【結論】リボ払いの支払いが負担なら一括返済すべき
結論からいうと、リボ払いの支払いが負担ならこれ以上先延ばしにせず、早急に一括返済すべきです。
支払いが負担だからといって毎月の返済額を低く設定してしまうと、支払いがさらに長期化して支払総額も大きく膨らんでしまう恐れがあります。
リボ払いを一括返済すれば、以下のようなメリットが得られます。
- リボ払いを何年も続けなくて済む
- 手数料を減らせるため支払総額が減る
- ストレスや精神的負担を減らせる
- カードの利用枠に空きができる
- 信用情報を整理できる
ここからは、それぞれのメリットについて1つずつ詳しく解説していきます。
リボ払いを何年も続けなくて済む
リボ払いは利用金額にかかわらず、毎月支払い額が一定になる支払い方法です。
毎月の家計の管理がしやすく、支払い負担を軽減できるのがメリットですが、その代わりに支払いが長期化しやすく、完済するまで数年以上かかるケースも少なくありません。
一括返済をすれば利用残高がゼロになるため、長期化しやすいリボ払いの支払いから抜け出せます。
たとえば、リボ払いの手数料の利率が年15%のクレジットカードで50万円利用し、一括返済をせずに支払いを続けた場合、支払い期間や支払い総額は以下のようになります。
毎月の支払い額 |
支払い期間 |
支払い総額 |
1万円 |
6年7ヶ月 |
789,501円 |
2万円 |
2年7ヶ月 |
603,248円 |
3万円 |
1年7ヶ月 |
564,195円 |
※クレジットカード会社によってはシミュレーション結果が異なる場合があります。
このように、毎月の支払い額が低いほど支払い期間が長期化し、支払い総額も増えてしまいます。そのため、まとまった資金が用意できたら早めに一括で返済するのが得策だといえます。
手数料を減らせるため支払総額が減る
支払い期間が長くなるほど手数料を支払う回数が増えるため、完済までの支払い総額も増えることになります。
しかし、リボ払いを一括返済すれば支払期間を短縮でき、支払う手数料を減らせるため、結果として支払総額も抑えられます。
リボ払いの手数料は年率15~18%と高額であるため、一括返済をすれば手数料の大幅な削減効果が期待できるでしょう。
ストレスや精神的負担を減らせる
リボ払いは手数料が高く、毎月の支払い額を低く抑えると元金が減りにくくなるため、支払いが長期化する傾向です。
たとえば、年利15%のリボ払いを50万円利用し、毎月1万円ずつ返済していく場合、支払いが終わるまで6年7ヶ月もかかります。これだけ完済までに時間がかかると、ストレスや精神的負担も相当なものになるでしょう。
しかし、一括返済をして利用残高をゼロにすれば、リボ払いの支払いが終了するため、毎月支払いに追われるストレスや「いつまで経っても返済できない」という不安から解放されます。
カードの利用枠に空きができる
クレジットカードは無制限に利用できるわけではなく、利用枠という限度額が設定されています。利用枠には大きく分けて以下の2種類あり、それぞれ限度額が設定されています。
- ショッピング利用枠:クレジットカードで買い物ができる限度額
- キャッシング利用枠:クレジットカードで現金が借りられる限度額
キャッシング利用枠の中には「割賦枠」というものがあり、これがリボ払いの利用限度額になります。
割賦枠とは、1回払い以外の支払い方法(2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス一括払い)で買い物ができる限度額のことです。
リボ払いの利用残高(まだ支払いが済んでいない金額)が割賦枠に達してしまうと、割賦枠に空きができるまでリボ払いや分割払いが利用できなくなり、ショッピング利用枠も圧迫してしまいます。
リボ払いを一括返済すれば利用残高がゼロになり、割賦枠に空きができるため、ショッピングでクレジットカードを利用できる金額に余裕が生まれます。
たとえば、ショッピング利用枠が100万円(うち割賦枠が50万円)でリボ払いの利用残高が30万円の場合、新たにクレジットカードやリボ払いを利用できる枠は以下のようになります。
新たにカードを利用できる枠:100万円-30万円=70万円
新たにリボ払いを利用できる枠:50万円-30万円=20万円
そこでリボ払いを一括返済すれば、全体の利用枠は100万円、割賦枠は50万円に広がるため、急に高額な買い物が必要になった場合でも対応できるでしょう。
信用情報を整理できる
リボ払いを一括返済すれば、信用情報機関で管理されている信用情報を整理できるメリットもあります。
信用情報機関とは、クレジットカードやローンなどの利用者の信用情報(年収・勤務先・支払い情報など)を管理している機関のことです。
クレジットカードやローンに申し込むと、申込先の会社は信用情報機関で管理されている信用情報を参考にし、申込者の返済能力に問題がないか厳しくチェックします。
リボ払いを利用しただけでは信用情報に傷はつきません。しかし、リボ払いの利用残高が利用限度額に近い状態またはすでに達している状態だと、申込先の会社に返済能力を疑われてしまい、審査で不利に働いてしまう場合があります。
