闇金の自宅への取り立てをやめさせる効果的な対処法について

闇金の取り立てが厳しく、自宅や会社にまでくる場合があります。こんな時はどうしたらいいのでしょうか?


自宅に来ても絶対にドアを開けないでください。開けてしまえばさらなるトラブルに発展する可能性もあります。もしあなたの所有物や体に被害が加わるようなら警察にすぐ通報してください。
わかりました。警察なら闇金に対応してもらえるんですね。


ただし、警察が対応してくれるのはあくまで自宅への激しい督促に対してなので、その場で帰るよう注意する程度で終わることが多いです。その場は収まりますが根本的な問題は解決しません。根本的に解決するには弁護士や司法書士に相談し闇金と完全に手を切ることが大切です。
闇金がもし自宅に督促に来たとしても絶対にドアを開けて対応してはいけません。
また、自宅への督促がなかったとしても、闇金問題を根本から解決しなければ、鳴りやまない督促電話や家族、職場への督促などしつこい督促が止むことはありません。
闇金の督促から逃れるためには、弁護士や司法書士に相談し闇金との関係を完全に断つことが重要です。
弁護士や司法書士であれば、即座に督促を止め、闇金と手を切ることが可能です。まずは相談して一刻も早く督促電話をとめてもらいましょう。

- 闇金の督促は自宅や会社に来ることもある。
- 自宅に督促が来ても絶対に玄関をあけないこと。さらなるトラブルに発展する可能性もある。
- 法律的な知識がある、腕っぷしには自信があるなどの場合でも自分では決して対応しようとしないこと。
- 自宅まで督促が来ないとしても家族や職場なども巻き込んで執拗な督促は続く。
- 闇金からの取立を止めるには弁護士や司法書士への相談が最善策。弁護士や司法書士への依頼でその日に督促を止められる可能性がある。
- 闇金問題を解決するためには闇金利用の根本的な原因となった借金問題も解決すること。
闇金が自宅に取り立てに来た場合の効果的な対処法4つ
闇金が直接取り立てに来た場合、以下4つを必ず守るようにしてください。
- もし自宅に来ても、絶対に玄関を開けない
- 威圧的な態度に恐怖を覚えたら警察を呼ぶ
- 自分で対応はしない
- 今後訴訟することを見据え、証拠は残しておく
①もし自宅に来ても、絶対に玄関を開けない
もし闇金が自宅まで督促に来たとしても、決して玄関を開けてはいけません。
闇金が自宅にまで督促にくると玄関前で怒鳴りちらしたり、ドアを激しくノックしたりと威圧的な行動をされることも多く、周りの目も気になるからと開けてしまいたくなりますが絶対にダメです。
闇金は警察の介入を一番嫌がるため、直接的な危害を加える可能性は低いですが絶対にしないという保証はどこにもありません。
それに自宅に招き入れてしまえば、暴力などの危害に及ばなかったとしても居座られて帰ってもらえないなどトラブルに発展してしまう可能性もあります。
②威圧的な態度に恐怖を覚えたら警察を呼ぶ
自宅に取立にきて威圧的な言動や恐怖を覚えるような行動をされた場合は迷うことなく警察を呼びましょう。
早朝や深夜など法律で禁止されている時間の督促も同じです。
警察は原則民事不介入のため、借金問題の解決はできず通常の督促程度では対応できません。しかし、脅迫まがいの言動や威圧的な態度など刑事事件に発展する可能性があると判断されれば、現場まできて帰るように指示してもらえます。
闇金もさすがに警察が現場までくればそれ以上の介入を嫌がるため素直に従うことが多く、その場は収まるでしょう。
③自分で対応しない
闇金が自宅まで来た場合絶対に自分で対応してはいけません。
なかには、法律の知識があるから自身で交渉しようと考える人もいるかもしれませんが、うまくいきません。多少法律の知識があったとしても、一般の方には弁護士や司法書士などと違い法的な権力はありません。
