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2025年01月現在

リボ払いが払えない時の対処法!滞納のリスクや払えない状況に陥らないための対策

クレジットカードのリボ払いが払えない状況に陥り、困っている人もいるでしょう。

リボ払いが払えないからといって、放置するのは絶対に避けてください。

リボ払いが払えなくなると、クレジットカードの利用が停止されます。滞納が続くと、信用情報に事故情報が登録され、いわゆる「ブラックリスト入り」状態になってしまいます。数ヵ月間滞納が続くと、残額を一括請求され、最終的には給与や財産を差押えられてしまうリスクもあるのです。

リボ払いが払えないと気づいた場合は、すぐにカード会社へ連絡してください。支払いの意思があることを担当者に伝えれば、滞納のリスクを最小限に抑えられる可能性があります。

また担当者に交渉をすると、支払期日や支払方法を例外的に変更してもらえる可能性もあります。利用しているカード会社に連絡をしたうえで、支払いに関する猶予が認められないか交渉してみてください。

なおリボ払いが払えないからといって「返済の見込みがないのに借入をする」「クレジットカードの現金化する」などの行為はやめましょう。多重債務で借金地獄に陥ったり、クレジットカードの利用停止や強制解約になったりするリスクがあります。

どうしてもリボ払いの支払いができない場合の最終手段として、債務整理があります。

債務整理には、以下の3種類があります。

任意整理 今後支払う予定の利息をカットや減額し、3~5年で分割返済する
個人再生 借金を1/10〜1/5に圧縮し、3〜5年で分割返済する
自己破産 20万以上の財産を手放す代わりに、借金を全額免除してもらう

債務整理をすれば、借金を大幅に減額または免除できます。ただし信用情報に事故情報が登録されるため、完済後5~7年程度はローン契約やクレジットカードの申込・利用・更新などができません

そのため弁護士や司法書士に相談し、アドバイスを受けながら慎重に進めていく必要があります。

当記事では、リボ払いが払えないときのリスクや払えないときにとるべき対策について解説します。リボ払いが払えないときに手をだすべきではない行為や、払えなくならないための対策についてもまとめました。

リボ払いが払えず困っている人は、ぜひ参考にしてください。

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監修
弁護士法人アクロピース
吉田 伸広(弁護士)

リボ払いが払えない場合すぐにカード会社へ連絡する

リボ払いが払えない場合は、すぐにカード会社へ連絡するようにしてください。

詳しくは「リボ払いが払えないとどうなる?滞納を放置した場合の流れ」で解説しますが、リボ払いの支払いが遅れると、さまざまなリスクが発生します。すべてのリスクを回避できるわけではありませんが、リスクを多少なりとも軽減できるため、事前にカード会社へ連絡することが大切です。

なおリボ払いが払えない場合、銀行振込などで後日支払いが必要なケースがあります。そのため、リボ払いが払えないことを連絡する際は、滞納分の金額をどのように支払うのかも確認しておくとよいでしょう。

リボ払いが払えないとどうなる?滞納を放置した場合の流れ

リボ払いが払えなくなったら、今すぐに対応策を考えなければなりません。リボ払いを払えないまま滞納を続けてしまうと、以下のようなリスクが生じるからです。

  • カードが利用停止になる
  • 遅延損害金が発生する
  • カード会社からの督促がくる
  • 残額が一括請求される
  • いわゆる「ブラックリスト入り」になる
  • 訴訟を提起される
  • 給与や財産が差し押さえられる

ここからは、リボ払いが払えないときのリスクについて解説します。

①カードが利用停止になる

リボ払いが払えずに支払が遅れると、カードが利用停止になります。利用停止になった場合、リボ払いだけでなくショッピング機能やキャッシング機能も利用できません。

カード会社の判断にもよりますが、利用停止になるまでの期間は3日〜1週間程度が目安といわれています。

なおカードの利用停止は一時的なものであり、支払い遅延が解消されれば、その後は通常どおりクレジットカードを使用できます。

②遅延損害金が発生する

リボ払いの支払い期日に払えないと、翌日から日ごとに遅延損害金が発生します

カード会社によって遅延損害金の利率は異なりますが、一般的には年利14〜20%の範囲内で定められています。

たとえば、利用残高が100万円、遅延損害金20%の借金を10日、30日それぞれ延滞した場合、以下のように遅延損害金が発生します。

  • 10日滞納・・・100万円✕20%✕10日÷365日=5,479円
  • 30日滞納・・・100万円✕20%✕30日÷365日=16,438円

遅延損害金は「クレジットカードの利用残高✕遅延損害金利率✕延滞日数÷365」で計算されます。

注意しなければならないのが、遅延損害金は滞納した1ヵ月分のリボ払い分ではなく、元本を基準に計算される点です。遅延損害金は滞納した翌日から毎日発生するため、放置していると最終的に支払わなければならない金額が想像以上に増えてしまうでしょう。

