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アイフルに過払い金請求したい!利息負担を軽減する方法について

アイフル 過払い金請求

アイフルに利息をたくさん払っている気がするのですが、過払い金の請求はできますか?

過払い金とは、これまでに正しくない利率設定により払い過ぎていたお金のことで、2007年7月31日以前からアイフルで借入がある場合は、過払い金が発生している可能性があります。

そうなんですね。去年からの借入なのでむずかしそうです。では、過払い金請求以外に利息を軽くする方法はありませんか?

利息の負担が大きいと感じている場合、繰り上げ返済やおまとめローン、低金利ローンへの借り換えなどの方法があります。どうしても返済がむずかしい場合は、弁護士や司法書士へ任意整理の相談をしてみるとよいでしょう。

アイフルから借入をしている人で「なんだか利息が多いな」「過払い金が発生しているのでは?」と思う人は多いでしょう。

ただし、2007年8月1日以降の借入は過払い金請求の対象外となっており、現状アイフルへの過払い金請求はむずかしくなりつつあります。

そのため、残念ながら過払い金は発生していないというケースが多いです。

しかし、過払い金請求ができなかったとしても、利息の負担を減らせる方法はいくつかあります。

この記事では過払い金請求がむずかしくなりつつある理由を解説し、利息の負担を減らす方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

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この記事でわかること
  • アイフルから過払い金請求をすることは年々むずかしくなりつつある。
  • 2007年7月31日以前からアイフルで借入をしていれば、過払い金が発生している可能性がある。
  • 過払い金請求ができなくても、繰り上げ返済やおまとめローン、低金利ローンへの借り換えで利息の負担を減らすことが可能。
  • どうしても返済がむずかしい場合は、弁護士や司法書士へ任意整理の相談をしてみよう。

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アイフルに利息を払いすぎた!過払い金請求の対象になる?

長期間に渡り利息を払い続けてきたことによって、アイフルへ過払い金の請求をしたいと考えている人もいるかもしれません。

しかし、過払金請求を行うには「グレーゾーン金利」での借入を行っていたことが条件になります。

また、グレーゾーン金利によって借入を行っていたとしても、最後の返済から10年が経過していると請求権が時効消滅となるため対象外となります。

以下、詳しい解説です。

2007年8月1日以降の借入は過払い金請求の対象外

アイフルからの借入に対して過払い金請求をするには、2007年の7月31日以前にアイフルから借入をしていることが条件となります。

これは、2007年の7月31日以前の融資は「グレーゾーン金利」での金利設定で貸付がおこなわれていたためです。

グレーゾーン金利とは、貸金業法の上限金利(15〜20%)と、当時の出資法の上限金利(29.2%)に違いがあったことにより生まれた金利です。

法律上、刑事罰の対象となるのは「出資法違反」の場合だったため、利息制限法の上限を超えても出資法の上限を越えなければ刑事罰には問われませんでした。

そこで、消費者金融各社は出資法の上限金利内に金利設定をしつつも、本来であれば超えてはいけない利息制限法の上限金利を超えた形で融資を行っていたのです。

また、アイフルと吸収合併した「ライフ プレイカード」から2006年11月30日以前に借入をしていた場合も過払い金請求の対象となります。

過払い金が請求できるのは、以下の金利を超えた利息を支払っていた場合です。

借入金 金利
10万円未満 20%
10~100万円未満 18%
100万円以上 15%

もしもご自身の借入に、過払い金が発生している可能性がある場合は、過払い金請求の具体的な方法について以下の記事でさらに詳しく解説していますので参考にしてください。

どんなに利息を返しても法定金利内なら過払い金は発生しない

過払金請求ができるのは、グレーゾーン金利によって払った利息部分ですので、法定金利内で返済した利息は対象にはなりません。

たとえこれまで払った利息が元金と同額になろうと、金利設定が法定金利内であれば同様です。

現在、法定金利内で返済しているものの、返済期間が長期化しており返済負担を減らしたいと考えているなら、過払金請求以外の方法を考える必要があります。

最後の返済から10年間が経過すると時効によって請求できなくなる

また、グレーゾーン金利で返済していたことに加え、消滅時効を迎えていないことも過払金請求を行える条件のひとつです。

具体的には、最後に返済した日から10年が経過すると消滅時効となり、返還請求ができなくなります。

アイフルの場合は2007年7月31日までにグレーゾーン金利での融資をやめているので、過払金請求の対象となっている人は少ないと考えられます。

近年のアイフルは過払い金の返還件数が減少している

実際、アイフルが過払い金を返還している件数は、年々減少しているというデータもあります。

年/月 返還件数
2018/12月 3,700
2019/6月 3,400
2020/3月 3,000
2020/12月 2,500
2021/12月 1,900

