闇金のしつこい電話督促に有効な対処法は?今すぐ電話を止める方法について

闇金からしつこいくらいの督促の電話がかかってきます。どのように対処すればいいのでしょうか?


督促電話を止めるには弁護士や司法書士に相談し適切に対応してもらうことが最も有効です。放置をし続けると督促や嫌がらせがさらにエスカレートする可能性が高いので速やかに相談することをおすすめします。
警察への相談ではダメでしょうか?


警察は民事不介入の原則があるので、場合によっては対応できないこともあります。督促を止めたいのであれば弁護士や司法書士に相談することが有効となるでしょう。
闇金からのしつこい督促電話は弁護士や司法書士への相談で即日ストップすることが可能です。
弁護士や司法書士に依頼すれば、即座に闇金に対し弁護士や司法書士が代理人となることを通知します。
これにより、闇金からのしつこい督促電話はストップする可能性が高いのです。
この記事では、闇金からのしつこい電話督促に対する正しい対処法と、電話を今すぐストップできる方法についてお伝えします。

- 闇金からのしつこい督促電話は弁護士や司法書士に依頼することでストップできる可能性は高い。
- 警察は「民事不介入」が原則のため、借金問題には介入できず督促電話は止められない。
- 職場や家族などの周囲にも影響が及ぶ可能性があるため放置せず対応することが望ましい。
闇金からの督促電話に有効な対処法2つ
闇金からのしつこい電話督促への対処法として有効と考えられるのが、以下2つです。
- 電話に出て支払う気がないことを伝える
- 弁護士や司法書士に相談する
1.電話に出て支払う気がないことを伝える
まず1つ目は、闇金からの勧誘電話に出て支払いの意思がないことを伝えること。
これで督促が止まるとは考えにくいですが、支払う意思が一切ないことを伝えればしつこい電話督促の頻度が落ちる可能性はあります。
そもそも違法金利での貸付には返済義務はない
そもそもですが、違法な金利で貸付を行なっている闇金への返済義務はありません。これは最高裁でも判例が出ています(参考:金融庁「ヤミ金融業者に係る最高裁判決の概要について」)。
さらに、この判決では利息分だけでなく元金まで返済義務がないとされています。
つまり、闇金からの借り入れ分については一切返済する必要がないということ。
ちなみに、違法な貸付となる金利の線引きは、利息制限法及び出資法の上限金利である20%です。これを超えた場合は違法な貸付と言えます。
圧力に負けて支払う必要はない
おすすめできないのは、闇金の圧力に負けて利息の一部でも返済してしまうこと。
一部でも返済してしまうと「圧力をかければ回収できる見込みがある」と思われる可能性があり、督促が今後も継続してしまう可能性があります。
もし督促の電話がかかってきても支払う意思は一切ないという主張を貫くことが大切です。
2.弁護士や司法書士に相談する
2つ目は弁護士や司法書士に相談することですが、これがもっとも有効な手段と考えられます。
弁護士や司法書士であれば現在行われている貸付が違法であることを指摘し、場合によっては刑事告訴も視野に闇金に対峙できます。
闇金からすれば最悪逮捕される可能性もあるので、無理に督促はできなくなるというわけです。
督促を無視したり放置するのはNG!
いくら闇金に対しては返済義務がないとは言え、無視したり放置するのはおすすめできません。
なぜなら、さらに強い督促へとエスカレートする可能性があり、トラブルに発展する恐れがあるからです。
電話で連絡できない場合は家まで取立にくる
電話での督促を無視し続ければ、闇金は自宅に直接督促に来る場合もあります。
壁やドアを叩き大声で返済を迫ったり、何時間も家の前で居座ったりと嫌がらせ行為を受ける可能性があります。
違法行為が行われたらすぐ警察に相談!
ちなみに、以下は違法行為として刑事罰に問われる可能性があります。これらの行為が行われたらすぐに警察に通報するようにしてください。
罪状 | 主な条件 |
---|---|
脅迫罪 | 「返さないと殺す」など被害者を脅す |
恐喝罪 | 脅迫した上でお金を騙し取る |
業務妨害罪 | 被害者の勤務先へ何十回も電話する |
住居侵入・不退去罪 | 被害者の自宅へ取立てに出向く |
逮捕・監禁罪 | 車などに被害者を閉じ込める |
名誉毀損罪 | 被害者の悪口を周囲へ流布する |
家族や親族など周囲を巻き込んだ督促が行われる場合も
督促電話を無視し続けると、家族や兄弟、親族への督促が始まる場合もあります。
