パートナーが不倫をしており、慰謝料の請求や親権、養育費などの悩みを抱えている人は弁護士へ相談することをおすすめします。慰謝料の請求などを自分で行うこともできますが、相手の対応によってはリスクを負う可能性も少なくありません。不倫に強い弁護士を味方に付けると、適正な慰謝料を設定できたり、交渉の手間を削減できたりとさまざまなメリットが期待できます。
ただし、弁護士にはそれぞれ得意とする専門分野があり、すべての弁護士が不倫問題に精通しているわけではありません。不倫に強い弁護士を探すときは、以下の特徴に当てはまるかどうかを慎重に判断することが大切です。
- 不倫問題の経験が豊富である
- 探偵事務所との繋がりがある
- 不倫を証明するための証拠などのアドバイスをしてくれる
- 訴訟に対応している
- 丁寧に話を聞いてくれる
- 費用体系が明確で相場とかけ離れていない
- 自分に不利な内容についても説明してくれる
- 弁護士に直接初回相談ができる
費用相場については以下を基準とし、相場よりも高すぎる弁護士事務所は避けるのがよいでしょう。
費用の内訳
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概要
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費用相場
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相談料
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契約前の相談でかかる費用
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0~5,000円ほど/30分
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着手金
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着手したときに支払う頭金
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20万~30万円ほど
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報酬金
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依頼が解決したときに支払う報酬
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獲得した慰謝料の10~20%程度
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実費
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郵送費、交通費、印紙代、コピー代などの実費
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事件によって異なる
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日当
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訴訟など、弁護士が事務所を離れて仕事をするときにかかる費用
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3万~5万円程度/1日
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また、弁護士を探すときは初めから1社に決めるのではなく、複数の事務所を比較検討することが大切です。まずは弁護士検索サイトなどで条件に合う弁護士をピックアップし、無料相談に足を運んでみるとよいでしょう。
無料相談をいくつか活用するうちに、費用体系や事務所の雰囲気、スタッフの対応、弁護士との相性などの良し悪しが把握できるようになります。不倫問題の経験が豊富なだけでなく「こちらに不利な条件も説明してくれる」「話を丁寧に聞いてくれる」と感じる弁護士であれば、信頼関係を築きやすいでしょう。
本記事では、不倫に強い弁護士を選ぶ判断基準や、自分に合う弁護士を探すおすすめの方法を紹介します。不倫の慰謝料請求を検討している人や、弁護士を立てて示談交渉を行いたい人などは参考にしてください。
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不倫に強い弁護士を選ぶ際の8つの判断ポイント
弁護士事務所はそれぞれ得意とする専門分野が異なるため、あらかじめホームページを確認したり、無料相談へ足を運んだりと情報を集めることが大切です。不倫に強い弁護士は、以下のような特徴があります。
- 不倫問題の経験が豊富である
- 探偵事務所との繋がりがある
- 不倫を証明するための証拠などのアドバイスをしてくれる
- 訴訟に対応している
- 丁寧に話を聞いてくれる
- 費用体系が明確で相場とかけ離れていない
- 自分に不利な内容についても説明してくれる
- 弁護士に直接初回相談ができる
次の項目から、それぞれのポイントを紹介します。
不倫問題の経験が豊富である
不倫問題は慰謝料請求や証拠の収集、離婚、親権など多くの要素が絡んだ複雑な問題であることがほとんどです。それぞれが置かれている状況や希望などによって解決方法が異なるため、不倫を多く扱った経験のある実績豊富な弁護士に任せる必要があります。弁護士を探すときは、以下の点をチェックするとよいでしょう。
