エポスカードの支払いは待ってもらえる?間に合わない場合の対処法とは?

エポスカードの支払いが今月間に合いそうにありません!連絡すれば返済期日を延ばしてもらえないでしょうか?


基本的にエポスカードに連絡しても、返済を待ってもらうことはできません。返済方法を変更することはできても、遅れたらその分遅延損害金が加算され、「滞納」の記録が残ってしまいます。
待ってもらえないんですね・・・。じゃあ、焦って無理に返済することもないですね。どちらにしても滞納した記録が残ってしまうのなら。


それでも、リスクを避けるためにはなるべく早く返済するに越したことはありません。滞納が続くとそれだけ遅延損害金がかさみますし、最終的には給料の差し押さえを受けてしまう可能性もあるのです。
滞納リスクを避けるためには、支払い方法を変更したり、一時的に親族からお金を借りるなどするか、それが難しければ弁護士などに債務整理の相談をしてみましょう。
「エポスカードへの返済が間に合いそうにない・・・」
エポスカードの引き落とし期限が近付いているのに口座残高が足りないときは、「滞納」となってしまいます。
すぐに支払えるなら、コンビニやATMなどで支払う方法がありますが、支払い自体が難しい場合には、一時的にリボ払いや分割払いにするなどの方法もあります。長期的に返済に不安がある場合は、一度弁護士などに債務整理の相談をしてみましょう。
この記事では、エポスカードの支払いを滞納することで起こるリスクやデメリットを時系列で解説しつつ、その対処方法についても詳しくお伝えします。
今月だけ足りないという方への対処法も、長期的に返済に不安がある方への解決方法も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

- エポスカードの支払いは基本的に待ってもらえない
- エポスカードの支払いが遅れたら、エポスATMから支払う、ネット経由で支払う、アプリを使ってコンビニでバーコード決済する、振込口座を確認して振り込むという方法がある
- エポスカードの滞納が長引くと、最終的には給料差し押さえのリスクもある
- 解決方法はなるべく早く返済すること。そのためには債務整理も選択肢の一つとして検討する
エポスカードの支払いを待ってもらうことは原則できない
エポスカードの支払い日を先に延ばしてもらうことは原則できません。コールセンターに連絡して支払いが遅れることを説明しても、「滞納」の記録は残り、支払日までの遅延損害金も発生してしまいます。
エポスカードの料金引き落とし日は毎月27日もしくは4日です。口座引き落としの場合、その日までに十分な金額が入金されていなかったら、滞納扱いとなります。
支払いが遅れると、その月は「滞納」扱いとなり、エポスカードが加盟している信用情報機関に記録が残ります。CICの場合、毎月約定通りに支払われたらその月に$マークが、支払いが遅れたらAマークがつくので、遅れて支払ったことが記録にしっかり残ってしまいます。
月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 |
---|---|---|---|---|---|---|
状況 | $ | $ | $ | A | $ | $ |
信用情報機関の記録は加盟している金融機関すべてに共有されているため、「A」が多いと返済能力に不安がある顧客だと解釈され、借り入れやカード作成の審査が通らなくなる可能性もあります。
また、遅れた日数だけ遅延損害金が加算されるため、遅延損害金を上乗せした金額を支払わなければなりません。
エポスカードの支払いが遅れることのリスク
エポスカードの支払いが遅れることには以下のようなリスクがあります。
- 遅延損害金で債務額がどんどん大きくなる
- エポスカードが使えなくなる
- 他のカードも使えなくなる
- 一括請求される
- 訴訟提起や給料差し押さえを受ける
基本的には滞納が長引くほど返済が厳しくなっていくでしょう。
翌日から遅延損害金が発生する
エポスカードの支払いが遅れると、滞納が発生した翌日から利息に代わって遅延損害金が加算されます。遅延損害金は延滞へのペナルティという要素があるため、利息より高利に設定されています。
エポスカードの場合、キャッシングは20%、ショッピングは14.6%です。
30万円×14.6%÷365日×30日=3600円
