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借金癖を直すには?借金をしないための環境づくりや考え方を紹介

借金癖 治す
監修者
南 陽輔(弁護士)
一歩法律事務所

先生、借金癖って直せるものなのでしょうか?

はい、本人の意思があれば治せることが多いですよ。収入と支出を洗い出して、家計を見直すところから始めると良いでしょう。

なるほど。でも私の場合、どうしてもすぐキャッシングに手を出してしまって…。自分の意思でやめるのが難しい場合、どうすれば良いのでしょうか。

そうなんですね。それなら貸し付けを自分で制限できる貸付自粛制度を利用したり、クレジットカードを持たないようにして借金できない環境を作ると効果的かもしれません。収支の管理をご家族に任せるのも1つの手ですよ。

そんな手があるとは、知りませんでした!

もしそれでも借金癖が治らなければ、医療機関に相談すると良いでしょう。カウンセリングや投薬治療で借金癖が治る場合もありますよ。

借金癖で病院に行ってもいいんですね。先生、アドバイスありがとうございます!

借金癖が中々治せず、お悩みの方は多くいます。

しかし、借金癖は絶対に治せないものではなく、本人の意思と周囲の環境を整備することで治せるケースが多いものです。

例えば、カードを持たない生活を続け、コツコツ貯金をして将来設計すれば自然と借金癖が治る場合もあります。

それが難しければ、一度債務整理をおこなって自動的に借入ができない状況を作る方法も検討するとよいでしょう。

借金癖をそのままにしておくのは非常に危険ですので、当サイトで紹介している弁護士・司法書士事務所の無料相談などを利用して、自分に合った方法で確実に治していきましょう。

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実際にどれくらい借金が減らせるのか、気軽に診断してみましょう。

この記事でわかること
  • 借金癖は治せる
  • 借金癖を治すことはメリットばかり
  • 借金癖を治すならまずは意識を変えること
  • 借金癖は借金をしないための環境づくりも大切
  • 自分の意志で治すのが難しい場合は家族や外部の機関も頼る

