掲載件数
433
2024年11月現在

セックスレスの夫婦の割合は何%?セックスレスになる原因や解決法も紹介

セックスレス 夫婦 (割合)

2020年時点での日本の夫婦の51.9%以上がセックスレス状態にあり、日本はセックスレス大国ともいわれています。

セックスレスとは「特別な事情がないにもかかわらず、性交やセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上ない状態」をいいます。年齢による体力や性欲の低下、仕事や育児による時間の無さ、性的な好みや性行為に対する価値観の違いなど、セックスレスにはさまざまな原因があります。

セックスレスを解消するには、日常的かつ身体的なスキンシップを取ったり、精神的な距離を縮めたりしてみる他、性的嗜好についてオープンに話し合ったり、専門家に相談することが大切です。

本記事にたどり着いた人の中には、セックスレスの割合や原因、解消方法について詳しく知りたい方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、日本における夫婦のセックスレスの割合やセックスレスの原因、解決方法を詳しく解説します。また、以下のポイントについても詳しく解説しています。

パートナーとのセックスレスに悩んでいる方は、ぜひ最後までチェックしてください。

無料相談・電話相談OK!
一人で悩まずに弁護士にご相談を

ツナグ離婚弁護士で離婚に強い
弁護士を探す

【5,000人にアンケート】セックスレスの夫婦の割合は39%!

本記事で、5,000人の夫婦にアンケートを実施したところ、「セックスレスだと感じている」「セックスレスだとやや感じている」と回答した夫婦は約39%でした。

本記事のアンケートだけを見ると、セックスレスの夫婦の割合は半数未満なので、セックスレスの夫婦は多いようには見えないのですが、「一般社団法人日本家族計画協会」が実施したセックスレスに関する調査によると、婚姻関係にあるカップルでのセックスレスの割合は2020年時点で51.9%に上ることが分かりました。

本記事のアンケートでは、20代・30代の回答者が約62%だったために、「一般社団法人日本家族計画協会」が実施した調査と比べて、セックスレスに悩んでいる夫婦の数値が低めに出たものだと考えられます。

婚姻関係にあるカップルでのセックスレスの割合

出典:一般社団法人日本家族計画協会 ジャパン・セックスサーベイ2020

過去のデータと比較した場合、対象となる年齢が異なるため、単純な比較は難しいものの、2004年時点で31.9%だったセックスレスの割合は、16年間で20%も増加したことになります。

また、レゾンデートル株式会社が20~50代の既婚者男女4,000人を対象にセックスレスに関するアンケート調査を行ったところ、66.2%が配偶者とセックスレス傾向にあることが分かりました。

このうち、完全なセックスレスであると回答したのが全体の43.9%、セックスレス状態にややあると回答したのが24.3%に上っています。

セックスレス状態にややあると回答したのが24.3

出典:夫婦のセックスレスに関する実態調査|レゾンデートル株式会社

さらに、20代~40代に限定した場合でも、全体の64.5%がセックスレス傾向にあり、そのうち37.6%が完全なセックスレスであると回答しています。

一般的に性交渉が少なくなる50代を除いて考慮した場合でも、日本の夫婦の約50%程度はセックスレスであるといえるのです。

セックスレスの原因・きっかけランキング!体験談をご紹介

日本ではセックスレスの夫婦が多いことが分かりしましたが、セックスレスになる原因やきっかけはどのようなものごとなのでしょうか。

ここでは、セックスレスになる原因やきっかけをランキング形式で紹介します。具体的な原因やきっかけは以下のとおりです。

  • 1位:歳をとって性欲が低下した・体力がなくなった
  • 2位:パートナーとの性行為に飽きた
  • 3位:育児や仕事などで時間が取れない
  • 4位:パートナーと過ごす時間が少ない
  • 5位:性的な好みや性行為に対する価値観が違う

それぞれ詳しく解説します。

1位:歳をとって性欲が低下した・体力がなくなった

本記事でアンケートを実施した結果、セックスレスの原因の第1位は、「性欲の低下・体力の低下」でした。

アンケートには、以下のような声が寄せられました。

  • 夜布団に入るころには眠くてすぐ寝る。それを何度も繰り返して相手にされなくなった。(40代・男性)
  • お互いに太ったり老けたりして性的に魅力を感じない(40代・女性)
  • 体臭が気になるようになってきた(40代・男性)