- ホームページに不倫事件の実績が掲載されているか
- 掲載されている場合、詳細を丁寧に説明しているか
- 相談に行った際、こちらの質問に的確に答えてくれるか
不倫問題に精通している弁護士は、さまざまな不倫のパターンを熟知しています。過去の事例から多くの問題解決方法を学んでいるため、依頼者にとって最善な選択肢を提示してくれます。また適切な慰謝料の算出や情報照会など、複雑なプロセスを素早く進めることができ、問題解決をスムーズに進められるでしょう。
探偵事務所との繋がりがある
なかには探偵事務所と繋がりを持っており、連携を取りながら証拠の収集を行う弁護士もいます。そのような弁護士であれば、不倫を客観的に証明できる確実な証拠を入手しやすく、裁判で有利になる可能性が高いでしょう。法的に有効な不倫の証拠を集めるには専門知識が必要となるため、自分で行うのが難しい場合は探偵事務所と繋がりのある弁護士に依頼することをおすすめします。
ただし多くの場合、弁護士のホームページなどでは探偵事務所との繋がりについて明記していません。無料相談を活用し、探偵事務所との連携についてあらかじめ聞いておくとよいでしょう。
また探偵と連携していなくても、探偵の使い方についてアドバイスをくれる弁護士もいます。探偵への依頼をサポートしてくれるかどうかもあわせて確認しておくとよいでしょう。
不倫を証明するための証拠などのアドバイスをしてくれる
不倫に強い弁護士は、法的に有効な証拠に関する知識が豊富にあります。自分で不倫の証拠を集める場合、「どのようなものが証拠として認められるのか」「裁判で有利になる証拠は何か」などがわからず、悩んでしまう人も多いでしょう。
たとえば、写真や動画、メッセージのやり取りなどを収集しても、肉体関係があったと推測できる内容でなければ証拠の有効性が低くなる可能性があります。弁護士から証拠収集に関する具体的なアドバイスをもらうことで、不倫の事実を立証する証拠を集めやすくなるでしょう。
訴訟に対応している
慰謝料の支払い条件が折り合わなかったり、話し合いが決裂したりと、不倫問題が裁判に発展するケースもあります。多くの場合は話し合いのみで和解に至りますが、訴訟をするほうが依頼者にとってメリットとなる場合は、訴訟を検討するのが一般的です。たとえば「訴訟をすることで多くの慰謝料をもらえる可能性がある場合」「離婚の条件が折り合わない場合」などが挙げられます。
しかし、なかには業務負担の増加や報酬などの理由から、なるべく訴訟を避けたいと考える弁護士もいます。弁護士を探すときは、訴訟に対応しているかどうかをあらかじめ聞いておくとよいでしょう。訴訟の経験が豊富にある弁護士であれば、裁判が終わるまで一貫してサポートを依頼でき、安心して準備を進められます。
丁寧に話を聞いてくれる
不倫問題は、夫婦の関係性や家庭の事情などが絡むとてもデリケートな問題です。依頼者の細やかな悩みや希望を汲み取り、的確なアドバイスをする必要があるため、丁寧なヒアリングが必要不可欠です。悩みを相談したときに「親身になって話を聞いてくれるか」「こちらの気持ちを理解してくれるか」なども、弁護士を探すうえで重要な判断材料になります。
費用体系が明確で相場とかけ離れていない
費用体系は弁護士事務所によって異なるため、正式な依頼をする前に必ず確認することが大切です。費用の内訳だけでなく、追加料金の有無や支払いのタイミングなどについても、あらかじめ説明してもらいましょう。明確な説明がないまま契約すると、トラブルに発展するリスクがあるため注意が必要です。
弁護士費用は「不倫相手に慰謝料を請求する場合」「慰謝料を請求された場合」など、ケースによっても金額が異なります。たとえば、慰謝料請求の費用相場は以下のとおりです。
費用の内訳
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概要
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費用相場
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相談料
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契約前の相談でかかる費用
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0~5,000円ほど/30分
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着手金
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着手したときに支払う頭金
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20万~30万円ほど
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報酬金
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依頼が解決したときに支払う報酬
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獲得した慰謝料の10~20%程度
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実費
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郵送費、交通費、印紙代、コピー代などの実費