周囲にまで迷惑をかけたくないという人が多いでしょうから、こうしたやり方により精神的にストレスを感じてしまう場合もあるでしょう。
勤務先にも督促の電話がかかり職場にいづらくなる
闇金に勤務先の情報が知られていた場合、勤務先にも督促の電話がかかってきます。
毎日数えきれないほどの督促電話をかけ続けて会社の営業を妨害される可能性も否定できません。
この影響により職場にいづらくなる可能性も考えられます。
督促ではなく勧誘電話がかかってくるのはなぜ?個人情報の流出元は?
督促ではなく闇金から勧誘電話がきている方も中にはいらっしゃるかと思いますが、その場合はあなたの個人情報が闇金に知られている可能性があります。
例えば、以下のような心当たりがないでしょうか。
- 過去に闇金を利用したことがある
- 利用していないが融資を申し込んだことがある
- 自己破産・個人再生をしたことがある
- 懸賞サイトや出会い系サイトを利用したことがある
- FacebookやtwitterなどのSNSで接触してくる
①過去に闇金を利用したことがある
過去に闇金を利用したことがある場合、すでに完済していても勧誘の電話がかかってくる可能性があります。
闇金を過去に利用したことがある場合、利用者の個人情報が闇金に知られているケースが多いでしょう。
この際の個人情報は闇金間のネットワークに保管されており、利用していた闇金以外にも流れてしまうため、他の闇金から勧誘される可能性も高いです。
②闇金を利用していないが融資を申し込んだことがある
最終的に利用していなくとも、一度でも闇金へ融資を申し込んだ場合、勧誘される可能性があります。
融資を申し込んだ段階で名前や電話番号を記入させられている可能性が高いため、利用した場合と同様にその個人情報は闇金に利用されます。
一度は利用寸前までいった人物であれば、勧誘により利用につながる可能性が高いため、闇金も積極的に勧誘してくる可能性は高いです。
また借入直前まで進み、振込先の口座番号を教えてしまっている場合は「押し貸し」などの被害にあう可能性もあります。
口座番号を教えてしまっている場合はすみやかに口座を解約するなどしてトラブルを回避するようにしましょう。
③自己破産・個人再生をしたことがある
自己破産や個人再生をしたことがあると、手続き完了後に闇金業者から勧誘される可能性があります。
自己破産や個人再生など債務整理手続きをすると、その事実が官報に掲載されます。
また債務整理手続きをすると、一定期間は貸金業者から借入できなくなることを闇金は知っています。
つまり、何らかの理由で資金が必要な場合、闇金の利用者となる可能性が極めて高いです。
官報は誰でも閲覧できるので、利用者を探すために闇金は官報をこまめにチェックしています。
④偽の懸賞サイトや出会い系サイトなどにアクセスしたことがある
懸賞サイトやメールでくる懸賞当選メールなどへ個人情報を入力してしまうと、その個人情報が勧誘につながる可能性があります。
闇金は偽の懸賞サイトや懸賞当選メールなどで個人情報を集め、利用者の勧誘に利用しています。
また、出会い系サイトなどで近づき個人情報を得ようとする闇金も少なくありません。
身分が怪しい相手には、うかつに個人情報を教えない、入力しないなど慎重な対応を普段から心がけましょう。
⑤FacebookやtwitterなどのSNSで闇金と接触したことがある
最近ではほとんどの人がスマホを利用しており、何らかのSNSを利用しているため、SNSを利用して接触を図ってくる闇金もいます。
FacebookやtwitterなどのSNSは相手の個人情報を知らなくても接触できるため、DMなどで接触しその後個人情報を聞き出したり闇金の利用を促したりしてきます。
特に最近のSNSでは家族や職場などの個人情報を投稿している人が多く、闇金に交友関係なども把握されやすいため、闇金とのトラブルにもつながりやすいことが特徴です。
闇金の勧誘電話は無視してOK!正しい対処法4つ
もし闇金から勧誘の電話がかかってきた場合は以下の対応をとることをお勧めします。
- 着信拒否をする
- 電話番号を変更する
- 闇金に知られている銀行口座を口座解約する
これらの対策と並行して、弁護士や司法書士に相談して取り立てをストップしてもらいましょう。
①着信拒否をする
闇金の勧誘として一番多い手段が電話です。
一度断って引き下がるならいいですが、何度も電話をかけてくることがほとんどなので、一度勧誘があった電話番号は着信拒否するようにしましょう。