日割り計算で遅延損害金が加算されることを甘くみてはいけません。元本額や遅延損害金の年利率にもよりますが、わずか10日の滞納でもかなりの負担になることがわかります。

③カード会社からの督促がはじまる

リボ払いが払えずに支払を遅延すると、カード会社から督促が行われます。督促がはじまるまでの期間は断言できませんが、数日〜1週間程度が目安となります。

督促は電話や郵便、メールといった方法で行われるのが一般的です。これらの支払い督促によって家族にリボ払いの滞納の事実を知られるリスクもあるでしょう。

督促状には遅延損害金を加算した請求額と、あらたに設定された支払い期日が指定されています。また電話での督促でも、滞納分の支払い条件について告知されます。

督促状や電話を無視してしまうと、さらにデメリットが生じるだけなので、この段階でカード会社の担当者としっかりと話をするようにしてください。遅延損害金を含めた滞納金額を約束どおりに支払えれば、再びカードを利用できるようになります。

④残額を一括請求される

リボ払いが払えずに滞納が長期化すると、カードを強制解約される可能性があります。カードの契約が切れた段階で、リボ払いに関する契約もなかったことになるため、支払いが終わっていない元本全額を一括で支払うよう請求されてしまいます

リボ払いの返済が長期化している人は、未払い元本額が思った以上に多くなっている人が少なくはありません。したがって残額の一括請求は、かなりのデメリットといえるでしょう。

カードが強制解約されるタイミングはカード会社の判断によります。一般的には2ヵ月以上の滞納が目安とされていますが、場合によっては1ヵ月程度でも強制解約をされるケースも考えられます。

⑤いわゆる「ブラックリスト入り」になる

リボ払いが払えずに支払い遅延が続いてしまうと、いわゆる「ブラックリスト入り」になる可能性があります。

前提として「ブラックリスト」という表現は一般的に使用されているものであって、カード会社が存在を公表しているわけではありません。そのため、ブラックリスト入り状態になる基準は明確にいえませんが、一般的には2〜3ヵ月程度の滞納が目安とされています。

なおブラックリスト入りになると返済能力を疑われやすくなり、5〜7年程度は以下のような契約が難しくなります。

  • クレジットカードの新規契約
  • カードローンの新規契約
  • 自動車ローンや住宅ローンなどの目的別ローンの契約
  • 携帯電話本体やパソコンなどの割賦払い契約
  • 保証会社を通した賃貸契約

完済後5~7年程度たてば事故情報は削除されるため、ローン契約やクレジットカードの作成もできるようになります。

ただし信用情報の事故情報が削除されても、いわゆる「社内ブラック」が消えるとは限りません

社内ブラックとは、クレジット会社や金融会社などが過去に自社やグループ会社で滞納した人を把握できるよう残している記録の俗称です。

過去に滞納した会社やそのグループ会社に申込をすると、信用情報の事故情報が消えた後も審査に落とされる可能性が高いといえます。

⑥訴訟を提起される

カードを強制解約されて残額を一括請求されても無視し続けると、やがては民事訴訟を提起されてしまう可能性があります

もちろんリボ払いを払えない人にも、さまざまな事情や理由はあるでしょう。

しかし、残額の支払い請求に関する訴訟が提起されてしまうと、カード利用者に勝ち目はありません。判決が確定すると、遅延損害金と未払い元本総額を支払わなければならないことが法的に確定します

