借金癖を治すための直せる効果的な方法7選
債務問題は今抱えている借金を片付けても、解決したとは言い切れません。
借金を抱えてしまった根本的な原因である、借金癖を治さなければ、同じことを繰り返してしまうでしょう。
そこで、まず借金癖を治すために取り組める効果的な方法を7点紹介していきます。
借金癖を治すのに効果的な方法として挙げられるのは、主に以下の7点です。
- 貸付自粛制度を活用する
- カードを解約する
- 収入と支出を見直す
- 金銭の管理を家族にお願いする
- お金のかからない趣味を見つける
- 金融協会に相談する
- 依存症の専門医療機関や支援施設に相談する
それぞれ詳しく解説していきます。
貸付自粛制度を活用する
貸付自粛制度を利用すれば、今後自分が借り入れをしようとしても、貸金業者の方から貸し付けを断ってもらえます。
つい借金をしようとしてしまう方をサポートするための制度です。
貸付自粛制度の有効期間は申請日から5年以内。
郵送か電話、またはWebによる申請が可能です。
申請には氏名、住所、生年月日の記載がある本人確認書類2点が必要となります。
申請先は以下のとおりです。
日本貸金業協会 相談・紛争解決窓口
0570-051-051
受付時間:9:00~17:00(土・日・祝休日・12/29~1/4を除く)
公式サイト
カードを解約する
カードそのものを持たなければ、手元にあるお金だけで生活するという習慣が付きます。
強制的に現金しかない状態を作れば、キャッシングもできません。
また、借り入れ専用のローンカードを解約するのも1つの手段です。
ローンカードを持っていると手軽に借金できてしまうので、思い立ったときに解約してしまうのもありでしょう。
カード裏面のコールセンターに問い合わせて解約したい旨を伝えれば、解約できる場合が多いです。
収入と支出を見直す
借金しない環境づくりと並行して、今あるお金でやりくりする方法を身に付ける必要があります。
そのためには、まず家計簿をつけるのがおすすめです。
とくに毎月お金が足りないという理由で借金をしているなら、支出を見直す必要があります。
収入額に対して固定費がいくらかかり、自由に使えるお金がいくらなのか計算しましょう。
そして自由に使えるお金の範囲内で、やりくりすることを意識します。
収入に対して支出を適切な額に抑えれば、借金をしなくても問題なく生活できるはずです。
節約をするなら各種契約変更がおすすめ
どうしても収入に対して支出が多いなら、節約をしましょう。
中でもおすすめなのが、電気代やスマホプランなどの契約変更で固定費を浮かす方法です。
東京電力などの大手電力会社から「リミックスでんき」や「Looopでんき」など、従量単価の低い新電力会社に乗り換えることもおすすめです。
ドコモならスマホプランを「ahamo」に、auなら「Povo」に変更することで基本料金をグッとおさえられます。
大手キャリアでなく、格安スマホに変えるのもおすすめ。
支出が多い場合、副業で収入を増やすより目先の固定費を減らす方が簡単です。
貯金の目標を立てる
節約生活が辛いと感じる方は、貯金の目標を立ててできるだけポジティブにとらえましょう。
月にいくら貯めて、いつまでに合計いくらの貯金をするという目標を決めます。
貯まったら何に使うか考えることで、毎月ゴールに近づいている実感を持てるでしょう。
また、つもり貯金もおすすめです。
たとえば「外食をしたつもり」「何かを買ったつもり」と考え、その額を貯金する方法です。
つもり貯金で気づいたらお金が貯まっていた、という人も少なくありません。
金銭の管理を家族にお願いする
金銭の管理を家族にお願いすれば、魔が差して借金してしまう可能性も減らせるはずです。
たとえば毎月の収入はすべて家族に渡し、必要な額だけをお小遣いとして渡してもらうなど。
通帳やカードなど、自分でお金を引き出すためのものを家族に預かってもらっても良いでしょう。
また、借金したくなったときに一度家族に相談することを心がけるのもおすすめです。
一旦相談して家族に止めてもらうことで、衝動的な借金を防げます。
お金のかからない趣味を見つける
節約がストレスにならないよう、お金のかからない趣味を見つけることも重要です。
パチンコや競馬など、趣味でお金を浪費している方はとくに新しい趣味を探しましょう。
たとえば以下のような趣味がおすすめです。
- ランニング
- ヨガ
- ジムに通う
- ゲーム
- 絵画
- 登山
- 料理
ストレス解消にも効果的なものが多く、継続することで達成感も得られるでしょう。
とくに運動は健康にも効果的なので、続ける価値があります。
金融協会に相談する
借金癖を周りの人に相談するのが難しい場合は、金融協会での相談やカウンセリングを受けるのも良いでしょう。
金融協会では借金癖に関する相談以外にも、任意整理に関する手続きも無料で行ってくれる場合もあるので、弁護士費用に関する費用を浮かせられるのも大きな利点です。
- 日本クレジットカウンセリング協会
- 日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
各機関について詳しく解説していきます。
日本クレジットカウンセリング協会へ相談
日本クレジットカウンセリング協会は、クレジットカードや消費者金融を利用して、債務の返済が困難になった、または困難になる可能性がある方に向け、消費者保護の観点から中立的なカウンセリングを行っています。
