オリコカードの支払いが遅れて電話が来た！正しい対処法について

オリコカードの支払いが遅れて電話がかかってきた場合の対処法

オリコカードの支払いが遅れて電話がかかってきた場合、誤った行動をするとカード会社からの信頼を失ってしまいます。

オリコカードの支払いが遅れたときは、以下4つの対処法をとりましょう。

• 絶対にオリコからの電話を無視しない
• すぐに支払えるなら再振替または振込用紙で支払いをする
• 支払える見込みがあるなら支払期日の延長や分割払いを交渉する
• 2ヵ月先まで支払いの目途が立たないなら債務整理を検討する

それぞれの対処法について解説します。

絶対にオリコからの電話を無視しない

オリコカードから電話がかかってきても、仕事中だったり気付かなかったりして出られない場合もあるでしょう。

しかし、電話に出られなかったとしても、そのまま無視して放置するのは絶対にやめてください。

これはオリコカードだけでなく、ほかのクレジットカード会社でも同様です。

クレジットカード会社が最も恐れるのは、利用料金の支払いがされずに貸倒れになってしまうことです。

支払いが遅れたとしても利用者と連絡がつけば支払う意思があるかどうかの確認がとれるため、クレジットカード会社もひとまず安心できます。

しかし、支払いが遅れているうえに利用者と連絡がつかなければ、支払いされるかわかりません。そのため早い段階でカードの利用停止や限度額の引き下げなど、次の手続きに進む可能性が高まります。

電話を無視するとカード会社からの印象が悪くなるだけです。無視し続けるのは絶対にやめましょう。

電話に出られなかったときの連絡先

オリコカードからかかってきた電話を無視してしまった、気付かなかったという場合でも、折り返しの連絡をすれば問題ありません。

オリコカードの電話に出られなかったときの折り返し先は、お住まいのエリアによって異なります。

なお、いずれのサービスセンターも受付時間は9:30～17:30（土・日・祝日を除く）です。

すぐに支払えるなら再振替または振込用紙で支払いをする

オリコカードでは毎月27日(土日祝の場合は翌営業日)に口座振替ができなかったとしても、翌月の12日に再振替をする場合があります。

すぐに支払えるなら再振替日までに口座に入金しておくとよいでしょう。

しかし、電話がかかってきている状態であれば、再振替でも引き落としできなかった可能性が高いです。

再振替日を過ぎている場合は、オリコから送付される振込用紙を利用して支払うか、銀行振り込みなど別の方法で支払う必要があります。

2ヵ月以内に支払える見込みがあるなら支払期日の延長や分割払いを交渉する

再振替や振込用紙の支払い期限までに支払う余裕がないが、1〜2ヵ月以内には支払える見込みがあるなら、カード会社にその旨を伝えましょう。

そうすれば、支払期日を延長してくれたり、分割払いへ変更してくれたりする可能性があります。

電話を無視し続けるのではなく、誠意をもって対応すればカード会社も親身になってくれるでしょう。

2ヵ月先まで支払いの目途が立たないなら債務整理を検討する

オリコカードに相談したもののどうしても支払いの目途が立たず、2ヵ月以上滞納してしまいそうな場合は、債務整理を検討する必要がでてきます。

オリコカードは2ヵ月滞納で一括請求や強制解約されるリスクがあるからです。

また、3ヵ月以上滞納すると、いつ訴訟を起こされてもおかしくない状態で、差し押さえが強制執行される危険があります。

そういった事態に陥らないためにも、支払いの目途が一向に立たないなら早めに弁護士や司法書士に相談して、債務整理を検討しましょう。

債務整理には任意整理、個人再生、自己破産という3つの手続き方法があります。

支払い困難なのがオリコカードのみであれば、任意整理を選択するケースが多いです。

任意整理をすれば、将来の利息をカットできるうえ原則として3〜5年の分割払いにしてもらえます。

カード会社からの電話や書類などによる請求が止まるのも債務整理をするメリットです。

一方、ほかのクレジットカードや消費者金融でも借入がある場合は、弁護士や司法書士から借金を減額できる割合が多い個人再生や自己破産をすすめられる可能性もあります。

債務整理を行う場合は早めに手続きを開始すると、財産処分などのデメリットを回避できる選択肢がとれる可能性が高まります。早期相談が重要なため、早めに弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。

各種債務整理の詳しい内容を知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

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オリコカードの支払いが遅れて電話がかかってきた場合のリスク