⑦給与や財産が差し押さえられる

すべての督促・法的手続きを無視し続けると、最終的には債務者の給与・財産などが強制執行によって差し押さえられ、未払いの元本総額・遅延損害金が回収されます。

どの財産が差し押さえられるかは債権者側が決めるため、債務者側はどの財産が処分されるかわかりません

差し押さえられる財産によって、債務者には次のようなデメリットが生じます。

差し押さえられる財産など 債務者に生じるデメリット
給与 ・会社にバレる
・家族に借金がバレる
財産 ・マイホーム、マイカーなどが差し押さえられる可能性がある
・家族の生活にも支障がでる
・家族に借金がバレる
銀行口座 ・ほかの引き落としのためのお金が不足する
・住宅ローンなどを組んでいると口座が凍結される可能性がある

強制執行によって給与や財産などが差し押さえられると、家族や会社に借金を滞納している事実が知られてしまいます。また債務者だけではなく家族までもが今までどおりの日常生活を送れなくなるリスクも生じます。

差し押さえによるデメリットを回避したいのであれば、すみやかに弁護士に相談し、滞納ペナルティが軽い段階で債務整理などの法的措置をとってもらうことを検討するとよいでしょう。

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リボ払いが払えないときにとるべき対策

現状はリボ払いが払えない場合でも、いずれその金額を支払わなければなりません。その場合、以下のような対策を講じてください。

  • 支払期日に猶予があれば払えるならカード会社に交渉をする
  • 請求額が一括で払える金額でなければ分割などの交渉をする
  • 請求額が少し足りない場合は費用を用意するための対策を講じる

ここからは、リボ払いが払えないときにとるべき対策について解説します。

支払期日に猶予があれば払えるならカード会社に交渉する

「給料日が支払期日より後にある」といった場合、支払い期日が問題でリボ払いが払えないケースもあるでしょう。このケースであれば、リボ払いが払える日まで支払期日を猶予してもらえないか交渉してみてください。

前提として、カードの請求額が確定している場合、原則的には支払期日の変更はできません。しかしカード会社に交渉すれば、例外的に認めてもらえる可能性もゼロとはいえないのです。

請求額を一括で払えない場合は分割などの交渉をする

リボ払いが払えない場合、一括で支払えるような請求額ではないケースもあるでしょう。この場合、分割などの方法で支払いを認めてもらえないか交渉してみてください。

支払期日と同様に、請求額が確定している場合は、支払方法の変更は原則できません。しかしカード会社と交渉すれば、支払方法を例外的に変更してもらえる可能性もゼロとはいえないのです。

なお、クレジットカードの請求額が確定していなければ、支払方法を変更できる場合もあります。公式サイトの契約者専用ページやアプリから変更手続きができるのが一般的で、その際には「分割払い」「リボ払い」「スキップ払い」のような支払方法に変更できます。

請求額が少し足りない場合は費用を用意するための対策を講じる

リボ払いが払えない場合「あと◯万円あれば払えるのに」というケースもあるでしょう。この場合であれば、リボ払いの請求額に対して不足する金額を用意するための対策を検討してみてください。

不足額を用意するための対策としては、以下のような方法があげられます。

方法 概要
不要品を売却する フリマアプリやリサイクルショップの店頭で不用品を売却する方法。使っていないスマホやパソコン、ブランド品などは売却に期待できる。
スキマ時間を活用してアルバイトをする バイトアプリを利用して、スキマ時間だけアルバイトをする方法。「平日の夜間だけ」「土日祝日の夕方まで」のように自身の状況に合わせて働ける。
借り換えをする 銀行や消費者金融などの金融機関にクレジットカードの利用金額を借入して乗り換える方法。利用しているカードよりも利率が低いローンであれば、支払総額を抑えられるメリットもある。
生命保険の契約者貸付制度で不足額を借入する 解約時に受け取れる解約返戻金を担保にして、保険会社からお金を借りられる制度。比較的低金利で借入できるのがメリットといえる。

ただし「借り換え」「生命保険の契約者貸付制度」のように、借入をして不足額を用意する方法は、負債をさらに増やしてしまう可能性があるため、どのような人にもおすすめできるとはいえません。
とくに、返済できる見込みがない状態で不足分を借入するのは避けるべきです。返済の見込みがない状態で借入をすると、いわゆる「借金地獄」に陥ってしまう可能性があります。

カードの不足額を借入する場合「毎月必ず◯円を返済して、いつまでに完済する」といった返済計画を立てたうえで利用を検討するようにしてください。

どうしてもリボ払いが苦しい時は債務整理を検討する

リボ払いの支払いは、元本総額を完済するまでは毎月続きます。今後もリボ払いの返済を続けなければならない場合、計画どおりの完済が難しいと感じるなら、弁護士や司法書士に相談して債務整理を検討してください。