参照:アイフル「決算プレゼンテーション資料」

この3年で、過払い金の返還件数は約半数となっています。

このことからも、アイフルへ過払い金請求が可能な人は年々減っていると考えられます。

過払い金請求以外にアイフルの返済負担を軽くする方法4つ

アイフルへの過払い金請求がむずかしくなりつつあることは、前述したとおりです。

そこで、過払い金請求以外でアイフルの返済負担を軽減する方法を、4つお伝えします。

  • 低金利ローンに借り換える
  • おまとめローンで金利負担を軽くする
  • 任意整理で将来利息をカットする
  • 繰り上げ返済などで返済期間を短縮する

次の項目から、それぞれ詳しく解説していきます。

また、50万円を借入れているときに、それぞれの方法でどれくらい返済負担が減るのかについてもシミュレーションしていきます。

1.低金利ローンに借り換える

まず、低金利のローンに借り換える方法です。

アイフルの金利は、よほど大きな金額を借りていない限り年率18.0%であることが通常なので、それよりも低い金利のカードローンへ借り換えれば、利息を軽減できます。

例えば、以下のようなカードローンは上限金利が低く、借り換えることで金利が低くなる可能性が高いです。

プロミスやauじぶん銀行カードローンには、借り換え専用のカードローン商品もありますので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

低金利ローンに借り換えた場合の返済シミュレーション

アイフルで50万円を借入れ、3年(36回払い)で完済をした場合と、金利が15%の低金利ローンに借り換えた場合を比較すると以下のようになります。

低金利ローンへの借り換えシミュレーション例
アイフルで返済を続ける場合 低金利ローンに借り換えた場合
金利(年率) 18.0% 15%
月々の返済額 1万9,000円 1万8,000円
利息総額 14万0,920円 11万8,151円

参照:アイフル「ご返済シミュレーション」

2.おまとめローンで金利負担を軽くする

次に、おまとめローンで金利の負担を軽くする方法です。

アイフルから借入をしている人のなかには、複数のカードローンで借入をしている人もいるでしょう。

複数社から借入をしている場合、同じ金額を1社から借りている場合に比べて利息の負担が大きくなっている可能性があります。

その際におすすめなのが「おまとめローン」です。

おまとめローンとは、複数社の借入を一社に一本化できる金融商品のことです。借入先を一本化することで、利息を支払う先も一社のみにできますし、元金が大きくなることで適用される金利が下がる効果も期待できます。

ただし、借入金全額を新たに借入れる必要があるため、審査がやや厳しめとなります。

おまとめローンを利用した場合の返済シミュレーション

例えば、アイフルから30万円、B社から20万円、どちらも金利18%の借入があるとし、3年での返済計画をたてていることにします。

これを金利15%のおまとめローンに借り換えると以下の通りに返済負担が軽くなります。

おまとめローンを利用した場合の返済シミュレーション
アイフル+B社 おまとめローン
金利(年率) 18% 15%
月々の返済額 1万9,000円 1万8,000円
利息総額 14万1,395円 11万8,151円

