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2024年11月現在

自己破産後は楽天カードを作りづらい!審査に通るためのコツやカードを作れない時の代替案

「自己破産中でも楽天カードが作れた」という話しを聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、そのような話を鵜呑みにするのは危険です。

自己破産をすると、5〜7年はいわゆる「ブラックリスト入り」の状態となります。ブラックリスト状態だと返済能力を疑われ、楽天カードの審査に通るのは困難であるといえます。

とはいえ、あくまで推測の話であって、自己破産をすると絶対に楽天カードの審査に通らないともいえません。実際、自己破産手続きが完了してから5年以内に、楽天カードが作れた事例もあります。

この記事では、自己破産中に楽天カードが作れない理由を解説していきます。実際に自己破産をした人へのアンケート結果や楽天カードを作れなかった場合の代替案も紹介するため、参考にしてください。

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自己破産中・債務整理中は楽天カードの審査に通りづらい

自己破産などの債務整理の最中は「ブラックリスト入り」の状態となるため楽天カードの審査に通りづらいです。

自己破産などの債務整理をすると、信用情報にその履歴が登録されます。信用情報は返済能力の調査を目的として、クレジットカードやローンの審査時に照会されます。

債務整理の履歴が残っている場合「この人にお金を貸しても返済してもらえない」「この人は貸倒れのリスクが高い」などと返済能力を危惧される可能性があるため、楽天カードの審査に通りづらいといえるのです。

自己破産の場合、5〜7年ほど信用情報に事故情報が残り続けます。時間経過以外に履歴を消すことはできないため、自己破産をしてから5年間は楽天カードを含むクレジットカードは作れないと考えておいたほうがよいでしょう。

とはいえ「自己破産をすると楽天カードの審査に必ず落ちる」とも言い切れません。あくまでそのような傾向があるだけで、返済能力が認められれば自己破産後であっても楽天カードを利用できる可能性があります。

楽天カードの利用分を自己破産した場合はいわゆる「社内ブラック」になる可能性がある

楽天カードのリボ払いやキャッシングなどを自己破産した場合、いわゆる「社内ブラック」と呼ばれる状態になっている可能性があります。

社内ブラックはあくまで一般的に使われている言葉にすぎませんが、金融機関独自の顧客リストに延滞などの情報が載っている状態のことを指します。

自己破産の場合、信用情報に履歴が残るのは5〜7年ですが、社内ブラックの場合はこの基準が公表されていません。そのため、社内ブラックの情報は半永久的に登録される可能性も否定できないのです。

また社内ブラックの情報は、楽天カードはもちろん、グループ会社にも共有されていることも予測されます。その場合、楽天カードのグループ会社でも借入やクレジットカードの発行ができなくなる可能性があります。

楽天カードの利用分を自己破産したのであれば、社内ブラックとなっている可能性を考慮して、他のクレジットカードを利用できないか検討しておくのもよいでしょう。

実際に自己破産した人へのアンケート!本当に楽天カードの審査に通らないのか?

当サイトでは、実際に自己破産をした人にインターネットでアンケートを実施しました。ここでは、アンケートをもとに「自己破産をすると本当に楽天カードの審査に通らないのか?」解説していきます。

※調査方法…インターネットアンケート
※調査期間…2024年5月
※調査人数…29人

自己破産をした29名に「自己破産の手続き後に、クレカや借入の申込をしたことがありますか?」と質問をしたところ、7名の方から申し込んだ経験があるとの回答が得られました。さらに、その7名に対して「申し込み結果はどうでしたか?」と質問した結果は以下のとおりでした。

審査に通った 3人
審査に通らなかった 4人

アンケートの結果、自己破産の経験があっても、クレジットカードの審査に通った人が3名いることがわかりました。そのためアンケート結果だけでいえば、自己破産後でも楽天カードを作れる可能性は0ではないといえます。

ただし「審査に通った」と回答いただいた人は、自己破産の履歴が消えてからクレジットカードを申し込んだ可能性もあります。そのため「自己破産をしても楽天カードを作れる」とは考えず、基本的には作るのが難しいと認識しておくようにしましょう。

