。借金の金額で、それぞれ使い分けましょう。
「債務整理をすべきかどうかわからない」という場合も、まずは無料相談でアドバイスしてもらうことをおすすめします。弁護士や司法書士には守秘義務があるので、安心して相談してみましょう。
直接相談に行くのが不安であれば、下記の借金減額シミュレーターもぜひ活用してください。
家族に借金がバレたときの対処法
家族に借金がバレたときには、必ず最初に謝罪をしつつ反省の態度を示しましょう。
そのうえで、何のためにした借金なのかや、借入残高がどれくらいあり、いつ頃完済できそうなのかなどを説明してください。
また、借金のせいで家族に迷惑をかけないことを約束すれば、家族も安心できるでしょう。
まずは必ず真摯な姿勢で謝ることが大切
借金がバレたら家族に怒られるのが嫌だと思う人がほとんどでしょうが、まずは家族の怒りを収めて、話し合いをするためにもきちんと謝罪しましょう。
相手が怒り続けたままだと借金をした理由はおろか、今後の借金の返済についても相談することができません。
お金を借りていることも家族が怒る原因ではあるものの、それよりも内緒にしていたことが許せないというご家族は多いです。
つまり、お金を返せばそれで済むという問題ではないので、勘違いしないように気を付けてください。
たとえ完済が近い場合でも、絶対に「もう返し終わるから良いだろう」というような言動をしてはいけません。
借金の金額が多かろうが少なかろうが、家族に相談もせず勝手にお金を借りたことをしっかり謝るようにしてください。
現在の借入残高や完済できる目途について説明する
家族にきちんと謝罪をしたら、次はどれだけの金額を借りて、現在いくらの借金が残っているのかを説明しましょう。
家族にとってはお金を借りた理由も気になるところではありますが、それよりもいくら借金が残っていて、いつまで返済しなければならないのかが一番知りたいはずです。
それもそのはず、借金の残金や月々の支払金額によっては今後の生活に支障が出てしまう危険もあるからです。
お金を借りた事実は覆りませんから、その借金がいつなくなるのかを把握しておきたいと考えるのは当然でしょう。
自分の収入やお小遣いで返済していくことを明確に伝える
借金がバレたあとに家族が恐れるのは、借金の返済によって現状の生活が維持できなくなることです。
たとえば家計を配偶者が管理していて、生活費から返済をしなければならないとなれば食費や交際費などを削らなくてはいけません。
自分がした借金でもないのに、我慢を強いられるとなれば不満に思うはずです。
一方、借金がバレたとしても自分の収入やお小遣いで支払うので、家族には絶対迷惑をかけないと約束すれば安心してもらえます。
もしかすると「そういった気持ちを持ってくれているなら、家族みんなで協力するから生活費を工面して早く返済しよう」と申し出てくれる可能性もありますよ。
言い訳ばかりで反省の態度を示さないのは絶対にダメ
借金がバレたときに言い訳するのはおすすめできません。その理由は、借金を隠したことはどういった理由があっても納得してもらえない可能性が高いからです。また関係によっては言い訳することでさらに揉める可能性があります。
では、バレたときにはどういった対応をするといいのでしょうか?
まずは借金があることと隠していたことについて、素直に謝罪することが重要です。謝罪をせずに理由などの説明をはじめてしまうと謝罪しても受け入れてもらえない可能性が高まります。真っ先に自分の非を認めることが最適です。
それから借金ができた理由についてなぜ必要だったかを説明します。このときに嘘をつくのもおすすめしません。確かに「家族のことを考えて隠してしまった」など、嘘をつく内容によっては許してもらえる可能性があります。しかし嘘がバレると失った信頼を取り戻すことができません。そのため、バレた場合は嘘をつかずに謝罪をして、本当の理由を説明するようにしてください。
どうしても言い訳をしないといけない場合の伝え方
前述した通り、言い訳や嘘はおすすめできません。とはいえ、正直に言うのがはばかる理由もあると思います。
そのような場合は、以下のよう伝え方を工夫しましょう。
- 急な出費が必要で借金をした
- 生活費が足りないから借金をした
ただし、どういった弁明をする場合でも「まず隠していたことを謝る」ことや「とにかく誠実に対応する」ことは重要になります。どのような経緯でも、必ず謝罪することを忘れないようにしましょう。
急な出費が必要で借金をした
急な出費が必要で借金をしたケースは許してもらえる可能性が高いです。例えば友人の結婚が続いて祝儀が必要だった場合や、会社の経費をたてかえてお金がなくなったケースなどが挙げられます。
ただし、この伝え方は、家計を共にしている夫婦の場合には使用しにくいでしょう。なぜなら同じ財布で生活をしているため、必要な理由を伝えたらお金を渡してもらえた可能性が高いからです。
まだ恋人関係である場合や、夫婦であっても家計を別にしている場合に使える弁明方法です。
生活費が足りないから借金をした
給与や収入が少なくて生活費が足りないから家族に黙って借金をしたというケースも許してもらえる可能性が高いです。生活費が足りないことを家族に相談できずに借金で補填するというケースは良くあります。さらに家族のためにやったことでもあるため、責めにくいことも理由です。そのため心配をかけたくなくて借金をしたことを伝えると、より許されやすくなります。
ただし生活費が足りていないために借金をしたと弁明する場合は、生活費の管理をしていることと生活費の内訳が説明できることが重要です。生活費を管理していないと、そもそも嘘であることがすぐに分かりますし、内訳を説明できないと怪しまれます。
返済計画を伝えるのが重要
謝罪とともに借金額や返済計画について説明することが重要です。例えば借金をしていても、自分のお小遣いの範囲で返済できる場合や親のお金を借りて返済できるなど、問題なく返済が可能なら許してもらえる可能性が高くなります。
一方で借金の返済目処が立っていない場合は、債務整理を検討していると伝えてください。債務整理を行うことで、借金の減額や免除が可能です。
まとめ
キャッシングやカードローンなど少額な借金の場合には、郵便物が来ないようにするなどの工夫で、バレないようにすることが可能です。
ただし、一番良い解決方法は借金を早く完済することです。「返済が苦しい」「完済の目処が立たない」といった場合は、債務整理で借金を減額・免除することも検討しましょう。
内緒で借金を抱えていると、精神的に大きなストレスがかかります。なるべく早く借金問題を解決し、前向きに生活できるようにすることをおすすめします。
秘密にしている借金のよくある質問
任意整理がおすすめです。法律事務所と債権者、そしてあなたとの間で内々におこなう手続きなので、同居している家族であっても秘密で解決できます。
基本的に債務整理で借金を解決しても会社にバレることはありません。ただし自己破産・個人再生をする場合は、退職金見込額証明書を会社から発行してもらう必要があることもあります。ただし、法律事務所へ相談すればバレずに発行してもらう方法もアドバイスしてもらえるので安心してください。
正直、借金を秘密にしておくのはおすすめできません。生活を共にしている場合、借金を隠し続けるのは難しいですし、結婚後に借金を知られて離婚原因になる可能性があります。
住宅ローンを組む場合には、年収に対する借金の割合が重要視されるため、借金があることで住宅ローンの審査の可否や上限金額が変わってきます。実際に多くの銀行で借金の返済負担率が年収の30%以下でないと、審査が通らず住宅ローンが組めません。
借金は返済できないと自宅に督促の電話がかかってきたり、督促状が送られてくることが多く、家族にバレるリスクが一気に高まります。また、利息や延滞損害金などによって借金額が増えていきますので、そうなる前に弁護士へ任意整理を依頼し、解決することをおすすめします。

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