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ギャンブルで借金まみれになる人の末路と脱出方法について

ギャンブル 借金まみれ

ギャンブルにハマってしまい、気がついたら借金がとんでもない金額になっていました。このままだと私、どうなってしまうのでしょうか?

ギャンブルによる借金は短期間で高額になりやすいという特徴があります。このままギャンブルをやめられなかった場合、返済不能に陥って債権者から督促を受けたり、財産を差し押さえられる恐れもあるでしょう。

それは困ります。そうならないために、どうすればよいのでしょうか?

まずはギャンブルをやめて、借金の返済に専念することです。もし、自分の意志でやめられない場合は依存症になっている恐れがあるので、専門機関へ相談に行くことをおすすめします。また、借金については弁護士や司法書士に相談して、返済に関するアドバイスを受けるとよいでしょう。

ギャンブルによる借金は短期間で高額になりやすいという特徴があり、あっという間に借金まみれの状態になって返済不能に陥るケースが少なくありません。

返済不能に陥ってしまうと、債権者から一括請求を受けたり、財産を差し押さえられる恐れもあるため、そうなる前に対処することが大切です。

もし、ギャンブル依存症になっているなら、まずは専門機関を受診して適切な治療を受けましょう。

同時に、借金については弁護士や司法書士へ相談して、今後の返済についてアドバイスを受けることをおすすめします。

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この記事でわかること
  • ギャンブルで借金まみれになった場合、最終的には返済不能になり、精神的・金銭的に追い詰められる
  • ギャンブルで借金まみれになってしまう理由は「依存性が高いから」「簡単に大金が手に入り金銭感覚が狂いやすいから」「「勝って返せばいい」と考え簡単に借金を繰り返してしまうから」
  • ギャンブルで借金まみれになった場合、ギャンブル依存症の場合は治療をおこない、自力での返済が困難なら債務整理も検討するとよい
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ギャンブルで借金まみれになってしまうのはなぜ?

住宅や車の購入、生活費の補填、リボ払いなど、借金をしてしまう理由は人それぞれです。

その中でも、ギャンブルが原因の場合は、とくに借金まみれの危険な状態に陥る可能性が高いと考えられています。

ギャンブルが原因で借金まみれになってしまう人が多い理由は、主に以下の3つです。

  • 依存性が高いから
  • 簡単に大金が手に入り金銭感覚が狂いやすいから
  • 「勝って返せばいい」と考え簡単に借金を繰り返してしまうから

次の項目から、それぞれの理由について詳しく解説します。

1.依存性が高いから

ギャンブルには強い中毒性があると考えられています。ギャンブルに負けると「負けを取り戻したい」と感じ、勝つと「この興奮をまた味わいたい」という強い感情が生まれ、ギャンブルにのめり込んでいくのです。

そのため、人によってはギャンブルをしていないと落ち着かなくなり、やめたくてもやめられない「ギャンブル依存症」になる恐れがあります。

ギャンブル依存症になってしまうと、自分で自分の行動をコントロールできなくなり、ギャンブルをするための資金を確保するために多額の借金をしてしまう人も珍しくありません。

あるいは、常にギャンブルのことしか考えられなくなるため、仕事ができなくなって生活費が足りなくなり、借金をせざるを得なくなるケースもあります。

ギャンブル依存のメカニズム

ギャンブル依存症のメカニズムは、脳の報酬系の機能異常が関係しています。報酬系とは、快楽やポジティブ感情を司る部分です。

ギャンブルで儲けると、脳の報酬系は快楽物質であるドーパミンを大量分泌し、強い興奮や快感を生み出します。しかし、その状態を繰り返していると脳が麻痺し、興奮や快感を感じにくくなってしまいます。

興奮・快感に反応しなくなるにつれ、ギャンブルを含むあらゆる「楽しいこと」に満足できなくなりますが、一方でギャンブルで得た興奮や快感は覚えているので、「ギャンブルをしたい」という強い欲求が生まれるのです。

結果、欲求を抑えきれずギャンブルを続け、期待していた興奮・快感が十分満たされないため益々ギャンブルにのめり込むという、悪循環に陥ってしまいます。

このように、ギャンブル依存は脳機能の異常な状態になっているため、自分一人で治すのは容易ではありません。適切なカウンセリングや周囲の協力によって、少しずつ健康な脳の状態に戻していく必要があります。