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借金癖は本人の意志があれば治せる

借金癖は、本人の「治したい」という意思があれば治せます。

しかし意思の強さだけで、癖になっている借金をやめるのは中々難しいかもしれません。

借金癖の度合いによっては、周囲のサポートが必要な場合もあります。

まずは自分の意識を変え、必要に応じて周囲のサポートも受けながら適切な対処法を取ることが重要です。

借金癖を治すメリット

借金癖を治すには、本人の「治したい」というモチベーションがとても重要です。

しかし「治したい」という気持ち1つだけでは、モチベーションを持続するのが難しいでしょう。

借金癖を治すには「借金癖を治すメリット」を把握し、借金のない生活を具体的に思い描くと良いでしょう。

借金癖を治すメリットは主に、以下のとおりです。

  • 貯金ができる
  • 返済に悩まずに済む
  • 本当にお金が必要になったときも安心

借金癖を治せば貯金ができる

借金癖を治せば余分な利息を払わなくて済む上、返済そのものもなくなるため余裕を持って貯金ができるようになります。

お金が貯まれば、目先の買い物や食事に使えるだけでなく、車やマイホームなどの大きな買い物も可能です。

借金がなければ、お金の使い道を考える楽しみができます。

また、もし病気やケガをした場合や、子供ができたときの教育費も貯金があれば安心です。

借金をせず毎月コツコツ貯金することは、将来の安心を買っているともいえます。

借金癖を治せば返済に悩まずに済む

借金癖を治せば、返済に悩む必要はありません。

当然、督促もないため「返さなければいけない」という心配や不安の種も解消されるでしょう。

借金がないということは、債務がないということです。

返済に縛られず、自分のお金で自由に生活できるメリットがあります。

借金癖を治せば本当にお金が必要になったときも安心

借金癖を治して日頃から貯金を心がければ、万が一お金が必要になったときも安心です。

一方、常に借金でカツカツの状態を続けていると、失業や病気などで本当にお金が必要になった場合に生活が大きく圧迫されます。

万が一そのときにキャッシングや借り入れが上限額に達していれば、お金を調達できない可能性も。

本当に必要なときにお金を用意できない、という状況に陥る可能性があるのです。

日常的に借金をしていると、本当にお金に困ったときの審査に通らないリスクがあります。

これは複数社に借り入れを申し込んでいる、または過去に延滞や未納の履歴があるなど、信用情報に何らかの問題がある場合によくある状況です。

そもそも借金をしていなければ、信用情報が原因で審査に落ちることもありません。

万が一のときにも安心です。

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借金癖を諦めて放置するリスク

借金癖はそのままにせず、治すことが重要です。

借金を続けると以下のとおり、あらゆるリスクが発生します。

  • 依存症になる可能性がある
  • 首が回らなくなる可能性がある
  • 闇金に手を出してしまう可能性がある
  • 対人関係が悪化する可能性がある

借金癖は依存症になる可能性がある

借金癖を放置すると、「つい借金をしてしまう」状態から、「借金をしないと気が済まない」状態になってしまう場合があります。

この状態は借金癖でなく、借金依存症です。

借金依存症になると、医療機関などでの本格的な治療が必要となり、治すのがより困難になります。

また、衝動的に自分の返済能力を超えて借金をしてしまう場合も。

結果的に自分で自分の生活を圧迫することになってしまいます。

自力で治しやすい「癖」の段階で、借金のループからは抜け出すべきです。

首が回らなくなる可能性がある

借金癖を放置すると返済ができず、首が回らなくなる可能性があります。

今は返済ができていても、明日以降の経済状況は分かりません。

たとえば事故に遭って収入がなくなり、返済できなくなる可能性も。

借金の返済は滞ると、一括請求を受けたり高額な遅延損害金を請求される恐れもあります。

支払いが難しくなった場合、早期に債務整理などの手段を取らないと財産を差し押さえされる場合もあります。

借金を背負うことはリスクを背負うことと同じです。

基本的には返済の義務から免れることはできません。

闇金に手を出してしまう可能性がある

借金癖を放置すると、闇金に手を出してしまう可能性があります。

闇金は「誰でも借りられる」といった甘い文句で契約を促し、違法な金利で利息を取り立てる組織です。

一見便利に思える闇金ですが、その実はお金のためなら手段を選ばない違法な組織なのです。

身の危険を感じるような取り立てを受ける可能性もあります。

闇金には、絶対に手を出してはいけません。

すでに闇金を利用していれば、早急に弁護士や司法書士に相談して縁を切るべきです。

対人関係が悪化する可能性がある

借金癖があると、家族や知人に迷惑をかけてしまう可能性もあります。

たとえば家族を連帯保証人に設定し、自分が払えなくなったときに家族に請求がいくなど。

当然、周囲にお金を無心すれば嫌がられるでしょう。

すると徐々に周囲から孤立し、対人関係が悪化することが考えられます。

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借金癖の治し方はさまざま

借金癖には以下のとおり、色々な治し方があります。

  • 貸付自粛制度を活用する
  • カードのキャッシング機能を解約する
  • カードを解約する
  • 収入と支出を洗い出す
  • 金銭の管理を家族にお願いする
  • 債務整理をする
  • お金のかからない趣味を見つける
  • 日本クレジットカウンセリング協会へ相談
  • 医療機関へ相談

