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2024年11月現在

学生時代のリボ払いを確実に減らすためのコツについて

私はまだ学生なのですが、付き合い等でカードのリボ払いを利用する機会が多くて…。正直、リボ払いの返済が厳しくなってきたのですがこのままだとどうなってしまうのでしょうか?

リボ払いの返済が滞ると、今後社会人になってから苦労することになるでしょう。たとえば、クレジットカードが持てないとかローン契約が締結できない、最悪の場合、入社した会社から受け取る給与を差し押さえられる恐れもあります。

そうなんですね…。これから社会人になれば今以上に収入も増え、リボ払いの返済ができるようになると思うのですが、このままなんとかリボ払いを継続していくべきでしょうか?

現状で「リボ払いの返済が厳しい」と感じているのであれば、早めに債務整理等で解決しておいたほうが良いでしょう。リボ払いは「手数料(利息)」が高額になりがちで、このままの状況が続いても改善される見込みは少ないです。

「社会人になればなんとかなる」と思っているかもしれませんが、社会人になれば今以上に支出も増えます。学生期間にで作ってしまったリボ払いの滞納金は、学生のうちに解決しておいたほうが良いでしょう。

リボ払いは毎月の返済額が一定になるため、アルバイトなどで収入を得ている学生にとっては、返済計画を立てやすいサービスといえるでしょう。一方で、リボ払いは「使いすぎてしまった」という意識を持ちにくいといったデメリットもあります。

「学生同士の付き合いでリボ払いをしていたら残高が膨れ上がってしまった」
「欲しい物を買っていて、気付いたらリボ払い残高が高額になっていた」

このように、気付かぬうちリボ払い残高が高額になっていたという学生は多いはずです。

学生はこれから就職や結婚、マイホームの購入など大きなライフイベントがいくつも控えていることでしょう。しかし、リボ払いの返済が難しくなって返済が滞ると、ブラックリストに掲載されてしまうなど、今後迎える人生に多大な影響をあたえる恐れがあります。

学生時代に作ったリボ払いの借金が、今後の人生にあたえる弊害にならないよう、支払えないときには早めに対応しておいた方がよいでしょう。

なお、どうしても自力でリボ払いが返済できないときは、法律事務所へ相談するのも一つの方法です。専門家である弁護士から適切なアドバイスをもらうことで、自分では手に負えないリボ払いの問題を早期に解決できます。

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この記事でわかること
  • 学生時代に作ったリボ払いの返済が滞ると、ブラックリストに掲載されて各種ローン契約の締結が難しい、親に借金がバレる、就職先やアルバイト先の給与が差し押さえられる。などの影響がある
  • リボ払いは「手数料(利息)」が高額であるため、残高が多ければ多いほど返済回数や返済負担額が増える。確実にリボ払いを減らすためには、リボ払いの特性を知ることが大切
  • リボ払いの返済が難しい場合は、早め早めに債務整理を検討したほうが良い。とくに、学生でリボ払いの返済が厳しいなら「任意整理」がもっともおすすめ

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監修
ゆら総合法律事務所
阿部 由羅(弁護士)

学生時代に作ったリボの借金を放っておく3つのリスク

学生時代に作ったリボ払いを返済できないまま社会人になると、今後の人生に多大な影響をあたえる恐れがあります。とくに、これから紹介する3つのリスクに注意したほうが良いでしょう。

  • 返済遅れでブラックリストに掲載される
  • 自宅へ届く督促状で親に借金や滞納の事実がバレる
  • アルバイト先や就職先の給与を差し押さえられる

リボ払いは毎月の支払額が一定であるため「返済計画を立てやすい」というメリットがあります。その一方で「使いすぎた」という意識を持ちにくいのが最大のデメリットです。つい、使いすぎてしまったリボ払いも、返済ができなければ上記のような影響を受けることになるでしょう。

まずは、学生時代に作ったリボ払いの借金を放っておくとどうなるのか?についてお伝えします。とくに学生の方は、今後の人生に影響をあたえることも多いので参考にしてください。