参照:独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター「ギャンブル依存」

参照:厚生労働省「依存症についてもっと知りたい方へ」

ギャンブル依存症になりやすい人の特徴

ギャンブル依存症になりやすい人には、以下のような特徴があると考えられています。

  • ギャンブルで大儲けしたことがある
  • 日々の生活に不満があり逃避願望がある
  • ストレス発散方法がギャンブル以外にない
  • 負けず嫌いで勝つまでやり続けてしまう

他にも、両親や祖父母がギャンブルをしているところをみて育った場合など、ギャンブルが身近な環境にいる人はギャンブルに対する抵抗感がなく、ギャンブル依存症になりやすいといえるかもしれません。

ギャンブル依存症の症状

以下のような特徴に当てはまる場合は、ギャンブル依存症が疑われます。

  • ストレスやイライラのはけ口としてギャンブルをしている
  • 四六時中ギャンブルのことが頭を離れない
  • 稼いだお金はほとんどギャンブルに使っている
  • 「負けた分を取り返すまでは」と理由(言い訳)をつけてギャンブルに通っている
  • ギャンブル資金を確保するため、生活費をつぎ込んだり、キャッシングなどでお金を借りたりしている
  • 家族にバレないようギャンブルに使った金額を隠している、またはウソをついている
  • 違法行為によってギャンブル用の資金を調達する
  • 友達や職場の人からお金を借りるなどの金銭トラブルで、人間関係を壊した
  • 「やめる」と決心しても、すぐにギャンブルに手を出してしまう

  • 引用元:品川メンタルクリニック「ギャンブル依存症とは?なりやすい人の特徴とうつ病の関係」

    借金をしてまでこのような症状が出ている方は、借金の整理とギャンブル依存症の治療が必要かもしれません。

    2.簡単に大金が手に入り金銭感覚が狂いやすいから

    ギャンブルで勝てたとき「こんなに簡単にお金が手に入るんだ!」と、普通に働くよりも短時間で楽しく稼げることに魅力を感じる人は多いでしょう。

    くわえて、ギャンブルは大金をつぎ込むほど勝ったときのリターンも大きくなるため、ギャンブルの魅力にハマると次第に賭ける金額も大きくなっていく場合が少なくありません。

    しかし、大金をつぎ込めば、それに伴って負けたときの損失も大きくなります。こうして短時間で大金を得たり失ったりを繰り返していると、金銭感覚は段々と狂っていくのです。

    数万円といった金額は大したことのない額に思えてきて、勝ったときは「◯万円しか勝てなかった」負けたときは「◯万円なら大した損失ではない」と考えるようになり、さらに大きな儲けを狙ってギャンブルを続けてしまいます。

    また、金銭感覚が狂っているので、ギャンブルを続けるための資金を借金で賄う際も「◯百万円の借金くらい大したことない」と考え、あっという間に借金が膨れ上がり借金まみれになる可能性が高いです。

    3.「勝って返せばいい」と考え簡単に借金を繰り返してしまうから

    ギャンブルで借金まみれになる人は、借金をしても「勝て返せばいい」という思考に陥りやすく、簡単に借金を繰り返してしまいがちです。

    ギャンブルは結果が偶然に左右されるため、特別な努力や勉強をしなくても「勝てるときもある」という特徴があります。だからこそ、何度負けても「次は勝てるかもしれない」と感じてしまい、ギャンブルにどっぷりハマってしまう人が多いのです。

    本当にくるかわからない「勝ったときの儲け」をあてにして、借金をしてまでギャンブルを続けてしまうと、気づいたときには借金まみれの状態に陥ってしまいます。

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    ギャンブルで借金返済不能になると、今後何が起きる?

    前項では、ギャンブルで借金まみれになった場合の典型的な末路として「最終的には返済不能になり、精神的・金銭的に追い詰められる」ことをお伝えしました。

    では、ギャンブルが原因で借金まみれになり、返済不能になると具体的に何が起きるのでしょうか?