年齢を重ねて性欲や体力が低下することが、夫婦のセックスレスの原因になることがあります。

年齢を重ねることでセックスに影響する要素は以下のとおりです。

  • 性ホルモンの変化
  • 身体の変化
  • 健康状態の悪化
  • 心理的要因やストレス
  • 関係性の変化

人間は年齢を重ねると性ホルモンが減少する傾向にあります。男性のテストステロンや女性のエストロゲンなどの性ホルモンが年齢とともに減少することで、性欲や性的な興奮に変化が生じるのです。

また、年齢の経過は身体にも影響を及ぼします。筋肉量の低下や持続力の減少、筋力の低下などにより、セックスに対するモチベーションが上がらなくなるケースがあります。

健康状態が悪化することも、セックスレスにつながる要因です。慢性的な痛みや基礎疾患、服用する薬の副作用などが影響して、セックスに対する興味や能力が低下する場合があります。

さらに、年齢の経過によって家庭における責任の増加とともにストレスを感じやすくなることで、性的関心や興奮が低下するケースがある他、若い頃からの体つきの変化、自尊心の低下などがセックスレスの原因となることもあります。

他にもパートナーと長年一緒に生活することで、関係性が変化するのもセックスレスに影響します。相手を親族として扱うようになる他、コミュニケーションの不足や感情の変化がセックスレスにつながるのです。

このように、年齢を重ねることで、心や体のさまざまな部分が変化するため、セックスレスになりやすいといえます。

2位:パートナーとの性行為に飽きた

以下のように「パートナーとの性行為に飽きた」という声も寄せられました。

  • 結婚して20年も経ったので、もうマンネリ(40代・女性)
  • 義務的な感じになってしまったから、それならしなくてもいいかなと思った(30代・男性)

セックスレスになる原因やきっかけとして、パートナーとの性行為に飽きてしまうことがあるようです。
パートナーとの性行為に飽きる要因となるのは、以下のとおりです。

  • セックスがルーティン化する
  • コミュニケーションが不足する
  • それぞれの趣味・嗜好が変化する

長い間夫婦生活を送る上で、同じパターンやルーティンのセックスが続くことで、新鮮味や刺激は減少してしまうため、退屈に感じたり、興味を失ったりしてセックスレスになることがあります。

また、パートナーとのコミュニケーションが不足すると、性的な趣味や嗜好に関する理解が深まりません。そのため、セックスが単調になりやすく、パートナーとのセックスへの興味を失ってしまいかねないのです。

さらに、人は時間の経過とともに変化するものです。新しいものごとに興味を持ったり、親としてライフステージの変化を経験したりすることで、性的なニーズが変化し、セックスレスになることがあるでしょう。

3位:育児や仕事などで時間が取れない

  • 仕事と子育てで毎日バタバタで、夜は子供と一緒に寝てしまうため、夫婦二人になる時間がつくれなくなった。(30代・女性)
  • 仕事、家事、育児 お互いにある程度支え合って時間がない中で、「疲れ」を見ていると、行為をする以上に身体を休めて欲しいという気持ちの方が強い為(30代・男性)

育児や仕事などが忙しく、時間が取れないためことも、セックスレスになるきっかけです。

育児はエネルギーが必要な作業であり、特に初めて子どもが生まれた家庭では乳幼児期から幼児期の子育てに費やす時間が増える傾向にあります。

体力面・精神面への負担が大きくなりやすく、セックスのための時間やエネルギーが不足してしまうため、セックスレスにつながってしまうのです。

また、育児中はパートナーの見方が変わることがあり、ロマンチックな時間が犠牲にされることもあります。このような状況が続けば、セックスレスになってしまうこともあるでしょう。

さらに、仕事では精神的な疲労やストレスが発生しやすくなり、リラックスやセックスに対する余裕がなくなってしまうケースもあります。

4位:パートナーと過ごす時間が少ない

  • とにかく一緒にいる時間がない(30代・女性)
  • 仕事で生活リズムが合わなくなった(20代・男性)

セックスレスになる原因の1つが、パートナーと過ごす時間が少ないことです。

パートナーと過ごす時間が少ない場合、以下のような影響があります。

  • 性的なコミュニケーションが減る
  • 感情的なつながりを感じにくくなる
  • デートの機会が減る
  • ストレスや疲労を感じやすくなる

まず、パートナーと過ごす時間が少なければ、性的なコミュニケーションの機会は減少します。セックスの回数が減少することで、セックスレスになるきっかけとなるかもしれません。