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①返済が遅れればブラックリストに

一般的に連続して3か月以上の返済遅延が発生すると「ブラックリスト(金融事故情報)」に掲載されてしまいます。ブラックリストに掲載されてしまうことで、今後はクレジットカードが作れなかったり、各種ローン契約の締結が難しくなったりします。

社会人になって「車が欲しい」「ちょっと高めの時計が欲しい」「家族ができれば住宅を購入したい」そう思っていても、学生時代に作ったリボ払いの影響で購入できずに悔しい思いをするときもあるでしょう。

また「3か月以内の支払い遅延なら問題ない?」と思われる方もいるかもしれませんが、そうではありません。数日程度の支払い遅延が発生した時点で、あなたの信用情報にはマイナスな情報が残るので注意してください。

ワンポイント解説
ブラックリストは存在しない

じつは「ブラックリスト」というリストは存在しません。信用情報機関に「金融事故情報(異動)」が掲載されてしまうことで、各種ローン契約の締結が難しくなるため、これを「ブラックリスト入り」と一般的に呼びます。

異動情報は3か月以上の延滞や債務整理等で掲載されますが、数日程度の支払い遅延でも「支払いに遅れました」というマークが残ってしまいます。この支払遅延マークがずっと残っていると、今後の生活にも影響をあたえるおそれがあるので注意してください。

参考:CIC「開示報告書の見方」

クレジットカードが5年間作れなくなる

学生時代に作ったリボ払いを返済できずにいると「延滞が解消されてから5年経過」するまでは、新たにクレジットカードを作れません。もちろん、今持っているクレジットカード(延滞をしていないカード)も途中与信で利用停止になる可能性は高いでしょう。

とくに注意すべきは「延滞解消から5年間」であり、リボ払いを返済できないままでいると半永久的にクレジットカードを持てません。このような影響を避けるためには、債務整理を検討するのも良いです。

債務整理後も5~10年間はクレジットカードを作ることができません。しかし「和解から5~10年経過」すれば、新たにクレジットカードを持てるようになります。

各種ローンの借入も難しい

リボ払いを返済できないままでいると、各種ローン契約の締結も難しくなります。住宅ローンや自動車ローン等の目的別ローンはもちろんのこと、使途を定められていないフリーローンもすべて契約できません。

また、携帯電話本体料金の割賦契約(分割払い)も利用できなくなってしまいます。最近では、携帯電話本体価格が10万円を超えることもめずらしくないので、分割購入ができないことが今後の社会人生活に影響をあたえる可能性もあるでしょう。

住宅ローンを組めなくなる可能性

学生時代のリボ払い延滞が仇となって、社会人になっても住宅ローンの締結が難しくなるでしょう。社会人になって、結婚やマイホームの計画等人生設計を具体化したときに「学生時代に作ったリボ払い」が大きな弊害になってしまうことも考えられます。

延滞解消から5年程度経過すれば、新たにローン契約を締結することもできる。と先程お伝えしましたが、5年経過後すぐに住宅ローンを組むのは難しいと思っておいいたほうが良いでしょう。

なぜなら「クレジットヒストリー(クレヒス)」がないからです。信用情報回復後、数年はクレジットカードの利用等で信用情報を積み重ねることが大切です。このことを考えると、延滞解消から6~7年は住宅ローンを組むのが難しいと思っておいたほうが良いでしょう。

ワンポイント解説
賃貸住宅の審査には影響がない

社会人になって一人暮らしを始められる方も多いですが、賃貸住宅の入居審査にリボ払いの延滞は影響をあたえないので安心してください。ただし、入居審査時に信用情報を照会する物件やクレジットカード払いを原則とする物件も多いので、一般の人に比べて選択できる物件の幅が狭まると思っておくと良いでしょう。

