債務整理を検討すべき10個のタイミング
借金に苦しんでいる人は、それぞれに個別の事情があり、すべての人が債務整理すべきとは限りません。
しかし、下記のリストにあげた10個の状況にいる人は、ほとんどが債務整理をすべきタイミングといえるでしょう。
なぜなら、債務整理で借金の減額や帳消しができたり、払いすぎた利息を取り戻したりできる可能性が非常に高いからです。
- 借金返済を滞納しはじめている
- 月々の返済が負担に感じはじめて1年経つ
- 何度も借金を繰り返して「借金癖」がついている
- 「借金返済のための借金」をしていて完済できる見込みがない
- 月々の返済額が月収の1/3以上になっている
- 休職や退職で収入が減ったorなくなった
- 借金をしている会社が3社以上ある
- 利息分の支払いしかできず元本が減らない
- 利息が高すぎると感じた
- 結婚を機に借金を清算したいと感じた
これらの状況にいる人は、少なくとも弁護士や司法書士の無料相談を受けて、借金問題を解決するためのアドバイスをもらうことをおすすめします。
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借金返済を滞納しはじめている
すでに返済を滞納しはじめている場合、返済はかなり厳しい状況にあると考えられます。
返済日に支払いが間に合わない状況は、借金が日常生活に支障を来たしているといえるからです。
また、返済を滞納すると通常の債務に加えて遅延損害金が発生します。遅延損害金とは、返済を滞納した場合に発生する損害賠償金です。
それに加えて、滞納を続けると最悪、財産や給与口座の差し押さえに発展する可能性もあります。
差し押さえが発生してから債務整理をしようと思っても、選べる方法が少なくなってしまいます。
完済の目途が立たないと感じた時点で、弁護士や司法書士に債務整理すべきか相談してみましょう。
月々の返済が負担に感じはじめて1年経つ
借金の返済は順調にできていても、「月々の支払いが辛い、苦しい」と1年以上感じているときは、債務整理をすべきタイミングです。
毎月返済をしているにも関わらず1年以上の長期にわたって完済できないということは、借金の額が大きすぎて通常の返済計画では返済しきれなくなっている可能性があります。
また、長期にわたって返済に追われる生活をしていると、ストレスにより心や身体が調子を崩してしまう場合もあります。
安定した生活を取り戻すためにも、1人で悩まず、信頼できる弁護士や司法書士に相談してみましょう。
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何度も借金を繰り返して「借金癖」がついている
借金と返済を繰り返しているようであれば、借金癖がついている可能性があります。
借金癖は重度になると「借金依存症」となり、カウンセリングや病院での治療が必要になります。
借金癖を治すためには、自身の環境を大きく変えることが有効です。
債務整理をして、借金を繰り返す負の連鎖を断ち切る人は沢山います。
借金依存症まで悪化して、いま以上に自分や周囲の人が苦しむ前に、弁護士や司法書士のアドバイスのもと債務整理を検討してみてください。
「借金返済のための借金」をしていて完済できる見込みがない
返済が追いつかず借金返済のために借金をしている人は債務整理を検討すべきです。
A社から借りているお金を返済するためにB社から借り、B社の借金を返すために別の会社からまた借りて・・・という、いわゆる「自転車操業」の状態になってしまうと、借金は永遠に無くなりません。
例えば、A社から100万円借金し金利が10%だとすると、利息がついて返済総額は110万円です。この返済をB社からの借入でおこなうと、B社から110万円を借り入れるために金利10%(=11万円)がかかり、返済総額は121万円になります。さらにC社からの借入でB社に返済すると、121万円に金利10%(=12万円)がかかり、返済総額は133万円です。
このように、利息の分だけ借金が雪だるま式に増えていきます。
自転車操業の状態になると、自力での借金解決は困難です。弁護士や司法書士に相談して、債務整理を検討すべきでしょう。
月々の返済額が月収の1/3以上になっている
借金の月々の返済額が月収の1/3を超えている場合も、債務整理を検討すべきタイミングです。
金融業者には「総量規制」という制度があり、借入残高が年収の1/3を超える場合は新規借入ができないと法律で定められています。
つまり、国も収入の1/3を超える借入は経済的に破綻するリスクがあるとしているのです。
月々の返済額が収入の1/3以上になっているときは、なるべく早く借金問題に力を入れる弁護士や司法書士に相談すべきといえます。
参照:e-Govポータル「貸金業法第13条2項」
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休職や退職で収入が減ったorなくなった
事故や病気など、仕事を続けられなくなって収入が減ってしまったり、収入が0になったりした場合も債務整理を検討してみてください。
借金をしている人の多くは預貯金などの余裕資金がないことが多く、収入が断たれれば近い将来返済が難しい状況に陥る可能性が高くなります。
そのまま返済できない借金を放置すればどんどん借金の額が膨れ上がり、最悪の場合、財産の差し押さえなどに発展しかねません。
すぐに新しい仕事を見つけられるなど、再開できる見込みが立たないようであれば、弁護士や司法書士に債務整理を相談してみましょう。
借金をしている会社が3社以上ある【多重債務】
3社以上の金融業者から借金をしている状態、いわゆる「多重債務者」の場合も、なるべく早期に債務整理を検討すべきです。