パートナーと過ごす時間が少なくなることで、感情的なつながりを感じにくくなる他、デートをしながらロマンチックな時間を過ごす機会も減るため、セックスに対する興奮や欲望が低下してしまいます。

また、お互いがなかなか会えないほど仕事が忙しい場合、ストレスや疲労が蓄積しやすくなります。セックスへの興味が低下しやすくなるため、セックスレスになる可能性が生まれます。

5位:性的な好みや性行為に対する価値観が違う

  • 受け入れられない相手の内面や性的嗜好が見えてしまい幻滅したから(30代・女性)
  • 相手は不満そうだがあまり性行為をしなくても平気。価値観の違いを感じる(30代・女性)

パートナーの性的な好みや性行為の価値観が異なる場合も、セックスレスになりやすいでしょう。

パートナー同士でセックスの好みが一致しない場合、セックスをしてもどちらか一方が満足感を得られない可能性が高くなります。このような関係性が継続されれば、性的興奮が低下してしまうため、セックスレスになりやすいといえます。

また、セックスに対する価値観が異なる場合、お互いの考え方がストレスにつながる恐れもあります。結果として関係性にもストレスを感じるようになり、セックスレスにつながってしまうのです。

セックスレスじゃない人はどれくらい?頻度や夫婦生活の体験談を調査!

これまでセックスレス状態にある夫婦の割合や原因などを紹介してきましたが、一方で、以下のようにセックスレスになっていない夫婦も多くいます。

  • 結婚して10年経っているが、今でも定期的に夫婦で性行為をする(30代・男性)
  • 夜の夫婦生活はお互いにコミュニケーションだと思って、お互いを思ってできていると思う(40代・女性)

レゾンデートル株式会社の調査によれば、20~59歳の既婚男女(合計4,000人)のうち、セックスレスには該当しない人の割合は31.9%となっています。

また、男女別の割合の違いを見ると、男性は全体の29.9%、対して女性は33.8%が該当していませんでした。

配偶者とセックスレス状態にありますか:男性
配偶者とセックスレス状態にありますか:女性

出典:夫婦のセックスレスに関する実態調査|レゾンデートル株式会社

また、一般社団法人日本家族計画協会の20~69歳の男女を対象にした調査における、1年以内のセックスの頻度は以下のとおりです。

1年以内のセックスの頻度

出典:一般社団法人日本家族計画協会 ジャパン・セックスサーベイ2020

セックスレス状態にない(月1回以上セックスがある)人の1年以内の頻度は、月2~3回が最も多く、次いで月1回、週1回が多くなっています。

年齢別では、20代の頻度が最も高くなっていますが、30代になると男女とも頻度が低下する傾向にあります。頻度について、以下のような声もあります。

  • 「夫婦関係に安心を求めたいから1週間~10日に1回はしている」
  • 「配偶者が入浴してリラックスした後にすることが多い。最近は週に2回ぐらい」

「必ず何回しなければならない」というわけではありませんが、頻度については夫婦でコミュニケーションをとりながら決めている方が多いようです。

セックスレスは絶対に解消するべき?セックスレスを解消したいと思っている人の割合を男女別に調査!

では、セックスレスを解消したい人はどれくらいいるのでしょうか。ここでは、セックスレスの解消を望む人の割合を紹介します。

株式会社ネオマーケティングの調査によれば、セックスレスの解消を望む人の割合は以下のようになりました。

セックスレスの解消を望む人の割合

出典:セックスレスに関する意識と実態調査2023|浜松町第一クリニック

過去にセックスレスを乗り越えたことがある人のうち、55.5%の人がセックスレスの解消を望んでいます。また、セックスレスを乗り越えた経験がない人で、解消を望むのは38.7%でした。