リボ払いを一括返済して利用残高をゼロにすれば、その事実が信用情報に反映されるため、クレジットカードやローンの審査が通りやすくなります。
リボ払いを続けるリスク
リボ払いは毎月の返済負担を抑えたいときに便利な支払い方法ですが、リボ払いの利用を続けると以下のようなリスクが生じます。
- 利用期間が長いほど手数料がかかる
- 支払いが長引きやすい
- 利用状況を把握しにくい
ここからは、それぞれのリスクについて1つずつ詳しく解説していきます。
利用期間が長いほど手数料がかかる
リボ払いは、月末時点での利用残高に応じた手数料が毎月発生します。利用期間が長いほど手数料の支払い回数が増え、利用残高が多いほど毎月の手数料負担が大きくなるため、完済までに支払う金額も大きく膨れ上がってしまうのがデメリットです。
また、リボ払いの手数料は実質年率(1年あたりの手数料)なので、支払い期間が長くなるほど手数料も高くつきます。
支払いが長引きやすい
リボ払いは利用金額にかかわらず毎月の支払い額を一定に抑えられますが、支払い額以上にリボ払いを利用してしまうと、利用残高はどんどん膨れ上がってしまいます。
毎月の支払い額を増やすか、リボ払いの利用を控えないと利用残高がなかなか減らないため、支払い期間が長期化しやすい傾向です。支払いが長引くほど手数料もかさんでしまうため、支払い総額も大きく膨れ上がってしまいます。
月の支払い額が低いと元金がなかなか減らない
毎月の支払い額を低く設定すると、毎月の支払い額に占める利息の割合が大きくなるため、元金をなかなか減らせません。
リボ払いの支払いは元金がゼロになるまで続くため、毎月の支払い額が低いほど支払い期間が長引き、手数料負担も大きくなります。
利用状況を把握しにくい
クレジットカードは手元に現金がなくても買い物ができるため、お金を使っているという意識が薄れやすいです。
特にリボ払いは高額な買い物をしても請求金額が変わらないため、他の支払い方法と比べると毎月の利用額や利用残高の状況を把握しにくいデメリットがあります。
そのため、使いすぎを自覚できずにリボ払いの利用を続けてしまい、気付いたときには利用残高が予想以上に膨らんでいたという状況に陥りやすいです。
最悪自分の収入だけでは支払いができないほど利用残高が膨らんでしまい、借金地獄に陥ってしまう恐れもあるので、収支管理が苦手な人ほどリボ払いの利用は危険であるといえます。
リボ払いを一括返済したら支払額はどのくらい減らせる?
リボ払いを一括返済すれば手数料負担が減り、トータルの支払い額を削減できますが、実際にどのくらい減るのか気になるところです。
ここからは、具体例を挙げて支払い額をどのくらい減らせるのか見ていきましょう。リボ払いの手数料の利率が年15%のクレジットカードで100万円買い物し、一括返済を行わずに毎月3万円返済した場合は、手数料や支払い総額、支払い回数が以下のようになります。
手数料 |
296,886円 |
支払い総額 |
1,296,886円 |
支払い回数 |
44回(3年8ヶ月) |
もし、12回目の支払いで一括返済を行った場合、手数料や支払い総額は以下のように変わります。
手数料 |
131,957円 |
支払い総額 |
1,131,957円 |
支払い回数 |
12回(1年) |
一括返済を行ったことで本来13回目の支払い以降に発生する手数料を負担せずに済んだため、支払い総額を164,929円も減らせました。なお、クレジットカード会社や条件によってシミュレーション結果が異なる場合があります。
カード会社別!リボ払いの一括返済方法
リボ払いを一括返済する方法は、主に以下の4つがあります。
- 口座振り込み
- 口座引き落とし
- ATMでの支払い
- ペイジーでのインターネット決済
一括返済の方法はクレジットカード会社によって異なります。以下の4社で利用できる一括返済の方法は以下の表の通りです。
クレジットカード |
利用できる返済方法 |
楽天カード |
口座引き落とし(楽天e-Navi)
口座振り込み |
エポスカード |
コンビニ・エポスATMでの支払い
ペイジーでのインターネット返済 |
dカード |
口座振り込み
ATMでの支払い |
イオンカード |
口座振り込み
口座引き落とし
ATMでの支払い(元金のみ・リボ払い手数料は後日自動引き落とし) |
ここからは、それぞれの返済方法について1つずつ詳しく解説していきます。
口座振り込み
リボ払いの利用残高は、クレジットカード会社が指定する銀行口座に振り込む方法で一括返済できる場合があります。
口座振り込みで一括返済する場合は、基本的にクレジットカード会社の会員専用ページや電話で一括返済の事前申し込みが必要になります。
申し込みが完了すると、振込先の銀行口座が伝えられるので、自分の銀行口座から支払いを行います。
クレジットカード |
申し込み方法 |
楽天カード |
電話申し込み
0120-30-6910(自動音声) |
dカード |