債務整理とは、借金やクレジットカードなどの問題を解決するための手続きです。インターネットなどでは「国が認めた救済措置」と呼ばれることもあり、一般的には弁護士や司法書士に依頼して手続きを進めます。

債務整理には、自己破産・個人再生・任意整理の3つの手続きがあります。

概要
任意整理 債権者と交渉をして、カードの支払条件を見直してもらうための手続き。一般的には利息や手数料をカットしたうえで、3〜5年程度で完済できるような条件になる。
個人再生 裁判所を通して、借金やカードの残債を1/5〜1/10程度に減額する方法。
自己破産 裁判所を通して、借金やカードの残債を帳消しにする方法。

将来的に完済の目途が立たないのにカード会社にいわれるがまま毎月リボ払いを続けていても、リボ地獄の苦しさからいつまでたっても抜けだせません。どうしても支払いが苦しい場合は、債務整理を視野に入れつつ弁護士や司法書士に相談してみてください。

任意整理なら返済条件を見直すための交渉ができる

任意整理とは、返済条件を見直してもらうために債権者と交渉をする方法です。交渉次第ですが、任意整理をした場合は利息・手数料・遅延損害金をカットしたうえで、3〜5年程度で完済できるように分割払いとなるのが一般的です。

リボ払いのデメリットの1つに、手数料がかさみやすく、支払総額が膨大になる可能性がある点があげられます。

任意整理によって手数料のカットが認められれば、利用した金額だけを返済することになるため、支払総額を増やさないようにできるメリットがあります

たとえば、リボ払いで50万円を利用しており、3年(36回)で返済した場合、任意整理をすると支払総額を以下のように抑えられます。

返済方法 毎月の返済額 支払総額 (うち利息分)
リボ払い(15%) 17,332 円 623,952 円 (123,952 円)
任意整理 13,888 円 50万円 (0円)

ただし、任意整理にはデメリットもあるため注意が必要です。とくにいわゆる「ブラックリスト入り」になるデメリットは、今後の生活に悪影響をおよぼす可能性もあります。

任意整理を検討している場合、弁護士や司法書士にデメリットを十分に説明したもらったうえで「本当に手続きをするべきか」を検討するようにしましょう。
任意整理について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

個人再生ならリボ払い残高などの負債を1/5〜1/10程度に減らせる

個人再生は、裁判所を利用して今後の返済計画を見直す制度です。

借金総額を1/5〜1/10まで減額できる強力な減額効果があるほか「住宅ローン特則」という制度を使えば、ローン返済中の自宅を残しながら債務整理手続きを進められます。

また、自己破産のように職業制限を受けないので、自己破産のデメリットを許容できない場合は個人再生手続きをとる人も多いです。

ただし、自己破産と同様に裁判所を利用する手続きのため、手続きに手間がかかるというデメリットがあります。また費用も高額になりやすく、最低でも20万円程度はかかるでしょう。

個人再生は借金をゼロにすることはできませんが、大きな減額が可能です。それでいて、自己破産のように自宅を失ったり、職業制限を受けたりするリスクを回避できる点も大きなメリットです。

減額後の借金なら返済の目処が立ちそうであれば、個人再生を選ぶのも1つの選択肢でしょう。

個人再生について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。

自己破産ならリボ払い残高を含めたすべての負債を帳消しにできる

自己破産は、現在の借金を帳消しにする制度です。クレジットカードの利用金額だけでなく、金融機関や個人間の借金、奨学金なども免除の対象となります。

自己破産が認められれば、今後一切返済を続ける必要がなくなります。リボ地獄から抜けだして、自分の家計収支にみあった生活をするチャンスとなるでしょう。

自宅や車などの財産は手放さなければなりませんが、99万円までの現金やテレビ・冷蔵庫などの生活に必要な家具は没収されません。

ただし、自己破産には借金帳消しという大きなメリットがある反面、いくつものデメリットがあります

たとえば、自己破産が認められた後の5〜7年間程度は、ブラックリストになるというデメリットがあります。また借金の原因が収入を超えた過剰な買い物を繰り返したり、ギャンブルだったりする場合は、そもそも自己破産が認められないリスクもあるのです。

