港区は、東京の中でも特に国内外から高い関心を集めるエリアのひとつです。赤坂・麻布・青山・六本木といった名立たる高級住宅地や国際色豊かなビジネス街を擁し、居住用・事業用いずれの不動産ニーズも常に旺盛です。そのため、港区の不動産は全国的に見ても資産価値が突出しており、売却の場面においても他地域とは明確に一線を画します。
ただし、価格帯が高額であるがゆえに、査定方法や販売戦略の巧拙によっては、最終的な売却価格に数千万円単位の差が生じることも珍しくありません。港区の不動産を最大限有利に売却するには、地価動向や地域特性を正確に把握し、信頼できる仲介会社や買取業者を適切に見極めることが欠かせません。
本記事では、港区の不動産が持つ希少価値の背景や、最新の地価動向、戸建・マンション・土地の売却相場、実際の売却事例をみていきましょう。仲介と買取の違いや、それぞれの売却方法に適したケースについても解説します。港区の不動産の売却を考えている人が一度確認しておきたい情報をまとめました。
港区にある不動産は東京都の中でも希少価値が高い
港区の不動産は、東京都内でも特に希少性が高いため、安定した高値で取引されています。 2023年度の戸建住宅(中古・新築)の区市町村別成約状況を見ると16件のみと、100件を超える区も散見される他区と比べると売買された不動産の数が少ないことがわかります。それにも関わらず取引価格は高く、全国的にも上位に位置しています。富裕層や外国人投資家が注目する赤坂・元麻布・南青山といった高級住宅地では、築年数が経過していてもブランド力によって需要が維持されており、東京23区内でも高額売却が成立しやすい点が特徴です。
また、港区は、大使館や外資系企業が集まる国際色豊かなエリアです。居住用物件に加えて事業用や投資用の不動産としても需要が高く、今後も安定して高額な価格での取引が続くと予想されています。住宅街とオフィス街が近接しているため、高級住宅街でありながら利便性とビジネスアクセスを両立できる点も資産価値の下支えになっています。
| 年度 | 港区の住宅地の平均地価(円/㎡) |
|---|---|
| 2021年 | 1,892,000 |
| 2022年 | 1,975,000 |
| 2023年 | 2,048,000 |
| 2024年 | 2,145,000 |
| 2025年 | 2,287,000 |
※参考:地国土交通省「地価公示」
※参考:レインズ(戸建住宅(中古・新築)の区市町村別成約状況[2023年度])
国土交通省の地価公示を見ても、港区は2021年から2025年にかけて着実に価格が上昇しています。直近5年間で、港区の住宅街の地価は約20%近く上昇しており、右肩上がりで推移していることがわかります。
さらに、マンション市場も顕著な上昇を見せています。マンションリサーチ株式会社が運営する「マンションナビ」の調査によれば、港区の中古マンション平均㎡単価は2016年に約101万円だったのに対し、2025年には209万円を超えています。約9年間で106.4%上昇しており、都内の中でも突出した価格推移です。特に、駅近や築浅物件では1億円を超える成約が珍しくなく、資産としての安定性と投資対象としての収益性を兼ね備えた市場であることが数値からもみて取れます。
以上のことから、港区の不動産は売却しやすく、また売却時に値下がりリスクが小さい地域といえるでしょう。
港区にある不動産の売却相場
不動産を売却する際にまず押さえておきたいのは、相場を知ることです。相場を把握すれば査定額が妥当かどうか判断でき、安すぎる金額で手放したり、高値をつけすぎて売れ残るリスクを避けられます。相場の理解はスムーズかつ納得感のある売却を実現するための大前提です。
特に港区の場合、相場を理解することの意義はさらに大きいといえます。港区では戸建・マンション・土地のいずれも全国屈指の高水準にあるものの、その価格水準や市場の動きは物件の種別ごとに異なるためです。戸建は供給数が少なく希少性が高く、中古マンションは流通量が多いこともあり、投資家需要を含めた安定的な相場が形成されています。土地については住宅地・商業地ともに突出した水準で、再開発が進むエリアではさらなる値上がりが見込まれます。
港区では、不動産の種類ごとに特徴や需要の背景が違うため、自身の所有物件がどの位置づけにあるのかを把握することが、売却を成功させるための第一歩となります。
港区にある戸建の売却相場