男女別・年齢別での調査結果は以下のとおりです。

男女別・年齢別での調査結果

出典:セックスレスに関する意識と実態調査2023|浜松町第一クリニック

セックスレスの解消を望む女性が31.9%であるのに対して、男性は57.1%に上り、男性の方が多いことが分かります。

特に40代では、解消を望む女性は19.2%にとどまったのに対し、男性は47.1%と圧倒的に多くなっています。

ただし、セックスレスでも仲の良い夫婦もいるということは理解しておきたいところです。

既出の調査では、セックスと夫婦仲の関係についてもアンケートを行っています。

20~59歳の既婚男女4,000人に夫婦仲を聞いたところ、夫婦仲が良い(良いもしくはやや良い)と答えたのは全体の60.1%となっています。

そして、セックスレスに該当する人と該当しない人との調査結果の比較は以下のとおりです。

セックスレスに該当する人と該当しない人との調査結果の比較

出典:夫婦のセックスレスに関する実態調査|レゾンデートル株式会社

セックスレスに該当しない夫婦で、夫婦仲が良いのは66%、該当する夫婦では57.2%でした。

また、完全なセックスレス状態の人に絞った場合のデータは以下のとおりです。

完全なセックスレス状態の人に絞った場合のデータ

出典:夫婦のセックスレスに関する実態調査|レゾンデートル株式会社

夫婦仲が良いのは52.7%で、セックスレス傾向の人と比べて大きな違いはありません。

セックスレスでも半数以上の夫婦仲が良いという結果が出ている事実にも目を向けたいところです。

また、配偶者と住む既婚者に、セックスが好きか嫌いかを調査したところ、以下の結果となりました。

配偶者と住む既婚者に、セックスが好きか嫌いかを調査

出典:セックスレスに関する意識と実態調査2023|浜松町第一クリニック

全体の80%以上(81.6%)の人がセックスを好み、嫌いな人は18.4%にとどまっていることから、セックスを好む人の割合が圧倒的に多いことが分かります。

ただし、現在セックスレスで、セックスレスを乗り越えた経験がない人の中で、セックスを好むのは67.7%とやや低くなっています。

次に男女別・年齢別割合では以下のようになっています。

男女別・年齢別割合

出典:セックスレスに関する意識と実態調査2023|浜松町第一クリニック

男女比では、20代から40代の男性の90%以上がセックスを好むという結果となっています。

一方、女性でセックスを好むのは全体の約7割を下回っており、特に40代ではセックスを好むのが54.2%、嫌うのが45.8%となっています。年齢別では若い世代ほどセックスを好む傾向にあります。

次に、セックスの重要性に関する調査結果は以下のとおりです。

セックスの重要性に関する調査結果

出典:セックスレスに関する意識と実態調査2023|浜松町第一クリニック

セックスが重要と考える人は76.5%、重要とは考えない人は23.5%となりました。

また、現在セックスレスでこれまでにセックスレスを乗り越えたことがない人の場合、セックスの重要性が低下傾向にあります。

男女別・年齢別のデータは以下のとおりです。

セックスの重要性が低下傾向

出典:セックスレスに関する意識と実態調査2023|浜松町第一クリニック

男性89.3%・女性63.7%と、男性の方がセックスを重視しています。

また、すべての年代・性別でセックスを重視する人が多いですが、40代の女性に限れば重視しない人が52.6%と多く、重視するよりも多くなっています。

年齢別では、いずれの年代もセックスを重要視する傾向にありますが、年齢が経過するごとに重要性が低下する傾向にあります。

セックスレスが原因で不倫や離婚に繋がることも

セックスレスでも仲が良い夫婦がいる一方、セックスレスが原因となり不倫や離婚につながるケースもある点には注意が必要です。

夫婦がセックスレスになった場合、性的な満足度が得られずに不満が蓄積され、配偶者以外の相手との不倫に発展する可能性があります。

性的な充足感を得られないと、他の誰かで不足を補おうとする誘惑が生まれることがあるためです。

また、感情的なつながりが希薄になった場合も、不倫の原因となることがあります。

夫婦間の理解やコミュニケーションが不足すると、夫婦関係が冷めやすくなり、不倫相手に対する感情的な思いが強くなるためです。

そして、セックスレスは離婚の原因になることがあります。

夫婦間の性交渉はそれぞれ考え方があるものの、円満な夫婦生活を送るための大切な要素となります。

そのため、セックスレスに悩みを抱えている人の方から、セックスレスを理由に離婚を切り出されることがあるのです。

例えば、配偶者からセックスレスを理由に離婚を切り出された場合、こちらが応じなければすぐに離婚は成立しません。しかし、離婚協議が裁判にまで発展した場合、離婚が認められる可能性があります。

裁判において夫婦間での性交渉は結婚生活の重要な基礎として位置づけられており、裁判で離婚が成立する場合に必要な法定離婚事由(婚姻を継続しがたい重大な事由)に該当するケースがあるためです。

特に、セックスレスに至るまでの経緯や夫婦間での事情に加えて、夫婦関係が破綻している場合は、離婚が認められやすい傾向にあります。

また、セックスレスが不倫の原因となることは前述したとおりですが、不倫関係が明るみに出た場合も、法定離婚事由(不貞行為)に該当するため、離婚が認められる可能性が高くなります。