さらに自己破産を弁護士や司法書士に依頼する場合は、最低でも30万円程度の費用がかかります。

リボ払いの支払いが苦しくてどうしようもないのであれば、弁護士に相談して、具体的な手続きの見通しを説明してもらうのもよいでしょう。

自己破産について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

リボ払いが払えないときに手をだすべきではない行為

リボ払いが払えない場合、不足額をどうにか工面しようと考える人もいるでしょう。その場合、以下のような危険な方法には手をださないようにしてください。

  • 返済の見込みがないうえでの借入
  • クレジットカードの現金化
  • 闇バイト

ここからは、リボ払いが払えないときに手をだすべきではない行為について解説します。

返済の見込みがないうえでの借入

リボ払いが払えない場合、銀行や消費者金融などからの借入を検討するケースもあるでしょう。

決して借入自体が悪いわけではありませんが、返済の見込みがないのであれば、検討するべき方法とはいえません。返済の見込みがないのに借入をすると、いわゆる「自転車操業状態」に陥る可能性があるためです。

自転車操業とは、返済のために借金をして、それを繰り返す行為です。返済のための借入はその場しのぎでしかなく、完済できる見込みがなければ、いずれ返済に追われてしまいます。

借入を検討するのであれば「借入をしても完済できるのか」を最優先に考えて、少しでも不安があるなら別の方法でリボ払いの不足額を用意するようにしてください。

クレジットカードの現金化

クレジットカードの現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を利用して現金を得る方法です。

インターネットなどでは、クレジットカードの現金化が「合法」「安心」のように宣伝されている広告もみられます。しかしクレジットカードの現金化は、カード会社が定める利用規約に違反する行為であるため、手をだすべきではありません。

現金化が発覚すれば、カードの利用停止や強制解約となる可能性もあり、その場合は利用残高を一括請求されると考えられます。さらに事態を悪化させるリスクがあるため、クレジットカードの現金化を検討するのは避けてください。

闇バイト

闇バイトとは、高額報酬をちらつかせて違法行為を行わせるバイトです。近年「高収入」「即日即金」のような文言でSNSなどを通して募集されている事例が増えています。

しかし闇バイトに手をだすと、振込詐欺の受け子や、薬物の運び屋など、犯罪行為に加担してしまう可能性があります。そのような事態が発覚すれば、自分が犯罪者として逮捕されてしまうリスクがあるのです。

少しでも怪しいと感じたときは、闇バイトの可能性を考慮して手をださないようにしてください。

今後リボ払いが払えなくならないための対策

リボ払いが払えない状況を改善できたとしても、利用残高を完済しない限り支払いは続きます。一般的に「リボ地獄」と呼ばれる表現があるように、リボ払いについて知識をつけておかなければ、再度払えない状況に陥る可能性もあります。

今後リボ払いが払えない状況にならないためにも、以下のような対策を講じてください。

  • リボ払いの仕組みを確認しておく
  • リボ払いは手数料がかさみやすいことを把握しておく
  • リボ払いの返済状況を毎月明細でしっかり把握しておく
  • お金に余裕があるときだけでも繰上返済をして早期完済を目指す

ここからは、今後リボ払いが払えなくならないための対策について解説します。

リボ払いの仕組みを確認しておく

リボ払いは利用した金額を複数回に分けて支払う方法で「カードを使いすぎた」という場合には便利なサービスです。その便利さから、あまり仕組みを理解せずにリボ払いを利用している人もいるかもしれません。

リボ払いの仕組みを理解せずに利用を続けると「なかなか支払いが終わらない」といった状況になりかねないため、まずは仕組みについて確認しておくとよいでしょう。

リボ払いは、毎月決まった金額を支払って完済を目指す方法です。分割払いとは異なり、完済までの回数が明確に定められていません。

そのため、分割払いよりも返済計画を立てにくく、いつ支払いが終わるのかわかりづらい方法ともいえます。

リボ払いをうまく利用するためにも、まずは毎月◯円を支払えばいつまでに完済できるのか明確にするために、カード会社が用意するシミュレーターを利用してみるとよいでしょう。

シミュレーターでは、利用金額や毎月の支払額などの情報を入力すると、簡易的に返済計画を立てられます。カード会社の公式サイトやアプリに用意されているのが一般的なため、確認してみてください。