    返済不能になった場合の一般的な流れを紹介すると、以下のとおりです。

    返済不能期間の目安 起きること
    返済日の翌日~完済まで 遅延損害金が高額な金額まで膨らんでいく
    3日~1ヶ月 電話・メール・郵便での督促が繰り返される
    2ヶ月~3ヶ月 ブラックリストに載る
    2ヶ月~3ヶ月 借金残高を一括請求される
    3ヶ月以降 連帯保証人に請求がいく
    3ヶ月~半年以降 訴訟を提起され財産を差し押さえられる

    次の項目から、上表で紹介した事柄を時系列に沿って詳しく解説します。

    1.遅延損害金が高額な金額まで膨らんでいく

    返済が遅れると、返済日の翌日から遅延損害金が発生します。滞納分を返済する際には、通常の利息とは別に遅延損害金を支払わなければなりません。

    遅延損害金の金額は、次の式で求められます。

    遅延損害金=元金×遅延損害金利率÷365(日)×滞納日数   ※うるう年は366で計算

    仮に、50万円の借金を30日間滞納した場合、遅延損害金がいくらになるのか計算すると、以下のとおりです。(遅延損害金利率は20%とします)

    50万×0.2÷365×30(日)=約8,219(円)

    上記の式からわかるとおり、遅延損害金の金額は滞納期間が長くなるほど大きくなります。しかも、遅延損害金の利率は通常の利息より高く設定されている場合がほとんどなので、早いスピードで借金が増えていくことが予想できるでしょう。

    2.電話・メール・郵便での督促が繰り返される

    返済期日から数日が経過すると、債権者から電話やメールで連絡が来ます。連絡が来るのは通常、本人の携帯電話のみで、その内容は滞納状況の共有や返済可能日の確認など、事務的な連絡である場合がほとんどです。

    債権者からの電話やメールを無視してしまうと、次に郵便で督促状が送られてきます。督促状は、最初「入金をお忘れではありませんか?」と優しく返済を促す内容から始まり、2通目、3通目と回数が増えるごとに文面が厳しくなっていくことが一般的です。

    督促状も無視し続けていると、今度は自宅の固定電話や実家、勤務先にも電話がかかってきたり、督促状が届く可能性があります。債務者以外が電話口に出た際、債権者が社名や借金について口にすることはありませんが、何度も身元や要件が曖昧な電話がかかって来たら、家族や同僚に怪しまれる恐れはあるでしょう。

    督促を無視すると訪問による取り立てを受けることも

    電話やメール、郵便での督促をすべて無視し続けると、債権者が債務者の住民票から自宅を調べ、直接訪問したり近所に聞き込みをおこなうケースもあります。

    ただし、債務者から退去するよういわれたのに家の前などに居座ったり、大声を出して脅すなどの行為は、貸金業法第21条により禁止されているため安心してください

    とはいえ、自宅に何度も訪問されたり近所に聞き込みなどされてしまうと、家族や近隣の人に借金があることや返済できていない事実を知られてしまう恐れがあるため注意が必要です。

    参照:貸金業法第21条 | e-Gov法令検索

    3.ブラックリストに載る

    返済不能期間が2ヶ月(61日)を超えると、滞納の事実が信用情報に事故情報として登録されます。いわゆる「ブラックリストに載る」という状態です。

    ブラックリストに載ってしまうと、以下のようにさまざまな影響が生じます。

    • 新規借入やキャッシングの利用、ローンを組むことができなくなる
    • クレジットカードの新規発行や既にあるカードの使用ができなくなる
    • スマホや携帯電話の分割払いができなくなる
    • 奨学金などの保証人になれなくなる
    • 賃貸物件の審査に通らない場合がある

    事故情報は一生残るわけではなく、債務整理や借金を完済すると一定期間が経過した後に削除されることが一般的です。

    ただし、借金を返せないまま放置してしまうと、いつまでも滞納が解消されず事故情報が残ってしまうので注意してください。

    4.借金残高を一括請求される

    返済不能期間が2〜3ヶ月に及ぶと、債権者から内容証明郵便で一括請求の通知が届くこともあります。

    なお、一括請求されるのは滞納している分の元金や利息、遅延損害金だけでなく、借金残高の全額であることが一般的です。

    これは、一括請求の通知が届く時点で、債務者が期限の利益を喪失していることが原因です。

    期限の利益とは債務者が持つ借金を分割で返済する権利のことで、期限の利益を喪失すると、債権者は債務者に対して借金全額を一括請求できるようになります。

    そして、借入時に記入する契約書には、期限の利益を喪失する条件として「分割払いの返済が遅れてしまったとき」などの内容が定められている場合がほとんどなのです。

    5.連帯保証人に請求がいく

    借金に連帯保証人が設定されている場合、滞納が続くと連帯保証人にも請求がいく恐れがあります。

    連帯保証人・・・債務者が借金を返済できなくなった際、代わりに返済義務を負う人のこと。

    事業性ローンや奨学金などを借りる際は、債権者から連帯保証人を設定するよう求められるケースが多いです。

    連帯保証人になってしまうと、借金残高が残っている限り、債務者と同様に督促を受け続けることになるので、返せない場合は早めに法律事務所へ相談することをおすすめします。