利息総額が減り、月々の返済負担も軽くなっています。

ただし、まとめる金額や返済期間によっては、返済総額が大きくなる可能性もありますので、しっかりとシミュレーションをしてからおまとめローンへ申込むとよいでしょう。

3.任意整理で将来利息をカットする

続いて「任意整理」で利息をカットする方法です。

任意整理とは、債権者と交渉をして将来分の利息や遅延損害金をカットし、元金のみを分割で返済していく方法で、原則として弁護士や司法書士へ依頼しておこないます。

任意整理は債務整理のひとつなので、デメリットとして信用情報に傷がつきます。そのため、一定期間は新しい借入やローンが組めません。

ただし、年収の1/3以上の借金を抱えていたり、3社以上から借入がある(多重債務状態である)などの場合は、借金を整理すべき状態になっていると考えられます。

今後返済を続けていく自信がない、もしくはもう利息を払わず完済したいという場合は任意整理は有効な手段の一つとなります。

当サイトでは債務整理の無料相談を受け付けている弁護士や司法書士を紹介してますので、自分が債務整理すべきかどうかも含めて一度相談してみてはいかがでしょうか。

任意整理をおこなった場合の返済シミュレーション

以下、50万円(金利18%)、3年での完済計画を立てている借金を任意整理した場合のシミュレーションです。

任意整理した場合の返済シミュレーション
そのまま返済を続ける場合 任意整理を利用した場合
金利(年率) 18% 0%
月々の返済額 1万9,000円 1万3,900円
利息総額 14万1,395円 0円

利息を支払う必要がなくなったことで、月々の返済負担が大幅に減ることがわかります。

今現在、アイフルからの借入を返済するのがむずかしいと感じている人は、一度弁護士や司法書士へ任意整理の相談をしてみてはいかがでしょうか。

4.繰り上げ返済などで返済期間を短縮する

最後に、繰り上げ返済などを利用して、返済期間を短縮する方法です。

返済期間が短縮されれば利息の総額も減るため、返済総額は小さくなります。

また、返済期間も短くなるので、家計にかかる負担も大きく軽減できます。

  • 繰り上げ返済・・・普段よりも多くの金額を返済する
  • 一括返済・・・借金残債を一括ですべて返済する

アイフルでは、多く返済した分だけ元金に充当されます。そのため、余裕のある月は繰り上げ返済をしてみてはいかがでしょうか。

返済期間を短縮した場合の返済シミュレーション

ここまで解説したように、アイフルからの借入50万円を3年間で完済すると、以下のようになります。

  • 月々の返済額・・・19,000円
  • 利息総額・・・141,395円

繰り上げ返済を活用し、返済期間を2年間に短縮した場合のシミュレーションを見てみましょう。

  • 月々の返済額・・・25,000円
  • 利息総額・・・99,034円

月々の返済負担は多少大きくなりますが、利息総額が大幅に減ることがわかります。

毎月繰り上げ返済ができなくとも、できるときだけ繰り上げ返済をすれば利息総額も減っていきますので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

アイフルでは、近年過払い金請求がむずかしくなりつつあることをお伝えしました。

ただし、2007年7月31日以前からアイフルの借入、または2006年11月30日以前からライフの借入がある場合は、過払い金が発生している可能性があるので弁護士や司法書士へ相談してみるとよいでしょう。

過払い金の請求がむずかしい場合でも、おまとめローンや繰り上げ返済を利用すれば、利息負担を減らすことができます。

どの方法を利用しても、自力での返済がむずかしい場合は、弁護士や司法書士へ任意整理を依頼することをおすすめします。

自身に合った方法を見つけて、利息負担を減らしつつ借金完済を目指してください。

アイフルの過払い金請求についてよくある質問

アイフルに過払い金請求はできますか?

はい、可能です。ただし、契約期間や最後の支払い日などの条件があります。

アイフルに過払い金請求ができる条件はなんですか?

「2007年7月31日以前からの借入であること」「最後の支払い(完済日)から10年以上経過していないこと」が条件です。また、アイフルの場合は「ライフ」の過払い金請求も可能で、その場合は2006年11月30日以前から借入をしていたことが条件となります。

なぜ契約時期によって過払い金請求できるかどうか変わるのですか?

過払い金請求は、消費者金融がグレー金利(利息制限法と出資法における上限金利の差分)を設定していた時代の借入が対象だからです。法律が改正され、グレー金利がなくなった現在は、過払い金は発生しません。

過払い金請求以外に、借金を減額する方法はありませんか?

将来分の利息をカットする「任意整理」をおこなえば、月々の返済額を抑えて支払い総額を減らすことが可能です。

任意整理はどこに相談すればよいですか?

借金問題を専門とする弁護士や司法書士に相談しましょう。当サイトでも、相談無料で任意整理に対応している弁護士・司法書士を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。→>>【アイフルの取り立てをストップ!】任意整理に強いの弁護士・司法書士こちら

あなたの借金がいくら減らせるかは、
借金減額シミュレーターで簡単に診断できます

どうしても返済が厳しい場合は、債務整理が有効な解決策の一つです。
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