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事件によって異なる
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日当
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訴訟など、弁護士が事務所を離れて仕事をするときにかかる費用
|
3万~5万円程度/1日
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弁護士事務所によっては初回の相談料を無料にしているケースや、日当を設定していないケースなどもあります。複数の弁護士事務所を比較し、相場よりも明らかに高額な場合は依頼を避けるのが望ましいでしょう。
自分に不利な内容についても説明してくれる
不倫について弁護士に相談しても、内容によっては依頼者の希望が通らないこともあります。たとえば「不倫の事実と不倫相手を知ってから3年が経過している」「もともと婚姻関係が破綻している」といった場合、慰謝料請求が認められない可能性が高いでしょう。
そのような内容に触れず、依頼者にとって不利な情報を説明しないまま契約を進めようとする弁護士は注意が必要です。「慰謝料を獲得できないのはどのようなケースか」「減額される可能性はあるか」など、依頼者にとって有利でない情報も丁寧に説明してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。
弁護士に直接初回相談ができる
弁護士事務所によっては、相談者の対応を事務員やカウンセラーが行っており、なかなか弁護士と話ができないケースもあります。そのような場合、弁護士と直接話をする機会が少なく、丁寧に話を聞いてもらえなかったり望が通らなかったりする可能性も少なくありません。
弁護士事務所によって方針はさまざまですが、「業務効率や早期解決を重要視するあまり、満足のいくサービスを得られない」と感じるケースも一定数あるようです。不倫に強い弁護士を探すときは、初回相談から弁護士が直接対応してくれる弁護士事務所を選ぶようにしましょう。
不倫に強い弁護士を探すべき4つの理由
とはいえ、さまざまな弁護士事務所を比較し、不倫に強い弁護士を探すのは時間や手間がかかるものです。なかには「どの弁護士に依頼しても結果は変わらないのでは」と疑問に思う人もいることでしょう。
しかし、弁護士の選び方は、迅速な解決や慰謝料の金額などにも影響をおよぼす重要な項目です。不倫に強い弁護士を探すと、次のようなメリットが期待できます。
- 慰謝料などが高くなる可能性が高まる
- 迅速に対応してくれる
- 相手との交渉を全て任せられる
- 相手に圧力をかけることができる
次の項目から、期待できる効果を詳しく紹介します。
慰謝料などが高くなる可能性が高まる
不倫慰謝料の相場は50〜300万円ほどといわれており、不倫状況や夫婦の関係性などによって異なります。一般的には不倫がきっかけで離婚した場合のほうが慰謝料が高くなりやすく、離婚した場合・離婚しなかった場合の相場は以下のとおりです。
- 不倫によって離婚しなかった場合:50〜100万円
- 不倫によって離婚した場合:100〜200万円
上記の金額を踏まえたうえで、婚姻期間や子供の有無、不倫期間・回数など、さまざまな要因によって慰謝料の金額が決定します。不倫に強い弁護士はそれらの状況を総合的に分析し、適切な条件で慰謝料を請求できるように準備を進めてくれます。
迅速に対応してくれる
不倫問題が解決するまでの期間は案件によって異なり、示談であれば請求が開始されてから1〜3ヶ月ほどが一般的です。訴訟をすると半年〜1年以上かかるケースもあり、多くの時間がかかる可能性があります。
しかし不倫に強い弁護士は、複雑なプロセスを素早く進めることができ、スピード感を持って対応してくれます。「なるべく早く慰謝料を請求したい」「すぐに悩みを解決したい」という人は、不倫問題に精通する弁護士を丁寧に選ぶことをおすすめします。
相手との交渉を全て任せられる
相手が慰謝料の支払いを拒否したり不貞行為を認めなかったりすると、示談交渉が難航する可能性があります。また通知書の発送後に相手から連絡があり、減額やそのほかの条件についての交渉を持ちかけられるケースも珍しくありません。そのような場合、相手の支払い能力や支払いへの意欲、不倫の状況などを考慮したうえで、条件を擦り合わせる必要があります。
不倫に強い弁護士に依頼すれば、相手との交渉をすべて任せることも可能です。また相手に弁護士事務所まで来てもらい、弁護士を交えて話し合いをすることもできます。相手が弁護士を立てて対抗措置を取った場合でも、依頼者が不利にならないように交渉を進めてくれるでしょう。
相手に圧力をかけることができる
なかには、弁護士を付けずに自分で不倫問題の慰謝料請求をする人もいます。しかし相手が弁護士を立てたときに対応が困難になったり、手続きに時間がかかったりとリスクが伴う点に注意が必要です。相手が交渉に応じないどころか「慰謝料額をでっちあげている」と言いがかりを付けられて、トラブルに発展してしまう可能性も少なくありません。
不倫問題を弁護士に依頼すると、相手に大きなインパクトを与え、危機感をあおることができます。もし相手が交渉に応じないのであれば、不倫に強い弁護士を立てて圧力をかけることで、問題解決に近づける可能性があります。
不倫に強い弁護士を探す3つの方法
不倫に強い弁護士を探すには、以下の3つの方法が効果的です。
- 弁護士検索サイト「ツナグ離婚弁護士」を活用する
- 不倫事件についての書籍の著者に依頼する