自己破産後5年以内に楽天カードが作れた事例

返済能力が認められるのであれば、自己破産をしても楽天カードの作成は可能です。返済能力が認められる基準は公表されていませんが、クレジットカード会社が定める独自の審査基準を満たせれば審査に通ると推測されます。

この項目では、自己破産から5年以内に楽天カードを作れた事例を2つ紹介します。あくまで事例であって、同じような状況でも審査に落ちることは十分にあり得るので、参考程度に考えておくようにしてください。

最小限度額・一括払いのみで楽天カードが作れた事例

自己破産から4年後、さまざまなクレジットカードに申込んだがすべて審査落ち。
その半年後に楽天カードのみに申込んだら審査に通った。
利用限度額は5万円で一括払いのみだった。

この事例では、利用限度額が5万円、支払い方法は一括払いのみであれば、楽天カードと契約できたとわかります。

利用限度額が高額になればなるほど、支払いが難しくなるため、高い返済能力を認められる必要があります。逆にいえば、利用限度額を必要最低限まで下げて申し込むことで、返済能力が認められる可能性が高まるとも考えられるのです。

しかし「自己破産をするとクレジットカードを利用できなくなる」という情報は、一般的にも言われていることです。この場合も「少額なら楽天カードを利用できる」とは思わず、あくまで可能性があると考えるようにしておきましょう。

パート主婦で収入が少なくても楽天カードが作れた事例

公共料金の支払に利用したいと思い、自己破産の免責がおりてから3年後に楽天カードを申込んだら審査に通った。
利用限度額は50万円、キャッシング枠も30万円で設定ができた。
パートをしている主婦のため、個人の年収は110万円程度。夫の年収は800万円程度。

クレジットカードの審査では、配偶者の職業や年収などが基準となることもあります。そのため自己破産後5年以内でも、夫の収入が安定していれば楽天カードの審査に通る可能性があります。

ただし、楽天カードを含むクレジットカードの審査で大きく影響するのは、申込者本人の情報です。今回の事例が例外的な措置であることも十分にあり得ます。

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自己破産の履歴が信用情報に登録されているかを確認する方法

自己破産の履歴が信用情報に登録されているかどうかは、個人信用情報機関に開示請求をすれば確認できます。

個人信用情報機関とは、信用情報を保管・管理している機関のことです。日本には「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」「日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」の3社があります。

自己破産をした金融機関が加盟している個人信用情報機関に開示請求をすることで、破産情報が残っているかを確認できます。

たとえば、楽天カードの公式サイト「カード会員規約」をみると、株式会社シー・アイ・シー(CIC)、日本信用情報機構(JICC)に加盟していることがわかります。そのため楽天カードの利用分を自己破産した場合、この2社に開示請求をすれば履歴が残っているかの確認が可能です。

信用情報に自己破産の履歴が残っていなければ、楽天カードの審査に通る可能性があります。「数年前に自己破産をしたけど、履歴が残っているかがわからない」という場合、まずは開示請求をしたうえで、楽天カードに申し込むことを検討するとよいでしょう。

自己破産後に楽天カードの審査を通りやすくする方法

「自己破産後でもどうしても楽天カードを作りたい」という場合もあるでしょう。その場合、以下の対策を試してみてください。

  • 免責許可がおりて5年以上経ってから申込む
  • ポイント増量キャンペーンをしているときに申込む

この項目では、自己破産後に楽天カードの審査が通りやすくなる方法を解説します。

免責許可がおりて5年以上経ってから申込む

免責許可から5年で信用情報が回復する

免責許可がおりて5年が経過すると、自己破産の履歴が信用情報から抹消されている可能性があります。

信用情報に自己破産の履歴が登録されていると「返済能力がない」とクレジットカード会社に判断される可能性があるため、クレジットカードを作るのに非常に不利です。そのため、自己破産後にクレジットカードを作るためには、破産履歴が抹消されていることが重要です。

個人信用情報機関では、それぞれ事故情報の登録日や抹消までの年数が異なります。

  • CIC・・・免責許可決定をクレジットカード会社がコメント登録した日から5年
  • JICC・・・免責許可決定の確定日から5年
  • KSC・・・破産手続開始決定日から7年

たとえば、楽天カードで自己破産をした場合、その履歴がCICとJICCで保管されます。そのため、免責許可がおりてから5年経過すれば、自己破産の履歴が消えている可能性があります。