リボ払いは手数料がかさみやすいことを把握しておく

ほかの決済手段と比較すると、リボ払いの手数料は高い利率で算出される傾向にあります。

一般的なリボ払いの手数料は実質年率約15%に設定されている場合がほとんどです。これに対して、クレジットカードの一括払いは手数料無料、分割払いは回数が多くても年利12%程度です。

また銀行や消費者金融などのカードローン返済利率は、借入額にもよりますが年利数%〜14.5%程度に設定されているのが一般的です。つまり、リボ払いの実質年利15%は消費者金融のカードローンと同等かそれ以上に設定されていると考えられます。

したがって、リボ払いは借金を背負っている状況よりも厳しい融資条件を強いられているともいえるので、安易な利用は差し控えるべきでしょう。

リボ払いの返済状況を毎月明細でしっかり把握しておく

リボ払いを利用すると毎月支払いが必要です。しかし支払金額はすべてがリボ残高に充てられるわけではありません。発生している手数料の支払いに充てられたうえで、その残りが元金の返済に充てられる仕組みです。

そのため、リボ払いの支払いを長期間続けていても「思ったより元金が減っていない」という減少に陥りやすいです。

このような事態にならないためにも、リボ払いを利用している場合、返済状況を明細で確認しておくのが大切です。明細には手数料の金額や元金の残債が記載されているため、今回の支払いでどれくらいリボ残高が減ったのかを確認できます。

お金に余裕があるときだけでも繰上返済して早期完済を目指す

前述したように、リボ払いは毎月の返済負担が抑えられる反面、完済が長引きやすい返済方法です。そのため、今後もリボ払いを利用する場合、可能な限り完済に近づくための対策も講じておくのが大切です。

その場合は、お金に余裕があるときだけでも繰上返済することを検討してみてください。

繰上返済とは、好きな金額を任意のタイミングで支払うことです。繰上返済をすれば、毎月返済する金額が増えるため、その分リボ残高が減り完済が近づきます。

たとえば、繰上返済をした場合と月々の返済だけを続けた場合を比べると、利息総額と完済までの期間は以下のように差が出ます。

◯シミュレーションの条件

  • 借入金額:100万円
  • 毎月の返済額:3万円
  • 繰上返済の金額:月々1万円(返済1回目から支払った場合を想定)
  • 適用されている金利:年15%
繰上返済をした場合 月々の返済だけの場合
返済総額 206,514円 301,674円
完済までの期間 31か月(2年7か月) 44か月(3年8か月)

※あくまでシミュレーションであるため、実際の金額や期間とは異なる場合があります。

繰上返済は自身の好きなタイミングで行えます。今後もリボ払いの支払いが続く場合、ボーナスや臨時収入によってお金に余裕があるときだけでも繰上返済することを検討してみてください。

まとめ

リボ払いが払えないときには、まずカード会社に連絡することを優先しましょう。

支払いの意思を伝えれば、滞納によるペナルティを軽減できる可能性があります。そのうえで、カード会社に支払期日や支払方法などを変更してもらえないか交渉してみてください。

リボ払いが払えないからといって放置していると、残額を一括請求されたり訴訟を提起されたりして、最終的には給与や財産が差し押さえられてしまいます。そのためカード会社から連絡があった場合は放置しないようにしてください。

なお、リボ払いの支払いがどうしても難しい場合、最終手段として債務整理をすることも視野に入れましょう。債務整理にはデメリットもありますが、リボ払いによる返済地獄から抜けだせるメリットもあります。

弁護士や司法書士に相談すると、リボ払いの返済状況を客観的に分析したうえで、リボ払いを継続するのがよいのか、債務整理などの手段で生活を立て直すべきなのか判断してくれます。

債務整理に強い弁護士や司法書士は、無料相談をしている場合も多いです。リボ払いがどうしても払えない場合は、1度相談してみてください。

リボ払いに関するよくある質問

リボ払いの残高がわからなくなってしまった場合は、どうすればよいですか?

カード会社の会員ページや窓口に問い合わせれば状況を把握できます。

来月のリボ払い分が支払えません。どうしたらよいですか?

数日以内に支払えるのなら、カード会社へ連絡をしてその旨を伝えましょう。
数日程度であれば待ってもらえる可能性が高いです。
継続して今の金額での支払いが難しければ、支払額の引き下げを交渉してみるのも1つの方法です。

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