| 中古戸建ての売却相場 | |
|---|---|
| 価格(万円) | 26,580 |
| 土地面積(㎡) | 97.92 |
| 建物面積(㎡) | 153.26 |
| 築年数(年) | 20.15 |
参考:レインズ「年報マーケットウォッチ2023年・年度 Ⅰ. 首都圏住宅・土地の売買 区市町村別成約状況 表26 戸建住宅(中古・新築)」
港区の中古戸建の平均成約価格は2億6,580万円と、都内でも突出した高水準です。土地面積は約98㎡とコンパクトながら、建物面積は150㎡を超えており、都市部ならではの土地効率の高い住宅が主流であることがうかがえます。築年数は平均20年程度で、築古ながらも高額で取引される背景には、立地そのものの資産価値が強く影響しています。
取引数は1年で16件と少数で、再建築やリノベーションを前提にした需要も根強いため、築年数にかかわらず高い価格帯を維持しています。今後も土地の希少性とブランド力から、戸建市場は堅調に推移すると考えられます。
港区にあるマンションの売却相場
| 中古マンションの売却相場 | |
|---|---|
| ㎡単価(万円/㎡) | 178.29 |
| 価格(万円) | 10,590 |
| 専有面積(㎡) | 59.40 |
| 築年数(年) | 21.80 |
参考:レインズ「年報マーケットウォッチ2023年・年度 Ⅰ. 首都圏住宅・土地の売買 区市町村別成約状況 表24 中古マンション」
港区の中古マンションは平均㎡単価178.29万円と、同年の東京23区の中でトップの金額です。平均価格は1億円超、専有面積は約59㎡とコンパクト。東京23区における中古マンションの平均価格が6,314万円、平均㎡単価が108.25万円なので、港区のブランド力から来る高い需要が分かります。築年数は平均で22年近くとなっており、築古でも高額で取引されるのは港区特有の立地価値を反映した結果といえます。
港区のマンションは流通数が多く、23区で3番目に多い取引数を誇ります。特に赤坂・六本木・青山エリアでは投資用需要も強く、外国人富裕層からの関心も根強いことから、相場の下落リスクは小さいと考えられます。
港区にある土地の売却相場
| 土地(100~200㎡) | 土地(全体) | |
|---|---|---|
| ㎡単価(万円/㎡) | 183.31 | 230.50 |
| 価格(万円) | 21,250 | 20,114 |
| 土地面積(㎡) | 115.93 | 87.26 |
参考:レインズ「年報マーケットウォッチ2023年・年度 Ⅰ. 首都圏住宅・土地の売買 区市町村別成約状況 表27 土地(100〜200㎡)/ 表28 土地(全体)」
港区の土地は100〜200㎡規模で平均価格2億1,250万円、㎡単価183万円と非常に高額です。さらに、港区の土地全体の平均㎡単価は230万円を超えており、東京23区の平均㎡単価66.15万円と比較すると、都心部でも突出した水準を示しています。土地面積が小規模であっても、立地が優れていることで高額取引が成立している点が特徴です。 2023年で取引された土地はたったの2件で、手放す人が少なく、供給量の少ないことが伺えます。
赤坂・麻布・青山などの高級住宅地に加え、虎ノ門や港南エリアの再開発による事業用需要も相場を押し上げています。供給の限られた希少性と多様な用途需要が価格の下支えとなり、今後も安定した高値での取引が継続する可能性が高いと考えられます。
港区にある不動産の売却事例
売却事例を把握する最大の利点は、実際に売れた価格と条件を把握できることです。どの規模・築年・駅距離で、いくらで成約したのかが分かると、売出価格の設定時に下限ラインや上振れの余地を具体的にイメージできます。
港区は物件ごとに値段が大きく違うので、成約事例の読み方が売却結果を左右します。ここからは、港区の戸建・マンション・土地の代表事例をチェックしましょう。
港区にある戸建の売却事例
| 地域 | 取引総額 | 最寄駅 | 距離 | 土地面積 | 建物面積 | 築年 | 取引時期 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 港区三田麻布十番 | 1億7,700万円 | 高輪ゲートウェイ | 徒歩10分以内 | 60~65m² | 130~135m² | 1996年 | 2024年12月~2025年2月 |