オリコカードの支払いが遅れると、さまざまなペナルティを受けます。

滞納が長引くほど厳しいペナルティが科せられ、生活への影響が大きくなるのです。

ここからはオリコカードの支払いが遅れたことによる影響を、段階的に解説していきます。

オリコカードの支払いが1日でも遅れた場合

オリコカードの支払いが1日でも遅れた場合のリスクは以下のとおりです。

• 信用情報に遅延情報が登録される
• 遅延損害金が発生する
• クレジットカードが利用停止になる可能性がある

それぞれ解説します。

信用情報に遅延情報が登録される

支払が1日でも遅れると信用情報に遅延情報が登録されます。

信用情報とは、個人のローンやクレジット契約の詳細や借入および返済状況などの取引事実をまとめたもので、信用情報機関で管理されています。

日本にはCIC、JICC、KSCという3つの信用情報機関があります。オリコが加盟しているのはCICとJICCなので、支払いが遅れるとこの2つの機関に遅延情報が登録されるのです。

信用情報には入金状況という欄があり、支払の状況に応じて記号が登録される仕組みです。

オリコカードの引き落としが無事にできた場合は「＄」、引き落としができずに翌日を迎えてしまった場合には「A」の記号がつきます。

「A」が1回や2回程度あるくらいなら大きな影響はありませんが、複数回ある場合は他社のクレジットカードやローンの利用に影響をおよぼす可能性があります。

遅延損害金が発生する

支払が1日でも遅れれば遅延日数に応じた遅延損害金が発生します。

オリコカードから電話がかかってきている状況だと、すでに支払いが遅れて数週間経過していることが多いため、遅延損害金が増えている可能性が高いです。

なお、遅延損害金は各社の遅延損害金利率に基づいて算出されます。

オリコカードの遅延損害金利率は以下の通りです。

• カードショッピング：遅延金額に対して年率14.6％、もしくは分割支払金の残金に対して年率6.0％のいずれか低い方
• カードキャッシング：遅延金額に対して年率18%

年率14.6%や18%は、銀行や消費者金融のカードローンの借入利率とほぼ同様のため、利用者にとって負担になるでしょう。

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クレジットカードが利用停止になる可能性がある

オリコカードでは支払遅延の事実を会社側が把握した時点で、カードの利用が停止されます。

銀行からオリコカードに振替結果が届くまでの明確な日数は不明ですが、引き落とし日から数日程度で利用停止になるでしょう。

そのため電話がかかってきている時点で、すでに利用停止となっている可能性が高いです。

利用停止になっても支払いを済ませてオリコカード側で確認ができれば利用再開となりますが、一時的にでもカードが使えなくなるため、少なからず不便が生じるでしょう。

オリコカードで何度も支払いが遅れた場合

オリコカードは1回支払いが遅れたくらいなら大きな影響はありませんが、何回も支払遅延を繰り返し遅れてしまうとカードの使用に支障がでるようになります。

近い将来オリコカードを含め、クレジットカード自体が使えなくなる危険もあるため、滞納を繰り返さないようにしましょう。

何度も支払いが遅れた場合のリスクは、以下のとおりです。

• カードの利用限度額が引き下げられる
• カードの更新ができなくなる
• ほかのクレジットカードやローンの審査で不利になる

それぞれ解説します。

カードの利用限度額が引き下げられる

支払遅延が何度も続くと、オリコカードの利用限度額が引き下げられる可能性があります。これはオリコカードから返済能力を疑われている証拠といえるでしょう。

何度も支払いが遅れている利用者は、いつ返済が滞るかわからないので、カード会社にとっては信用できない相手となります。信用力が低い利用者に高めの限度額を設定していて、万が一貸倒れになったらオリコカードにとっては多大な損失になるため、リスク回避として限度額の引き下げを行うことがあるのです。

利用者は限度額を引き下げられると、どうしても必要なときに商品やサービスを購入できなくなる可能性があります。

カードの更新ができなくなる

クレジットカードは防犯対策、劣化対策、途上与信（中間審査）のためという理由で、有効期限が設定されています。

通常はカードが更新され、新しいクレジットカードが送付されますが、支払い遅延を繰り返すとカードの更新が認められない可能性があります。

カードの更新ができなくなると、有効期限を過ぎた後はオリコカードおよび家族カードやETCカードまでもが利用できなくなるというわけです。

支払いが遅れたことで、家族にまで迷惑をかける場合もあるのです。

ほかのクレジットカードやローンの審査で不利になる

万が一オリコカードが更新できなくても、ほかのクレジットカードがあるから大丈夫と過信してはいけません。

オリコカードで支払遅延を繰り返すと、ほかのクレジットカードやローンなどの審査にも影響をおよぼします。

前述したように、支払遅延があると信用情報の入金状況において、期日までの支払いがなかったことを表す「A」の記号が登録されます。

入金状況は過去24ヵ月分表示されるので、直近2年で「A」の記号が複数回あると、ほかのクレジットカードやローンの審査を受ける際に信用力が低いと判断され審査に落ちる可能性があるのです。

