ご依頼者様は生活費や遊興費などを補てんするため、消費者金融からの借り入れと返済を繰り返す生活を続けていました。
また、結婚をきっかけに自宅を購入し、住宅ローンも返済していました。
ところが、病気で入院したことをきっかけに今後の返済に不安を感じたため、弁護士法人プロテクトスタンス大宮事務所へご相談されました。
弁護士の対応
ご依頼者様は、住宅ローンを除く借金が700万円以上に膨らんでおり、すでに返済が困難な状況に陥っていました。
一方、ご依頼者様が病気から回復して仕事に復帰していた点や、自宅を残したいと強く希望していた点から、本件を担当した弁護士は自己破産ではなく個人再生の手続きを進めることにしました。
借金の返済方法を説明する再生計画の作成や、裁判所での手続きなどを弁護士がサポートした結果、733万円もの借金を146万円まで圧縮することに成功。
月々の返済額も7万円から4万円まで減額でき、ご依頼者様は住宅ローンの返済を続けながら、圧縮後の借金も完済を目指せるようになりました。
結果
高額な借金を抱えている場合、返済義務が免除される自己破産を検討するケースが多いですが、自宅などの財産を処分する必要があるというデメリットを考慮しなければなりません。
一方、個人再生は住宅ローン以外の借金を大幅に減額したうえで、原則3年（最長5年）かけて返済する手続きです。
借金の返済義務は残りますが、住宅ローンの返済を続けることで自宅を処分する必要がないため、安定した収入があり、マイホームを手放したくない方にとっては最適な選択肢になるでしょう。
借金の総額や収入、保有している財産などを踏まえ、最適な債務整理の手続きを選択できなければ、借金問題の解決が遠のく可能性があるため、返済に苦しんでいる方は弁護士へのご相談をおすすめします。