| 港区西麻布 | 5億2,500万円 | 乃木坂 | 徒歩10分以内 | 165~170m² | 200m²超 | 1982年 | 2025年6月~2025年8月 |
参考:レインズ「取引情報検索」
いずれの事例も築年数が30~40年とかなり古い戸建て住宅ですが、取引金額は億を超えています。場所は高級住宅街として認知度が高い麻布エリア。
独立行政法人 住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」によると、中古戸建ての土地面積の全国平均は175㎡、首都圏平均は132㎡です。港区においては、平均的もしくは平均の半分以下の土地面積に建てられた戸建てであっても、立地条件がよければ億超えの金額で取引できる可能性が十分にあるといえるでしょう。
港区にあるマンションの売却事例
| 地域 | 取引総額 | 最寄駅 | 距離 | 専有面積 | 間取り | 構造 | 築年 | 取引時期 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 港区港南 | 1億7,200万円 | 品川 | 徒歩6分 | 65~70m² | 2LDK | RC | 2003年 | 2024年12月~2025年2月 |
| 港区東新橋 | 4億9,000万円 | 新橋 | 徒歩9分 | 110~115m² | 2SLDK | RC | 2002年 | 2024年12月~2025年2月 |
参考:レインズ「取引情報検索」
株式会社 不動産経済研究所の「首都圏マンション 戸当たり価格と専有面積の平均値と中央値の推移」によると、2023年の首都圏マンションの専有面積の中央値は68.84㎡で、価格の中央値は6,398万円でした。1つ目の事例を見ると、専有面積は首都圏では一般的な広さであるものの、取引金額は中央値から2.6倍以上の金額となっています。
また、公益財団法人 東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2022年)」によると、築26~30年の中古マンションの平均専有面積は63.54㎡、平均価格は2,832万円でした。築年数の面で見ても、港区の不動産の取引価格の大きさが分かります。
港区の中古マンションは、一般的なマンションの数倍の金額で取引される可能性があるといえるでしょう。
港区にある土地の売却事例
| 地域 | 取引総額 | 最寄駅 | 距離 | 面積 | ㎡単価 | 用途 | 取引時期 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 港区赤坂 | 4億2,000万円 | 赤坂(東京) | 徒歩5分 | 100㎡ | 410万円 | 住宅地 | 2024年第4四半期 |
| 港区北青山 | 14億 | 表参道 | 徒歩2分 | 160㎡ | 870万円 | 商業地 | 2025年第1四半期 |
土地の売買事例では、赤坂の住宅が㎡単価410万円、青山の事務所が㎡単価870万円と、いずれも非常に高額で取引されています。特に、2つ目の商業地の事例では、取引総額が14億円と高級住宅地に隣接する商業地としてのポテンシャルを感じられます。
東京都財務局「令和6年地価調査 住宅地・商業地別平均価格等」によると、東京23区の住宅地の平均㎡単価は約69万円で、港区を含む都心5区の平均㎡単価は約168万円でした。商業地の平均㎡単価は約299万円、都心5区の平均㎡単価は約610万円です。平均から考えても、港区の土地は住宅地・商業地のいずれでもかなりの高値で取引できるといえるでしょう。
港区の不動産を売却する方法
港区で不動産を売却する場合、基本は「仲介」か「買取」を選ぶことになります。 仲介は、物件を市場に公開して、幅広く買い手を募る方法です。市場の反響を見ながら価格や売り出し方を調整できるため、高値を狙いやすい一方で、内見対応やクリーニング・写真の準備など成約までには手間と時間がかかります。
一方の買取は、不動産会社が直接買主になる方法です。買取価格は仲介より抑えめになりがちですが、手続きがシンプルでスピーディーに売却を完了させられます。一般的には最短で数日〜数週間程度での現金化が可能です。損傷部や残置物も原状のままで買い取ってもらえたり、契約不適合責任が免責になったり、売却時の負担が軽くなる点もメリットです。ここからは、仲介と買取の選び方や向いているケースについてみていきましょう。