クレジットカウンセリング協会では消費者債務に関することは、全て無料で相談可能です。内容は、家系や生活、債務の返済・整理の方法から、司法手続きに関してなど多岐に渡ります。また、借金をどうしても返済できないと困っている方は、無料で任意整理の手続きも依頼することも可能です。
しかも、カウンセリングは弁護士カウンセラー、消費生活アドバイザー、臨床心理士など専門資格を持ったアドバイザーのカウンセリングを受けることが可能です。
また、クレジットカウンセリング協会において利用条件は特に設けられていません。消費者債務に関することなら、無料でサポートを受けられます。
そのため、お金がなくて弁護士や公的機関を利用しにくいと考えている方は、日本クレジットカウンセリング協会を利用するのがおすすめです。
電話相談は毎週の月曜から金曜まで受け付けているので、借金癖で困っている方は、1度相談してみてはいかがでしょうか?
公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会 多重債務ほっとライン
0570-031640
受付時間:月曜日~金曜日10:00~12:40 14:00~16:40(12/28~1/4・祝日等を除く)
公式サイト
日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
日本貸金業協会では、主に債務の原因となった借金癖や浪費癖など、根本的な問題を解決するためのカウンセリングを行っています。
仮に現在抱えている借金を返済し切っても、再度借金を重ねてしまうと意味がありません。そのため、貸金業協会では依存行動の克服や、消費やギャンブルに走ってしまう心理的不安などの軽減を目指したカウンセリングが受けられます。
また、本人だけでなく、債務を負っている家族に困っている方も利用可能です。その場合は、債務を負った家族との接し方を含め、普段の生活内でできる借金癖を治すための方法を一緒に模索してくれます。
相談は無料で行えるので、借金癖が治せずに困っている方や、ご家族の債務問題に困っている方は、ぜひ1度連絡してみてください。
日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
03-5739-3861
受付時間:9:00~17:00 土・日・祝休日・年末年始休業日を除く
貸金業相談・紛争解決センター
依存症の専門医療機関や支援施設に相談する
アルコール依存や、ギャンブル依存症、薬物依存によって債務問題に悩まされている方は、依存症の専門医療機関や支援施設に相談するのが良いでしょう。
依存症に関して相談できる機関は、主に以下の3箇所です。
- 精神保健福祉センター・保健所
- 依存症対策全国センター
- 自助グループなどの民間支援団体
それぞれ詳しく解説していきます。
精神保健福祉センター・保健所
精神福祉保健センターは、精神保健福祉法に基づいて設置を定められた精神面の福祉推進を図る専門機関です。こころの健康保持と向上が目的とされていて、依存症や精神病に関するカウンセリングや、福祉に関する広報活動を行っています。
保健所は地域住民の健康を促進するための専門拠点で、精神に関する問題以外にも、身体の病についても幅広く相談可能です。
なお、精神保健福祉センターでは、複数回に分けて行われる依存症回復支援プログラムに無料で参加可能です。ただし、相談員との面談で参加の可否が決定され、人によってはより効果的な機関を紹介してもらえます。
精神保健福祉センター・保健所は各都道府県に設置されているので、まずはお近くのセンターまでご連絡するのが良いでしょう。
電話相談では相談員が話を聞いて、簡単な助言や専門の医療機関に関する情報を提供してくれます。匿名でも相談を受けられるので、身元を明かしたくないという方も気軽に利用可能です。
東京都立精神保健福祉センター
こころの電話相談 03-3844-2212
年末年始、祝休日を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで
東京都立精神保健福祉センター
依存症対策全国センター
依存症対策全国センターは、平成29年4月より厚生労働省が開始した依存症対策全国拠点機関設置運営事業に基づき、依存に関する専門機関として指定された拠点を指します。
先述した精神保健福祉センターを始め、保健所や病院などの医療機関と連携し事業を展開しています。
依存症対策全国センターのホームページでは、全国にある依存症専門相談窓口について検索可能です。そのため、お住まいに地域にある相談窓口を見つけやすくなるでしょう。
参考:依存症対策全国センター
自助グループなどの民間支援団体
同じ悩みを持つ人達が集まり、情報や経験を共有し合える自助グループのような、民間支援団体に参加するのも1つの手段です。
専門の相談員によるカウンセリングは受けられませんが、気軽に無料で参加できるのが最大の強みとなっています。また、「依存症」という同じ病気を持つ者同士でしか分かり合えない、悩みや困難についても共有しやすいでしょう。
依存症になったことで周囲の人間との関係が悪化した方にとって、似た境遇の仲間と集まれる居場所にもなってくれるはずです。
なお、自助グループへの参加は、医療機関に参加しながらも可能です。そのため、精神保健福祉センターなどで治療しつつ、依存症の悩みを持つ仲間との交流も持つという使い方もできます。