- 親族や友人から紹介してもらう
次の項目から、それぞれの方法を詳しく紹介します。
弁護士検索サイト「ツナグ離婚弁護士」を活用する
「ツナグ離婚弁護士」は離婚問題に強い弁護士と、ユーザーをつなぐ法律相談サイトです。離婚問題に特化した全国429事務所から、条件に合った弁護士を絞り込むことができます。都道府県や主要都市、相談内容などをから適切な弁護士を表示してくれるため、希望に合った弁護士を効率的に探せるでしょう。
また、ツナグ離婚弁護士で紹介する弁護士は、原則として初回面談を無料で行っています。先述したように弁護士事務所の費用体系はそれぞれ異なり、初回面談で費用が発生するケースも珍しくありません。無料相談を実施している弁護士事務所に絞って条件を比較・検討できるのは、ツナグ離婚弁護士の大きなメリットだといえます。
不倫事件についての書籍の著者に依頼する
不倫事件について書かれた書籍を探し、その著者に依頼する方法です。書籍の著者が弁護士であれば、不倫事件について多くの知識や経験を持った優秀な弁護士である可能性が高いでしょう。>書店やネットショップなどで書籍を探し、自分と似ている事件を扱っている場合は、著者について調べてみることをおすすめします。
ただし、連絡をしても多忙で依頼を受けてもらえなかったり、費用が高額になる可能性もあります。スケジュールや費用対効果などを考慮したうえで、ほかの弁護士とも比較しながら依頼を検討するとよいでしょう。
親族や友人から紹介してもらう
親族や知人が弁護士を利用したことがある場合、紹介を依頼するのも1つの方法です。弁護士の人柄や雰囲気、信頼できるかどうかなどは、実際に利用した人しかわからないものです。自分と親しい間柄の人が自信を持ってすすめる弁護士であれば、満足のいく結果を得られる可能性が高いでしょう。
ただし、弁護士には分野の得意不得意があり、誰でも不倫問題に精通しているわけではありません。評判を鵜呑みにせず、弁護士の実績や専門分野などをあらためて調べることが大切です。
不倫に強い弁護士に効果的に相談するための5つのポイント
上記で紹介した方法などで不倫に強い弁護士いくつかピックアップしたら、実際に相談に行ってみましょう。初回相談へ行く前に、準備をしておくポイントは以下の5つです。
- 自分が最終的にどうしたいか明確にしておく
- 相談したい不倫問題について時系列でまとめておく
- 質問したい内容をまとめておく
- 証拠などの資料をできるだけ持参する
- 言いづらい内容も正直に伝える
- 複数の事務所に相談して比較する
次の項目から、それぞれの手順や要点を紹介します。
自分が最終的にどうしたいか明確にしておく
弁護士に不倫問題を相談するときは、「自分が最終的にどうしたいのか」という今後の方向性を明確にしておきましょう。たとえば以下の項目が挙げられます。
- 不倫によって配偶者と離婚するのか
- 慰謝料を請求するのか
- 配偶者と不倫相手どちらに慰謝料を請求したいのか
- 子どもの親権はどちらが持つのか
配偶者と離婚するのであれば、離婚しない場合よりも慰謝料の金額を高く設定することが可能です。また財産分与や親権などの離婚条件についても決める必要があるため、それらを弁護士に相談しながら決めていくことになります。一方、離婚しないのであれば、不倫相手へ慰謝料を請求し、不倫誓約書などの再発防止策を検討します。
このように希望を明確にすることで、より具体的なアドバイスをもらうことができます。相談時間を有意義なものにするためにも、必ず最終的な希望やゴールを明確にしておきましょう。
相談したい不倫問題について時系列でまとめておく
不倫問題について、自分の考えや出来事を端的に説明するのは難しいものです。事実関係をわかりやすく伝えるために、結婚から現在にいたるまでの経緯を時系列でまとめておきましょう。決まった形式などはありませんが、「5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)」を意識し、箇条書きでまとめるのが一般的です。
事実関係のメモ書きの一例は以下のとおりです。
令和1年
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1月
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・結婚
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令和2年
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2月
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・長女が生まれる
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令和3年
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3月
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・夫の土日の外出が増える
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令和4年
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4月
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・夫のスマホを確認したところ、女性Aとの親密なやり取りや電話の履歴が見つかる
