債務整理を検討している人のなかには、「所有している車は残せないのか?」のように考える人もいることでしょう。
債務整理をしても車を残せるかどうかは、「車のローンの契約内容」や「利用する債務整理の種類」などによって変わります。債務整理をする人の状況によって車を残せるかどうかが異なるため、債務整理後も車を残せるかは一概にいえません。
そのため、自身の状況で債務整理をしても車を残せるのかどうかを確認してみてください。詳しくは記事内で解説していきますが、債務整理をしても車を残せるケースをまとめましたので、まずはこちらを確認してみてください。
- 車のローンを完済していて「任意整理」または「個人再生」をする
- 所有権留保がない契約内容で「任意整理」または「個人再生」をする
- 車が生活に必要不可欠と裁判所から判断された
当記事では、「債務整理しても車を残せるのかどうか」をテーマに、車を残せるケースとに越せないケースを詳しく解説していきます。また、今後も車を利用するための対策も解説していくため、債務整理を検討している場合には参考にしてみてください。
最短即日取立STOP!
一人で悩まずに士業にご相談を
- 北海道・東北
-
- 関東
-
- 東海
-
- 関西
-
- 北陸・甲信越
-
- 中国・四国
-
- 九州・沖縄
-
債務整理後に車をローンで購入するのは難しい
債務整理をした場合、車を手放さなければならないケースは多々あります。その場合、債務整理をした後に再度車を購入することを考える人もいるかもしれません。
しかし、債務整理をした後に車をローンで購入するのは難しいです。債務整理をした場合、いわゆる「ブラックリスト入り」となってしまい、車のローンに通りづらくなるためです。
そもそもですが、ブラックリストの存在が金融機関から公表されているわけではありません。「ブラックリスト入り」とは、あくまで一般的に使われている表現であり、「信用情報として返済能力を疑われるような情報が残っている状態」のことを指します。
信用情報とは、ローンやクレジットカードなどの利用履歴のことです。借入や返済だけでなく、債務整理の履歴も信用情報として登録されます。
債務整理の履歴が信用情報として残っている場合、金融機関から返済能力を疑われる可能性があり、その場合には車のローンの審査に通りません。
なお、信用情報は個人情報信用機関にて管理・保管されており、日本には3社あります。これらの個人情報信用機関の公式サイトでは、債務整理の手続きごとに履歴の保管期間が公表されています。
※個人信用情報機関の名前をタップ・クリックすることで参照元のページを確認できます。
たとえば、任意整理であれば最長5年間履歴が残ります。また、個人再生と自己破産の場合は最長5年〜7年間です。
信用情報の履歴は一定期間が経過すれば抹消されるため、最長5年〜7年が経過すれば債務整理をした履歴が消えて、ブラックリスト入りの状態も解消されます。
言い換えれば、債務整理をした場合には最長5年〜7年間が経過しない限り、自身名義で車のローンは利用が難しくなるのです。
ワンポイント解説
□債務整理をした後はカーリースの利用も難しい
カーリースは、毎月定額を支払うことで、一定期間車を利用できるサービスです。簡単にいえばカーリースを提供する会社から車を貸してもらうものです。
カーリースを利用する場合、申込者に支払い能力があるのかなどを判断するための審査が行われます。その際には信用情報の照会が行われるのが一般的です。
債務整理の履歴が信用情報として残っている場合には返済能力を疑われやすく、カーリースの審査にも通らない可能性があります。そのため、債務整理をした後にカーリースを使うのは難しいといえます。
債務整理後は自動車ローン以外の審査にも通りづらくなる
債務整理によっていわゆる「ブラックリスト入り」になると、車だけでなく他のローンなどの審査にも通りづらくなります。審査に通りづらくなるものの例としては、下記が挙げられます。
- カードローン
- クレジットカード
- 住宅ローン
- 教育ローン
- 保証会社を通した賃貸契約
- スマートフォンやパソコンなどの割賦払い契約
これらの審査では、申込者の返済能力を調査する目的で信用情報の照会が行われます。債務整理の履歴が信用情報として残っている場合、返済能力を疑われる可能性があり、その場合には審査に通ることはありません。
そのため、債務整理を検討している場合、車のローン以外にも審査に通らない可能性があることを考慮したうえで、本当に手続きをするべきかを考えるのが大切です。
債務整理後に自動車ローンを利用したい場合には信用情報を確認しておく
債務整理をした後は、最長5年〜7年間信用情報にその履歴が残ります。そのため、車のローンなどに通りづらくなりますが、「実際にはどの程度の期間が経てば審査に通るようになるのだろう」のように考える人もいることでしょう。
前述したいわゆるブラックリスト入りになる期間は、あくまで最長の期間であるため、場合によっては5年〜7年も経たずとも履歴が消えることも考えられます。
信用情報から履歴が消えていれば、債務整理をしたことが原因で審査に落ちることはないため、債務整理後に自動車ローンを利用したい場合には信用情報を確認しておくのもよいでしょう。
