dカードが強制解約される4つの原因
dカードが強制解約される原因は、初期設定ミス、滞納、不正行為に大別されます。具体的には次の4つです。
- 必要な初期設定をしていない
- 支払いを滞納する
- 途上与信で信用情報に傷があることが発覚した
- 虚偽・不正が発覚した
初期設定ミスであれば手続きをおこなうことで利用を再開できる可能性があります。しかし、理由が滞納や不正行為では再開は難しいでしょう。
以下で、dカードが強制解約される原因について詳しく解説します。
①必要な初期設定をしていない
dカードの申込みをしたら、期限内に以下の設定をしなければなりません。
- 3か月以内に自動振替の口座指定
- 契約締結してから2か月以内にオンラインで本人確認
以上の契約をしないまま放置すると、申し込んだものの利用する予定がないものとみなされ、解約されてしまうおそれがあります。
dカードの申込みをしたら、まずは支払い方法の設定をしなければなりません。設定は、インターネット経由か郵送でおこないます。
入会から3か月以上口座振替・自動払込手続きが完了していないと、カード利用料金の引き落とし先がわからないため、解約される場合もあります。
ご入会から3か月以上口座振替・自動払込のお手続きが完了しない場合、dカードを解約させていただくことがあります。
dカード お支払い口座の設定・変更
また、dカードは2ヶ月以内にオンラインで本人確認をする必要があります。本人確認は「犯罪による収益の移転防止に関する法律」で義務付けられており、どのクレジットカードを申し込んでも必ず必要になる手続きです。
(6)第5条第1項の契約締結日から2か月以内に当社の定める本人確認等手続きが完了しないとき
dカード dカード利用規約(会員規約)
そのため、カード契約の申込みを行っても本人確認書類の提出をしないと、強制解約されてしまうことがあります。
<本人確認書類>
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 健康保険証
- 住民基本台帳カード
- 運転経歴証明書
- 在留カード
- 外国人登録証明書
- 身体障がい者手帳
- 精神障がい者保健福祉手帳(障がい者手帳)
- 療育手帳
(参考:本人確認書類について)
手続き不備の場合は、手続きをおこなえば予定通り利用可能になります。初期設定の方法は、公式サイトよりご覧ください。
参考:dカード「初回のお手続き方法について」
②支払いを滞納する
dカードの支払いをしばらく滞納すると強制解約されてしまいます。強制解約される境は、2か月だと言われています。
dカードは、毎月15日締め、翌月10日に指定した銀行口座から利用額が引き落とされます。引き落とし額は月末にメールで届きます。
引き落とし日に口座に残高がない状態が長期間続き、支払う能力や意思が確認できないときは、dカードは強制解約となってしまいます。
強制解約には、さまざまなリスクやデメリットがあります。例えば「2か月滞納で信用情報にキズがつく」「他のクレジットカードが使えなくなる」などです。
また、dカードでスマートフォンの電話料金を支払う設定にしている場合、強制解約になった後に支払いの対応をしておかないと、そのスマートフォンも強制解約になる可能性があります。
③途上与信で信用情報に傷があることが発覚した
他のクレジットカードを長期で滞納しているなど、信用情報のキズが判明すると、契約途中でも強制解約されてしまう可能性があります。
返済能力が低く、滞納の危険性が高いと判断されるからです。
途上与信とは、クレジットカード会社が契約途中でする顧客の返済能力調査です。カード会社は定期的に信用情報機関に照会をかけることで、顧客の返済能力を調査しています。
この調査で滞納などのキズが判明すると、滞納の危険性が高いとみなされてカードの利用を止められてしまうことがあります。
頻度や時期はカード会社によって違いますが、だいたい3カ月から1年に1回程度が多いでしょう。
最初の審査が通ったからといって、ずっと利用を続けられるわけではありません。基本的に他のカードの返済を滞納したら、その他のカード会社にもその情報が伝わるということを覚えておきましょう。
④虚偽・不正が発覚した
dカードの規約には、申し込み時の情報に虚偽が発覚した場合にも強制解約される可能性が示唆されています。
この規約は自分の事情に変化があったときにも適用されますので、申込時から住所や年収など、情報に変更が発生した場合は修正報告をするのがベストです。
また、当然ですがクレジットカードの現金化などの不正が発覚した場合も強制解約されます。この措置はdカードに限りません。どのクレジットカードでも虚偽や不正は強制解約の原因となりますので絶対にやめましょう。
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dカードが強制解約されることで発生する5つのリスク
dカードを強制解約されても、返済義務は残ります。利用した分の返済ができなければ、最終的には裁判手続から財産差し押さえに至るでしょう。
具体的に生じるリスクは以下の通りです。