ポイント増量キャンペーンをしているときに申込む

楽天カードは新規顧客獲得を推進している時期があります。わかりやすい特徴としては、普段よりも入会でもらえるポイントが増量しているときです。

そのようなときに楽天カードを申込むと、審査が通る可能性が高くなることも考えられます。

なお、楽天カードのキャンペーン情報は、公式サイト「キャンペーン」から確認できます。楽天カードに申込む場合、キャンペーン情報を確認したうえで手続きすることも検討するとよいでしょう。

ただし、クレジットカードを申込むと、その履歴も信用情報に登録されます。短期間に複数の申込履歴が残っていると、返済能力を危惧される原因にもなり得ます。

今後クレジットカードやローンが必要になったときに悪影響を及ぼす可能性があるため、無闇に何度も楽天カードに申込むことは避けましょう。

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自己破産後に楽天カードを作れなかったときの代替案

基本的に、自己破産後の5〜7年間は楽天カードの審査に通りづらいです。そのため「楽天カードに申込んだけどやっぱり審査に通らなかった」という場合も考えられます。

自己破産後に楽天カードを作れなかったときは、下記のような代替案を検討してみてください。

  • 家族カードを利用する
  • デビットカードを利用し、口座残高に応じてカード決済する
  • プリペイドカードを利用し、事前に入金した金額でカード決済する

いずれもクレジットカードと同じように決済が可能な方法です。そのため、自己破産後にクレジットカード決済が必要な場面で活用できます。

家族カードなら自己破産後でも利用できる

家族カードとは、債務者の家族名義で発行しているメインカードの付帯サービスとして利用できるクレジットカードです。楽天カードも家族カードを用意しています。

家族カードを利用すれば、契約者本人の利用限度額の範囲内で自由に買い物ができます。審査なしで作成できるため、家族にクレジットカードを契約している人がいれば、自己破産をした直後であってもカード発行が可能です。

デビットカードなら口座残高に応じてカード決済できる

デビットカードとは、カード決済したタイミングで登録した預金口座から即時に引き落としされる仕組みのカードです。

デビットカードは海外で広く普及しているカードで、現在の日本でもクレジットカードとほぼ同様に使用できるメリットがあります。

また、公共料金や携帯電話料金などの決済にも利用できるのが一般的なため「自己破産後でもカード決済したい」という場合に向いています。

審査なしで作成できるうえ、使い過ぎを防止できるメリットもあるため、自己破産後にカードを使いたい場合はデビットカードの利用も検討してみてください。

プリペイドカードなら事前に入金した金額でカード決済できる

プリペイドカードとは、事前に入金・チャージした金額を限度にカード決済できるものです。

図書カードやQUOカードのような使い切り型のもの、楽天EdyやSuicaなどのチャージ型のものなど、利用者のニーズに応じた形でさまざまなサービスが提供されています。

また、事前に入金した金額の範囲でのみ利用できるカードであるため、デビットカードと同様に使い過ぎを防止できるメリットもあります。

ただし、クレジットカードやデビットカードほど使える場面が広いわけではなく、分割払いや公共料金の支払いには利用できません

自己破産で楽天カードが解約されたらその他の楽天サービスはどうなる?

自己破産で楽天カードが解約された後、その他に楽天が提供しているサービスがどうなるのか気になる人も多いでしょう。

楽天カードが自己破産で解約となっても、基本的にその他の楽天によるサービスに影響はありません。

ただし楽天モバイルは利用料金を滞納していたり、本体代の支払が完了していなかったりすると、強制解約の恐れがあります。楽天銀行も借入がある場合は、口座を凍結されるので注意が必要です。

本体の支払が完了していれば楽天モバイルは継続可能

楽天モバイルを利用している場合、利用料金の滞納がなく本体代金の支払が完了していれば、基本的に継続して利用できます。

ただし滞納がある場合、携帯を解約されたくないからと自己破産手続き前に返済してしまうと、偏頗弁済(へんぱべんさい)とみなされて免責許可がおりない可能性があります。

「利用料金を滞納しているけれど、自己破産後も携帯を利用したい」という場合、滞納分の一括返済や家族に立替えてもらう方法が認められる可能性があります。しかし必ず裁判所の許可が必要なため、自己破産を依頼する弁護士に相談してください。