仲介で不動産売却するのが向いているケース
・高額帯・ハイグレード物件を売却したい場合
・地価が高いエリアの物件を売却したい場合
港区の高級住宅街は、景観の良さに加えて教育・医療・公園などの生活インフラが高水準で、長期保有のニーズが厚いエリアです。「長く住み続けたい」という需要が強く、そのぶん売り急ぎが少なく、流通量も限定されがちです。
港区の住宅地(宅地見込地を含む)の公示価格上位エリアは下記のとおりです。
| 町名 | 最高㎡単価 | 最寄り駅 |
|---|---|---|
| 赤坂 | 5,560,000円/㎡ | 溜池山王 |
| 白金台 | 4,260,000円/㎡ | 白金台 |
| 南麻布 | 3,920,000円/㎡ | 広尾 |
| 南青山 | 2,870,000円/㎡ | 表参道 |
| 元麻布 | 2,830,000円/㎡ | 広尾 |
とりわけ、赤坂・南青山・元麻布・白金台・南麻布は、落ち着いた邸宅街としての歴史と景観が育まれています。近世以来の屋敷の土地や官公庁の土地など、まとまった広さの土地がそのまま残ってきたことにより、都心でありながら低層住宅地や緑地が点在し、静かな住環境が守られてきました。
立地のブランド力と地価の高さ、そして供給量の少なさから、建替えやリノベーション前提の築古物件でも高値での取引が成立しやすい傾向があります。相場が崩れにくいのが、港区の高級住宅街の特徴といえるでしょう。
一方で、港区の商業地の公示価格上位エリアは下記のとおりです。
| 町名 | 最高㎡単価 | 最寄り駅 |
|---|---|---|
| 北青山 | 29,000,000円/㎡ | 表参道 |
| 虎ノ門 | 15,000,000円/㎡ | 虎ノ門 |
| 新橋 | 14,300,000円/㎡ | 内幸町 |
| 南青山 | 13,700,000円/㎡ | 青山一丁目 |
| 港南 | 11,600,000円/㎡ | 品川 |
北青山から表参道は、国内外ブランドの旗艦店やオフィスが集まるエリア。人通りの多い通りに面した区画は出店効果が大きく、路面の見え方や間口の広さがそのまま評価につながりやすいのが特徴です。
虎ノ門は、駅と虎ノ門ヒルズが一体的に整備され、街路・歩行者導線も含めて使いやすさが向上しました。オフィスと商業が一緒に成長しているため、将来への期待が価格を支える構図です。新橋はビジネス中心地らしく、平日昼夜の人流が安定しています。小さめの区画でも飲食・サービスが回りやすく、テナント需要の厚みが価格にも表れているといえるでしょう。
買取で不動産売却するのが向いているケース
・売却期日が決まっている場合
・買主が見つかりにくい状態の物件の場合
・借地権や底地、共有持分などの権利関係が複雑な物件の場合
2024年において、東京都23区の住宅地の平均価格は約70万円で、港区の最低取引価格は約116万円でした。このことから、港区ではどのエリアでも平均以上の需要があり、条件が悪い不動産でも高値が付く可能性があります。買取だと売却価格は市場の上限より低くなるため、基本的には仲介での売却を推奨します。
一方で、仲介では現金が手元に来るまで時間がかかります。港区内でも「期限が迫っている」「売却するための手間をかけられない」「権利関係や物件の状態に大きな問題を抱えている」状況では買取のほうが有効といえます。 港区では、個々の物件の問題が売れにくさを左右するといえるでしょう。
売却を急がない場合は、まず仲介で相場から相場以上での売却を目指し、一定期間で売れなければ買取に切り替えるのも一手です。
港区の不動産売却に強いおすすめの不動産会社
港区では、相場以上の金額で売却できる可能性があるため、買い手が見つからないということはあまりないでしょう。一方で、いくらで売れるかは、仲介でも買取でも不動産会社選びにかかっています。 立地条件や物件の特性、将来性を正しく評価できる会社に依頼できれば、スムーズな取引で最高値での売却が期待できます。
ここでは、港区を拠点に、不動産の仲介・買取を行っている不動産会社を紹介します。「港区の物件への専門性」を重視しつつ、対応のスピード感や対応できる不動産の種類、訳あり物件の対応の可否などを比較し、おすすめの業者をピックアップしました。
【仲介】株式会社TERASS
株式会社TERASSは、エージェント制を導入して不動産仲介を展開しており、売却を担当するのは平均選考通過率5%という厳しい基準を通過した人材です。厳選されたエージェントが仲介業務にあたる仕組みにより、専門性を持ったサポートを実現しています。