- ドコモの携帯電話回線も契約解除される可能性あり
- 信用情報にキズがつく
- どのクレジットカードも使えなくなる
- 遅延損害金を付した残額を一括請求される
- 払えなければ裁判手続きから強制執行へ
①ドコモの携帯電話回線も契約解除される可能性あり
dカードが強制解約されたことで、ドコモの携帯電話契約が自動的に解約されることはありませんので、まずはご安心ください。
しかし、ドコモユーザーの中にはdカード経由でドコモ料金を支払っている人も存在します。そのケースでdカードが強制解約されてしまうと、当然ドコモの支払いも止まってしまいます。
携帯料金は滞納1ヶ月目で回線の利用制限を受け、2カ月滞納すると契約解除されるのが一般的です。
仮にdカードが強制解約されてしまっても、ドコモの料金を別の方法で支払ったり、別の口座から引き落としていたりする場合、携帯料金さえ支払っていれば、携帯電話の契約は解除されません。
dカードが強制解約されて携帯電話料金が支払えなかった方は、最寄りのドコモショップへ行き、支払い方法変更の手続きをとりましょう。
②信用情報にキズがつく
2か月程度滞納状態が続くと、事故情報として信用情報機関に登録されてしまいます。いわゆるブラックリストに載るという状態です。
ブラックリストに載ると、新たな借り入れや新規カード申し込みの審査が通らなくなります。カードローンやクレジットカード申し込みの際にカード会社などが信用情報機関に照会をかけ、滞納記録が判明してしまうからです。信用情報機関に記録されたクレジット情報の事故情報は5年間消えません。
参考:CIC(割賦販売法・賃金業法指定信用情報機関)「信用情報早わかり!」
③どのクレジットカードも使えなくなる
dカードを滞納してそれがブラックリストに載ると、今持っているカードもいずれ使えなくなるでしょう。
カード会社は更新時以外も定期的に信用情報機関に照会をかけ、顧客の返済能力をチェックしているからです。
信用情報機関に照会をかけて滞納の事故履歴が判明すると、返済能力が低い顧客とみなされ、カードの利用が停止されるでしょう。
なお上記の措置はdカードに限らず、他のクレジットカードの支払いを滞納したときも同様です。
④遅延損害金を付した残額を一括請求される
滞納した翌日から、滞納金額に遅延損害金が付されます。遅延損害金は利息よりも高い利率に設定されているため、付き始めると滞納額は膨らみやすくなります。
やがて返済ができない状態が続くと、最終的な期限を決めて遅延損害金を付した、dカードの支払い残額を一括で請求されてしまいます。遅延損害金の利率は次の通りです。
分類 |
遅延損害金利率(年利) |
ショッピング利用分 |
14.5% |
キャッシング利用分 |
20.0% |
滞納している遅延損害金の計算式は次の通りです。
滞納金額×遅延損害金利率÷365日(うるう年は366日)×滞納日数
加えて、回収事務手数料として1か月あたり税込440円の上乗せされます。
⑤払えなければ裁判手続きから強制執行へ
一括で請求されて支払うことができなければ、訴訟提起もしくは支払督促申し立てなどの法的手続きをとられる可能性があります。
ある日急に訴訟提起をされるわけではなく、滞納してから裁判に至るまでには何度も予告があります。
- 滞納開始
- 2ヵ月程度で信用情報機関に金融事故として登録
- カードの強制解約
- 遅延損害金を付した金額で一括請求を受ける
- 裁判手続に移る旨の予告
- 裁判所から通知が届く
- 有効な手段が打てなければ、相手の請求そのままの額で判決が確定する
- 確定判決によって強制執行の申し立て
- 給料差し押さえもしくは預貯金などの財産差し押さえ
支払いができず、債権者との建設的な話し合いもできなかった場合には、上記のような流れで進み、最終的には財産を差し押さえられて債権を回収されることになってしまいます。
しかし、給料や財産差し押さえにいたるまで、何もできないわけではありません。次章ではdカードを解約されてしまった後にでもできる対応について解説します。
給料差し押さえを受けると会社に滞納がバレる、毎月の手取りが減ってその他の支払いにも支障をきたすなどのデメリットがあります。できれば裁判手続きに移る前にできることをやっておきましょう。
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dカードが強制停止になる流れ
支払いの滞納から実際に強制停止になるまでの具体的な流れは、次の通りです。
- 支払いが遅れるとdカードが一時停止される
- 1週間~10日後に通知が届いたり電話の催促がある
- 20~30日後に電話が停止する
- 強制解約になる
- 強制解約後の動き
順番に見ていきましょう。
支払いが遅れるとdカードが一時停止される
毎月10日(土日祝の場合は翌営業日)の料金引き落としの際、引き落としができずにdカードの支払いが遅れると、翌日からdカードの利用が一時的に停止となります。
あくまで一時的な停止となるので、後日料金を全額支払えば利用できるようになります。復活するタイミングは次の通りです。
クレジットカード番号 |
再開タイミング |