複数の金融業者から借入をしている場合は1社からの借入に比べて返済金額が多くなってしまうため、返済はさらに苦しくなります。
また、債務整理のなかでも任意整理という方法の場合、債権者ごとに費用がかかるため、借金している金融業者が増えるほど費用の負担は重くなっていきます。
場合によっては、債務整理の選択肢を狭めてしまう可能性もあるため、早めに弁護士や司法書士へ相談しましょう。
利息分の支払いしかできず元本が減らない
毎月の返済ができていたとしても、元本がまったく減らず利息分の支払いのみになっている場合も債務整理を検討するタイミングです。
借金は元本を返済しなければ、永遠に完済の目途は立ちません。
債務整理をおこなえば、利息分のカットや、元本の減額・帳消しが可能です。
永遠に終わらない返済に追われるより、弁護士や司法書士に相談して借金そのものをなくす方法をアドバイスしてもらいましょう。
当サイトの借金減額診断ツールを使えば、どのくらい借金を減額・帳消しできるかおおよその金額がわかるので、こちらもぜひ活用してみてください。
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利息が高すぎると感じた
一度でも「利息が高すぎる」と感じたときは、弁護士や司法書士に相談してみることをおすすめします。
なぜなら、悪質な金融業者の場合、違法な利息を取っていることが珍しくないためです。
また、現在は法定金利を守っている金融業者でも、過去に違法な金利で貸していた場合があります。
違法な利息は「過払い金」と呼ばれ、例え借金を完済した後でも取り返せます。
過払い金は必ず発生しているわけではありませんが、少しでも可能性がある場合は弁護士や司法書士に相談してみましょう。
結婚を機に借金を清算したいと感じた
結婚などの人生の転機も債務整理を検討するタイミングです。
借金をしていることは結婚相手や相手の家族に悪い印象を与えます。また、配偶者に借金返済の苦労を背負わせることにもなってしまいます。
結婚前に債務整理した上で借金をなくして、気持ちよく結婚生活をスタートしましょう。
債務整理手続きは自身にあった方法を選ぶべき
債務整理には、「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3種類があります。また、債務整理関連の話題では、「過払い金請求」という手続きも同時に語られるケースがよくみられます。
これらの手続きには異なるメリット・デメリットがあるため、債務整理をする場合は「どのタイミングでするべきか」だけでなく、「どの手続きが向いているのか」という考えも重要です。
手続き
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概要
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向いている人
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任意整理
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将来利息のカットを借入先と交渉する方法。一般的には3年〜5年で完済できるように返済計画を見直せる。
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・月々の返済額が減れば完済を目指せる
・家族にバレずに債務整理をしたい
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個人再生
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将来利息のカットや借金自体の圧縮をするための方法。概ね5分の1程度に減額できる。
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・借入額が少しでも減れば完済を目指せる
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自己破産
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抱えている借金すべてを帳消しできる方法。財産を没収されるデメリットもある。
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・借金を返せる見込みがない
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過払い金請求
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支払いすぎていた利息の返還を求めるための手続き。
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・2007年以前から借入がある
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ここからは、債務整理手続きのメリット・デメリットとともに、それぞれの手続きが向いているケースを紹介していきます。
月々の返済額が減れば完済できるなら任意整理
任意整理は債権者毎に返済方法や返済額について交渉し見直す債務整理手続きです。基本的には将来利息のカットなどを交渉することになります。
毎月の返済額には利息も含まれているため、任意整理によって将来利息のカットが認められれば、今後は返済負担を抑えつつ借金返済を進められます。たとえば、借金100万円を任意整理して4年で完済する場合と、通常どおり返済を続けた場合の支払総額は下記の通りです。
