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プロミスの返済額が減らない!今からできる負担軽減対策とは?

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毎月ちゃんと返済しているのに、プロミスの借金がなかなか減りません。もしかして、利息が法外に高すぎるのではないでしょうか?

プロミスの利息は17.8%なので、利息制限法内です。むしろ、他の消費者金融業者より低いといえます。

借金がなかなか減らないのは、毎月の返済額が少ないことが原因かもしれませんよ。

毎月の返済額は決して多くはないけれど、プロミスが設定している最低額以上はちゃんと返済しています。

プロミスの最低返済額を基準に返済していれば確かに滞納扱いにはなりません。しかし、この最低返済額で支払っているとなかなか債務は減りません。

借金を確実に減らしていくには、毎月の返済額を増やす必要があります。返済に不安がある場合は、一度弁護士に債務整理の相談をしてみるといいでしょう。

「返しても返してもなかなかプロミスの借金が減らない」

そんな方は、返済しても元金に充当される金額が少ないのかもしれません。

プロミスは、借入金額ごとに毎月の最低返済額を設定しています。たとえば借入額が20万円なら、毎月8,000円が最低返済額です。

20万円借りていても毎月8,000円の返済でいいと思うと、良心的であるように思うかもしれません。しかし、最低返済額で返済を続けていても、借金はなかなか減らないのです。

この記事では、プロミスの借金がなかなか減らない理由や、借金の残元金を着実に減らしていく方法について解説します。

また、既に借金返済に不安を感じている方は、債務整理も選択肢の一つとして検討しましょう。

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この記事でわかること
  • プロミスの返済額が減らないのは元金に充当される額が少ないから
  • 返済額は、まず利息に充当されてから元金に充当される
  • プロミスが設定している最低返済額で返済すると、利息にばかり充当されてなかなか元金が減らない
  • プロミスの残元金を減らすには毎月の返済額を増やす
  • 将来的に返済が厳しいと感じたら、債務整理を検討する

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プロミスの借金が減らないと感じる場合は「元金充当額」に問題あり?

プロミスの借金が減らないと感じる原因は、返済額がなかなか元金に充当されないことにあるかもしれません。

以下で、借金返済の仕組みと、プロミスの借金がなかなか減らない理由について解説します。

借金の返済額は「元金」と「利息」に分けられる

毎月プロミスに返済する額は、まずは利息に充当され、残りが元金に充当されます。そして、元金に充当されることで、プロミスへの借金が減ることになります。

プロミスで50万円を17.8%の利率で借り入れ、毎月約5万円返済する場合を例にみてみましょう。

下の表のように、返済額はまず利息に充当され、残りが元金に充当されることで、徐々に残高が減っていくことになります。

回数 返済金額 ①利息充当 ②元金充当 残高
1 45,792円 7,416円 38,376円 461,624円
2 45,792円 6,847円 38,945円 422,679円

元金充当額が低ければ、借金はなかなか減らない

民法第491条には、返済金額の充当順が規定されています。それによると、返済額はまず費用に充てられ、次に利息、最後に余りがあれば、元本に充当されるのです。

民法上、元金より前に利息に充当される仕組みになっているため、入金額が少なければ、利息に充当された後、ほとんど元金に充当されず、なかなか減らないことになります。

プロミスをはじめ消費者金融の金利は一般的に高め

プロミスを始めとする消費者金融の利息は、一般的に高めに設定されています。

多くの消費者金融業者は、利息制限法上限利率である15%から20%(残元金による)で取引をしています。プロミスの場合、他の消費者金融より若干低い利率が設定されていますが、それでも17.8%です。

消費者金融業者は無担保で貸付をしていることや、貸付審査のハードルを他の金融機関より低くしていることから、その分貸し倒れリスクが高くなってしまいます。そのリスクを補うために利息を高く設定しているのです。

消費者金融業者からの借り入れは、利息が高めに設定されている分、毎月の返済額は多くなる傾向があります。その点は理解して返済を続ける必要があります。

月収の1/3を返済額に設定しても元金が減らないと感じる場合は過剰借入の可能性あり

月収の3分の1を毎月の返済に回しても元金が減らないなら、すでに借りすぎている可能性があります。

毎月の返済額が手取り月収の3分の1を超えると自力での返済が難しくなるため、弁護士などの専門家の間でも、このラインを債務整理開始の目安としています。

月収の3分の1となると、30万円なら10万円以上を毎月返済に回さなければなりません。かなり返済負担が重いため、いずれ滞納するリスクは高くなるでしょう。

滞納が始まると、以下のようなデメリットが発生します。

  • 高い利率の遅延損害金が加算される
  • 債権者からの督促が厳しくなる
  • ブラックリストに載る
  • 裁判を起こされたり財産を差し押さえられたりする

既に返済が厳しいと感じている場合は、早期に債務整理などの解決策を検討しましょう。

プロミスの借金完済に必要な最低弁済額と期間について

プロミスの返済方式は、最終借入後の残高に応じて返済金額が変動する「残高スライド元利定額返済方式」です。残高に合わせて、最低返済額が以下のように決められています。

30万円以下:借入残高✕3.61%
30万円超過~100万円以下:借入残高✕2.53%
100万円超過:借入残高✕1.99%
(1,000円未満切り上げ)