「4980」「5302」「5334」のいずれかから始まる |
書面による支払い方法で振込みまたは引き落としの確認ができてから、支払日の2営業日後 |
「4363」「5344」「5365」のいずれかから始まる |
書面による支払い方法で振込みまたは引き落としの確認ができ次第 |
ただしこれまでの利用金額や内容によっては、利用が制限される可能性があります。
1週間~10日後に通知が届いたり電話で催促されたりする
dカードの支払いを滞納していると、1週間~10日を目処に支払いに関する通知が届きます。延滞分の支払いをするときは、案内文にしたがって支払いしましょう。
10日経っても通知が届かないときは、「ニッテレ債権回収株式会社」へ電話で問い合わせてください。もし通知が届いた後もdカードの支払いをしないと、今度は電話での催促が行われます。
20~30日後に電話が停止する
dカードでドコモの電話料金を支払っていた場合、dカードが一時停止されると支払いが止まるため、電話料金も滞納になる可能性があります。
ドコモの電話料金を滞納すると、支払期限より20~30日を目処に電話の利用が停止になります。同一名義で複数の回線の契約をしている場合は、一括請求にかかわらず他の回線もすべて停止です。
もしdカードが利用停止になっても他の方法で電話料金を支払えるときは、引き落とし方法を変更して対応してください。請求の変更に関する問い合わせ先は、「NTTファイナンス」です。
参考:docomo「ドコモからのお知らせ」
強制解約になる
再三の催促を無視してdカードの支払いを滞納すると、dカードは強制解約になります。強制解約になると、一時停止のように延滞分を支払っても利用は再開できません。
強制解約後の流れについて
dカードを強制解約になったとしても、支払いの催促自体は継続されます。支払いが終わらないと、以下の手続きに進むことが想定されます。
強制解約後の手続き |
概要 |
債権回収株式会社からの請求 |
「ニッテレ債権回収株式会社」より請求が続く |
裁判所での訴訟になる |
裁判所に訴訟を提起されると訴状が届く
弁護士などへ相談しつつ対応する(和解の提案、分割払いの提案など) |
仮差し押さえ |
裁判前に財産の差し押さえが行われる可能性がある
預貯金、不動産、給料などが対象になる |
強制執行 |
賃金業者による強制的な財産差し押さえが行われる
給料は手取り額の4分の1まで |
dカードが強制解約された後にできること
dカードを強制解約されてしまった後でも、裁判や差し押さえを免れるためにできることはないのでしょうか。
一括請求されても支払えないことが明らかなら、誰かの力を借りるか、返済方法を変えてもらうしかありません。
強制解約されてから裁判手続きまでにはまだ時間的余裕があります。以下で解約された後でもまだ間に合う方法について解説します。
分割払いにしてもらえないか交渉する
dカードを強制解約された後でも、返済義務は残ります。毎日遅延損害金が積み重なり、最終的には期限を決めて一括で支払うよう最終通告が届きます。
一括での支払いが難しい場合は、dカードに連絡して分割払いにできないか相談をしてみましょう。
返済意思はあるけれどまとまった金額が用意できないことを誠実に伝えることで、分割弁済に対応してもらうことができるかもしれません。
カード会社側としても、一括での返済にこだわって債務者に自己破産をされてしまっては、貸し倒れになってしまいます。そのリスクを考えれば、分割弁済に応じるメリットはあるでしょう。
ただし、完済できるまでは遅延損害金が付加され続けてしまうことは避けられません。
親や兄弟などに借りて返済する
dカードを強制解約され、一括で支払うよう請求を受けても返済が難しい場合、頼れる親族がいるなら事情を正直に話してお金を借りることを検討しましょう。
返済期限や返済方法を書面にするなどしておくと協力も得られやすいでしょう。
親族などから借りた金額でdカードに対する債務を完済します。その後は返済計画どおりに親族に対して返済をしていけば、信頼を大きく失うおそれもないでしょう。
親族に迷惑をかけたくないからといって、消費者金融などの利息の高い債権者からお金を借りるのは危険です。場合によってはdカードの遅延損害金以上の利息が付され、さらに返済が難しくなる可能性もあります。
返済できないときは債務整理を弁護士に相談
確実に借金の整理をするとなると、弁護士に債務整理の相談をすることが有効です。できれば相手から裁判を起こされる前がベストです。
弁護士に依頼することで、一括請求を分割払いでの返済計画に立て直せたり、強制執行を回避できる効果を期待できます。
もし現在の収入で、dカードへの支払いがどうしてもが難しいようなら債務整理を検討すべきタイミングに来ていると考えられます。
弁護士に相談すれば債務整理すべきかどうかのアドバイスももらえますので、一度相談してみるといいでしょう。
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債務整理の3つの種類とその効果