年間の取扱実績は1,700億円を超えており、エージェント制仲介として全国で年間取扱高No.1を記録しています。不動産の売却仲介に加えて資金計画に関する相談にも応じており、売却に付随する経済的な準備や手続きを一体的に進められる体制を整えています。
| 株式会社TERASS | |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区虎ノ門2丁目2番1号住友不動産虎ノ門タワー13階 |
| 電話番号 | 03-6773-7621 |
| 営業時間 | 10:00~19:00 |
| 公式サイト | https://terass.com/ |
| 最短査定期間 | – |
【仲介】SREホールディングス株式会社
SREホールディングス株式会社は、米国型のエージェント制を採用。売却を専門に扱うエージェントと購入を専門に扱うエージェントに分かれています。そのため、売主側の利益の最大化を目指して売却戦略を立てられる体制が整っています。
物件情報は自社の顧客に限定せず、他の仲介会社にも広く公開されるため、広告掲載量を最大化できる点が特徴です。また、一棟マンションや駐車場、ビル、担保物件など、幅広い不動産を取り扱っており、資産活用に関する相談にも対応しています。
| SREホールディングス株式会社 | |
|---|---|
| 住所 | 【本社】東京都港区赤坂1丁目8-1 赤坂インターシティAIR 14階 【青山オフィス】東京都港区南青山1丁目1-1 新青山ビル東館 2階 |
| 電話番号 | 【青山オフィス】 0120-796-919(フリーダイヤル) 03-6274-6556(不動産の売却) |
| 営業時間 | 【青山オフィス】10:00~18:30 |
| 公式サイト | https://sre-realestate.com/ |
| 最短査定期間 | 最短3営業日 |
【仲介】株式会社Prostyle
株式会社Prostyleは、不動産の仲介のほか、自社事業としてホテル開発やリゾート事業、土地の有効活用事業を手掛けており、居住用不動産だけでなく多様な分野の開発・活用にも携わっています。
売却の相談を電話やオンライン会議を通じて自宅から行える体制を構築。不動産売却を含む相談の際には、幅広い事業で得たノウハウが活用されています。
| 株式会社Prostyle | |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区北青山1-2-3 青山ビルヂング13階 |
| 電話番号 | 03-6910-5340 0800-111-1678(無料) |
| 営業時間 | 10:00〜19:00(水祝定休) |
| 公式サイト | https://www.prostyle-residence.com/ |
| 最短査定期間 | – |
【仲介・買取】伊藤忠ハウジング株式会社
伊藤忠ハウジング株式会社は、1970年の創業以来50年以上にわたり事業を展開しており、長年の実績を基に築いたネットワークと顧客リストを有しています。仲介事業では「SUUMO AWARD 2019」接客満足度部門において、首都圏・関西圏の両エリアで最優秀賞を受賞。
仲介業務に加えて買取にも対応しており、築年数や専有面積など一定の条件を満たす物件を対象としています。公式サイト上ではAI査定も提供しており、スピーディーに売却検討を始めることが可能です。
| 伊藤忠ハウジング株式会社 | |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル5階 |
| 電話番号 | 0120-070-061 |
| 営業時間 | 【仲介】10:00〜18:00(水曜定休) 【買取】9:00〜17:00(土日祝定休) |
| 公式サイト | https://www.itochu-chukai.com/ |
| 最短査定期間 | – ※AI査定あり |
【仲介・買取】株式会社groove agent
株式会社groove agentは、リノベーションを前提とした物件売却に強みを持つ不動産会社です。月間391万人規模の独自販売網を活用し、リノベーション需要を踏まえた査定を行っており、買い手ニーズを反映した査定ができることから「平均300万円+」を謳っています。