    6.訴訟を提起され財産を差し押さえられる

    一括請求の通知も無視すると、債権者から訴訟を提起され裁判所から通知が届くこともあります。

    裁判所から届く通知は、主に「支払督促」と「訴状」の2種類で、どちらも放置してしまうと債権者に有利な形で判決が下り、債権者は債務者の財産を差し押さえる権利を得ます。

    債権者が差し押さえる財産には、主に以下のようなものがあります。

    • 給料
    • 銀行口座
    • 生命保険の解約返戻金
    • 不動産(自宅を含む)

    優先的に差押えられるのは、給料と銀行口座内の預貯金です。とくに給料は、一度差し押さえると手取り額の1/4※を毎月回収できるため、多くの債権者が最優先で差し押さえようとします。
    ※手取り額が44万円を超える場合は、33万円を超えた金額すべてが差押えの対象

    もし、給料の差押えを受けてしまったら、勤務先にも裁判所から通知が届き、勤務先に借金の事実を知られるだけでなく迷惑をかけることにもなってしまうでしょう。

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    ギャンブルで借金まみれになった場合の典型的な末路

    ギャンブルが原因で借金まみれになってしまった人は、どのような末路を辿ることになるのでしょうか?

    典型的末路としては、以下のようなものが挙げられます。

    • 多額の返済が大きな精神的負担となる
    • 借金がなかった頃より生活が厳しくなる
    • 「次は勝てる」と思い込み、さらなる借金沼にハマる
    • 最終的には返済不能になり、精神的・金銭的に追い詰められる

    多額の返済が大きな精神的負担となる

    後の項目で詳しく解説しますが、ギャンブルが原因の借金は、さまざまな理由から短期間で高額になりやすい傾向があります。

    借金総額が高額であれば、必然的に月々の返済額も高額になります。返済額が高額だと、それだけ返済資金を用意するのも大変になるでしょう。

    こうなると、毎月の返済日が近づくたびに返済資金の確保に悩まされることになり、精神的に追い詰められてしまう人も少なくありません。

    借金がなかった頃より生活が厳しくなる

    金融機関から借りたお金には必ず利息がつくので、返済する際は借りたときより多くのお金を支払わなければなりません。

    前述したように、ギャンブルが原因の借金は高額になりやすい傾向があり、借金が増えるにつれて付加される利息も高額になっていきます。

    人によっては利息だけで月に何万円も支払いが必要になり、生活費を圧迫されるケースも多いでしょう。

    こうなると、返済資金を確保するために生活費を切り詰めることになり、借金がなかった頃より著しく厳しい生活を送っている人も少なくありません。

    「次は勝てる」と思い込み、さらなる借金沼にハマる

    ギャンブルには、特別なスキルや知識がなくても「勝てるときがある」という特徴があります。

    そのため、現時点で負けが続いていても「次は勝てるかもしれない」と思い込み、やめどきがわからなくなってしまう人が少なくありません。

    やめどきがわからずギャンブルにのめり込んでしまうと、ギャンブルをするためのお金を確保するために借金を重ねてしまい、借金が膨れ上がるケースも珍しくありません。

    また、ギャンブル依存症になってしまうと、ギャンブルのことしか考えられなくなって仕事が手につかなくなり、失業して生活費を得るために借金を重ねる恐れもあります。

    最終的には返済不能になり、精神的・金銭的に追い詰められる

    ギャンブルにハマり借金が膨れ上がってしまった人は、高い確率で返済不能に陥ってしまいます。

    返済不能になると、債権者から繰り返し督促を受け、人によっては精神的に追い詰められてしまうでしょう。

    もし、返済不能の状態が長く続けば、一括請求や財産の差押えなどを受け、金銭的に追い詰められることもあります。

    このように、ギャンブルが原因で借金まみれになってしまうと、金銭的な面だけでなく精神的にも追い詰められた状態に陥ってしまうことを覚えておきましょう。

    ワンポイント解説
    ギャンブルの借金は自己破産の対象とは考えられていない

    「借金がいくところまでいっても、自己破産がある」という考えは危険です。ギャンブルの借金は免責不許可事由にあたり、自己破産の対象として含まれない恐れがあります(裁判官の裁量により認められる場合もあります)。