スマホ本体代の分割払いもできなくなる

リボ払いの延滞によって信用情報にキズが付いていると、スマートフォンの分割払いも利用できません。最近のスマートフォンは10万円を超えるのが当たり前です。多くの人が「割賦契約」で購入しているかと思いますが、信用情報に問題ある人は利用できないでしょう。

もしも割賦契約の締結が難しければ、本体料金の一括払いもしくは中古で購入するしか方法はないでしょう。

②支払い遅延は自宅への書類等で親にバレる可能性大

リボ払いの返済に遅れていると、登録してある自宅住所宛に督促状が届きます。学生であれば家族と住まわれている方も多いので、送付されてくる書類で家族に借金の事実や滞納してしまっている事実がバレてしまうことも考えられます。

リボ払いの延滞によって送付される書類には、赤文字で「重要」という文字やクレジットカード会社名が記載されています。封を開けるまでは「督促状」であることは記載されていませんが、カード会社から「重要」と記された書類が届いたという事実だけでも、滞納がバレてしまう可能性はあるでしょう。

また、督促状が届く前に自宅の固定電話に電話が掛かってくることもあります。クレジットカード申込時にはかならず、固定電話の有無や電話番号の入力を求められます。現在は一人暮らしをしていたとしても、過去に自宅の電話番号を登録していたのであれば、家族にバレてしまう可能性があるので注意してください。

③アルバイトや新卒後の給与が差し押さえられることも

リボ払いの延滞が続いていると、最終的には「強制執行」が開始されます。強制執行が開始されれば、優先順位の高い「給与」が真っ先に差し押さえられるでしょう。

給与が差し押さえ対象になれば、現在のアルバイト先に借金の事実や借金を延滞していた事実がバレてしまいます。また、学生時代に作っていたリボ払いを放置していた結果、社会人になって得た収入を差し押さえられてしまうことも考えられます。

新卒で入社した会社に学生時代の借金がバレてしまい、自分がその会社に居づらくなってしまうことも考えられるでしょう。今後の長い人生にも影響をあたえる恐れがあるので、リボ払いは早めの根本解決を目指してください。

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手数料を取られすぎ?完済までの期間と返済総額シミュレーション

リボ払いは毎月の返済額が一定であるため、収入があまり多くはない学生にとって、とても便利なサービスのひとつです。しかし「リボ払いは多額の手数料が発生するサービスである」という事実に目を向けている学生は少ないのではないでしょうか?

次の項目から、リボ払い残高別の返済期間と総返済金額、リボ払いとして支払う手数料の総額等についてお伝えします。リボ払いが、いかに手数料の高いサービスであるのかをしっかり確認してください。
※すべて年率15%、元利定額リボルビング方式、返済間隔30日で計算しています。

リボ払い残高10万円の返済シミュレーション

残高が10万円あるリボ払いを毎月5,000円、7,000円、1万円返済したときの返済シミュレーションは下記のとおりです。

10万円のリボ払いを毎月5,000円ずつ返済したとき
返済回数 24回
総支払金額 115,782円
元金 10万円
手数料(利息) 15,782円
10万円のリボ払いを毎月7,000円ずつ返済したとき
返済回数 16回
総支払金額 110,845円
元金 10万円
手数料(利息) 10,845円
10万円のリボ払いを毎月1万円ずつ返済したとき
返済回数 11回
総支払金額 107,497円
元金 10万円
手数料(利息) 7,497円

上記のとおり、毎月の返済額を1万円に設定しても約1年間の返済期間に加え7,000円もの手数料が発生します。10万円のリボ払い残高に対して、毎月いくらずつの返済ができるのか?今一度考え、計画的な利用を心がけてください。

リボ払い残高30万円の返済シミュレーション

残高が30万円あるリボ払いを毎月1万円、2万円、3万円返済したときの返済シミュレーションは下記のとおりです。

30万円のリボ払いを毎月1万円ずつ返済したとき
返済回数 38回
総支払金額 378,331円
元金 30万円
手数料(利息) 78,331円
30万円のリボ払いを毎月2万円ずつ返済したとき
返済回数 17回
総支払金額 334,331円
元金 30万円
手数料(利息) 34,331円
30万円のリボ払いを毎月3万円ずつ返済したとき
返済回数 11回
総支払金額 322,503円
元金 30万円
手数料(利息) 22,503円

