沖縄県で離婚についての無料法律相談ができる窓口一覧
「離婚を考えているけど、どこで相談すればいいかわからない」という人は、まずは無料で法律相談ができる窓口で自分の状況を相談してみましょう。
沖縄県で無料法律相談ができる窓口は以下の通りです。
相談先名 | 電話番号 | 受付時間 | 所在地 |
---|---|---|---|
法テラス沖縄 | 0570-078368 | 水曜日・金曜日 10時~12時、14時~16時 | 〒902-0072 那覇市楚辺1-5-17 プロフェスビル那覇2F |
沖縄弁護士会・法律相談センター沖縄支部 | 0570-078368 | 第1・3・5金曜日 14時~16時 | 〒904-0021 沖縄市知花6-6-5 山城店舗1階102号室 |
てぃるる相談室(沖縄県男女共同参画センター) | 098-868-4010 | 火曜日~土曜日 10時~17時 | 〒900-0036 那覇市西3-11-1 |
市民相談室 | 098-929-3603 | 木曜日 13時~16時20分 | 〒904-8501 沖縄市仲宗根町26-1 |
参照:沖縄県男女共同参画センター【てぃるる】「てぃるる相談室」
参照:法テラス「法テラス沖縄」
参照:沖縄市「市民相談案内」
無料相談は、基本的に30分以内などの時間制限が設けられていることがほとんどです。そのため、あらかじめ相談したい内容をまとめておくと、スムーズに相談できるでしょう。
また、上記の窓口以外にも、各弁護士事務所が初回限定や、時間制で無料相談を設けている場合があります。
弁護士費用などに余裕がある場合は、離婚専門の弁護士に相談した方が、より有利な離婚成立を目指せるでしょう。
弁護士を探す際は、離婚問題の解決実績や口コミなどを確認するのがおすすめです。また、実際に相談してみて、自分と弁護士の相性が合うかや、依頼後の費用をわかりやすく提示してくれる事務所であるかも確認して選ぶようにしましょう。
令和4年の沖縄県での離婚件数は3,087組で全国14位
沖縄県の「人口動態統計年報」によると、令和4年の沖縄県の離婚件数は3,087組です。これは全国で14位に位置しています。
離婚件数全国第1位の東京都の19,255組や、第2位の大阪府の14,462組と比較すると、沖縄県の離婚件数は少ないものの、上位に位置しています。
離婚件数の多い都道府県は全国的にも人口が多い都市ですが、沖縄県は人口が少ないにも関わらず以下のように離婚率が高い点が特徴的です。
都道府県 | 人口 | 離婚件数 | 離婚率 |
---|---|---|---|
沖縄県 | 145万1,000人 | 3,087件 | 2.13 |
福岡県 | 510万7,000人 | 8,509件 | 1.67 |
佐賀県 | 81万1,000人 | 1,185件 | 1.46 |
長崎県 | 131万4,000人 | 2,048件 | 1.56 |
熊本県 | 173万9,000人 | 2,659件 | 1.53 |
大分県 | 113万5,000人 | 1,818件 | 1.60 |
宮崎県 | 106万1,000人 | 1,759件 | 1.66 |
鹿児島県 | 158万2,000人 | 2,486件 | 1.57 |
参照:沖縄県「令和4年(2022年)沖縄県人口動態統計(確定数)の概況」
参照:e-Stat「人口動態調査 / 人口動態統計 確定数 離婚」
参照:総務省統計局「人口推計」
令和4年度の沖縄県の人口1,000人あたりの離婚率は2.13。全国平均の1.5と比べてもかなり高い離婚率です。
この数値は47都道府県中1位に位置しています。全国的に見ても極めて離婚率が高い地域だと言えます。
沖縄県の離婚する夫婦は「2組に1組」に近い割合
「3組に1組は離婚する」という説がありますが、これは離婚件数を婚姻件数で割った数です。
令和4年度の沖縄県の婚姻件数は6,546組。この数字で、同年の離婚件数(3,514組)を割ると、約47.2%です。
以前は「3組に1組の夫婦が離婚している」と言われていましたが、沖縄県に関しては「2組に1組が離婚している」という方が正しいと言えるでしょう。
統計年度 | 離婚件数(沖縄県) |
---|---|
令和4年度 | 3,087組 |
令和3年度 | 3,218組 |
令和2年度 | 3,410組 |
平成31年度/令和元年度 | 3,520組 |
参照:厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」
沖縄県では、離婚件数は徐々に減少傾向にありますが、離婚率は依然として全国1位を維持しています。これは、婚姻件数も同時に減少しているためです。