ショッピングは通常2回までなら手数料(利息)は発生しません。しかし、上記のように、ショッピング30万円を30日間滞納すると、3,600円の遅延損害金が発生してしまいます。
翌日から1週間程度でエポスカードが使えなくなる
支払期日を過ぎると、翌日から1週間以内に、エポスカードが一時的に利用できなくなります。
カードの利用停止は、エポスカード側で支払いが確認できれば再開できますが、返済できずに3ヵ月以上たつと強制解約される可能性があります。
1週間以上経過すると督促が始まる
延滞が始まってからおよそ1週間程度経過すると、エポスカードからの電話や郵便物による督促が始まります。
督促は、最初は支払いの確認を促す程度のものから始まり、徐々に厳しい内容となり、最終的には訴訟手続きを予告されてしまうでしょう。
電話や郵便の他、最近では電話番号を元にショートメールで送ってくることもあります。
2ヶ月以上で信用情報にキズがつく
2ヵ月以上滞納すると、信用情報機関に事故情報として記録されてしまいます。
金融事故情報が記録されると、借り入れをしたり、新しくカードを作ったりすることができなくなります。新規の貸し付けやカード作成の際には必ず審査がおこなわれますが、その際に金融事故情報が判明すると、「返済能力の低い顧客」とみなされるからです。
新規の借り入れやカード作成だけでなく、今あるカードも利用できなくなっていきます。更新や途上与信のタイミングで信用情報機関に照会をかけることで金融事故情報が判明してしまうからです。
事故情報は借金を完済してから5年程度(自己破産の場合は10年程度)は消えません。
3ヶ月程度でカードが強制解約される
滞納3ヵ月程度でエポスカードが強制解約されてしまいます。強制解約されると、一時利用停止のときのように、返済後に復活させることはできません。
そのため、エポスカードを経由して支払っている料金がある場合は、支払い方法を変更する必要があります。
家賃、光熱水費、サブスクリプションサービスなど、それぞれの期日までに支払い方法を変更しておかないと、そちらも滞納状態になってしまいます。
遅延損害金を付して一括請求される
強制解約とほぼ同じころ、期限の利益を喪失し、エポスカードから一括請求されるでしょう。「期限の利益」とは、約定どおり分割で支払っている間は将来分の返済を待ってもらえるという、債務者側の利益です。
期限の利益を喪失すると、今までの遅延損害金を加算した金額を一括で請求されてしまいます。
訴訟提起または支払督促を申し立てられる
一括請求されても支払いができないと、裁判手続きになる可能性があります。管轄の裁判所から訴状や支払督促の申立書が届くでしょう。
支払督促とは、簡単な訴訟のようなものです。異議を申し立てなければ審理が開かれないまま、早ければ4週間で支払いを命じる判決が出てしまいます。手続き費用も通常訴訟の半額で、ネットからの申し込みができるため、債権者によく利用される手続きです。
少額だから裁判まではしてこないだろうと思っていると、支払督促を申し立てられることがあるので注意しましょう。
財産の差押えを受ける
裁判手続きで判決などが確定すると、強制執行を申し立てられ、財産の差し押さえを受ける可能性があります。
強制執行命令が裁判所から出ると、エポスカード側はあなたの給料や預貯金などを差し押さえ、そこから債権を強制的に回収する権利を得ます。多くのカード会社では、申し込みの際に勤務先を記載するため、給料は最も狙われやすい財産です。
給料を差し押さえられると、毎月手取り月収の4分の1が会社から直接エポスカードに支払われます。そのため、毎月の手取り月収が4分の3になってしまううえに、勤務先に滞納で差し押さえを受けていることがバレてしまうというデメリットもあります。
支払い不能のペナルティを少なくするにはできるだけ早く支払うことが大切
以上のように、エポスカードを長期間滞納することには、最終的には財産の差し押さえにまで発展する可能性があります。ペナルティを最小限にとどめるためには、なるべく早く支払うことが大切です。
エポスカードは再振替がないため、引き落とし日に残高がなかった場合は、以下のような方法で支払わなければなりません。
- エポスATMから支払う
- インターネット入金(ペイジー)
- コンビニで支払う
- 振込をする
まずは、全国のエポスATM、もしくは提携銀行のATMから入金する方法です。支払いができるATMを下記より検索して支払いましょう。