弁護士や司法書士が闇金と交渉を進められるのは法的な権力があり、トラブルに発展した場合に警察を動かすことができることを闇金も知っているからです。
そこまでの権力がない一般人が交渉しようとしても、闇金は簡単に引き下がらないことのほうが多いです。
また腕っぷしに自信があっても抵抗するのはやめましょう。相手が丸腰とは限らず、武器等を持ち込んできたらひとたまりもありません。
仮に勝てたとしても、逆に自分に暴行容疑がかかってしまい、被害者なのに加害者側になってしまいます。
④嫌がらせの証拠は残しておく
闇金が自宅まで来た場合、刑事事件に発展した場合や訴訟を行う場合に備えて証拠を残しておくといいでしょう。
証拠はどんなことでも構わないので、残しておくことが重要です。自宅に貼られた督促の張り紙や、督促の話をした時の録音など些細なものでかまわないのですべて残しておきましょう。
闇金の取りたてを止めたい・・・そんな時は弁護士や司法書士に相談すべき
闇金の自宅や職場への取立を辞めさせるには弁護士や司法書士に相談することがベストです。弁護士や司法書士であれば闇金問題に確実に対応してもらえ、闇金と完全に手を切ることができます。
弁護士や司法書士への依頼で督促はその日のうちに止められる
闇金の厳しい督促は弁護士や司法書士に依頼することで最短で即日止めることも可能です。
弁護士や司法書士に依頼した場合、まず闇金に対して受任通知を送付します。この受任通知は債務者から依頼を受けて闇金問題に介入すること、弁護士や司法書士が手続きに関する代理人となることを通知するものです。
この通知を受け取った闇金は以降、利用者に直接督促を行うことが禁止されます。
ただ闇金の場合は住所すらわからない場合も多いですから、電話によって受任したことの通知と受任通知の送付先を聞き取るケースが多くなっています。
そうはいっても闇金は違法業者だからそんなルールに従わないのでは?と思うかもしれません。しかし弁護士や司法書士が介入してきた時点で交渉に応じなかったり、ルールを守らず督促を行ったりすれば警察の介入を招くことを闇金は知っています。そのため、弁護士や司法書士が介入した時点で素直に交渉に応じるケースが多いと考えられます。
これまでに支払った違法な利息なども取り返せる可能性がある
そもそも闇金の借金は法的に返済の必要がないことを認められています。これは利息部分だけでなく元本部分も同様です。
闇金の貸付は法に定められた上限を大きく超える利息を得ることを目的に貸し付けされているため、そもそも貸付の契約自体が無効となるのです。
弁護士や司法書士に相談することで督促を止めるだけではなく、これまでに返済したお金についても希望すれば返還の交渉をしてもらうことが可能です。
ただし闇金は警察からの摘発を逃れるために支払われたお金はこまめに口座からおろしていることがほとんどで、返還される可能性は非常に低いことは覚えておきましょう。
闇金を切り口に根本的な借金問題の解決にもなる
闇金を利用している方の多くが、もともとは一般の貸金業者から借金をしていて返済に苦しんだ結果、闇金に頼らざるを得なくなり利用してしているのではないでしょうか。
仮に現時点で闇金の督促を止められたとしても、闇金を利用する根本的な原因となった借金問題を解決しない限りは、いずれまた闇金を利用することになってしまいかねません。
弁護士や司法書士であれば根本原因となっている借金問題も債務整理という方法で一緒に解決してもらえます。
なお、債務整理は複数の手続きがあり、借金の金額や資産の状況などにより選択すべき最適な手続きが異なるため、弁護士や司法書士からアドバイスを受けながら着実に進めることをおすすめします。
家族にバレずに借金問題を解決したい場合は任意整理
任意整理は債権者(お金を貸した人)に対して個別に交渉し、返済額や返済期間などの返済条件を緩める手続きです。