    もし自己破産の対象に含まれなければ、ギャンブルの借金は残り続けることになるので、安易に借金を続けることは絶対にやめましょう。

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    ギャンブルで借金まみれになった場合の対処法

    ギャンブルが原因で借金まみれになってしまったら、以下のような対処法が考えられます。

    • 借金の詳細を把握する
    • 毎月の出費を見直す
    • 副業をして収入を増やす
    • ギャンブル依存症の場合は治療をおこなう
    • 債務整理で借金を減額する

    次の項目から、それぞれの対処法について詳しく解説します。

    1.すでに返済不能の場合は債務整理を早めに行う

    返済できれば自力で返済していくのが理想的ですが、すでに借金が膨らんでしまい、返済が厳しい状況にある方もいると思います。

    その場合は、早めに債務整理手続きを行うことをお勧めします。

    債務整理により月々の返済負担が軽減できる

    債務整理とは、借金の利息や元金をカットや減額したり、一括請求を長期の分割払いへ変更できる手続きで、借金の返済負担を大幅に減らす効果が期待できます。

    なお、債務整理には主に3つの種類があり、選ぶ方法によって借金の減額率やメリット・デメリットなどが異なります。各方法の特徴は以下のとおりです。

    任意整理 将来利息をカットや減額し、月々の返済額を約1/2、人によっては1/3以下に減額できる手続き。 手続きの詳細はコチラ
    自己破産 どんなに高額な借金もゼロになる手続き。代わりに20万円以上価値のある財産を手放す必要がある。 手続きの詳細はコチラ
    個人再生 借金を約1/5、人によっては1/10に減額できる手続き。自己破産と違い、財産や住宅ローンのある家も手元に残せる。 手続きの詳細はコチラ

    債務整理を行うことにより、ギャンブルでできた借金の負担は大きく軽減できるはずです。また、これ以上返済が厳しい状況を放置しても状況は改善するどころか、より深刻な状況に陥りやすいことも、早めの手続きをお勧めする理由です。

    「自分の場合どれくらい借金が減るのか?」「自分に最適な方法はどれか?」詳しく知りたい場合は、一度弁護士や司法書士へ直接相談するとよいでしょう。

    当サイトでは、債務整理を積極的に扱う弁護士・司法書士を多数紹介しているので、まずは気軽に無料相談を利用してみてください。

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    返済の見通しが立たない場合は、信用情報にキズがつくことはデメリットにならない

    もしかしたら「債務整理をすると信用情報にキズがつく」ことを心配して、なかなか弁護士・司法書士へ相談できずにいる人もいるかもしれません。

    しかし、自力で返済できる見通しが立たない限り、信用情報にキズがつくことは避けられません。もし、現時点で2ヶ月以上返済不能の状態が続いているなら、既に信用情報にキズがついている可能性が高いといえます。

    債務整理はどの方法を選んでも一定期間は信用情報にキズがついてしまいますが、逆にいえば借金がなくなり一定期間が過ぎれば確実に信用情報についたキズが消えます。

    このまま返済の見通しが立たない場合、永遠に信用情報についたキズは消えないことになるため、むしろ債務整理をしたほうが、早く信用情報についたキズが消える可能性もあるのです。

    債務整理後は新規借入ができないので借金を繰り返す恐れがない

    弁護士や司法書士へ債務整理を依頼すると、一定期間は新たに借入をしたりクレジットカードを発行できなくなります。

    つまり、債務整理をすれば強制的に新規借入ができなくなるので、ギャンブルをするために新たに借入をすることがなくなります。

    ギャンブル依存症になってしまうと、どうしても自分で自分の行動をコントロールできなくなるため、返済どころかギャンブルのために借金を重ねてしまうケースが多いです。

    そのため、債務整理をして新規借入ができなくなることは、ギャンブル依存症の人にとって依存症を克服する手助けになるといえます。

    2.まだ返済できる場合は確実に返済を行う最大限の努力を行う

    まだ返済できる場合は、できる限り債務整理に頼らず、自力完済することが理想です。それは、信用情報にキズをつけずに済むからです。

    以下のような工夫を行うことが確実に借金を返済するコツとなるので、参考にしてください。

    A.借金の詳細を把握する

    まずは以下のような項目について調べ、借金の詳細を把握しましょう。

    • 借入社数
    • 借入業者名
    • 業者ごとの借入残金
    • 月々の返済額
    • 借入期間
    • 延滞期間
    • 連帯保証人の有無
    • 担保の有無