キャッシングのご利用場所について|クレジットカードはエポスカード
インターネットバンキングで支払うこともできます。エポスNetへログインして支払金額を確認し、自分の口座を指定してインターネット経由で支払いすることができます。
コンビニレジのバーコード決済、「ペイスル」から支払う方法もあります。お手持ちのスマートフォンにエポスアプリをダウンロードし、スマートフォンに表示されたバーコード画面をコンビニのレジに提示して支払い完了です。
また、エポスカードに連絡して振込先を確認して、支払う方法もあります。下記のコールセンターに連絡して振込先と金額を確認して支払いをしましょう。
参照:引落しができなかった場合、どうすればいいですか? | エポスカード よくあるご質問
どうしてもエポスカードの支払いができないときの方法
どうしてもすぐに返済できないとき、滞納のペナルティを最小限にとどめるには、以下の方法があります。
- リボ払いや分割払いなどに支払い方法を変更する
- 不用品の売却や親族からの借り入れなどで一時的にしのぐ
- 滞納が長期になりそうなら債務整理を検討する
順に解説していきます。
①支払い方法をリボ払いや分割払いに変更する
どうしてもすぐに返済ができない場合は、リボ払い、または分割払にあとから変更しましょう。利用締め日の後でも、引き落とし日以前ならリボ払いや分割払いに変更できます。
支払い方法の変更は、支払い月の17日頃までなら可能です。例えば、4月28日から5月27日利用分の場合、6月17日頃までであれば、支払い方法をリボ払いや分割払いに変更ができます。エポスNetにログインするか、電話で変更依頼をしましょう。
リボ払いや分割払いの注意事項
ただし、リボ払いや分割払いは利息が高いので要注意です。
リボ払い・分割払いともに、手数料率は毎月の締切日残高に対し実質年率15.0%です。分割払いにする場合は3~36回払いとする必要があり、手数料がかからない2回払いは選択できません。
リボ払いや分割払いを選択すると、日々の家計への負担が大きく削減できます。それだけに、繰り返し頼りがちになってしまい、利用額が増えてしまうのです。
特にリボ払いは、入ったら抜け出しにくく、高い手数料を取られ続けることの比喩表現として「リボ地獄」と呼ばれることもあるほどです。
支払いができずに後からリボ払いや分割払いに変更するのは、あくまでも緊急時のみにしましょう。
②親族・友人を頼る
親族や信頼できる友人から一時的に借りて返済する方法もあります。借用書を作成し、返済計画などを示して誠実にお願いすることで、協力を得られやすくなるでしょう。
親族や友人なら無利息または低利息で借りられるというメリットもあります。ただし、この方法は繰り返すと信頼を失い、関係を壊しかねないため、あくまでも今回だけと考えましょう。
③不用品を売却してお金をつくる
自分の不用品をメルカリやリサイクルショップに売却し、一時的にお金を作るという方法もあります。
継続的に続けることは難しいでしょうが、一時的な不足なら不用品売却で対応できるかもしれません。
また、できるなら副業で収入を増やすことも検討しましょう。
④債務整理をする
他にも滞納がある、または滞納が大きくて支払いきれない場合は、弁護士や司法書士に相談して債務整理を検討しましょう。
今はまだ支払いを続けられると思っていても、どのくらい債務が減るのか知るために、相談だけでもしてみるといいでしょう。
債務整理を行うことで支払い猶予期間が一時的に設けられる
債務整理を行うことで、一時的に支払いの猶予期間が与えられます。
弁護士などが代理人となり債務整理を開始する旨を債権者に通知すると、一時的に債権者からの直接請求が止まり、返済を一旦止めることができます。
返済を止めている間に弁護士や司法書士の協力を得て返済計画の立て直しを行い、現実的な返済額に調整できるのです。
返済を止めることで、自分の収入と支出を把握でき、今の家計からいくら支払いに回せるかがわかります。
債務整理を検討するタイミング
債務整理を検討するタイミングは以下のとおりです。
- 何度も延滞を繰り返している
- 借金返済のために新たに借り入れをすることがある
- 月々の返済額が手取り月収の3分の1を超えている
- 3社以上から借金をしている
- 借金の総額が年収の3分の1を超えている
- 利息の負担が重いと感じている