たとえ現在オリコカード以外のクレジットカードを利用していても、そのカードの更新時には途上与信が行われます。支払遅延の回数が多ければカードの更新ができなくなる可能性もあるでしょう。

オリコカードの支払いを長期滞納した場合

オリコカードで何回も支払遅延を繰り返すと、今後のカードの使用に影響をおよぼす可能性がありますが、2ヵ月以上にわたる長期滞納の場合はもっと厳しいペナルティが待ち受けています。

支払いを長期滞納した場合のリスクは、以下のとおりです。

• ほかのクレジットカードやローンの契約ができなくなる
• 一括請求および強制解約される
• 法的措置をとられて財産を差し押さえられる

長期滞納となる前に、カード会社と相談のうえ支払方法を変更したり、債務整理で差し押さえを未然に防いだりすることが大切です。

ほかのクレジットカードやローンの契約ができなくなる

オリコカードの支払を2〜3ヵ月以上滞納し続けると、信用情報に「異動」という金融事故の情報が登録されます。

信用情報に異動と登録されるのは、約定返済日より61日以上または3ヵ月以上の延滞をした場合なので、早ければ2ヵ月の延滞で登録されてしまいます。

信用情報に異動情報が登録されると、ローンやクレジットカードの申込をしても、返済能力がないとみなされ審査に落ちるようになるのです。

この状態は一般的にブラックリスト入りと呼ばれます。

なお債務整理をした場合でも、信用情報には金融事故の記録が残ります。

ただし、延滞の場合は延滞解消から最大で5年、債務整理の場合は5〜7年経過すれば事故情報が削除されるので、その後はローンやクレジットカードの審査への影響はなくなります。

一括請求および強制解約される

オリコカードの支払を2〜3ヵ月滞納すると、利用分の一括請求をされたり強制解約されたりします。

一括請求となっても分割払いへの変更を交渉できる場合もありますが、長期滞納していればすでにカード会社からの信用がない状態なので、交渉に応じてもらえない可能性が高いです。

なお一括請求されている段階で、信用情報に異動の登録がされています。そのためほかのクレジットカードでキャッシングをしたり、カードローンで借入をしたりして、一括返済することもできません。

クレジットカードが強制解約されれば、カード払いにしている公共料金や携帯電話料金などの各種支払いもできなくなってしまいます。

ここまで事態が悪化してしまった場合、早急に弁護士や司法書士に相談する必要があります。

債務整理をした場合でも、クレジットカードは解約され利用できなくなりますが、事前に各種料金の支払方法を変更しておけば焦らずに済むでしょう。

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法的措置をとられて財産を差し押さえられる

オリコカードの支払いを3ヵ月以上滞納すると、いつ訴訟を起こされるかわかりません。

訴訟を起こされれば最終的に、財産を差し押さえられてしまいます。差し押さえが強制執行されれば、給料や預貯金が優先的に回収されます。

もしもオリコカードのほかにも借金があり、滞納している状態なら車や自宅など高価な財産を差し押さえられる場合もあるでしょう。

給料や預金、財産などが差し押さえられると、生活が逼迫してしまい、自分だけでなく家族まで巻き込んでしまう可能性があります。

訴訟を起こされるまでには何度もオリコカードから連絡があります。電話を無視せずに適切な対応をとれば訴訟に発展せずに済むはずです。

返済の目処が立たないと連絡を無視したくなる気持ちはわかりますが、できるだけ早い段階で弁護士や司法書士に相談し、適切な対応についてアドバイスを受けることをおすすめします。

まとめ

オリコカードの支払いが遅れて電話がかかってきた場合は、絶対に無視せず出られなかったら折り返しの連絡をしてください。

電話を無視すると支払う意思がないと思われて、カードの利用停止や限度額の引き下げなどが行われ、最終的には財産を差し押さえられてしまいます。

すぐに支払いができない状況でも、電話で相談すれば支払期日を延長したり分割払いにしてもらったりできるケースもあるため、無視するのは避けましょう。

なお、オリコカードが支払い方法を変更してくれても一向に支払える目途が立たない場合は、債務整理を検討するのも1つの方法です。

ただし債務整理をすると整理後5〜7年程度はクレジットカードの申込や利用、ローン契約ができません。

そのため弁護士や司法書士に相談したうえで、債務整理をするべきか検討することをおすすめします。