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2024年11月現在

オリコの一括請求を払えない!生じる4つのペナルティと2つの対処法

オリコからの一括請求が届いたけれども、一括支払いできるような金額でないからと放置している人もいるかもしれません。

一括請求を支払えずに滞納状態が続けば、最終的に給料や財産を差し押えられてしまう可能性があります。

一括請求に対しては、原則一括で返済するしかありません。オリコに分割払いを相談する方法もありますが、現実的ではないでしょう。どうしても支払えない場合は、弁護士や司法書士に相談し、債務整理を検討するのも1つの方法です。

債務整理には、以下の3種類があります。

任意整理 今後支払う予定の利息をカットや減額し、3~5年で分割返済する
個人再生 借金を1/10〜1/5に圧縮し、3〜5年で分割返済する
自己破産 20万以上の財産を手放す代わりに、借金を全額免除してもらう

債務整理をすると、借金を大幅に減額したり免除したりできます。ただし信用情報に事故情報が登録されるため、完済後5〜7年程度はクレジットカードの作成や新規のローン契約ができません

しかし一括請求された時点で、信用情報に事故情報が登録されていますし、何も対処しないままでは財産を差押えられてしまう可能性が高いです。

一括請求から強制執行まで時間がないため、早急に弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。

以下の借金減額診断チェッカーを利用すれば、債務整理で借金をどれだけ減らせるか簡単に診断できるため、ぜひお気軽にご利用ください。

本記事ではオリコからの一括請求が支払えない場合のペナルティや、一括請求が払えないときにすぐ行うべき行動について解説します。

一括請求がきて困っている人は、参考にしてください。

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オリコからの一括請求が払えない!生じる4つのペナルティ

オリコからの一括請求を支払えない状況が続くと、以下のペナルティが発生します。

  • 自宅訪問による取り立てを受ける
  • 連帯保証人にも借金を一括請求される
  • オートローン利用者は車を引き上げられる
  • 強制執行により財産・給与を差し押さえられる

それぞれ解説します。

自宅訪問による取り立てを受ける

携帯電話への連絡にきちんと対応していれば、自宅訪問されることはありません。しかしオリコの請求に対し一括返済できないからと連絡を無視・放置していると、自宅へ取り立てに来られてしまいます。

同居の家族がいる場合は、オリコ担当者の訪問によってローン返済が滞っていることが知られてしまう危険性も否定できません。自宅訪問を避けたい場合は、連絡があったらきちんと対応しましょう。

なお一括請求の直後に引っ越したとしても、ほぼ間違いなく特定されます。

これは「戸籍法12条の2 2項に記載されている条文を根拠に、債権者が自己の権利を主張するため」として認められているからです。

自己の権利を行使し、又は自己の義務を履行するために戸籍の記載事項を確認する必要がある場合 権利又は義務の発生原因及び内容並びに当該権利を行使し、又は当該義務を履行するために戸籍の記載事項の確認を必要とする理由
引用元:e-gov「戸籍法(第10条)」

債権回収の権利行使に必要と認められた場合、債権者は戸籍を通じ新しい住所や氏名を調査できる点は留意しておきましょう。

また、オリコは借金の回収を「日本債権回収株式会社」などの債権回収会社に委託する場合があります。

債権回収会社はオリコより積極的に自宅訪問による取り立てを行うため、委託される前に弁護士へ相談して債務整理手続きを検討するのも1つの方法です。

連帯保証人にも借金を一括請求される

現在利用しているオリコのローン商品によっては、連帯保証人を設定している人もいるでしょう。

この場合、本人(主債務者)からの債権回収が不可能と判断されると、連帯保証人にも一括請求が行われます。

連帯保証人は主債務者と同様の支払い義務が生じるため、オリコからの請求を拒否できません。

一括請求を放置すると、主債務者本人のみだけでなく連帯保証人にも多大な迷惑や影響をあたえる恐れがある点は十分に理解しておく必要があります。

オートローン利用者は車を引き上げられる

オリコのオートローン(自動車ローン)を利用している方も多いでしょう。

オートローンの支払いを滞納し一括請求されてしまった場合、残債を一括で支払わなければ車両を引き上げられてしまいます。

「なぜ自分の車を持っていかれてしまうのか?」と思う人もいるかもしれませんが、銀行以外のオートローンを利用している人は、車両を所有権留保されています。簡単にいえば、ローンの完済までは車の所有者はオリコになっているということです。