⚪️返済シミュレーションの条件
- 毎月の返済額:3万円
- 適用されている金利:年15.0%
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任意整理後
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任意整理前
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完済までの年数
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33か月
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44か月
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総額
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100万円
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1,301,674円
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※あくまでシミュレーションであるため、実際の金額とは異なる場合があります。
シミュレーションの結果、任意整理をすることで約30万円の利息を抑えられるうえに、返済期間も11か月短縮できることがわかります。
なお、債務整理手続きの中で、裁判所を通さない方法は任意整理のみです。裁判所を通す方法の場合、用意するべき書類が多かったり、裁判所から直接郵送物が届いたりと、家族に債務整理したことがバレやすいデメリットがあります。
任意整理であれば家族にバレづらいため、「内緒で債務整理をしたい」という場合には向いています。
借りた金額すべてを完済するのが難しいなら個人再生
個人再生は裁判所を通じて、借金を1/5程度まで減額し、原則3年で返済していく債務整理手続きです。
借金総額が大幅に減額されるため、任意整理と比べて返済額が圧縮されるのが特徴です。そのため、「借りた金額を減額できれば借金返済ができる」という場合に個人再生は向いているといえます。
ただし、個人再生は裁判所を介する手続きのため、任意整理よりも手間や時間がかかります。また、安定した定期的な収入がある場合にしか利用できないなどの条件もあります。
基本的に弁護士や司法書士の事務所では、個人再生をするべきかの相談が可能です。借金を減らせるメリットだけでなく、デメリットも大きい手続きであるため、個人再生を検討している場合には、法律の専門家に相談したうえで慎重に判断するようにしてください。
借金を返済できそうにないなら自己破産
定期的に収入がない場合や返済をしたら生活ができなくなってしまう場合、最終手段として選ぶのが自己破産です。
自己破産は裁判所に申し立てし免責許可を得られれば借金がすべてなくなります。免責許可は収入や資産の状況などから返済が不可能かを判断します。
ただし、自己破産をすれば借金が帳消しになる反面、大きなデメリットもあります。
- 一定の財産を処分する必要がある
- 一定期間の資格制限がある
自己破産をすると、土地やマイホーム、自動車などの財産を手放さなければなりません。そのうえ、手続き後から最長5年〜7年はいわゆる「ブラックリスト入り」の状態となるため、自己破産をする場合はデメリットを十分に理解したうえで慎重な判断が必要です。
2007年以前から借入があるなら過払い金請求
2007年以前から借入をしている場合は過払い金が発生している可能性があるため、過払い金請求で解決できる可能性があります。
過払い金を取り戻せれば残っている借金を完済できるうえに、手元にお金を残せる可能性もあります。
過払い金の請求は自分で行うこともできますが、専門的な知識が必要になるため、弁護士や司法書士に依頼するのが一般的です。
なお、弁護士や司法書士の事務所では、過払い金請求に関する無料相談に対応しているのが一般的です。2007年以前から借入がある場合、まずは過払い金請求をするべきかを法律事務所に相談してみるとよいでしょう。
債務整理のタイミングが遅れると発生するリスク
借金の返済が苦しい状況にも関わらず、債務整理をせずにいると以下のようなリスクがあります。
- いわゆる「ブラックリスト入り」の状態となる
- 滞納すると遅延損害金が発生する
- 滞納が長期化すれば強制執行される
- 債務整理の選択肢が減る
- 債権者の倒産などで過払い金請求ができなくなる
いわゆる「ブラックリスト入り」の状態となる
債務整理のタイミングが遅れると、借金の返済遅延が起きる可能性があります。返済遅延が起きると、その履歴が信用情報として登録され、いわゆる「ブラックリスト入り」の状態になる可能性があります。
信用情報とは、クレジットカードやローンの利用履歴のことです。「個人信用情報機関」という期間で保管・管理されており、加盟している金融機関に情報が提供されます。
この信用情報は、金融機関の審査時に「申込者に返済能力があるか」を判断するために使用されます。滞納履歴が残っている場合、返済能力を疑われてしまう危険性があり、下記の審査に通りづらくなってしまいます。
- クレジットカード
- カードローン
- 自動車ローンなどの目的別ローン
- 携帯電話の割賦払い契約
- 保証会社を通した賃貸契約