また携帯電話の契約は借金とみなされないので自己破産後でも行えますが、本体の分割支払はできないため、一括返済が可能な機種を選んで契約するとよいでしょう。

本体代金を債権から外すように弁護士へ依頼するのがおすすめ

携帯電話の本体代金は、支払プランによっては利用料金との切り離しが難しい場合があります。

このようなプランの場合、自己破産後も毎月料金の支払が続けられるのであれば、そのまま利用できることも多いです。

また弁護士に本体代金を債権から外すよう、交渉を依頼する方法もあります。

携帯電話は生活や仕事をするうえで必需品となっている場合がほとんどなので、例外的に認められるケースが多いです。

ただしこの場合も、利用料金を滞納していると強制解約となる可能性が高いので注意しましょう。

自己破産後も楽天モバイルを継続して利用したいなら、法律の専門家である弁護士に交渉してもらうのが確実です。当サイトでも借金問題の解決に力を入れる弁護士を紹介しているので、ぜひ相談してください。

楽天ポイントはカード解約前なら利用できる

楽天カードが解約されると、楽天ポイントはすべて失効してしまう可能性があります。

そのため、楽天カードが解約される前にポイントを利用するのがよいでしょう。

ただし、保有しているポイント以上の買い物をして不足分をクレジットカード払いにすると、直前のカード利用とみなされてしまうリスクがあります。

また20万ポイント以上保有している場合は、資産として自己破産の申立書に記入しなければならない可能性があるため、利用する前に弁護士へ相談してください。

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楽天市場での買い物は自己破産後もできる

自己破産をして楽天カードが解約されても、楽天市場での買い物は問題なくできます。楽天市場に出店している企業と楽天カードは無関係だからです。

自己破産後に楽天市場を利用するときは、振込みか代金引換えになるので支払方法を変更しておきましょう。

また楽天会員を退会しなければ、ポイントも引き続き使えます。

借入がなければ楽天銀行の口座は凍結されない

自己破産をして楽天カードが強制解約になっても、借入をしていなければ楽天銀行の口座は凍結されません。

ただし、楽天銀行が引落とし先となっている支払がある場合は、自己破産直前や自己破産中に引落とされると偏頗弁済とみなされてしまう可能性があります。

このような場合は、口座の残高を0にしておくとよいでしょう。

また、自己破産中でも新規で口座を開設することは可能です。

自己破産による銀行口座の凍結については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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まとめ

自己破産後の5〜7年間は信用情報に履歴が登録され、その期間は楽天カードを含むクレジットカードは作れないのが一般的です。

しかし、配偶者の収入や利用限度額などによって返済能力を認められれば、稀に自己破産から5年未満でも楽天カードの審査に通ることがあります。

とはいえ、例外的な措置ともいえるため、自己破産の履歴が残っている期間は審査に通らないと考えておくほうが無難です。無闇に楽天カードに申し込むと、その履歴が信用情報に残ってしまい、今後クレジットカードやローンを利用したいときに悪影響を及ぼすリスクがあります。

また、自己破産時に楽天カードが債権者となってる場合、自己破産後に再発行するのは難しいです。

自己破産後も楽天カードを利用したいと考えているのなら、自己破産の手続き前に弁護士へ相談するとよいでしょう。

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自己破産・楽天カードのよくある質問

自己破産中は楽天カード以外も作れないのでしょうか?

楽天カード以外のクレジットカード会社も、審査時に信用情報を確認しています。そのため、自己破産の履歴が信用情報に残っていると、楽天カード以外のクレジットカードも作るのは難しいでしょう。

どうしても楽天カードを作りたいです。自己破産をしましたが審査に通るまで何度も申し込んでよいでしょうか?

クレジットカードに申し込んだ履歴は、最長半年間信用情報として履歴に残ります。申込履歴が多数残っている場合、「それほどお金に困っているのか」と返済能力を疑われる原因にもなり得ます。いわゆる「申し込みブラック」という状態になる可能性があるため、申込回数は基本的に1度だけに収めるとよいでしょう。

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更新日 : 2024年11月18日
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