現に車検証を確認すると、使用者は債務者名義になっている一方、所有者は「株式会社オリエントコーポレーション」になっているはずです。

所有権留保の状態だと、ローンの支払いが滞った場合は車を引き上げられ、残債の補填(回収)に充てられてしまいます。

また車両を引き上げられても、一括請求は続きます。なぜなら残債100万円残っている車が引き上げられたとしても、当該車両が100万円で売却できるとは考えにくいためです。
仮に車が60万円で売却できた場合、60万円を借金返済に充てた後、残りの40万円は一括請求されます。

強制執行により財産・給与を差し押さえられる

オリコからの一括請求を支払えない状態が続いていると、最終的には強制執行に発展します。

強制執行が開始されると、換価性の高い財産や給与の一部を強制的に差し押さえられてしまいます。

とくに注意すべきは給与の差し押さえで、会社に借金の事実や滞納していた事実がバレてしまうでしょう。借金を理由に解雇されることは許されませんが、周りからの目や心配される声が掛かると、精神的な被害は避けられません。

一括請求から強制執行までの流れは以下のとおりです。

  1. オリコから一括請求が来る
  2. 裁判所から支払督促が届く
  3. 裁判所から仮執行宣言付支払督促が届く
  4. 強制執行開始

一括請求から実際に強制執行が行われるまでは、あまり時間がありません。

財産・給与の差し押えは残債を回収できるまで続くのが一般的なので、回避したい場合は債務整理も視野に入れて、すぐにでも弁護士に相談しましょう。

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オリコからの一括請求が払えないならすぐに行うべき2つの対処法

オリコからの一括請求が支払えなくても、放置すれば状況が悪化するだけです。以下のいずれかの手段を用いて借金の解決をしてください。

  • オリコに再分割の相談をする
  • 債務整理で借金を減額する

分割で支払える見込みがあるならオリコサービスセンターに問い合わせる

一括返済が難しくても、安定した収入があり分割で支払える可能性が残っているなら、オリコに相談をしてみるのも1つの手段です。

オリコサービスセンターの電話番号は、今まで送られてきていた督促状に記載されているはずですが、書類を処分してしまい電話番号がわからない人は以下を参考にしてください。

東地区(東京第一サービスセンター)・・・049-256-1151
西地区(福岡サービスセンター)・・・092-261-5616

東地区 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 山梨県 長野県 静岡県
西地区 富山県 石川県 福井県 岐阜県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮城県 鹿児島県 沖縄県

※オリコでは東地区・西地区によって問い合わせ番号が異なります。住んでいる地域を確認し、対応している電話番号へかけてください。

参考:オリコ「ご入金できなかった場合の問い合わせ先」

「支払う意志」をみせれば分割に応じてくれる可能性が高い

オリコは一括請求が来たあとでも支払う意志をみせれば、再分割に応じてくれる可能性が高いです。今まで再三の督促を放置していたとしても、可能な限り債務者に寄り添い、無理のない範囲内で再分割の相談に応じてくれるでしょう。

再分割の条件は、借入状況や生活状況などに応じて変わります。オリコ側が大きく譲歩することもあれば、厳しい条件を提示されることもあるでしょう。できるだけ自分の有利な条件で和解できるためには、誠心誠意対応することが大切です。

たとえば裁判手続きに移行したあとに再分割の相談をしても、手遅れである可能性が高いです。一方で、一括請求が来た時点で危機感を持ち、すぐにオリコに相談すれば可能な限りの譲歩をしてもらえる可能性が高いでしょう。

オリコは、面倒な裁判手続きをすることなく支払ってくれるなら譲歩する姿勢を持っています。早めに相談することを心がけてください。

債務整理で借金を減額する

前述したとおり、オリコは一括請求後も再分割の相談に乗ってもらえる可能性が高いです。しかし再分割相談時に「今までの利息をすべてカットしてほしい」「遅延利息をカットしてほしい」「元金を少しでもカットしてほしい」と伝えても、承諾される可能性はきわめて低いでしょう。

もしオリコ側との条件が合わなかったり、再分割契約の和解が成立したけれども支払えなかったりした場合、債務整理をすれば借金を大幅に減額またはゼロにできます。

無理のない返済計画に立て直せるため、自分自身の生活を大切にしながら借金問題を解決できます。

債務整理には以下の3種類があります。

自己破産 20万以上の財産を手放す代わりに、借金を全額免除してもらう
個人再生 借金を1/10〜1/5に圧縮し、3〜5年で分割返済する
任意整理 今後支払う予定の利息をカットや減額し、3~5年で分割返済する