沖縄県の特徴として、若年層の結婚が多いことや経済的な問題、文化的背景などが高い離婚率の要因として考えられています。
沖縄県の種類別離婚件数
離婚方法には6つの種類があり、それぞれ以下のように異なります。
離婚方法 | 説明 |
---|---|
協議離婚 | 話し合い等で両者の合意のもと、離婚届を提出する離婚方法。日本の離婚の約90%は協議離婚によるもの。 |
調停離婚 | 話し合い等で離婚に合意できない場合や、慰謝料・財産分与・親権などについて合意できない場合に、弁護士などの調停委員を間に挟んで、家庭裁判所の調停のもと離婚する方法。 |
審判離婚 | 離婚調停でほとんどの条件で合意できているにも関わらず、些細な原因で調停不成立となりそうな場合、家庭裁判所が職権により「審判」を下して離婚を成立させる方法。 |
判決離婚(裁判離婚) | 協議・調停・審判で離婚が成立しない場合に、訴訟を起こして裁判所が判決を下す離婚方法。判決離婚で離婚するには「法定離婚事由」が必要。 |
和解離婚 | 離婚訴訟中に、双方の譲歩によって合意して成立する離婚方法。 |
認諾離婚 | 離婚訴訟中に、被告が原告の主張を全面的に受け入れることで成立する離婚方法。 |
現在公開されている令和4年度の人口動態調査によると、沖縄県の離婚方法の種類別離婚件数は以下の通りです。
離婚方法 | 離婚件数 |
---|---|
協議離婚 | 2,839組 |
調停離婚 | 186組 |
審判離婚 | 24組 |
判決離婚 | 15組 |
和解離婚 | 23組 |
認諾離婚 | 該当なし |
参照:厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」
沖縄の協議離婚の件数が圧倒的に多く、全体の約92.5%を占めています。
話し合い等で双方で合意できない場合は、調停・審判・判決離婚などになりますが、時間やお金が余計にかかってしまうため、弁護士に相談した上で「協議離婚」を選ぶ場合が多いようです。
令和4年度の沖縄県の配偶者からの暴力(DV)に関する相談件数は1,835件
令和4年度に、沖縄県内の相談機関で受け付けた配偶者からの暴力相談件数は1,835件です。令和3年度の相談件数と比較すると、257件減少しています。
一時保護にまでいたるケースは減少傾向にありますが、DVやモラハラなどの相談は依然として高い水準を維持しています。特に、相談者の約98%が女性であり、沖縄県において女性が配偶者からの暴力に苦しむケースが多いことが明らかです。
夫婦の間にDVやモラハラがあること自体に気がついていない場合もあるため、少しでも疑問に感じた場合はDVやモラハラについて相談できる機関に相談してみるのがおすすめです。
DVやモラハラ被害を受けたときに無料相談できる沖縄県の窓口一覧
DVやモラハラ被害を受けた際に、無料相談ができる沖縄県の窓口は以下の通りです。
相談先名 | 電話番号 | 受付時間 |
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DV相談ナビ | #8008 | 24時間365日 |
DV相談プラス | 0120-279-889 | 24時間365日 |
沖縄県女性相談支援センター | 098-854-1172 | 平日:8:30~17:15 土日祝:8:30~12:00、13:00~16:30 |
沖縄県男女共同参画センター(てぃるる相談室) | 098-868-4010 | 火~土:10:00~17:00 |
沖縄県性暴力被害者ワンストップ支援センター | #8891 または 098-975-0166 | 24時間365日 |
那覇市女性相談 | 098-862-0515 | 月~金:9:00~16:00 |
浦添市女性相談室 | 098-876-1234(内線7313) | 月~金:9:00~17:00 |
豊見城市家庭相談室(女性相談) | 098-840-5633 | 月~金:9:00~16:00 |
女性の人権ホットライン(那覇地方法務局人権擁護課) | 0570-070-810 | 平日:8:30~17:15 |
参照:那覇市公式ウェブサイト「女性相談について」
参照:沖縄県男女共同参画センター【てぃるる】「てぃるる相談室」
参照:沖縄県公式ホームページ「こども未来部 女性相談支援センター」
参照:沖縄いのちの電話「相談機関リスト」
参照:豊見城市公式ウェブサイト「女性相談(配偶者等の暴力(DV)相談等)」
参照:浦添市公式ウェブサイト「女性相談・男性相談 窓口一覧」
緊急性が高い場合や、危険が迫っている場合は、迷わず110番をして身を守るようにしましょう。