セックスレスとなり、片方もしくは双方が不満を感じている場合、不倫や離婚に発展する可能性があることは、理解しておきたいところです。

セックスレスを解消したい人に試してほしい6つの方法を体験談と一緒にご紹介

最後に、セックスレスの解消におすすめの方法と体験談を紹介します。具体的な方法は以下の6つです。

  • 配偶者とマッサージなどで日常的に身体的なスキンシップをとる
  • 同じ趣味を楽しんで精神的な距離を縮める
  • 二人きりでデートを楽しむ
  • 自分磨きをしてみる
  • 性的な好みについて話し合ってみる
  • セックスレスについて夫婦で専門家に相談する

ここで大切になるのが、自分のパートナーと向き合って行動することです。友人や他人の性生活と比較せず、目の前の配偶者との関係改善のみに集中してください。

それぞれの方法について、体験談と共に紹介します。

配偶者とマッサージなどで日常的に身体的なスキンシップをとる

  • 実際に性行為をするかはおいておいて、お互いにマッサージをして触れ合うことで、夫婦仲が良くなった
  • 手を繋いだり、肩を揉んだり、足をマッサージするだけでも、互いに優しい気持ちになれる

本記事のアンケートに寄せられた上記の声のように、日常的に配偶者と身体的なスキンシップをとることが有効です。

スキンシップが夫婦間の関係性や会話に良い影響を与え、親密度が高まる可能性があるためです。

特にマッサージはセックスレス解消に効果的です。パートナー同士がマッサージによって身体的なスキンシップをとることで、コミュニケーションが増し、感情的なつながりが強くなる場合があります。

また、体の緊張がほぐれてリラックス効果をもたらし、性的な刺激や興奮を促進する可能性があります。

軽いタッチや優しいマッサージであれば、セックスへのプレッシャーを感じることなく、身体的な親密さを深められるでしょう。

あるセクシャルウェルネスブランドのアンケートによれば、86%の人がスキンシップによってパートナーとの関係性やコミュニケーションの質が良くなったと回答しています。

出典:SARESSAによるスキンシップで親密度アップの体験レビュー|TENGA

スキンシップはセックスレス解消に効果的な手段といえるでしょう。

同じ趣味を楽しんで精神的な距離を縮める

  • 今まで全然私の趣味に興味を持たなかった夫が、私の趣味について色々と聞いてくれて、一緒に始めてくれた。夫婦の距離が縮まったし、セックスレスも解消しました。
  • 同じ趣味を楽しむだけで、二人の時間が取れる。

二人で同じ趣味を楽しみ、精神的な距離を縮めることも、セックスレス解消に効果的な方法です。

配偶者と同じ趣味を楽しむことにはさまざまなメリットがあり、配偶者との関係改善につながるためです。

まず、共通の趣味があることで、関連する会話が自然と増え、パートナー同士の感情的なつながりが深くなります。

また、共通の趣味を楽しむことでストレスが軽減されてリラックスしやすくなるため、セックスに対する心の余裕が生まれやすくなるのです。

さらに、同じ趣味を共有することでお互いの好みや興味を理解できたり、共感できたりするようになるため、お互いのことを理解し合えるようになるのです。

ある女性は配偶者を趣味のヨガに誘い、配偶者の腰痛が改善したことから、ヨガのイベントに参加したり、アロマの勉強の練習を一緒に行うようになったりして、共通の会話が増え仲良くなったといいます。また、肌が触れ合うことに対して抵抗がなくなったそうです。

共通の趣味は夫婦関係の改善に役立つ可能性が高いといえます。

二人きりでデートを楽しむ

  • 子供が生まれてから、忙しくなりセックスレスになってしまったので、記念日は必ず両親に子供を預けて二人きりのデートをするようにしています
  • 月に1回は二人きりのデートをしています。ロマンチックな気持ちになれて良い。

二人きりでデートを楽しむことも、セックスレス解消につながることがあります。

感情的なつながりが深まったり、新鮮な刺激が得られたりするためです。

配偶者と二人でデートすることで、コミュニケーションが増えるため、感情的なつながりが強くなる他、新鮮な刺激によってセックスに対する刺激や興奮が増す可能性があります。