dアカウントにログインして手続き |
イオンカード |
イオンカードコールセンターに電話
電話番号:0570-071-090
受付時間:9時~18時(年中無休) |
なお、口座振り込みの際にかかる手数料は基本的に自己負担となります。
口座引き落とし
リボ払いの一括返済では、口座引き落としが利用できる場合もあります。
クレジットカード会社の会員専用ページから申し込みをすると、次回の引き落とし日に銀行口座から自動的に引き落としされます。
銀行口座の残高が不足していると引き落としができないため、返済額が入金されているかチェックしておきましょう。
ATMでの支払い
リボ払いの利用残高は、クレジットカード会社と提携している各種金融機関のATMや、コンビニや商業施設などに設置されている提携ATMから一括返済できる場合もあります。
ATMでの支払う場合、基本的に事前申し込みは必要ありません。ATMでクレジットカードを挿入して支払いメニューを選択し、暗証番号を入力して支払い金額を入力すれば支払いが行えます。
なお、ATMに入金する際にかかる手数料は基本的に自己負担となります。
ペイジーでのインターネット決済
ペイジーとは、各種料金をインターネットバンキングやモバイルバンキング、各種金融機関のATMから支払いができるサービスのことです。
エポスカードの場合は、会員専用ページの「エポスNet」にログインしてペイジー画面から支払い金額を入力し、インターネットバンキングを指定して支払いを行います。
なお、ペイジーのインターネット決済を利用するには、ペイジーに対応している金融機関の銀行口座が必要になります。
借り換えを行うと手数料を減らせる可能性も
リボ払いを一括返済するためのお金を今すぐ用意できない場合は、リボ払いの借り換えを検討してみましょう。
リボ払いの借り換えとは、リボ払いよりも金利が低いローンから借り入れ、リボ払いの一括返済に充てることで返済負担を軽減するものです。
低金利のローンに借り換えれば、リボ払いの支払いを続けるよりも支払いが楽になるかもしれません。
ただし、これはあくまで借金を返済するための借金であり、リボ払いを一括返済しても引き続き借金の返済は続くため、根本的な解決にはならない点に注意が必要です。
すぐに借り換えをするならカードローン
カードローンとは、銀行や消費者金融、クレジットカード会社などが提供している個人向けの融資サービスで、銀行のキャッシュカードやローン専用のカードを使って利用限度額の範囲内でお金が借りられます。
カードローンはフリーローンと比べて審査時間が短く、最短即日での借り入れに対応している会社も多いため、すぐにリボ払いの借り換えを行いたい方に向いています。
カードローンは大きく分けて「銀行系」「消費者金融系」「信販系(クレジットカード会社)」の3種類ありますが、借り換えをするなら銀行系のカードローンがおすすめです。
リボ払いの利率は年15~18%が一般的ですが、銀行系のカードローンの利率は年1.5〜14.6%が一般的なので、銀行系のカードローンに借り換えれば利息負担を軽減できる可能性が高いです。
一方、消費者金融系・信販系のカードローンの利率は年3%~18%と銀行系よりも割高で、借り換えを行うと逆に利息負担が増え、支払総額が増えてしまうケースもあるので注意しましょう。
金利の安さを重視するならフリーローン
フリーローンとは、銀行や信用金庫などが提供している借入金の使い道が制限されていない個人向けの融資サービスです。
フリーローンはカードローンよりも金利が低い傾向があるため、少しでも金利が低いローンに借り換えたい方はフリーローンを活用するのがおすすめです。
また、フリーローンはカードローンと違って借り入れは1回のみで、借り入れ後は基本的に返済していくだけなので、「何度も追加で借り入れしてしまわないか不安」という方にも向いています。
ただし、フリーローンはカードローンと比較して審査が厳しく、申し込んでから借り入れできるまでは1~2週間程度かかります。リボ払いの利用残高があまりにも多いと、ローンの審査に通過できない可能性があるので注意が必要です。
リボ払いを一括返済する際の注意点
リボ払いを一括返済する際は、以下の2点に注意が必要です。
- 一時的に生活が苦しくなる可能性がある
- 完済手数料が発生する場合がある
ここからは、それぞれの注意点について1つずつ詳しく解説していきます。
一時的に生活が苦しくなる可能性がある
リボ払いを一括返済するには、一度に全額返済できるだけのまとまったお金が必要になります。そのため、一括返済によって貯金がほぼ無くなってしまい、一時的に生活が苦しくなってしまう可能性もあります。
一括返済をすればリボ払いの支払いから解放され、支払い総額も安く抑えられるため、できれば早めに行うべきですが、無理をして一括返済をするのはおすすめできません。
無理をして一括返済をすると家計を圧迫してしまい、生活費を工面するために他社から借金をしてしまったり、リボ払いを利用してしまったりする可能性があります。