自身の信用情報は、個人信用情報機関に開示請求をすることで確認できます。開示請求をすれば債務整理をした履歴が残っているかどうかも確認できるため、債務整理後に車のローンに通るかどうかを判断する材料にもなります。
信用情報の開示請求については、下記の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
債務整理後でも車を利用したい場合の対処法
前述のとおり、債務整理をすると車が引き上げられるケースがあるうえに、手続きから最長5年〜7年の間は車のローンに通りづらくなります。
そのため、場合によっては、債務整理をしたことで車が引き上げられてしまい、今後は自身名義の車を所有するのが難しくなることも考えられます。
とはいえ、人によっては車は生活必需品といっても過言ではないため、債務整理後も車を利用したい人もいることでしょう。そこで、ここからは債務整理後でも車を利用したい場合の対処法について解説していきます。
- 自社ローンを実施している自動車販売会社で購入する
- 現金で一括購入できる車を選ぶ
- 家族名義でローンを契約してもらう
- レンタカーの利用も選択肢に入れる
自社ローンを実施している自動車販売会社で購入する
債務整理をすると最長5年~7年の間はいわゆるブラックリスト入りになるため、審査時に信用情報を照会するような車のローンでは審査に通るのが難しいです。しかし、自社ローンを取り扱っている中古車販売店であれば、ローンを組める可能性があります。
自社ローンとは、ディーラーローンや銀行系のマイカーローンとは違い、販売店が独自に提供しているローンのことです。
自社ローンでは、審査時に信用情報の照会が行われないケースも考えられ、そのようなローンであれば債務整理後でも車のローンを組める可能性があります。
ただし、手数料が割高だったり、分割払いの回数が短めといったデメリットもあるので、事前に不明点や自社ローンの詳細についてしっかり把握したうえで申込むことが大切です。
現金で一括購入できる車を選ぶ
ディーラーローンや銀行系マイカーローンの場合、債務整理後では審査に通るのが難しいです。そのため、そもそもローンを利用せずに車を一括購入することも検討してみてください。
現金で一括購入する場合、車の購入の審査は行われません。そのため、債務整理後であっても車を購入できます。
中古車のなかには、10万円程と比較的安価に購入できる車も少なくありません。
債務整理の履歴が信用情報として残っている期間に車を所有する必要があるのであれば、現金で車を一括購入することも検討してみてはいかがでしょうか。
家族名義で自動車ローンを契約してもらう
債務整理をした本人が車のローンの審査に通らない場合、両親や配偶者といった家族にローンを契約してもらうのも一つの方法です。この場合、債務整理をした自身でローンを組むわけではないため、信用情報に債務整理の履歴が残っていても車のローンの審査に通る可能性はあります。
ただし、家族名義で自動車ローンを契約してもらう場合、前提として以下の条件が必要なので注意してください。
- 家族の年収や年齢、勤続年数などが車のローンの申込条件を満たしている
- 家族の信用情報に、事故情報が掲載されていない
車のローンは、返済時の引落口座を申込者本人名義の口座に限定していることがほとんどです。そのため、家族名義でローンを契約してもらうならば、毎月の返済額をその家族に支払う必要があります。
家族に甘えて支払いを怠ると、家族との関係が悪くなってしまう恐れもあるので注意しましょう。
レンタカーの利用も選択肢に入れる
「車を使う頻度が多くない」「隣に駅やバス停がある」といった場合、車の購入に拘らずレンタカーを利用するのも検討してみてください。
レンタカーは、信用情報機関に事故情報が掲載されている場合でも利用できますし、他にも以下のようなメリットがあります。
- 車検費用や税金といった、車を維持するための負担がかからない
- 利用するシチュエーションに応じてさまざまな車種から選べる
なお、レンタカーではなく近年よくテレビCMでも見かけるカーリースやカーシェアは、信販会社による審査が行われることが多いため、債務整理後は利用できない可能性が高いと把握しておきましょう。
まとめ
債務整理をしても車を残せるのかどうかは、「所有権留保の有無」「手続きをする債務整理の種類」によって変わります。簡単にまとめれば、所有権留保がない場合で「任意整理」「個人再生」をするケースであれば車を残せます。
しかし、「所有権留保があるローンを債務整理する場合」「自己破産をする場合」であれば、原則的には車が引き上げられてしまいます。
そのため、債務整理後に車を残したい場合、まずは所有権留保があるかどうかを確かめてみましょう。そして、所有権留保がある場合、車を残せる債務整理手続きをまずは検討するのも1つの手です。
なお、債務整理をした後には、いわゆるブラックリスト入りになるため、ローンを利用して車を買うことが難しくなります。債務整理によって車が引き上げられた際には、「現金で一括購入する」「家族名義でローンを組む」など、車を購入するための対策を講じてみてください。
最短即日取立STOP!
一人で悩まずに士業にご相談を
- 北海道・東北
-
- 関東
-
- 東海
-
- 関西
-
- 北陸・甲信越
-
- 中国・四国
-
- 九州・沖縄
-