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産という3つの方法があり、債務の状況やあなたの希望によっても選べる方法は違います。
どの方法をとるべきか弁護士としっかり相談をして決めましょう。
手続きの種類 |
内容 |
減額できる額 |
任意整理 |
弁護士や司法書士が債権者と任意で交渉し、再度和解を締結する手続き |
和解前の遅延損害金が免除される
和解後の将来利息が免除される |
個人再生 |
住宅ローンを残しつつ、債務を大きく減額するために裁判所に申し立てる手続き |
住宅ローン以外の債務を5分の1程度、3年間で返還できる額まで圧縮できる |
自己破産 |
自分の財産と引き換えに、裁判所に債務の返済を免除してもらうよう申し立てる手続き |
一部を除き、債務が全額免除になる |
一括請求や強制執行を回避する現実的な手段となる
dカードへの滞納状態が解消できなければ、いずれ遅延損害金が含まれた残債の一括請求や、給料・財産の差し押さえによる回収が行われることは、可能性として高いです。
もし滞納状態を解消できないないのであれば、これらのリスクを回避するには債務整理が現実的な手段となります。
債務整理を行うことで信用情報にキズがつくというデメリットを気にするかもしれませんが、滞納状態が続いていることですでに信用情報にはキズがついているので、この点は心配する必要はありません。
今は、目の前に迫った一括請求や強制執行を回避するために何ができるかを考えることが先決と考えられます。また、強制執行や裁判が始まってしまえば、債務整理を行なっても分割払いなどの返済計画の立て直しが認められなくなるような恐れもあります(相手側としては強制執行の許可が降りれば、それで回収することが一番確実だからです)。
よって、手続きの開始は先延ばしにせず、できるだけ早めに弁護士に相談することが重要となります。
無料で相談できる事務所も多い
弁護士と聞くと費用が高額なイメージもあるかと思いますが、債務整理の相談に関しては初回相談を無料としている事務所も多いです。
当サイトでは、借金問題の解決に力を入れ、相談を無料としている事務所も紹介しています。債務整理すべきかどうかで悩んでいる場合は相談することでアドバイスをもらえますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
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dカードを強制解約になる前にできる対処法
dカードの支払いが滞納になりそうなときは、強制解約になる前にできることがいくつかあります。dカードを強制解約になる前にできる対処法は次の通りです。
- 支払いが遅れそうなときは事前に連絡を入れる
- 強制解約になる前に滞納分を支払う
- 「あとから分割」や「あとからリボ」を検討する
強制解約や訴訟にまで発展するとリカバリーが大変なので、事前に対応できるところがあれば、そちらを進めるのがよいでしょう。
支払いが遅れそうなときは事前に連絡を入れる
支払いが遅れそうなときは、事前にドコモ側へ連絡を入れることを推奨します。相談の内容や状況によっては、支払いを待ってもらえたり何かしらの対応策のアドバイスをしてくれたりする可能性があります。
連絡する際は、支払い状況や今後の展望について正直に共有しましょう。数か月後にボーナスが入る、大きな取引の報酬が入るなどの入金の見通しがあれば、猶予してくれる期待値が上がります。
強制解約になる前に滞納分を支払う
強制解約になる前に、延滞分の支払いを支払いを済ませることを検討しましょう。例えば「他の支払いがdカードの支払いより猶予がある」という場合は、他の支払いよりも優先して入金したほうがよい場合があります。
「あとから分割」や「あとからリボ」を検討する
dカードには、「あとから分割」や「あとからリボ」といった、支払いをある程度後回しにできるサービスがあります。もし支払日の返済金額をある程度減らしたいときは、これらのサービスの利用がおすすめです。ただし、返済を後回しにできる代わりに利率が高くなるので注意しましょう。
「あとから分割」とは、1回払いで購入した商品の料金を、あとから分割払いに変更できるサービスです。分割回数できる、3~60回です。
1回の支払いが1万円以上の支払いに限ります。実質年利は利用料金に対して12〜14.75%、分割回数に応じた手数料が利用料金100円あたり2.01円~40.2円です。
「あとからリボ」とは、1回・2回・ボーナス一括払いで購入した商品を、あとからリボ払いに変更できるサービスです。例えば4万円を一括払いで購入した後、月々5,000円×8回のリボ払いに代えられます。実質年利は15%です。
「来月、再来月の支払いを乗り越えればなんとかなる」という場合は、これらのサービスの利用を検討してみてください。
参考:dカード「あとから分割」
参考:dカード「あとからリボ」
復活はできる?dカードの強制解約に関するQ&A
ここからは、dカードの強制解約に関してよくある質問を、Q&A形式でまとめました。
dカードが強制解約されてしまったら、復活はできませんか?