なお、債務整理をした場合も、いわゆる「ブラックリスト入り」の状態となります。とはいえ、債務整理をせずに問題が深刻化することのほうがリスクが大きいため、借金滞納が起きそうであれば、早めに弁護士や司法書士に債務整理の相談をするとよいでしょう。
滞納すると遅延損害金が発生する
債務整理をするタイミングの項目でも触れましたが、借金を滞納すると遅延損害金が発生します。滞納すると、元本や利息以上のお金を支払わなければならないのです。
遅延損害金の利率は、元本に対して年20%が上限です。下記のように計算します。
遅延損害金=借入残高×遅延損害金利率÷365×延滞日数
通常の借入金利よりも高く設定されるのが一般的なので、滞納が続くほど借金は膨らみ、返済はさらに苦しくなります。
そのため、借金の返済遅延が起きた場合、債務整理をするかを悩んでいるうちに、借金問題がより深刻化してしまう可能性があるのです。借金滞納が起きているにもかかわらず、返済が難しいのであれば、すぐに法律事務所に相談することを検討してみてください。
滞納が長期化すれば強制執行される
返済が追い付かず滞納した状態が続くと強制執行される可能性があります。
強制執行とは、裁判所の命令で債務者の財産を回収し、債権者に返済するため財産を換金する手続きです。一度強制執行されると、債権者との和解が成立するまで、給料の1/4が差し押さえられてしまいます。
給与を差し押さえられるため、勤務先にも借金の存在や滞納の事実が明らかになってしまいます。
債務整理の選択肢が減る
債務整理をためらって状況が悪化すればするほど、債務整理の選択肢が狭まる可能性があります。
債務整理の方法は自己破産だけでなく、過払い請求や任意整理、個人再生などの方法がありますが、借金の状況や経済状況などが悪化すれば選べる選択肢はどんどん狭まってしまいます。
最悪の場合、資産を失う自己破産しか選択肢がなくなってしまうため、影響の少ない債務整理を早急に行うべきでしょう。
債権者の倒産などで過払い金請求ができなくなる
債務整理を後回しにした場合、債権者の倒産などで過払い請求ができなくなる可能性があります。
過払い金請求は支払い過ぎた利息を債権者に請求する方法ですが、請求する債権者の経営状況が悪化するなど過払い金を支払う余力がなくなってしまい過払い金が取り戻せなくなる可能性があります。
既に借金を完済してしまっている場合など返済に困っていない状況であれば、ついつい後回しにしてしまいがちですが、時間が経過することで状況が変わり取り戻せない可能性もあるので、できるだけ早急に債務整理を行うことをおすすめします。
債務整理すべきか悩んでいる人の弁護士・司法書士の選び方
債務整理をはじめるのが遅くなればなるほど状況は悪化します。タイミングを誤れば選択肢が狭まるので、早めのタイミングで相談することが重要です。
そのため、借金の返済が苦しくなったときには、できるだけ早く弁護士や司法書士に相談しましょう。
もしも、債務整理すべきか自分ではわからなくても、弁護士などのアドバイスを聞けば疑問や不安をなくせるでしょう。
また、相談したからといって「必ず債務整理を依頼しなければ」と思わなくても大丈夫です。債務整理を強制されることはないので安心してください。
個々の状況に合った、借金問題を解決するための適切なアドバイスをもらいましょう。
次の項目から、相談する弁護士や司法書士を選ぶときのポイントをご紹介します。
債務整理を相談する弁護士・司法書士は「債務整理の実績」で選ぼう
債務整理をスムーズに進めていくためには、依頼する弁護士・司法書士選びが重要です。しっかりとサポートしてもらえる弁護士や司法書士を選ぶ必要があります。
弁護士や司法書士を選ぶにあたっては、債務整理に実績があるかどうかが重要なポイントになります。
弁護士や司法書士も各事務所によって得意分野が異なるため、ホームページなどで債務整理の実績を掲げている事務所を選びましょう。
口コミも重要な判断材料だが最終的には「親身に話しを聞いてくれるか」が決め手
ネット上で調べられる口コミや知名度などを参考にするのもいいでしょう。ただし、ネット上の口コミは個人の主観によるところが大きく、事実と異なる場合もあるため注意が必要です。
最終的には、無料相談などを活用して「自分の立場になって考えてくれるか?」や「説明を丁寧にしてもらえるか?」「自分が話しやすいか?」といった点を実際に確認するようにしましょう。
債務整理手続きは、債務者本人が話しづらいことも話す必要がでてきます。そういったことでも安心して話せる弁護士や司法書士に依頼すれば、その後の手続きをスムーズに進められます。
債務整理の流れと状況別手続き方法
債務整理は基本的に以下の流れで進めます。詳しくは別の記事でご説明しますので、参考にしてください。
- 弁護士・司法書士に相談し、適切な債務整理のアドバイスを受ける
債務整理を検討するなら、まずは無料相談などで弁護士や司法書士に相談しましょう。
- 弁護士・司法書士へ正式に依頼して、受任通知を発行してもらう
依頼が決まると受任通知が発行され返済や督促がストップします。合わせて弁護士や司法書士が借り入れ状況を債権者に確認し、状況を把握します。
- 過払い金がある場合は引き直し計算がおこなわれる
借り入れ状況を把握したら、弁護士や司法書士が過払い金の有無・金額を計算します。
- 債務整理方法を決定し手続きを開始
引き直し計算が完了したら、債権額や状況を踏まえ債務整理方法を決定し、債務整理方法に合わせ手続きを開始。過払い請求・任意整理は債権者との交渉、個人再生・自己破産は申立を進めます。
- 和解、個人再生・自己破産の認可
債権者との和解の場合は毎月の返済額や返済期間などについて和解書を締結し確定させます。個人再生・自己破産は申立の認可で終了します。
債務整理をしないなら効率よく借金を返済するコツを実践する