プロミス返済シミュレーション

この最低返済額で取引をした場合どのくらいで返済できるのかを、以下で金額ごとにみていきましょう。

借入額が20万円の場合

借入額が20万円以下の場合、以下の式により、最低返済額は8,000円です。

借り入れ後の残高20万円×3.61%=7,895円(1,000円未満切り上げで8,000円)

借入額が20万円の場合、最低返済額(7,895円、1,000円未満切り上げ)を毎月の返済額に設定すると、返済回数は32回、完済まで2年8ヶ月かかります。

借入金額 返済回数 返済額/月 (うち元金充当額) 総返済額 (うち利息)
20万円 32回 7,895円 4,929円~7,787円※ 252,647円 52,647円

上記の表のとおり、返済が進んで残元金が順調に減っていくと、毎月返済額のうち、元金に充当される金額は徐々に増えていき、反対に利息充当額は減っていきます。

借入額が50万円の場合

借入額が50万円以下の場合、以下の式により、最低返済額は13,000円(1,000円未満切り上げ)です。

借り入れ後の残高50万円×2.53%=12,914円(1,000円未満切り上げで13,000円)

50万円の借金の場合、最低返済額を毎月の返済額に設定すると、返済回数は58回、完済まで4年10ヶ月かかります。

借入金額 返済回数 返済額/月 (うち元金充当額) 総返済額 (うち利息)
50万円 58回 12,914円 5,498円~12,712円※ 748,998円 248,998円

債務額20万円のときと同じように、残元金が順調に減るにつれて元金に充当される金額は徐々に増えていき、反対に利息充当額は減っていきます。

プロミスの借金の早期完済を目指すために有効な方法

ここまでで、プロミスの借金が減らない理由が、高い利率と最低返済額にあることを解説しました。プロミスの借金を早期返済するためには、返済額を増やし、高い利率がかかる期間をなるべく短くすることが大切です。

では、具体的にどうしたらいいのでしょうか。

1.毎月の返済金額を上げる

毎月の返済額を最低返済額に設定すると、完済まで長くかかり、その分返済総額も大きくなります。毎月の返済額を上げることで、返済期間を短縮し、支払総額も大幅にカットできます。

先程の例をとり、借入額20万円と50万円の場合とで毎月の返済額を増やすと、以下の表のようになります。

借入金額 返済回数 返済額/月 総返済額 うち利息
20万円 15回 14,969円 224,539円 24,539円
50万円 30回 20,770円 623,098円 123,098円

20万円の借り入れでは、返済額を約15,000円に設定すれば、返済回数は15回、1年3ヶ月で完済できます。

返済額を最低額の8,000円に設定していた場合と比べると、完済までの期間が大幅に短縮され、支払総額も減っているのがわかるでしょう。返済額を増やすことで返済回数が減り、返済期間は半分以下に短縮され、支払う利息も半額に抑えることができます。

借入額50万円の場合でも、毎月の返済額を約2万円に増やすことで、完済までの期間が大幅に短縮され、2年半で完済できます。また、返済期間が短縮されることで利息が減り、返済総額は12万円ほど減ることになります。

このように、毎月の返済額を増やせば完済までの期間が大幅に短縮でき、最終的に支払う金額にも大きな差が出るのです。

2.繰上げ返済やボーナス払いを積極的に活用する

早期完済を目指すためには、積極的に繰り上げ返済をしていきましょう。毎月の返済額が多いほど完済までの期間が短縮され、その分、支払い総額も減らせます。

家計に余裕のある月は繰り上げ返済をする、ボーナスなどの一時金が入ったらできるだけ返済に回すなどして、積極的に返済していきましょう。

借り入れがプロミス以外にもある場合は、利息の高い債権者から優先して積極的に繰り上げ返済をすることで、全体的な返済期間を短縮し、総返済額を減らすことができます。

3.債務整理で元金のみを返済する

借り入れが他社にもあったり、プロミスからの借入額が多額に及んだりする場合は、弁護士に相談し、債務整理を検討しましょう。

債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの手続きがあります。総債務額や収入状況、または希望に合わせて弁護士などの専門家と相談し、その手続きをとるべきかを選択しましょう。