こうしたリスクを避けるためにも、一括返済分と生活費分のお金を用意してから一括返済を行うようにしましょう。もし、一括返済が難しければ、無理のない範囲で毎月の支払い額の増額するか、繰り上げ返済を利用する方法もあります。
別で借金を作るとさらに利息がかかる
リボ払いを一括返済するために別で借金を作ると、その借金の利息が新たに発生します。
特に消費者金融やクレジットカードのキャッシングの場合は、リボ払いと同じく利息の年率が高めに設定されているため、毎月の利息負担が大きく、借金が膨れ上がってしまうリスクがあります。
銀行系のカードローンやフリーローンなどの金利が低いローンに借り換えれば、リボ払いよりも毎月の利息負担を減らせるかもしれません。
しかし、リボ払いと金利が変わらない場合は、返済先が変わっただけで毎月の利息負担は変わらないため、借金をしてまでリボ払いを一括完済するメリットはありません。
そのため、リボ払いの一括返済はまとまった資金を用意してから行うようにしましょう。
完済手数料が発生する場合がある
リボ払いを一括返済する際、クレジットカード会社によっては通常のリボ払い手数料とは別に完済手数料が発生する場合もあります。
たとえば楽天カードの場合、一括返済分をこれまで通り分割払いで支払った場合にかかる利息に会社所定の割合(10%を超えない範囲)を乗じた金額が完済手数料としてかかります。
利用しているクレジットカード会社の会員規約を確認し、完済手数料が発生する場合はその金額を含めて一括返済できるか考えたうえで行いましょう。
リボ払いの返済に困ったら任意整理も検討しよう
リボ払いの返済に困った場合は、任意整理の利用を検討してみましょう。任意整理とは債務整理の1つで、カード会社と直接交渉し、将来発生する利息や遅延損害金をカットしてもらうことで毎月の返済負担を楽にする手続きのことです。
任意整理の交渉が成立すれば、元金のみを原則3年(最長5年)かけて返済できるので、無理のない範囲で支払いが可能になります。
個人再生や自己破産のような裁判所で手続きをする債務整理とは違い、リボ払いの元金は減額できませんが、その分デメリットが少ないため、安定した収入がある方は任意整理を行うのがおすすめです。
任意整理のメリット |
・保有財産を処分せずに手続きが行える
・任意整理を行う債務を個別に選択できる
・裁判所への出廷や書類の提出が必要ない
・他の債務整理よりも費用がかからない
・官報に氏名や住所が掲載されない |
任意整理のデメリット |
元金は減額できない
信用情報機関に事故情報が登録される(ブラックリスト入り) |
任意整理は自分で行うことも可能ですが、法律の専門的な知識や債権者との交渉術が必要になるため、任意整理を利用する場合は弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
まとめ
リボ払いを一括返済すれば、支払い期間が短縮されて手数料負担が軽減されるため、予定通りに返済を続けた場合よりもトータルの支払い金額を抑えられます。
無理をして一括返済をすると生活が苦しくなり、新たに借金をしてしまう可能性があるため、リボ払いの一括返済は手元の資金に余裕があるときに行いましょう。
一括返済が難しければ、低金利のローンに借り換えて手数料負担を軽減するか、無理のない範囲での増額や繰り上げ返済を検討してみてください。
もし、リボ払いの支払いをこのまま続けるのが難しい場合は、専門家に相談して任意整理を利用することを検討してみましょう。
リボ払いのよくある質問
リボ払いの一括返済がおすすめな人はどんな人?
リボ払いの一括返済がおすすめな人は以下のような人です。
・資金に余裕がある人
・リボ払いの仕組みを理解していなかった人
リボ払いの一括返済資金を用意するのが難しいときはどうすればいい?
リボ払いの一括返済資金を用意するのが難しいときは以下のような方法を検討しましょう。
・不用品を売却する
・親族に相談する
・低金利ローンに借り換える
リボ払いの返済に困った場合にやってはいけないことは?
リボ払いの返済に困っても、以下のような方法で対処すると事態を悪化させる恐れがあるためやめましょう。
・返済を放置する・滞納する
・新しい借入を行う
・一人で抱え込む
最短即日取立STOP!
一人で悩まずに士業にご相談を
- 北海道・東北
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- 関東
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- 東海
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- 関西
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- 北陸・甲信越
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- 中国・四国
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