個別に交渉することになるため、返済条件や負担を軽減したい債権者に絞って交渉することが可能です。また弁護士や司法書士に依頼すれば、資料の準備や交渉はほとんど任せられるため、自分で動くことは少なく家族にバレにくいことも特徴です。
ただし任意整理するとブラックリストに掲載され、手続き後一定期間は新規借入ができない、クレジットカードが作れないなどのデメリットがあることも覚えておきましょう。
詳しくは以下の記事でご紹介しているので参考にしてください。
安定した収入があり、自宅を残して借金を減額したい場合は個人再生
個人再生は住宅ローンなどの自宅がある場合や借金総額が高額な場合におすすめの債務整理手続きです。個人再生手続きでは借金総額を概ね5分の1程度にまで減額し、残りを原則3年で返済していくことができます。また住宅ローンの残る自宅を所有している場合「住宅ローン特則」という制度を利用することで自宅を処分せずに減額を受けられる可能性があります。
個人再生手続きは手続き後に残りの借金を返済していく必要があるため、安定した収入がないと利用できない制度ですが借金を大幅に減額できるため、大幅に返済負担を減らすことができる点が特徴です。
ただし、個人再生を認めてもらうには多くの書類を提出する必要があり、同一世帯の同居人の収入に関する資料も必要となるため家族に内緒で手続きを進めるのはかなり難しいでしょう。また他の債務整理手続き同様、ブラックリストに掲載され、新たな借入ができない点などはデメリットです。
詳しくは以下の記事でご紹介しているので参考にしてください。
定期的な収入がない、これ以上返済できない場合は自己破産
他の債務整理手続きが利用できない場合や返済が難しい場合は自己破産を選択することになります。
自己破産は借金を返済できないことを裁判所に認めてもらい、借金全額の返済を免除してもらう手続きです。
もちろん認めてもらうには条件があり、「免責不許可事由」といってギャンブルや浪費など借金の原因が自己破産を認めるに値しないと定められている理由の場合は利用できません。他にも所有する資産は少額なものを除き処分しなければならない、手続き中は警備員や保険外交員など特定の職業に就業できないなどのデメリットも多くあるため、手続きの際は確認しておくようにしましょう。
詳しくは以下の記事でご紹介しているので参考にしてください。
そもそも闇金の取立は会社や自宅にもくるのか?
結論から言うと、闇金の取立は会社や自宅に来ることもあります。
闇金からの借金の返済が延滞するとまずは電話での執拗な督促が行われます。電話での督促でも延滞が解消されない場合、闇金はあらゆる手段で返済を迫ってきます。
家族や職場などへの督促電話や嫌がらせなど自分だけでなく周囲にも影響が広がっていくのです。もちろん利用者への督促はさらにエスカレートし、自宅へ取立にくることも場合によってはあり得ます。
自宅や会社にくるケースも稀ではあるが存在する
闇金が自宅まで督促にくるケースは以前に比べて少なくはなっています。
闇金は警察が介入してくることを最も嫌がります。闇金は自分たちが違法なことをしていることをわかっているので、警察の介入により摘発につながると営業できなくなる恐れがあるからです。
そのため、自宅に訪問し厳しい督促をすることで警察が現場に来てしまいやすい環境を作ることがないようにしているのです。
また最近の闇金は携帯電話やSNSのみで貸付していることも多く、自宅へ訪問することで顔がバレてしまうことを避けたいという理由もあります。
だからといって絶対に自宅へ来ないかというとそういうわけではありません。警察の介入などお構いなしで自宅や会社に取り立ててくる闇金も中にはあります。
とくに、多額の貸付を行っている場合や、一度も返済をしない利用者などの場合には自宅への督促など強硬な手段にでてもおかしくありません。
会社にくることは少ない?