任意整理なら元金のみの返済計画に立て直せる

任意整理を選択すると、利息をカットし、元金のみを分割して返済していくことができます。

任意整理とは、弁護士や司法書士などの専門家が債権者と裁判外で交渉し、今までに発生した遅延損害金や、今後の分割弁済で発生する利息(将来利息)をカットした金額で和解を目指す手続きです。

遅延損害金を除いた残債務の元金を、3年から5年(36回~60回払い)で返済できる場合は任意整理ができます。

たとえば、債務の総額が元金のみで200万円だった場合、毎月3万3,000円~5万6,000円程度の金額を余裕をもって返済できるのであれば、任意整理を選択肢の一つとして検討してみましょう。

過剰借入の場合は債務整理を検討すべき

毎月の返済額が月収の3分の1を超えていたり、債務総額が年収の3分の1を超える場合は、すでに過剰借入の状態です。なるべく早く債務整理を検討しましょう。

月収の3分の1を返済に充てなければならないと、すぐに返済に行き詰まる可能性があります。また、債務総額が年収の3分の1を超える場合、貸金業法の「総量規制」に引っかかり、それ以上の借り入れができなくなります。毎月の返済を追加の借り入れによって補うことを繰り返している場合、借り入れができないことで返済もできなくなり、すぐに返済不能状態に陥ってしまうでしょう。

元金が減らない状態が長期化すると滞納リスクが高まる

プロミスの残元金が減らない状態が長期化すると、返済に行き詰まる可能性が高まります。滞納にはさまざまなリスクがあるため、元金がなかなか減らない状態は、なるべく早く解決しておく必要があるでしょう。

滞納が続くと様々なペナルティが発生する

滞納には、以下のようにさまざまなペナルティがあります。

  1. 利息の代わりに20%の遅延損害金がつく
  2. プロミスからの督促が始まる
  3. 遅延損害金を付した金額で一括請求を受ける
  4. 信用情報に傷がつく
  5. 訴訟または支払督促を申し立てられる
  6. 財産の差し押さえを受ける

滞納が続くと、そのペナルティとして、通常利息より高い利率の遅延損害金が付されます。また、プロミスから電話やメール、郵便での督促が始まるため、家族に内緒で借り入れをしている場合、督促状によって借金がバレてしまうリスクもあるでしょう。

2ヶ月以上滞納を続けると、今まで発生した遅延損害金を付した残額を一括で支払うよう請求されてしまいます。

また、滞納の情報が加盟する信用情報機関に報告されることで信用情報に傷がつき、新たな借り入れなどができなくなってしまいます。

それでも支払いができないと、訴訟提起され、財産の差し押さえを受けてしまう可能性もあります。

滞納しないうちに、早めに対策を行っておく必要あり

プロミスからの借り入れは、一度滞納が始まると、高い利率の遅延損害金が付され、どんどん返済が難しくなってしまいます。

支払いが厳しいと感じたら、早めに対策を打っておく必要があります。

まだ余裕がある場合は毎月の返済額を増やしたり、ボーナス時などに積極的に繰り上げ返済を行ったりして、返済期間を短くしていきましょう。

返済に少しでも不安がある場合は、弁護士に債務整理の相談をしましょう。債務整理に力を入れている法律事務所では、無料法律相談をおこなっているところもあります。

まだ決心がつかない、という方も、相談だけでもしてみると、借金返済について有効なアドバイスをもらえるでしょう。

まとめ

プロミスの借金残高がなかなか減らない方は、返済額が少ないため、十分に元金に充当されていない可能性があります。

返済額は費用、利息、元金の順に充当されることが法律で決められています。返済額が低いと、利息を先に充当されてしまうため、元金に十分に充当されないのです。

プロミスの借金が減らないなら、まずは毎月の返済額を増やしたり、ボーナスなどの一時金を利用したりして、積極的に繰り上げ返済をしましょう。

すでに返済に不安を抱えているなら、弁護士や司法書士に相談して債務整理を検討することをおすすめします。

債務整理は早期に開始するほど返済負担が軽くなります。無料相談を実施している法律事務所もありますので、一度相談だけでもしてみましょう。

あなたの借金がいくら減らせるかは、
借金減額シミュレーターで簡単に診断できます

どうしても返済が厳しい場合は、債務整理が有効な解決策の一つです。
実際にどれくらい借金が減らせるのか、気軽に診断してみましょう。