団体
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電話
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URL
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全日本断酒連盟(断酒会)
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03-3863-1600
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https://www.dansyu-renmei.or.jp/
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ナルコティックス・アノニマス(NA)
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03-3902-8869
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https://najapan.org/
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ギャンブラーズ・アノニマス(GA)
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046-240-7279
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http://www.gajapan.jp/
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借金癖がついてしまう原因とは?
借金癖を治そうにも、なぜ借金癖がついてしまうのか分からず苦労している方も多いのではないでしょうか?
実は、借金癖がついてしまう人には、いくつか共通する特徴があります。
借金癖がついてしまう人に見られる特徴は多に以下の6点です。
- 他人へ見栄を張ってしまう
- 周りの人間が借金に抵抗感がない
- 借金に関して相談する人がいない
- 借金を隠してしまう癖がある
- クレジットカードの利用に計画性がない
- ギャンブル依存症などの可能性がある
それぞれ詳しく解説していきます。
他人へ見栄を張ってしまうから
まず、プライドが高く、他人へ見栄を張ってしまう人は借金癖がついてしまう傾向があります。例えば、他の人に「お金持ちだと思われたい」という欲求から、ブランド品や高級車を購入し、借金を重ねてしまう人も少なくありません。
特に今はSNSが普及して、自身の生活を他の人へ向け発信する場が多くあります。しかも、探そうと思えば、SNSには自分より良い暮らしをしている方が多くいるでしょう。そのため、「より贅沢な暮らしをしたい」と、お金の使い方がエスカレートしてしまう可能性もあります。
もちろん、生活に支障がでないのであれば、高価な買い物をしても何も問題はありません。ただ、他人に見栄を張りたいがために借金を重ねてしまうのは、借金癖がついてるといっていいでしょう。
周りの人間が借金に抵抗感がないから
家族や友人など、周りの人間が借金に抵抗がないと、借金癖がついてしまう可能性があります。例えば、借金で苦しい思いをした家族や友人がいれば、「借金だけはするな」と忠告してくれるでしょう。
また、計画性のないお金の使い方をしていれば、自身の浪費癖について指摘してくれるかもしれません。しかし、周りの人間が借金に抵抗がないと、「借金を重ねるデメリットや怖さ」についての情報が手に入りにくくなってしまいます。
そのため、計画性のないお金の使い方をしても、「借金すれば問題はない」という思考に陥ってしまうかもしれません。
借金に関して相談する相手がいないから
借金に関して相談する相手がいない方も、浪費癖がついてしまう可能性があります。先述した通り、借金の怖さについて教えてくれる人がいなければ、借金をすることに抵抗がなくなってしまうかもしれません。
また、借金に関して相談する相手がいないと、自身の浪費癖を指摘してもらえる機会が少なくなってしまいます。そのため、計画性のないお金の使い方をしていると気づけず、借金を重ねてしまうかもしれません。
借金を隠してしまう癖があるから
借金を隠してしまう人は、借金癖がついてしまう可能性があります。特に、「借金をしているのが恥ずかしい」など、借金に後ろめたさを持っている方は要注意です。
借金に後ろめたさを持っている方は、誰にも相談できず、借金していることを隠してしまいます。また、先述した見栄を張ってしまう人も、自分をお金持ちに見せるために借金を隠す場合もあるようです。
そして、借金を隠している人は、借金を隠すために更なる借金を重ねてしまう傾向にあります。嘘を隠すために嘘を重ねていれば、いつか限界がくるでしょう。そのため、勇気を出して借金を明かすことも重要です。
クレジットカードの利用に計画性がないから
クレジットカードの利用に計画性がない方も、借金癖がついてしまう傾向にあります。現金と違い、お金を使っている感覚がないため、つい使いすぎてしまう方が多いのではないでしょうか?