仲介による売却活動を進める一方で、物件が売れなかった場合には買取にも対応。さらに、新居探しからリノベーション、住み替えまでを「ゼロリノベ」として一括してサポートする体制も構築されています。
| 株式会社groove agent | |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区北青山2丁目12-42 |
| 電話番号 | 03-6902-1941 |
| 営業時間 | 10:00~20:00 |
| 公式サイト | https://www.zerorenovation.co.jp/ |
| 最短査定期間 | – |
【仲介・買取】株式会社タングラム
株式会社タングラムは、毎月100件以上の成約と年間4,000件を超える問い合わせに対応している不動産会社です。自社開発のAIシステムを用いた市場分析を行い、幅広い購入希望者とのマッチングを実現しています。
仲介による売却を基本としながら、買取にも対応しており、最短1日で査定を行う体制を整えています。豊富な取引実績を背景に、高値成約を目指す売主に向けた提案が可能です。
| 株式会社タングラム | |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区芝浦4-9-25 芝浦スクエアビル9階 |
| 電話番号 | 03-6400-3130 |
| 営業時間 | 10:00~19:00 |
| 公式サイト | https://tangram-re.co.jp/ |
| 最短査定期間 | 最短1日 |
【仲介・買取】East Side株式会社
East Side株式会社は、創業以来売買に特化した事業を展開しており、公式サイトでは豊富な取引実績が公開されています。不動産の再生事業やコンサルティング業務も行い、資産価値を高める取り組みを重視しています。
複雑な権利関係を抱える物件や任意売却の物件も取り扱い可能で、問題点を見越した改善を含めて査定を行う点が特徴です。多様な不動産を扱う体制により、一般的な住宅から専門性の高い物件まで対応しています。
| East Side株式会社 | |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区南青山1-15-18リーラ乃木坂3F |
| 電話番号 | 03-6278-8536 |
| 営業時間 | 10:00~18:00(土日祝定休) |
| 公式サイト | https://eastside.co.jp/ |
| 最短査定期間 | – |
【仲介・買取】株式会社 長谷工リアルエステート
株式会社長谷工リアルエステートは、仲介による売却を基本としつつ、一定期間内に成約しなかった場合の売却保証を設けています。直接買取にも対応しており、最短1週間での現金化が可能です。
取り扱う物件は住宅に限らず、商業用地・病院・高齢者施設・大規模複合開発用地・倉庫など幅広い分野に及んでいます。公式サイトでは店舗ごとの取り扱い実績も確認でき、事業領域の広さが特徴といえます。
| 株式会社 長谷工リアルエステート | |
|---|---|
| 住所 | (本社営業センター)東京都港区芝 二丁目6番1号 長谷工芝二ビル5階 |
| 電話番号 | 03-5440-5808 |
| 営業時間 | 9:30〜18:00(火・水定休) |
| 公式サイト | https://www.haseko.co.jp/hre/ |
| 最短査定期間 | – ※自働査定あり |
【買取】スター・マイカ株式会社
スター・マイカ株式会社は、中古マンションの買取事業を中心に展開しており、累計17,000件を超える買取実績を有しています。査定実績は24万件以上にのぼり、独自のデータベースも構築されています。
買取物件の約74%は築20年以上の中古マンションです。築年数が経過した物件の取り扱いに強みがあります。中古マンションの保有戸数では全国No.1を誇っている点も特徴です。
| スター・マイカ株式会社 | |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区虎ノ門四丁目3番1号 城山トラストタワー28階 |
| 電話番号 | 0120-472-054 |
| 営業時間 | 9:30 ~ 18:30(土日祝定休) |
| 公式サイト | https://www.starmica.co.jp/ |