まずは借金をしないための環境を整えることが大切です。

自分に合った方法を探しながら、ご覧ください。

貸付自粛制度を活用する

貸付自粛制度を利用すれば、今後自分が借り入れをしようとしても、貸金業者の方から貸し付けを断ってもらえます。

つい借金をしようとしてしまう方をサポートするための制度です。

貸付自粛制度の有効期間は申請日から5年以内。

郵送か電話、またはWebによる申請が可能です。

申請には氏名、住所、生年月日の記載がある本人確認書類2点が必要となります。

申請先は以下のとおりです。

日本貸金業協会 相談・紛争解決窓口
0570-051-051
受付時間:9:00~17:00(土・日・祝休日・12/29~1/4を除く)
公式サイト

カードのキャッシング機能を解約する

カードのキャッシング機能を解約することで、手軽に借金ができなくなります。

キャッシング機能の解約方法は、カード会社によって異なりますが、多くはキャッシングの専用デスクに電話することで解約できます。

たとえば三井住友カードなら、以下の連絡先に電話することで解約が可能です。

三井住友カードキャッシングデスク
0120-936-000
受付時間:10:00~17:00 年中無休(12/30~1/3を除く)

キャッシング専用デスクの連絡先が分からない場合は、カード裏面のコールセンターに問い合わせて確認しましょう。

カードを解約する

カードそのものを持たなければ、手元にあるお金だけで生活するという習慣が付きます。

強制的に現金しかない状態を作れば、キャッシングもできません。

また、借り入れ専用のローンカードを解約するのも1つの手段です。

ローンカードを持っていると手軽に借金できてしまうので、思い立ったときに解約してしまうのもありでしょう。

カード裏面のコールセンターに問い合わせて解約したい旨を伝えれば、解約できる場合が多いです。

収入と支出を洗い出す

借金しない環境づくりと並行して、今あるお金でやりくりする方法を身に付ける必要があります。

そのためには、まず家計簿をつけるのがおすすめです。

とくに毎月お金が足りないという理由で借金をしているなら、支出を見直す必要があります。

収入額に対して固定費がいくらかかり、自由に使えるお金がいくらなのか計算しましょう。

そして自由に使えるお金の範囲内で、やりくりすることを意識します。

収入に対して支出を適切な額に抑えれば、借金をしなくても問題なく生活できるはずです。

節約をするなら各種契約変更がおすすめ

どうしても収入に対して支出が多いなら、節約をしましょう。

中でもおすすめなのが、電気代やスマホプランなどの契約変更で固定費を浮かす方法です。

東京電力などの大手電力会社から「リミックスでんき」や「Looopでんき」など、従量単価の低い新電力会社に乗り換えることもおすすめです。

ドコモならスマホプランを「ahamo」に、auなら「Povo」に変更することで基本料金をグッとおさえられます。

大手キャリアでなく、格安スマホに変えるのもおすすめ。

支出が多い場合、副業で収入を増やすより目先の固定費を減らす方が簡単です。

貯金の目標を立てる

節約生活が辛いと感じる方は、貯金の目標を立ててできるだけポジティブにとらえましょう。

月にいくら貯めて、いつまでに合計いくらの貯金をするという目標を決めます。

貯まったら何に使うか考えることで、毎月ゴールに近づいている実感を持てるでしょう。

また、つもり貯金もおすすめです。

たとえば「外食をしたつもり」「何かを買ったつもり」と考え、その額を貯金する方法です。

つもり貯金で気づいたらお金が貯まっていた、という人も少なくありません。

金銭の管理を家族にお願いする

金銭の管理を家族にお願いすれば、魔が差して借金してしまう可能性も減らせるはずです。

たとえば毎月の収入はすべて家族に渡し、必要な額だけをお小遣いとして渡してもらうなど。

通帳やカードなど、自分でお金を引き出すためのものを家族に預かってもらっても良いでしょう。

また、借金したくなったときに一度家族に相談することを心がけるのもおすすめです。

一旦相談して家族に止めてもらうことで、衝動的な借金を防げます。

債務整理をする

現在借金を返済中の人は、思い切って債務整理するのも良いでしょう。

債務整理は、借金を減額または免除するための法的手段です。

例えば任意整理であれば借入先1社あたり4万円程度の費用で、毎月の返済額を1/2程度も減額可能です。

信用情報にキズがつく点がデメリットになりますが、5年程度で回復します。そのうえ、滞納しているならすでにブラックリストになっている可能性もあるので、この場合はほぼデメリットなく手続きできます。