闇金は借入の際に職場の連絡先を聞き出すことも多く、延滞すると会社にも取立にくるのではないかと不安になる方も多いのではないでしょうか。しかし、会社への取立については自宅への取立に比べると少ないのが現実です。
会社の場合は監視カメラが設置されていることも多く、顔が映ることによって逮捕されるリスクもあがります。さらに会社に訪問して督促することで会社から迷惑行為で訴えられる可能性もあるため、リスクを冒してまで訪問しないことが多いです。
電話などで執拗な督促は続く
闇金が自宅まで督促にくることは少なくなっていますが、電話など他の方法で執拗な督促は続きます。
具体的には以下のような方法が考えられます。
- 一日中続く督促電話
- 職場や親族、友人への取立
- 自分や周囲への嫌がらせ行為
1日中続く督促電話
闇金への返済が滞るとまず始まるのが一日中続く闇金からの督促電話です。
エスカレートすると携帯を使うことが難しくなるほど督促電話がかかってくる場合もあります。携帯電話は今やほとんどの人が常に持ち歩いています。他の人との連絡手段となっているので手放すのは難しく、一日中なる督促電話に精神的な負担を強いられる方も多いのです。
仮に電話番号をブロックしたとしても、闇金は複数の電話番号をもっているため、次から次に違う番号から督促電話をかけてくるので、逃れるのも難しいのが現実です。
職場や親族、友人にも取立を行う
自分への督促電話を無視したり、返済せず放置していたりすると闇金は自分だけでなく職場や家族、友人へも取立てを行います。
職場への督促電話や会社の人への高圧的な言動、何十枚もの督促FAXなど職場であっても容赦はありません。職場への督促で闇金を利用していることがばれてしまい、職場との関係が悪化したり退職を余儀なくされたりすることも珍しくありません。
また家族にも本人と同様に督促や嫌がらせを行うケースもあります。家族や友人にも1日何度も督促電話をかけ、高圧的な言葉で返済を迫るため、多大な迷惑をかけてしまうでしょう。
嫌がらせ行為に発展することも
返済を放置していると督促だけでなく嫌がらせ行為に発展することも少なくありません。
例えば自宅に救急車を呼ばれたり、デリバリー風俗を呼ばれたりします。1度であればいいですが、何度も頼まれると料金を請求されることもあるかもしれません。
また最近だとSNSなどで利用者の個人情報を公開するなどの嫌がらせもあり得ます。自分のプライバシー情報が公開されることで、第三者からの嫌がらせなどのトラブルに発展してしまいかねません。
まとめ
闇金は、ときに自宅まで取立に来ることがあります。また、自宅まで来なかったとしても、家族や職場などを巻き込んで執拗な督促をおこなう可能性があります。
弁護士や司法書士に依頼することでこれらのリスクを無くし、督促を止めることが可能です。また督促を止めるだけでなく闇金との関係を断ち、闇金利用の原因となった借金問題についても解決に向けてアドバイスしてもらうことができます。
闇金問題は督促がエスカレートする前にできるだけ早く関係を断ち切ることが何よりも重要です。弁護士や司法書士であれば状況に合わせて適切なアドバイスと対応が可能ですので、闇金からの督促でお困りの方は気軽に相談してみてください。
闇金の取り立てに関するよくある質問
弁護士や司法書士へ相談しましょう。弁護士や司法書士へ依頼することで督促はその日のうちに止められますし、これまでに支払った違法な利息なども取り返せる可能性があります。
闇金が自宅まで督促にくるケースは以前に比べて少なくはなっています。その理由は、自宅に訪問し厳しい督促をすることで警察が現場に来てしまいやすくなったり、顔がバレてしまうリスクを避けたいためです。ただし、多額の貸付をおこなっている場合や、一度も返済をしない利用者などの場合には、警察の介入などお構いなしで自宅や会社まで取り立てにくる闇金も中にはいます。
会社の場合は監視カメラが設置されていることも多く、顔が映ることによって逮捕されるリスクもあがるため、リスクを冒してまで訪問しないことが多いです。ただし、自分への督促電話を無視したり、返済せず放置していたりすると、会社への督促電話や何十枚もの督促FAXなどが会社へ届く場合もあります。
そもそも闇金からの借金には法律上の返済義務がないので、延滞金も支払う必要はありません。
闇金は、以下のように周到な借り逃げ対策を講じています。
・借入をする本人だけでなく家族や職場の情報を聞き出す
・警察が介入できないギリギリのラインで嫌がらせ、プレッシャーをかけてくる
・引っ越し先などを特定できる裏のネットワークを持っている
・はじめは数万円しか貸付をしない
そのため、弁護士や司法書士等のプロの介入を挟まず闇金からの借入を借り逃げするのは、現実的には非常に困難といえます。

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