    上記の項目を借入業者ごとにまとめて表にするとよいでしょう。

    借金の詳細を把握することで「今後自力で返済できる見込みがあるか」を適切に判断できるようになります。

    また、自力で返済できず弁護士や司法書士へ相談する場合も、借金の詳細を把握できていたほうが、より具体的なアドバイスをもらえるでしょう。

    もし、上記の中でわからない項目があれば、借入先の金融機関へ連絡するか、信用情報機関へ開示請求をすると確認できます。

    信用情報の開示方法は、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

    B.毎月の出費を見直す

    最も簡単にできる対処法は、毎月の出費を見直すことです。

    とくに、毎月一定の金額を支払っている固定費は、見直すことで格段に返済資金の捻出が楽になる可能性があります。

    見直すべき固定費には、たとえば以下のようなものがあります。

    • 携帯電話代や光回線料金などの通信費
    • 生命保険・損害保険・自動車保険などの保険料
    • 動画や音楽配信サービスなどのサブスクリプション利用代金

    他にも「お弁当を持参して食費を下げられないか?」「あまり乗っていない車を処分して維持費を浮かせられないか?」など、毎月の出費を一つひとつ見直して、削減できるところがないか考えてみましょう。

    C.副業をして収入を増やす

    収入が低く返済資金を確保できない場合は、副業をして収入を増やすことも検討してみてください。

    現在ではさまざまな方法でお金を稼げるようになっており、本業に影響を与えず隙間時間を有効活用して稼げる副業がたくさんあります。

    借金返済におすすめの副業は、以下のとおりです。

    • クラウドソーシング
    • せどり
    • アフィリエイト
    • アンケートモニター
    • アルバイト

    なお「できるだけ高時給のバイトがいい」「1日だけ働きたい」など、単発バイトアプリを利用すれば希望に沿ったバイトを簡単に探せます。履歴書なし・面接なしで簡単に応募できるので、積極的に活用しましょう。

    また、イラストやネイルチップ、ハンドメイド品などは、サイトを立ち上げ販売することで利益を得られる可能性もあります。

    以下の記事では、上記で紹介した借金返済におすすめの副業について、それぞれの特徴や取り組む際の注意点を詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。

    3.ギャンブル依存症の場合は治療をおこなう

    ギャンブル依存症とは、ギャンブルにのめりこんでしまい、ギャンブルをしたいという衝動を自力ではコントロールできなくなる精神疾患のことです。

    ギャンブル依存症になっている場合、借金への対策と並行して、依存症の治療をおこなう必要があります。なぜなら、たとえ借金問題を解決できたとしても、依存症が治らなければ再びギャンブルのために借金をしてしまい、借金まみれの状態に逆戻りしてしまうと考えられるからです。

    ギャンブル依存症の主な治療方法は、以下のとおりです。

    • カウンセリング
    • 投薬治療
    • 自助グループへの参加

    ギャンブル依存症の治療が受けられる医療機関では、カウンセリングや投薬治療など、専門的な治療が受けられます。

    カウンセリングは定期的におこなうことで効果が表れるため、複数回おこなう必要があります。

    また、ギャンブル依存症を治す薬というものはありませんが、症状に応じて適宜薬も処方されます。たとえば、ギャンブルのことばかり考えて眠れない人には睡眠薬、症状を緩和させるために安定剤などが用いられます。

    自助グループとは、同様の問題を抱えた人やその家族が意見交換をおこない、支え合うために結成されたグループです。同じ体験をしている人たちに出会うことで悩みや苦しみを共有でき、気持ちが楽になるでしょう。

    ギャンブル依存症は心の病気であり、自力で克服することは非常に難しいと考えられています。一人で抱え込まず、医師や家族の助けを借りることをおすすめします。

    また、個人差はありますが、ギャンブル依存症の治療には3年程度の年月がかかるといわれています。簡単に治せるものではないため、気長に向き合っていく必要があるでしょう。

    ギャンブル依存症の相談・治療ができる専門機関

    ギャンブル依存症の相談・治療ができる専門機関には、以下のようなものがあります。

    精神保健福祉センターでは、心の問題や病気で困っている人やその家族、関係者からの相談を受け付けており、解決のためにさまざまな指導や支援を受けられます。センターによって異なりますが、医師・保健師・精神保健福祉士・臨床心理技術者・作業療法士などの専門家に相談が可能です。