| 最短査定期間 | – |
【買取】株式会社クランピーリアルエステート
株式会社クランピーリアルエステートは、訳あり物件の買取を専門とする不動産会社です。事故物件や権利関係が複雑な不動産など、通常の市場では売却が難しいとされる案件にも積極的に対応しています。最短12時間で査定が行われ、最短48時間での現金化が可能なスピード感が大きな特徴です。
年間3,000件を超える相談実績を持ち、全国1,500を超える弁護士・司法書士などの士業事務所と提携しているため、法的課題を伴う不動産でも解決に向けて進めやすい体制が整えられています。相談の窓口は電話や専用フォームだけでなく、LINEからも受け付けており、利便性の高さも評価されています。
特に港区では、相続によって権利関係が複雑な不動産や相続人同士で揉めている不動産もあるため、事情を抱えた物件を早期に処分したいと考える売主から支持を得ています。
| 株式会社クランピーリアルエステート | |
|---|---|
| 住所 | 東京都中央区築地2-10-6 Daiwa築地駅前ビル9F |
| 電話番号 | 03-6226-2566 |
| 営業時間 | 10:00~19:00(土・日定休) |
| 公式サイト | https://c-realestate.jp/ |
| 最短査定期間 | 1日 |
まとめ
港区は、国際色のあるビジネス拠点と落ち着いた高級住宅街が隣り合うエリアです。区内の不動産は、地域のブランド力と希少性によって、東京23区でもトップクラスの金額で売買されており、将来的にも安定した需要が見込まれています。
一方で単価が高い分、売却戦略をを誤ると結果に大きな差が出る可能性もあります。 売却方針は、大きく分けると「仲介で高値を狙う」か「買取で確実さとスピードを優先する」かです。港区は全域で需要が高いため基本的には仲介での売却が推奨されますが、「急いで売却しなければならない事情がある」「一般の個人や投資家が敬遠する問題を抱えている」物件の場合は買取での売却がおすすめです。
本記事で整理したポイントを参考に、港区での実績や提案力のある不動産会社を選び、まずは複数社に査定を依頼して相場感と売却条件を比較しましょう。自身のスケジュールや資金計画に合う進め方を見極めることで、納得度の高い売却につながります。
よくある質問
税金は、売却益によって変わるため一概にはいえません。理由としては、不動産を取得するのにかかった費用と、仲介手数料など売却時の諸費用、所有期間、特例の対象になるか否かで税額が大きく変わるためです。
課税対象になる売却益は、売却額−取得費−譲渡費用で計算できます。そして、所有期間が5年超なら所得税+復興特別所得税+住民税の合計が20.315%、所有期間が5年以下なら所得税+復興特別所得税+住民税の合計が39.63%になります。
立地・築年数・相場の変動・建物の管理状態・再開発の有無など、多数の要素によって将来的な価格が決まるため、いくらで売れるかは一概にはいえません。
ただし、一般的に購入価格の購入価格の70〜85%程度になることが多く、単純計算だと2,400万〜2,700万円です。港区の場合は、価値が下がりにくく、年々地価も高騰しているため、立地や建物の状態によっては購入時より高額で売れる可能性も考えられます。
不動産会社が特に困るのは、情報の後出しと根拠のない高値への固執です。雨漏り・越境・増改築の不備などを、不動産の価値を大きくマイナスする情報を後出しすると、見積もりが変わるだけでなく、信用を損ねる可能性もあります。また、相場を無視した価格に固執すると、売りに出しても買い手候補からの反応や興味が減り、結局は大きな値下げに追い込まれる悪循環になりがちです。
最初から全情報を開示し、成約事例に基づく価格での取引を前提に相談するようにしましょう。
高値での売却を狙えるのは仲介ですが、確実さとスピードを重視するなら買取が適しています。港区の不動産は非常にニーズが高く、立地によっては相場以上に売れる可能性があるため、まずは仲介で高値で買ってくれる買い手を探すのがおすすめです。
売れにくい特殊な事情がある場合は、買取でも見積りを取り、比較しながら売却方法を探るのがよいでしょう。売却までの期日がある場合は、仲介でも買取でも見積もりを取り、同時並行でスピーディーに売却方法を判断しましょう。



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