リボ払い残高が30万円になると、毎月の返済額を3万円にしても約1年間の返済期間が必要です。学生アルバイトであれば、3万円を捻出することはとても難しいでしょう。現実的に1~2万円の返済を続けていたとすれば、返済期間も手数料も高額になってしまいます。

リボ払い残高50万円の返済シミュレーション

残高が50万円あるリボ払いを毎月2万円、3万円、5万円返済したときの返済シミュレーションは下記のとおりです。

50万円のリボ払いを毎月2万円ずつ返済したとき
返済回数 31回
総支払金額 603,248円
元金 50万円
手数料(利息) 103,248円
50万円のリボ払いを毎月3万円ずつ返済したとき
返済回数 19回
総支払金額 564,195円
元金 50万円
手数料(利息) 64,195円
50万円のリボ払いを毎月5万円ずつ返済したとき
返済回数 11回
総支払金額 537,511円
元金 50万円
手数料(利息) 37,511円

リボ払い残高が50万円を超えてくると、学生の収入では返済が難しくなってくるでしょう。仮に毎月2万円ずつ返済できたとしても、返済回数は31回で手数料も10万円を超えてきます。「支払いが厳しい」と感じたら直ちに手を打つことが大切です。

リボ払い残高100万円の返済シミュレーション

残高が100万円あるリボ払いを毎月3万円、5万円、7万円返済したときの返済シミュレーションは下記のとおりです。

100万円のリボ払いを毎月3万円ずつ返済したとき
返済回数 44回
総支払金額 1,301,674円
元金 100万円
手数料(利息) 301,674円
100万円のリボ払いを毎月5万円ずつ返済したとき
返済回数 24回
総支払金額 1,157,936円
元金 100万円
手数料(利息) 157,936円
100万円のリボ払いを毎月7万円ずつ返済したとき
返済回数 16回
総支払金額 1,108,502円
元金 100万円
手数料(利息) 108,502円

リボ払い残高が100万円を超えてくると手数料も10万円を軽く超えます。返済金額を増やしたところで返済期間が長いので、学生が完済するのはほぼ100%無理と思うべきでしょう。リボ払い残高が100万円を超えているのであれば、今すぐ任意整理等の手続きで根本解決をしてください。

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学生がリボ払いを確実に減らすためにはどうすれば良い?

リボ払いを確実に減らすためには下記の2つのいずれかを実行すれば良いでしょう。

  • リボ払いの繰り上げ返済
  • 債務整理でリボ払い残高を減らす

中には「学生では収入を増やすことが難しい」とか「学生で債務整理をするのは気が引ける」と感じている方もいるでしょう。しかし、現状のまま何も変えなければ永遠にリボ払いと付き合い続けなければいけません。

リボ払いは便利である反面、長い返済期間と高額な手数料を支払い続けなければ行けないサービスです。現状で「リボ払いの返済が厳しい」と感じているのであれば、何かしらの行動をすることが大切です。

学生でも収入を増やしたり債務整理をしたりできます。自分が今何をするべきなのか?今一度考え直して、行動することが大切でしょう。最後に、リボ払いを確実に減らす2つの方法についてお伝えします。

リボ払いの繰り上げ返済をすれば早期に返済が終わる

リボ払いは「手数料(利息)」が高額である事実は前述のとおりです。つまり、元金を繰り上げて返済すれば、返済期間も短縮できるのは当然のことです。

ある程度まとまった資金力があるのであれば、積極的に繰り上げ返済を行うべきでしょう。たとえば、リボ払い残高10万円ある方が毎月5,000円ずつ返済していたとすれば、完済までに2年間掛かり手数料も15,000円超です。