それぞれの債務整理について解説します。

自己破産をすれば借金が全額免除できる

自己破産とは、裁判所に対して借金の返済が困難であることを申し立てて、借金をすべてゼロにする手続きです。

メリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット ・借金の返済義務が免除される
・債権者からの請求や催告が止まる
デメリット ・ブラックリスト(信用情報)に掲載される
・20万円以下の財産しか手元に残せない
・ギャンブルや浪費が理由の借金は免責不許可に該当する場合がある
・資格が制限される職業がある
・郵便物や移動が制限される
・破産者が返済できなかった借金は保証人に請求される
・市町村役場の破産者名簿に登録される
・官報に掲載される
・弁護士や裁判所などに費用を支払う必要がある

借金をゼロにする代わりに一定以上の財産を処分することが条件となりますが、多くの財産を持たない人や無職の人でも自己破産できます。

そのため失業や病気などの理由から分割で約束をしたところで支払えない人は、自己破産を検討するとよいでしょう。

なおオリコから一括請求が来ていても自己破産できますし、強制執行が開始されているときでも可能です。借金問題をとにかく解決したい方は弁護士へ相談してください。

自己破産について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

個人再生であれば借金を最大1/10に減額できる

個人再生とは、借金の返済が不能であることを裁判所に申し立てて借金を1/5〜1/10に圧縮し、3〜5年の分割払いで完済を目指す手続きです。

メリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット ・ローン返済中の自宅を残して借金を大幅に減額できる
・手元に資産を残したまま手続きができる
・免責不許可事由がなく、どのような理由の借金にも利用できる
・職種を制限されない
・裁判所を介して手続きをするため強制力がある
デメリット ・信用情報に事故情報が掲載される
・ 個人再生手続きをしたことが官報に掲載される
・ 借金に保証人がついている場合、保証人へ返済請求される
・書類が多く手続きも難しいため時間がかかる
・手続き費用が高額になりやすい

個人再生は住宅ローン以外の借金を整理できる手続きのため、マイホームを失いたくない人に向いています。また自己破産をすると資格制限を受けてしまう職に就いている人も個人再生を検討するとよいでしょう。

自己破産と個人再生では、減らせる借金額に大きな差が発生しますが、自己破産にはないメリットがあります。

「借金をゼロにしなくても減額してもらえれば支払える」と考えている人は、個人再生を検討してみてください。

個人再生について詳しく知りたい人は、以下の記事を参照してください。

任意整理をすれば再分割も可能

任意整理とは、現在までに発生している利息や将来発生する利息をカットして、元金のみを3〜5年かけて完済を目指す手続きです

メリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット ・整理する債権を選択できる
・返済期間の延長や利息のカットなどが可能
・家族にバレる可能性が低い
デメリット ・借金の元金は返済する必要があるため、安定した収入が必要
・債権者が返済計画に合意しないと利用できない
・「ブラックリスト入り」の状態になるため、整理後5年程度はクレジットカードやローンなどの契約ができない

任意整理は、ほかの債務整理とは異なり、1つの債務から手続きが可能なため「オリコからの一括請求のみ解決したい」と考えている人に向いています。

またオリコと再分割で和解をしたあとに支払えなくなって一括請求をされてしまった人でも、任意整理なら再々分割を認めてもらえる可能性があるでしょう。ただ、1度オリコとの約束を守れずに任意整理をする以上は、厳しい条件を提示されてしまう可能性が高いです。

2度目の任意整理に応じるとしてもカットできる利息が少ない、または免除されないため、任意整理する意味はありません。返済が苦しいときは、ほかの債務整理を検討されたほうがよいでしょう。

また強制執行が始まった時点で、任意整理の選択肢はなくなります。早め早めの対応を心がけたほうがよいでしょう。

任意整理について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。

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まとめ

オリコからの一括請求が支払えないからといって、連絡を無視したり放置したりするのは絶対避けてください

一括請求を支払えない状況が続くと、自宅訪問による取り立てを受けたり、連帯保証人にも借金を一括請求されるリスクがあります。

また一括請求を長期間支払えないでいると、最終的には給料や財産を差し押さえられてしまいます。

一方オリコは一括請求が来たあとでも支払う意志をみせれば、再分割に応じてくれる可能性が高いです。誠心誠意相談すれば、再分割を認めてくれる場合もあるでしょう。

ただ、どうしても一括請求を支払えなかったり再分割後に支払不能に陥ってしまったりといった事情を抱えている人は、弁護士に相談し債務整理を検討するのも1つの手段です。

債務整理に強い弁護士は、無料相談にも応じてくれます。オリコから一括請求が来たけれども支払えずに困っている人は1度相談してみてください。

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更新日 : 2024年11月18日
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