弁護士や司法書士の介入のもと手続きを進めるので、借金癖改善に向け、サポートを得られる点もメリットです。

各手続きの概要は以下の記事にて詳しく解説していますので、興味のある方はご覧ください。

お金のかからない趣味を見つける

節約がストレスにならないよう、お金のかからない趣味を見つけることも重要です。

パチンコや競馬など、趣味でお金を浪費している方はとくに新しい趣味を探しましょう。

たとえば以下のような趣味がおすすめです。

  • ランニング
  • ヨガ
  • ジムに通う
  • ゲーム
  • 絵画
  • 登山
  • 料理

ストレス解消にも効果的なものが多く、継続することで達成感も得られるでしょう。

とくに運動は健康にも効果的なので、続ける価値があります。

自分の意思でどうしても借金癖が治せない場合は…

借金癖が自分で治せない場合もあるでしょう。

その場合は以下の機関へ相談してみることをおすすめします。

  • 日本クレジットカウンセリング協会
  • 医療機関

日本クレジットカウンセリング協会へ相談

日本クレジットカウンセリング協会とは、借金癖のある人や多重債務に悩む人をサポートするための機関です。

問い合わせると、自助グループの紹介や借金癖解決にむけたあらゆるアドバイスを提案してくれます。

オンライン相談にも対応していますが、対面での面談も可能です。

公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会 多重債務ほっとライン
0570-031640
受付時間:月曜日~金曜日10:00~12:40 14:00~16:40(12/28~1/4・祝日等を除く)
公式サイト

医療機関へ相談

手を尽くしても借金癖が治らない場合は、医療機関に相談しましょう。

医療機関には、借金癖を改善するための治療メニューがあります。

また、医療機関なら投薬治療を受けられる場合もあり、根本的な解決が期待できます。

すでに依存症となっている場合も、諦めずに医療機関へ相談してみましょう。

医療機関は、お近くの心療内科や精神科、クリニックなどを対象に検討してみてください。

数は少ないものの、依存症を専門とした外来もあります。

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まとめ

借金癖は自分の意思で治せる場合があります。

また、「治したい」と思ったときに行動することが大切です。

少しずつ借金をしなくても良い環境を作って、借金のない生活に慣れることで借金癖は治せるでしょう。

必要に応じて家族や医療機関などのサポートを受けながら、無理なく借金癖を克服してきましょう。

借金癖の治し方についてよくある質問

貸付自粛制度は1度申請したら、5年経つまで解消されないのですか?

一般的に、申請から3ヶ月が経過すれば所定の手続きで撤回は可能です。生活の状況が変わったなどの理由で本当にお金に困った場合などに、貸付自粛情報の撤回をして借り入れをすることができます。

債務整理をすると借金ができなくなること以外に不便なことはありますか?

債務整理の中でも自己破産をすると、職業制限があります(弁護士や公認会計士、警備員など)。また、同手続きでは自分の財産を一部手放す必要も生じます。これ以外には、就職や転職、資格の取得などにおいて不利になることはありません。もちろん、職場や近所に手続きが知られることもないので安心です。

借金依存症を病院で治療する場合、保険は使えますか?

2020年4月より、ギャンブル依存症の治療は保険の適用内となりました。そのためパチンコや競馬などでお金を使ってしまい、結果的に借金を繰り返してしまう方の治療は保険が適用されます。ただし、ほかの理由で借金をしている場合や、治療の内容によっては保険適用外の料金がかかる場合もあります。料金については医療機関にお問い合わせください。

借金癖を治すメリットを教えて下さい。

借金癖を治せば貯金ができるようになり、本当にお金が必要になったときも安心です。また、返済に悩まずに済むようになり、精神的に楽になれるでしょう。

借金癖を諦めて放置するとどのようなリスクがありますか?

借金癖は放置すると依存症になる可能性があります。また借金で首が回らなくなり、危険な闇金に手を出してしまう恐れもあるのです。また金銭面だけでなく、対人関係が悪化する可能性もあります。

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