10万円ある残高の半分(5万円)を繰り上げ返済したとすれば、返済期間や手数料は下記のとおりとなります。

返済回数 11回
総支払金額 53,746円
元金 5万円
手数料(利息) 3,746円

上記のとおり、返済期間も半分以上減るうえに支払う手数料も1万円以上の差が発生します。まとまったお金の捻出が難しいのであれば、毎月のアルバイト時間を増やして毎月の返済額を上げていく方法なども考えられます。

先程お伝えした例では、毎月の返済額を5,000円に設定したときと1万円に設定したときでは、下記のような差が発生しています。

10万円のリボ払いを毎月5,000円ずつ返済したとき
返済回数 24回
総支払金額 115,782円
元金 10万円
手数料(利息) 15,782円
10万円のリボ払いを毎月1万円ずつ返済したとき
返済回数 11回
総支払金額 107,497円
元金 10万円
手数料(利息) 7,497円
5,000円返済のときと1万円返済のときの「差」
返済回数 13回
総支払金額(利息/手数料) 8,285円

毎月の返済額を倍に増やすだけでも、返済回数および利息でかなりの「差」が発生しているのは上記のとおりです。何らかの方法で収入を増やすもしくは支出を抑え、繰り上げ返済や毎月の返済額を上げることで、学生でも確実にリボ払いを減らしていけるでしょう。

収入を増やしたり生活の見直しをしたりすれば費用を捻出できるはず

毎月の収入を増やしたり支出を抑えたりすることは誰でも簡単にできることです。「学生は勉学が本業だから」というのであれば、アルバイトもそこそこに日々勉強に励んでいれば「支出」は今以上に抑えられるはずです。

今の生活スタイルをあまり変えたくない、そこそこ遊びにも行きたい。と思うのであれば、アルバイトの時間を増やしたり回数を増やしたりすれば「収入」を増やすことは簡単でしょう。

「できない理由」を探しているうちは、リボ払いを確実に減らすのはかなり難しいです。「どうやればリボ払いを確実に減らしていけるのか?」を考え、行動するように心がけてください。

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リボ払いの返済が厳しいなら債務整理も視野に入れた検討が必要

リボ払いの返済が厳しいのであれば、思い切って債務整理をすることも視野に入れてください。債務整理には下記の3種類ありますが、学生のリボ払いであれば「任意整理」を検討すべきでしょう。

  • 将来の利息をカットして元金を3年程度で完済する「任意整理」
  • 借金を最大で1/10まで減額できる「個人再生」
  • すべての借金を0にできる「自己破産」

個人再生や自己破産が魅力的に見えてしまう学生も多いですが、借金総額が数十万円程度であればメリットが少ない割にデメリットが多いです。とくに個人再生は借金総額が100万円以下ではする意味がありません。

すべての借金が0になる自己破産は借金総額に関係なくできますが、すべての財産を処分されてしまいます。官報への掲載も避けられないため、少なからず今後の人生に影響をあたえる恐れがあるので、よほどではない限りおすすめはしません。

支払い能力があり、リボ払い残高が少額なら「任意整理」がおすすめ

学生がリボ払いの返済に厳しいと感じているのであれば「任意整理」が一番おすすめです。任意整理は、主に将来の利息をカットして元金のみを3年程度で完済を目指す債務整理手続きです。

手数料(利息)が高いリボ払いであれば、将来の利息をカットできるだけでも返済の見通しが立つ可能性が高いです。たとえば、リボ払い残高30万円の借金を任意整理して3年で完済しようとすれば、毎月の返済額は「30万円÷36か月=約8,300円」になります。

利息も含めて3年程度で完済しようとすれば、先にお伝えした「30万円のリボ払いを毎月1万円ずつ返済したとき」がもっとも近く、返済回数等は下記のとおりです。

返済回数 38回
総支払金額 378,331円
元金 30万円
手数料(利息) 78,331円

毎月の返済額を少し軽減できるうえに返済期間も短縮できるので、任意整理をするメリットは大きいと言えるでしょう。とくに、リボ払い残高が高額であればあるほど、任意整理をするメリットが大きくなります。