また、ロマンチックな雰囲気を味わうことで、お互いの愛情や興奮を高められるのもデートのメリットです。自然な流れでセックスにつながる可能性も高まるでしょう。

例えば、結婚式を挙げたホテルで久しぶりにデートをし、お互いの気持ちが高まって行為に及び、セックスレスを解消したケースがあります。

まずは二人でデートの時間をとることから始めてみるといいでしょう。

自分磨きをしてみる

  • 自分の身体の衰えが嫌で、相手に体を見せたくなかったのだが、相手も同じ気持ちだった。今は一緒に筋トレやランニングをして、二人で自信を持てるようになった
  • ダイエットをして、自分に自信を持つところから始めた

セックスレスの解消には、自分磨きも有効です。

自分磨きによってさまざまな良い影響が生まれるためです。

自分磨きによって新しいスキルや趣味を習得したり、健康管理に取り組んだりすることで、自己満足感や自己肯定感が向上します。これにより、自分に対してポジティブになれるようになり、セックスに対して前向きになれる可能性があります。

また、外見や内面の魅力が向上するケースが多く、周りの人はもちろん、配偶者にも魅力的に見られることが増加するため、自分や配偶者がセックスに積極的になれる場合もあるでしょう。

ある女性は産後に30kg近く体重が増加したことと、健康診断の結果が良くなかったためにダイエットを決意。1年で30kg近く減量してかつての体型を取り戻したとのことです。

もともと相当な美人だったことから、痩せたことで周囲からの視線を感じるようになり、配偶者からも積極的に誘われるようになったそうです。

配偶者に自分のことを異性として感じてもらえるよう努力すれば、セックスレス解消につながるでしょう。

性的な好みについて話し合ってみる

  • なんだかんだ、お互いに性的な好みについて話したことはなかったので、腹を割って話してみたら、意外とうまくいった
  • 相手に好みの下着のデザインを聞いた

性的な好みについてパートナーと話し合うのも、セックスレス解消に効果的です。

オープンに話し合うことでお互いのことを深く理解できるようになるからです。

性的な好みについて話せるようになれば、自分や相手の欲望について理解し得合えたり、共感したりできるようになります。また、相手が望むことを把握できれば、セックスに対するプレッシャーが軽減され、リラックスしてセックスに臨めるようになるでしょう。

ある女性は、セックスに対して積極的ではなく、結婚以前にもセックスの経験がなかったそうです。

ただ、あるタイミングで性に関する深い話になり、配偶者が気持ちを理解してくれたことで、お互いに気持ち良いポイントや刺激を教え合うようなったとのこと。今ではお互いが求めあうようになったそうです。

お互いの想いや欲望を共感できれば、セックスに前向きになれるかもしれません。

セックスレスについて夫婦で専門家に相談する

  • 二人だけでは解決できないと思ったので、恥ずかしかったが、カウンセラーに相談した。いろいろな提案がもらえたし、セックスレスの解消もできたので相談してよかった。
  • 自分たちだけじゃわからない問題点がカウンセラーに相談したらわかった。相談しながら解決策を考えられたのもありがたい

セックスレスについて専門家に相談するのも、セックスレス解消に有効な手段です。

第三者のカウンセリングや助言によって、夫婦関係の問題点を認識できるためです。

夫婦で相談すれば、その夫婦特有のアドバイスを受けられる他、第三者があいだに入ることで、あなたもパートナーも本音を話しやすくなり、相手が思っていることを理解しやすくなります。

夫婦が抱える問題が浮き彫りになり、問題を解消するための具体的な助言をもらえることで、夫婦で一緒にセックスレス解消に取り組めるようになるでしょう。

ある女性は配偶者との関係性が悪化し、解決の糸口が見えずに悩んでいたときに、夫婦でカウンセリングを受けたとのこと。カウンセラーからのアドバイスによって夫婦関係は改善され、セックスレスも解消したそうです。

専門家に相談すれば、夫婦の問題をスムーズに解決できる可能性があるといえます。

まとめ

セックスレスは夫婦関係の継続に大きく影響する可能性があります。セックスレスでも仲の良い夫婦はたくさんいますが、場合によっては不倫や離婚につながる恐れもあるため、注意しなければなりません。

もし、セックスレスを解消したいと考えるのであれば、本記事で紹介した方法を試してみてください。ただし、他人と比較してはいけません。自分と自分のパートナーとの関係改善にフォーカスして一緒に行動すれば、セックスレスを解消できる可能性が高まるでしょう。

無料相談・電話相談OK!
一人で悩まずに弁護士にご相談を

ツナグ離婚弁護士で離婚に強い
弁護士を探す

その他の男女問題に関するコラムはこちら

離婚に強い弁護士を探す

掲載事務所
433
更新日 : 2024年11月18日
検索