電話番号が知られていることでショートメールが送られてくることもありますが、こちらも返信してはいけません。徹底的に無視しましょう。
②電話番号を変更する
1つの闇金業者に電話番号が知られているということは、他の闇金業者にも電話番号が知られている、と考えた方がいいでしょう。
こういった「お金を借りてくれそうな人」の個人情報は裏で売買されており、いつ他の業者から勧誘がこないとも限りません。
いったん収まったとしてもいつまた勧誘がくるか分かりませんので、あまりにしつこく複数の業者から勧誘がくる場合は電話番号を変更しましょう。
③SNSのアカウントを削除する
FacebookやtwitterなどのSNSを通じて闇金業者から何度も勧誘がある場合は、思い切ってアカウントを削除した方がいいかもしれません。
SNSのアカウントはいくつでも作ることができてしまうため、1つのアカウントをブロックしてもまた新しいアカウントから勧誘が来てしまい、キリがありません。
またSNSでは闇金業者に交友関係などがバレやすく、お金に困っていることを広められたりしかねないため、トラブル防止のためにも削除しておくのが得策です。
④闇金に知られている銀行口座を口座解約する
闇金を過去に利用していた場合や借入直前に思いとどまった場合など、闇金に銀行口座を知られている場合はすぐ口座解約したほうがよいでしょう。
電話番号などと同様に口座番号などの情報も、闇金のネットワークの中で半永久的に保管されます。
闇金を利用する気がなくても、利用者の銀行口座へ勝手にお金を振り込み、返済を迫る「押し貸し」という手口を使う悪質な闇金も存在します。
口座番号を知られている場合、一度は督促電話が止まっても「押し貸し」の被害で別の闇金から狙われてしまう恐れがあります。
「押し貸し」を未然に防ぐためにも、電話番号やSNSアカウントだけでなく、銀行口座も解約しておくのがベストです。
まとめ
闇金からのしつこい督促電話は無視すれば利用者だけでなく、やがて家族や職場にも及び精神を追い詰め、人生を暗転させます。
しつこい督促電話をすぐにやめさせ安定した生活を取り戻すには弁護士や司法書士への相談が最善の策です。闇金からの督促は決して無視したり放置したりしてはいけません。
弁護士や司法書士であれば闇金に以降利用者に督促しないよう通告し督促電話をストップすることができます。
闇金も弁護士や司法書士の通告を無視すれば警察の介入の可能性があることを知っているため、交渉に応じる可能性が高くなります。
闇金からのしつこい督促電話で悩んでいる、返済ができなくなりそうで不安だという方はまずは弁護士や司法書士に相談してみることをおすすめします。
まずは督促電話を止め闇金との関係を断つことが第一歩です。生活を落ち着け、根本的な借金問題も含めて解決することがなによりも重要です。
弁護士や司法書士であればそのすべてについて適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
闇金に関するよくある質問
まず、闇金問題を闇金対応可能な弁護士や司法書士に依頼して解決するのがよいでしょう。
また、闇金対応と債務整理どちらも可能な弁護士や司法書士なら、闇金問題を解決しつつ、消費者金融の借金にも対応してくれます。
闇金対応と債務整理が同時に対応可能かどうか、無料相談で確認しましょう。
借り逃げ目的の借入は、詐欺罪などの刑事罰に問われます。
また、闇金も借り逃げ目的での借入を防ぐために最初は少額しか貸してくれません。
その間、厳しい督促や高額な利息を請求され続けるので、割に合わないといえるでしょう。
闇金からの借入を債務整理で解決するのは難しいです。
任意整理の交渉に応じる闇金業者はいませんし、自己破産や個人再生をしても関係なく督促を求めてくるのが通常です。
闇金対応可能な弁護士や司法書士へ相談するのがよいでしょう。
物損や脅迫などの被害があれば証拠を残し、警察へ被害届を出すのも有効です。
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自己破産をすると、だれでも閲覧可能な官報に住所と氏名が載ります。
闇金はお金に困っている人をターゲットにするため、日々官報をチェックし自己破産者にDMを送るのです。
すべて無視して取り合わないようにしましょう。
あまりにしつこい場合は、弁護士や司法書士、警察に相談してください。

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