    保健所では、ギャンブル依存症に関する相談が可能で、保健師・医師・精神保健福祉士などの専門家が対応してくれます。また、状況や希望によっては保健師に家庭を訪問してもらい、相談することも可能です。

    一般財団法人ギャンブル依存症予防回復支援センターとは、ギャンブル依存症の調査研究・予防回復支援・情報提供などをおこなっている団体です。ギャンブル依存症に特化した支援をおこなっているためギャンブル依存症に関する相談が気軽にでき、相談者の状況によっては医療機関や精神福祉保健センター、法テラスなどの専門機関を紹介してもらえます。

    また、サポートコールから紹介した専門機関での費用を3回まで(上限10,000円)負担してくれるため、まずは一度サポートコールに相談の電話をしてみるとよいでしょう。

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    ギャンブルが原因の借金は自己破産できない?

    「ギャンブルで作った借金は自己破産できない」と聞いたことがある人もいるかもしれません。

    これは、ギャンブルによる借金が「浪費」とみなされるため、免責不許可事由に該当する恐れがあるからです。

    免責不許可事由・・・自己破産の免責が認められない原因となる事由。免責不許可事由がある場合、自己破産をしても借金の返済義務が残る恐れがある。

    ただし、免責不許可事由があるからといって必ずしも免責が下りないわけではなく、裁判所の判断によっては免責が下りる場合もあります。

    これを裁量免責といいます。

    免責が下りないことを恐れて借入理由を偽るなど、依頼する弁護士・司法書士や裁判所へ嘘の申告をしてしまうと、後々調べて嘘が発覚したときに免責が下りない可能性が高いです。

    そのため、借入理由などは正直に申告し、どのような方法で解決するのが最善か依頼する弁護士や司法書士に判断してもらうのがよいでしょう。

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    まとめ

    ギャンブルにハマってしまうと「勝って返せばいい」という思い込みから簡単に借金を重ねてしまい、借金まみれの状態に陥ってしまう人が少なくありません。

    もし、自分の意志でギャンブルをやめられなくなっているなら、ギャンブル依存症になっている可能性が高いので、まずは専門機関へ相談するとよいでしょう。

    また、借金については弁護士や司法書士へ相談して、今後の返済についてアドバイスを受けることをおすすめします。

    当サイトでは、借金問題に注力している弁護士・司法書士を多数紹介しています。ギャンブル依存症による借金についても対応可能なので、まずは無料相談を利用してみるとよいでしょう。

    ギャンブルによる借金についてよくある質問

    ギャンブルで借金まみれになった場合の典型的な末路は?

    ギャンブルで借金まみれになった場合、最終的には返済不能になり、精神的・金銭的に追い詰められるケースが多いです。

    ギャンブルで借金返済不能になると、今後何が起きる?

    ギャンブルが原因で借金まみれになり、返済不能になった場合の一般的な流れは以下のとおりです。
    1.遅延損害金が高額な金額まで膨らんでいく
    2.電話・メール・郵便での督促が繰り返される
    3.ブラックリストに載る
    4.借金残高を一括請求される
    5.連帯保証人に請求がいく
    6.訴訟を提起され財産を差し押さえられる

    ギャンブルで借金まみれになってしまうのはなぜ?

    ギャンブルが原因で借金まみれになってしまう人が多い理由は、主に以下の3つです。
    ・依存性が高いから
    ・簡単に大金が手に入り金銭感覚が狂いやすいから
    ・「勝って返せばいい」と考え簡単に借金を繰り返してしまうから

    ギャンブルで借金まみれになった場合の対処法は?

    ギャンブルで借金まみれになった場合の対処法には、以下のようなものがあります。
    1.借金の詳細を把握する
    2.毎月の出費を見直す
    3.副業をして収入を増やす
    4.ルールを設け節度を守ってギャンブルを楽しむ
    5.ギャンブル依存症の場合は治療をおこなう
    6.債務整理で借金を減額する

    ギャンブル依存症になりやすい人の特徴は?

    ギャンブル依存症になりやすい人には、以下のような特徴があると考えられています。
    ・ギャンブルで大儲けしたことがある
    ・日々の生活に不満があり逃避願望がある
    ・ストレス発散方法がギャンブル以外にない
    ・負けず嫌いで勝つまでやり続けてしまう
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