特に、毎月限度額分使い切ってしまい、自身の給与以上の支払いが来ている方は要注意です。先月分の支払いで生活が苦しくなり、現金を必要としないクレジットカードでの支払いを重ねてしまうかもしれません。
どうしてもクレジットカードを使いすぎてしまう人は、カードを解約してしまうのが良いかもしれません。
ギャンブル依存症などの可能性もある
借金癖がついてしまっている方は、ギャンブル依存症などなんらかの精神疾患を抱えている可能性があります。
ギャンブル依存症の特徴としては、主に以下の通りです。
- 興奮を得るために掛け金を増やしてギャンブルをする
- ギャンブル以外のことを楽しくないと感じる
- ギャンブルを連想させるものに過剰に反応する
- ギャンブルをしないと不安や怒りを感じる
- 苦痛から逃れるためにギャンブルをする
以上の症状に当てはまる人は、ギャンブル依存症の可能性が高いです。
ギャンブル依存症の方は、例え現在の借金を精算したとしても、すぐに借金を重ねてしまい根本的な解決にはなりません。そのため、ギャンブル依存症の疑いがある方は、医療センターなど医療機関に訪れ治療を行うのをおすすめします。
借金癖を諦めて放置するリスク
借金癖はそのままにせず、治すことが重要です。
借金を続けると以下のとおり、あらゆるリスクが発生します。
- 依存症になる可能性がある
- 更に借金を重ねてしまう可能性がある
- 闇金に手を出してしまう可能性がある
- 対人関係が悪化する可能性がある
借金癖は依存症になる可能性がある
借金癖を放置すると、「つい借金をしてしまう」状態から、「借金をしないと気が済まない」状態になってしまう場合があります。
この状態は借金癖でなく、借金依存症です。
借金依存症になると、医療機関などでの本格的な治療が必要となり、治すのがより困難になります。
また、衝動的に自分の返済能力を超えて借金をしてしまう場合も。
結果的に自分で自分の生活を圧迫することになってしまいます。
自力で治しやすい「癖」の段階で、借金のループからは抜け出すべきです。
更に借金を重ねてしまう可能性がある
借金癖を放置すると返済ができず、更に借金を重ねてしまう可能性があります。
今は返済ができていても、明日以降の経済状況は分かりません。
たとえば事故に遭って収入がなくなり、返済できなくなる可能性も。
借金の返済は滞ると、一括請求を受けたり高額な遅延損害金を請求される恐れもあります。
支払いが難しくなった場合、早期に債務整理などの手段を取らないと財産を差し押さえされる場合もあります。
借金を背負うことはリスクを背負うことと同じです。
基本的には返済の義務から免れることはできません。
闇金に手を出してしまう可能性がある
借金癖を放置すると、闇金に手を出してしまう可能性があります。
闇金は「誰でも借りられる」といった甘い文句で契約を促し、違法な金利で利息を取り立てる組織です。
一見便利に思える闇金ですが、その実はお金のためなら手段を選ばない違法な組織なのです。
身の危険を感じるような取り立てを受ける可能性もあります。
闇金には、絶対に手を出してはいけません。
すでに闇金を利用していれば、早急に弁護士や司法書士に相談して縁を切るべきです。
対人関係が悪化する可能性がある
借金癖があると、家族や知人に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
たとえば家族を連帯保証人に設定し、自分が払えなくなったときに家族に請求がいくなど。
当然、周囲にお金を無心すれば嫌がられるでしょう。
すると徐々に周囲から孤立し、対人関係が悪化することが考えられます。
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借金を返済できなくなった際は債務整理も検討する
どうしても借金が減らず、返済が厳しくなってしまった場合は、債務整理を検討してみましょう。
債務整理には主に任意整理、個人再生、自己破産の3種類があり、それぞれ特徴やデメリットが異なります。
債務整理のそれぞれの特徴に関しては以下の通りです。
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任意整理
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個人再生
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自己破産
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特徴
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債権者と交渉して将来利息を減額・免除する。
分割払いなどで返済期間の再設定も行える。
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裁判所の手続きで借金を減額する。
借金を最大で80%から90%減額可能。
借金の理由を問わず利用できる。
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借金の支払い義務が免除される。
債権者からの催促が止まる。
収入がなくても利用可能。
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向いている方
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安定した収入があって、金融機関から借金をしている方。