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令和4年
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4月
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・夫と女性AのLINEのトーク画面を撮影
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令和4年
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8月
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・探偵に依頼し、夫と女性がラブホテルに入っていく様子を撮影
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質問したい内容をまとめておく
弁護士に質問したい内容をまとめ、優先順位を決めておきましょう。質問の一例は以下のとおりです。
- 配偶者の行為は不貞行為に当たるのか
- 不貞行為の証拠がない場合はどうしたらよいか
- 不貞行為の証拠はどのようなものが認められるのか
- 自分で証拠を集めることはできるか
- 慰謝料はどれくらい請求できるか
- 1回限りの不貞行為でも慰謝料請求できるのか
- 別居状態でも慰謝料請求できるのか
- 過去の不倫についてはどうなるのか
このときに重要なのは、人生相談ではなく法律に関する質問をすることです。弁護士は法的知識を備えた専門家であり、カウンセリングのプロではありません。「子どもが欲しいと思っているけどどうすればよいか」「不倫されてしまったけど離婚するべきか」など、人生の悩みについて話しすぎると、肝心な法的アドバイスを受ける時間がなくなってしまいます。貴重な相談時間を無駄にしないためにも、法律問題を中心とした質問を意識しましょう。
証拠などの資料をできるだけ持参する
弁護士に相談するときは、配偶者の不貞行為に関する証拠や資料をなるべく多く持参しましょう。不貞行為の証拠として認められるのは「性的関係があることを確認・推測できるもの」です。たとえば手をつないでいる写真を入手したとしても、それだけでは肉体関係があるとは言い切れないため、不貞行為の証拠としては不十分と判断されてしまいます。
不貞行為の証拠となるものの一例は、以下のとおりです。
- 不貞行為を認める誓約書
- 不貞行為を認める会話の録音データ
- 配偶者がラブホテルへ入る写真や動画
- ラブホテルの領収書やクレジットカードの明細
- 肉体関係があったことを証明できる通話履歴、メッセージ・SNS
- 不貞行為の記録がある手紙やメモ、日記など
- ICカードやドライブレコーダー、GPSなど記録
- 不倫相手からの手紙やプレゼント
言いづらい内容も正直に伝える
なかには「自分にも落ち度がある」「言いづらい内容を含んでいる」などの理由から、なかなか弁護士に事実を伝えられない人もいます。しかし、依頼者にとって不利益となる事実があっても、前もって準備を進めれば対処が可能なケースもあります。不利益な事実が後から発覚すると取り返しのつかない事態になりかねないため、早い段階から事実をすべて弁護士に伝えることが大切です。
そのためにも、まずは信頼できると感じる弁護士を探すことが重要です。コミュニケーションが取りやすく、真摯に対応してくれる弁護士であれば、話しづらい内容でも正直に打ち明けやすいでしょう。専門分野や実績だけでなく、雰囲気や人柄なども考慮したうえで信頼関係を築ける弁護士に依頼することが大切です。
複数の事務所に相談して比較する
弁護士を探すときは、まず複数の弁護士事務所に相談して、それぞれの特徴を比較しましょう。1社に相談しただけでは、費用相場やスタッフの対応、相性などを判断するのは難しいからです。複数の弁護士に相談することで良し悪しを把握でき、自分に合った弁護士を探しやすくなります。先述したように、なかには初回相談を無料で行っている弁護士事務所もあるので、まずは無料相談を活用してみましょう。
まとめ
弁護士はそれぞれ得意とする分野が異なるため、すべての弁護士が不倫問題に精通しているわけではありません。迅速に問題を解決し、依頼者にとって最善な条件で和解するには、不倫に強い弁護士をしっかりと見極めることが大切です。弁護士を選ぶときは以下の8つの項目をしっかりと精査するようにしましょう。
- 不倫問題の経験が豊富である
- 探偵事務所との繋がりがある
- 不倫を証明するための証拠などのアドバイスをしてくれる
- 訴訟に対応している
- 丁寧に話を聞いてくれる
- 費用体系が明確で相場とかけ離れていない
- 自分に不利な内容についても説明してくれる
- 弁護士に直接初回相談ができる
とはいえ、数ある弁護士事務所のなかから、自分に合った弁護士を探すのは難しいものです。弁護士を探す方法としては、知人からの紹介や書籍の著者への依頼、また弁護士検索サイト「ツナグ離婚弁護士」の活用などが挙げられます。ツナグ離婚弁護士は、離婚問題に特化した全国429事務所から条件に合った弁護士を探せるため、弁護士の選定を効率化できます。無料相談を検討している人や、不倫に強い弁護士を探している人は活用してみてはいかがでしょうか。
無料相談・電話相談OK!
一人で悩まずに弁護士にご相談を
- 北海道・東北
-
- 関東
-
- 東海
-
- 関西
-
- 北陸・甲信越
-
- 中国・四国
-
- 九州・沖縄
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