解約理由が初期設定の不備であれば再度申し込みができます。滞納による利用停止の場合は、すぐに振り込みをすれば、支払日の2営業日後から利用再開できる可能性もあります。
dカードでは、支払いが間に合わなかった場合の方法には口座引落と指定口座への振り込みがあり、あなたが引き落とし口座として使っている金融機関によって方法は異なります。
再度の引き落としがかけられる金融機関の一覧は以下のとおりです。
みずほ銀行
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
りそな銀行
埼玉りそな銀行
横浜銀行
ゆうちょ銀行
上記にある金融機関を引き落とし先として利用している方は、滞納発生後月末まで毎営業日、再度の引き落としがかけられます(ゆうちょ銀行は当月20日)。大至急口座に金額を入れておきましょう。
それ以外の金融機関を指定している場合、返済は引き落としではなく振り込みになります。
支払い予定日の3~5営業日後に支払いの振込用紙が届きますので、それに従って振り込みをしましょう。
(参考:dカード | お支払い日に間に合わなかった場合は)
dカードが強制解約されると、dポイントはどうなりますか?
カードが失効してしまうと、気になるのは今まで貯めたdポイントです。dポイントを貯めることを目的にdカードを利用している方も多いでしょう。
dカードを強制解約されてしまっても、ドコモの携帯電話にポイントを貯めている場合は失効せずに利用ができます。
ドコモとの契約がなく、dカードでポイントを貯めている方は、強制解約前にdアカウントを作成することで失効を免れます。
dポイントの状態は、dポイントクラブのサイトで確認することができます。
(参考:【dポイントクラブ】dポイントクラブの設定・確認)
強制解約後の請求元「日テレ債権回収」とは?
dカードの料金滞納が続くと、日テレ債権回収というサービサーに債権回収業務が委託され、今後は日テレ債権回収から請求されることになります。この場合はまだ債権はdカードにあります。
それでも払えず滞納を続けると、債権自体がdカードから日テレ債権回収に譲渡されてしまいます。つまり、債権者がdカードから日テレ債権回収になります。
債権回収業者は借金の回収を業務として国に登録された業者です。dカードよりも債権回収業務に長けています。
訴訟手続きや強制執行などの法的手続きにも慣れているため、日テレ債権回収に債権譲渡がされてしまえば、訴訟提起される可能性が高くなるでしょう。
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まとめ
dカードを強制解約されても、即ドコモの携帯電話が使えなくなるわけではありません。別の手段で電話料金を支払っていれば、通常通り使い続けることができます。
dアカウントを作成すれば、dポイントも維持できます。
ただし、dカードを強制解約されると、以下のようなデメリットがあります。
- 翌日から遅延損害金がつく
- 残額を一括請求される
- 日テレ債権回収へ債権譲渡される
- 訴訟提起、財産差し押さえをされる
dカードが強制解約されたなら、他のカードを使えばいいという問題ではありません。ブラックリストに載るため新規でカードは作れず、今あるカードも順に使えなくなってしまいます。
実店舗やネット上には、dポイントが貯まる、使える店が数多くあります。その点でdカードはコスパもよく、人気の高いクレジットカードです。
しかし、滞納して強制解約されてしまえば他のクレジットと同じく訴訟手続や財産の差し押さえリスクがあります。
dカードへの支払いを滞納して強制解約をされてしまったら、弁護士に相談し債務整理の手続きをおこないましょう。弁護士があなたの債務状況にあわせて、最善の方法をアドバイスしてくれるでしょう。
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