- 利息の支払いだけでなかなか元金が減らない
債務整理の種類とその効果
債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産の3つの種類があります。
それぞれ減額できる金額やメリット・デメリットがあるため、弁護士などの専門家と相談して、自分の債務額や収入などに合った方法を選びましょう。
手続き | 方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
任意整理 | 弁護士などが債権者と任意に交渉し、元本のみの分割弁済和解を目指す方法。 | ・返済期間中の利息を免除できる ・今まで発生した遅延損害金をカットできる ・整理する債権者を選べる ・職業制限がない ・周囲に知られるリスクが少ない ・財産を維持したまま借金整理ができる |
・任意整理に応じてくれない債権者もいる ・3~5年返済を継続する必要がある ・基本的に元金の減額には応じてもらえない |
個人再生 | 裁判所に申立てをおこない、元金の5分の1~10分の1程度まで債務を免除してもらう手続き | ・債務を大幅にカットできる ・マイホームを維持したまま借金整理できる ・ギャンブルや浪費による借金でも整理できる ・職業制限がない |
・手続きが煩雑 ・安定・継続した収入があることを証明しなければならない ・住所・氏名が「官報」に掲載されるため、周囲に知られる可能性がある |
自己破産 | 裁判所に申し立てることで債務の免除を受ける手続き | ・返済義務が免除される ・収入が不安定でも申立てられる ・日用品や生活必需品、一部の財産は残すことができる |
・自分名義の不動産や預貯金、保険の返戻金などの財産が処分される ・職業制限を受ける ・官報に住所氏名が掲載されるため、周囲に知られる可能性がある |
まとめ
エポスカードの支払いは、基本的に待ってもらうことはできません。支払いが遅れると「滞納」の記録が残り、遅延損害金が加算されてしまいます。
滞納のペナルティを最小限に抑えるためには、1日でも早く返済する必要があります。返済方法には、以下の4つがあります。
①エポスATMから入金する
②インターネット入金(ペイジー)で支払う
③アプリを利用してコンビニレジのバーコードで支払う
④コールセンターに連絡して返済口座と返済額を確認し、振り込みをする
コールセンター03-3381-0101
(受付時間 9:00〜19:00)
どうしてもすぐに返済ができない場合は、親族や信頼できる友人から借りる方法や、不用品を売却して一時金を作る方法もあります。
また、エポスカードのシステムとして、後からリボ払いや分割払いに変更する方法もあります。しかし、どちらも手数料が15%と高いため、あくまでも緊急時だけにとどめましょう。
将来的に返済が難しい場合は、債務整理も選択肢として検討することをおすすめします。まだなんとか返済できそうだと思っている方でも、どれだけ債務が減るかを確かめるためにも一度相談してみてはいかがでしょうか。
エポスカードの支払いに対するQ&A
エポスカードは引き落とし日の口座残高が足りない場合引き落としができませんが、再振替はしてくれません。そのため、引き落とし日の翌日、翌々日などに慌てて入金しても間に合いません。
間に合わなかった場合はエポスカードに電話連絡して支払い方法を変更する必要があります。
エポスカードのコールセンターに連絡し、以下の方法で対応しましょう。
①エポスATMから入金する
②インターネット入金(ペイジー)で支払う
③アプリを利用してコンビニレジのバーコードで支払う
④指定された振込口座に支払う
期日前ならリボ払いや分割払いに変更することもできます。ただし、手数料が15%と高いので、あくまでも緊急時のみにしましょう。
滞納が長期化した場合、その日数分の遅延損害金がつきます。遅延損害金は、キャッシングは20%、ショッピングは14.6%です。
翌日以降カードの利用が一時停止され、3ヵ月程度入金できないとカードは強制解約されてしまいます。そして、強制解約されると二度と復活はできません。
カードの強制解約と同じころ、エポスカードから、遅延損害金を付した残額全額を一括請求されるでしょう。それでも支払えなければ裁判になって差し押さえを受ける可能性もあるのです。

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