相続を得意とする士業は実は少ないです。例えば、相続税申告の例を見てみると、令和2年度の相続税申告の件数は約12万件で、税理士の登録数は約7万9千人（令和2年12月末）ですので、税理士一人当たりの申告件数はわずか約1.5件となります。

「相続が得意な税理士が毎年何十件も申告をしている」ということを考えると、ほとんど相続案件をやったことがない税理士がたくさんいるということです

相続に慣れていない士業に相談することで、無駄な手間や思わぬトラブルに発展してしまうようなケースもありますので、必ず相続実績の豊富な士業に相談するようにしましょう。

士業によって「できる業務」と「できない業務」があります。例えば、相続税申告でしたら税理士、不動産の名義変更だったら司法書士、相続トラブルであれば弁護士、、、といったように、相続状況（必要な手続きの種類）により適切な士業に相談する必要があります。

ちなみに、相続に特化した事務所の中には、「一つの相談窓口で全ての手続きを任せることができる事務所」もあります（中には不動産売却にも対応できるところもあります）。

どんな手続きが発生していて、誰に相談したらいいのか？はツナグ相続のオペレーターにご相談いただければが分かりやすくご説明させていただきます。

失敗しない相続の専門家選びのポイントは、複数の事務所を比較し、慎重に選定することです。依頼者によって「どんな専門家に依頼したいか？」はさまざまです。経験年数を重視するのか、レスポンスの早さが大切なのか、それとも時間をかけて丁寧に説明してほしいのか、または料金の安さを重視するのか、どのポイントにこだわるかを明確にした上で、まずは実際に面談して相談してみることをおすすめします。

費用体系だけでなく、人間同士の相性も非常に重要です。①実績、②費用、③相性の3つの基準をしっかりと見極め、あなたにとって本当に信頼できる相続のパートナーを選ぶことが大切です。