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居住する住宅を残したい方。
資産を処分したくない方。
借金を大幅に減額したい方。
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安定した収入がない方。
5,000万以上の借金を抱えている。
複数の金融機関から借金している。
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デメリット
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ブラックリストに3〜5年掲載される。
(債務整理の共通の特徴)
個人からの借り入れは減額できない可能性がある。
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「官報」という国の公告文書に掲載される。
(自己破産と共通)
保証人に返済請求される。
利用要件が厳しい。
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家や車などの資産は処分される。
借金の内容によっては破産が認められない。
支払いが免除されない借金もある。
資格が制限される職業がある。
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債務整理の共通するデメリットとしては、まず信用情報機関に自己情報が登録され、ブラックリスト入りすることです。こちらは5〜7年程度で解除されますが、その間はクレジットカードの作成や、カードローンを組むことができなくなるので注意してください。
また、自己破産を行うと、車や家のような資産価値があるものは処分され、債権者への返済に割り当てられます。そのため、「資産を残したい」と考えている方には、利用しにくい制度と言えるでしょう。
他にも、ギャンブルによる借金など、借金の内容によっては免責不許可事由(返済義務が免除されない債権)に該当する可能性があります。
このように、債務整理には利用する上でのデメリットや、難しい利用条件が多くあると覚えておきましょう。その上で、どうしても借金が片付かない場合は、「どの債務整理が自身に合っているか」を考え利用してください。
任意整理、個人再生、自己破産については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
借金癖で困っているなら弁護士を利用するのもおすすめ
借金癖で困っているのであれば、1度弁護士に相談してみるのもいいでしょう。
借金癖を抱えた方が弁護士を利用するメリットとしては、主に以下の2点が挙げられます。
- 債務整理をする際にアドバイスを受けられる
- 債権者との交渉を一任できる
順を追って解説していきましょう。
債務整理を利用する際にアドバイスを受けられる
借金癖によって借金が重なり、どうしても返済できなくなった際には、債務整理が選択肢になってくるでしょう。一応、債務整理は自分だけで手続きすることも可能です。
しかし、手続きには多くの書類が必要となる上、法的知識も必要になってきます。その際、弁護士を利用すれば、アドバイスを受けられるだけでなく、手続きを一任することも可能です。
債務整理を弁護士に依頼する費用が足らないという方は、法テラスを利用するのもいいでしょう。法テラスでは経済的に余裕がない方へ、無料の法律相談や、一時的な弁護士や司法書士の費用の建て替えを行なっています。ただ、利用するには法テラスの利用条件を満たしている必要があると覚えておきましょう。
法テラスについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ1度ご覧ください。
債権者との交渉などを一任できる
例えば、任意整理を利用する際には、将来利息の減額について債権者との交渉が必要になってきます。しかし、友人や知り合い相手であればいざ知らず、金融機関相手に法的知識を持たない方が交渉を行うのは精神面の負担も大きいでしょう。
また、相手方を納得させられる任意整理案を作らなければ、任意整理は認められない可能性もあります。そのため、任意整理を1人で行うのは、非常にリスクが高いのです。
もし、債務整理を考えているのであれば、債権者との交渉も含めて弁護士を利用するのをおすすめします。
まとめ
借金癖は自分の意思で治せる場合があります。
また、「治したい」と思ったときに行動することが大切です。
少しずつ借金をしなくても良い環境を作って、借金のない生活に慣れることで借金癖は治せるでしょう。
必要に応じて家族や医療機関などのサポートを受けながら、無理なく借金癖を克服してきましょう。
借金癖の治し方についてよくある質問
貸付自粛制度は1度申請したら、5年経つまで解消されないのですか?
一般的に、申請から3ヶ月が経過すれば所定の手続きで撤回は可能です。生活の状況が変わったなどの理由で本当にお金に困った場合などに、貸付自粛情報の撤回をして借り入れをすることができます。
借金依存症を病院で治療する場合、保険は使えますか?
2020年4月より、ギャンブル依存症の治療は保険の適用内となりました。そのためパチンコや競馬などでお金を使ってしまい、結果的に借金を繰り返してしまう方の治療は保険が適用されます。ただし、ほかの理由で借金をしている場合や、治療の内容によっては保険適用外の料金がかかる場合もあります。料金については医療機関にお問い合わせください。
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