借金返済が難しいときの解決策は、債務整理だけではありません。あくまで債務整理は最終手段であるため、ほかの方法で現状を改善できないかを考えることも大切です。
債務整理以外に借金問題を解決する対策には、下記が挙げられます。
対策
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概要
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おまとめローンを利用する
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借入先が複数の場合に効果的な方法。借入先を1社に絞ることで、毎月の返済額を減らせる。
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住宅ローンを借り換える
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住宅ローンを利用している場合に効果的な方法。低金利の住宅ローンに借換えできれば、月々の返済額を減らせるうえに、返済期間を短縮できる。
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公的支援を利用する
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国や市区町村が実施している支援を利用する方法。支援制度は住んでいる地域によって異なるが、生活に必要なお金の給付・貸付をしてもらえる場合がある。
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とくに、借入先が複数社の場合、おまとめローンを利用すれば毎月の返済額を減らせるのが一般的であるため、債務整理をせずに現状を改善できる可能性があります。
借金返済がきつい場合、債務整理だけでなく、ほかの方法でも改善ができないかを検討してみてください。
なお、弁護士や司法書士の事務所では、債務整理以外の方法で借金問題を解決できないかを相談することも可能です。「債務整理をするべきかがわからない」という場合、一度法律事務所に相談してみるのもよいでしょう。
まとめ
借金を抱え返済に苦しんでいる人は、「なんとか返済したい」「どうにかなるだろう」という気持ちで債務整理をためらいがちです。
なんとか自分の力で返済しようという心がけは素晴らしいですが、債務整理はタイミングが遅れれば遅れるほど選択肢は狭まってしまいます。
少しでも返済が苦しい、完済の目途が立たないかもと思ったら債務整理を検討するタイミングです。
まずは弁護士や司法書士に相談し、どのような選択肢があるのかアドバイスを受けてみましょう。
債務整理のよくある質問
そもそも債務整理とはどのような手続きですか?
債務整理は国で認められた借金の減額・免除制度のひとつで、3種類の手続きがあります。
利息をカットし、月々の返済額を圧縮できる手続きの「任意整理」、法的に借金をゼロにする手続きの「自己破産」、財産を残しつつ借金を約1/5〜最大1/10にまで圧縮できる手続きの「個人再生」があります。
債務整理で督促や返済が止まると聞きました。弁護士・司法書士に依頼してからどれぐらいで止まりますか?
債務整理を依頼すると、弁護士や司法書士があなたの代理人として債務整理手続きをおこなうことを各債権者に知らせます。
その通知である受任通知の発送は、依頼を受けてから遅くとも2〜3日以内には発送することがほとんどです。
債権者のもとに受任通知が届き次第督促は止まりますので、概ね1週間程度と考えてよいでしょう。
債務整理はお金がすぐに用意できなくてもできますか?
はい、できます。
債務整理の実績が豊富な事務所なら、費用の支払いに柔軟な場合が多いです。
まずは一度、弁護士や司法書士の無料相談を利用してみることをおすすめします。
STEP債務整理「債務整理に力を入れるおすすめの弁護士・司法書士を紹介」
債務整理に関して「任意整理」「自己破産」「個人再生」のどの手続きが最適かわかりません。
弁護士や司法書士があなたの借金についてよくヒアリングし、最適な借金解決方法を提示してくれます。
必ずしも債務整理を依頼するということにはならず、個々の状況に合わせたアドバイスをしてくれますので、まずは一度相談してみるとよいでしょう。
誰にも相談できず、債務整理をするべきかを1人では判断できません。どうしたらよいですか?
弁護士や司法書士といった専門家、借金相談が可能な公的機関を頼るのがよいでしょう。初回であればいずれも無料で相談できるのが一般的であり、「債務整理が向いているのか」「ほかに解決する方法はあるか」といったアドバイスをもらえます。
最短即日取立STOP!
一人で悩まずに士業にご相談を
- 北海道・東北
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- 関東
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- 東海
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- 関西
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- 北陸・甲信越
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- 中国・四国
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