学生でも任意整理はできます。「リボ払いの返済が厳しい」と感じているのであれば、早いうちに手を打っておいたほうが絶対に良いです。将来にあたえる影響を考慮し、早め早めに対応しておきましょう。

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債務整理をするのは早ければ早いほど良い

債務整理をすることであなたの信用情報にキズが付き、クレジットカードや各種ローン契約の締結が難しくなります。しかし、任意整理をしたあと5年経過すれば、信用情報からマイナスな情報が消えます。

「社会人になったら車が欲しい」「家族ができたら住宅を建てたい」などの夢を持っているのであれば、早めに任意整理しておくことをおすすめします。リボ払いの返済が厳しくて返済を滞ってしまうと、延滞が続いている間はずっと信用情報にキズが残っている状態です。

何らかの方法で解決しなければ、社会人になってからの「〇〇が欲しい」という夢が現実になることは難しいでしょう。学生のうちに債務整理で借金を解決しておいたほうが、これから迎える長い人生にあたえる影響が少なくなるでしょう。

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まとめ

今回は、リボ払いの借金が膨らんでしまった学生が受ける今後の影響、返済ができないときにすべき対応策についてお伝えしました。

学生のときに作ったリボ払いの借金は、今後の人生にも多くの影響をあたえる恐れがあります。これから社会人になっても、クレジットカードが持てなかったり各種ローン契約の締結が難しかったり。信用情報にキズが付くことで多くの影響を受けることになります。

また、リボ払いを返済できないままいると、強制執行が行われて給与が差し押さえられてしまう恐れもあります。学生時代に作った借金が原因で、就職した会社に居づらくなってしまう恐れもあるでしょう。

「たかがリボ払い」とは思わずリボ払いの特性をしっかりと理解して、支払えないのであれば早めに債務整理で解決したほうが良いでしょう。今回お伝えしたことを参考に、どのようにしてリボ払いを解決するか検討してください。

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学生のリボ払いはかなり危険?返済が厳しいときはどうしたら良い?

学生で多額のリボ払い(借金)を抱えているのは危険ですか?

学生か否かに関係なく「リボ払い」というサービス自体、手数料も高く危険です。毎月の返済額が一定で返済計画を立てやすいというメリットはありますが、気付かぬうちに借金が膨らんでしまっていることもあるので要注意です。

学生がリボ払いを返済できないでいるとどうなりますか?

学生のときに作ったリボ払いが支払えないままでいると、将来ローンを組むことができないとか、クレジットカードを持てない、給与を差し押さえられて会社に居づらくなるなどの影響が出てしまいます。

学生が作ったリボ払いを確実に返済するためにはどうしたら良いでしょうか?

まず検討すべきは「リボ払いの繰り上げ返済」です。積極的に元金を減らす努力をすれば、リボ払いの手数料を抑えることもできます。収入を増やしたり繰り上げ返済したりすることが難しいのであれば、債務整理を検討すべきでしょう。

債務整理とはどのようなものですか?

債務整理は、利息や元金をカットし返済総額を大幅に減らせる国が認めた借金救済制度です。債務整理には複数の方法があり、主に「任意整理」「自己破産」「個人再生」を用いて借金問題を解決します。どの方法が適しているかは個人によって異なるので、法律事務所へ直接相談して確認するとよいでしょう。

債務整理の相談をしたいのですが、学生のためお金がなく相談料が用意できないのですが・・・。

それなら、債務整理に強い法律事務所へ相談しましょう。債務整理に強い法律事務所なら、無料相談を受付けている場合がほとんどです。当サイトでも、無料相談可能な法律事務所を紹介しているので、ぜひ気軽に利用してくださいね。

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更新日 : 2024年11月18日
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