アイフルの返済日に遅れる場合は電話連絡が最優先
アイフルの返済日に遅れる場合は、まずは返済が遅れる旨をアイフルに連絡し、今後の返済について相談をすることが最も重要です。
アイフルの場合、会員のさまざまな手続きや相談を受けてくれる会員専用ダイヤルが設置されています。返済日に遅れそうな場合の連絡・相談は以下にて受けてもらえますので、速やかに連絡するようにしましょう。
また、会員専用ページの「次回返済期日の変更(猶予)」から返済日を変更することもできます。
いずれにしても、返済日に遅れるとわかった段階で速やかに連絡することが重要です。
なお、連絡する際には、以下の点を伝えることを意識して、連絡するとよいでしょう。
- 支払う意志があるが返済が遅れること
- 何らかの理由で返済が遅れる場合はその理由
- いつ頃支払えるか
短期間の延滞なら返済日の変更に対応してもらえることも
アイフルの場合、新たな支払日が1週間以内であれば、返済を待ってもらえることもあります。先程紹介した返済日の変更を確実におこない、再設定した期日に支払えば、督促状などが届くこともありません。
ただし、これはあくまでアイフル側の好意による例外的な措置ですので、必ず待ってもらえるわけではありません。たとえば、滞納が常態化しているなど、信頼関係が損なわれている場合は認められない可能性も充分にあることを理解しておくべきです。
また、たとえ返済日を変更したとしても、遅延損害金は翌日から発生する可能性がある点は認識しておきましょう。
延滞が長期間に及ぶ場合は利息のみや一部返済を求められる
もし、返済日から大幅に遅れるようであれば、支払日の延長には対応してもらえない可能性が高くなります。
ただ、そういった場合でも、返済額の一部を返済する方法や利息のみの支払いにするなど、返済額について柔軟な対応をしてもらえる可能性はあります。
ただし、これらの対応はかなり緊急的な対応です。一時的には返済の負担は軽減されますが、通常の返済よりもさらに元金は減らず、利息負担が増えることは理解しておきましょう。
アイフルの借金が払えなくなると起こる4つのペナルティ
次に、アイフルの借金が払えなくなると起こるペナルティについて、詳しく解説していきます。
アイフルの借金が払えなくなると、主に以下の4つのペナルティが発生します。
- アイフルから督促される
- 遅延損害金が発生する
- 個人信用情報に延滞情報が掲載される
- 追加の借入ができなくなる
アイフルから督促される
借金が払えなくなると、アイフルからの督促が始まります。
アイフルからの督促は以下のような順序で行われます。
・
- アイフルから督促の電話がかかってくる
- 自宅に催促状・督促状が届く
- 一括返済の請求がある
- 法的手続きが行われ、給与や財産が差し押さえられる
借金が払えない期間が長期化すればするほど、状況は悪化していきます。借金が払えない場合には、速やかに適切な対応をすることが重要です。
1.アイフルから督促の電話がかかってくる
借金が払えなくなると、まずアイフルから督促の電話がかかってきます。
この電話は返済が遅れていることの通知、返済意思・返済日の確認が目的ですから、電話には必ず応答するようにしましょう。
もし、電話に応答しなかった場合、自宅に催促状や督促状が送付されることになり、家族にバレるリスクがかなり高くなってしまいます。
2.自宅に催促状・督促状が届く
督促の電話に応答しなかったり、滞納が長期に及んだりした場合、催促状や督促状が送付されます。
アイフルからの催促状や督促状は赤い封筒で届くことが多く、遅延している金額や支払期限などが記載されています。支払期限が守れない場合には、弁護士に債権の回収業務が委託され、弁護士から手紙が届くこともあります。
弁護士から手紙が届いても借金が払えない場合は、次に解説するように一括返済請求や差し押さえなど、さらに状況が悪化するため早急に対処しましょう。
アイフルから催促状や督促状が届いた時点で、借金を払える目処がたっていないのであれば、すぐにでも債務整理などを検討する必要があります。放置していれば、どんどん解決に向けた手段が減っていきますので、まずは弁護士に相談し、今後の対応策についてアドバイスをもらうようにしましょう。
3.一括返済の請求がある
督促状の期日までに返済がおこなわれなかった場合、アイフルから借金全額の一括返済を求める催告書が送られてきます。
借入の契約には、「期限の利益」という債務者側の権利が認められています。
「期限の利益」とは、簡単にいうと契約どおりに返済がおこなわれていれば、借りたお金を一括で返す必要はなく分割での返済が認められるという権利です。
延滞が複数回にわたった場合、契約どおりの返済がおこなわれていないため、債権者の請求によって期限の利益が喪失し、すぐに全額返済する義務が発生します。
アイフルから一括請求を求める通知が届いた場合、すぐに請求に応じなければ財産を差押えられる恐れがあります。裁判を起こされる一歩手前と考えて早急に対処してください。一括請求を求める通知が来た場合の具体的な対処方法は以下の記事で解説しています。
4.法的手続きに行われ、給与や財産が差し押さえられる
債務者が一括返済にも応じない場合、アイフルは法的手続きに入ります。
法的手続きとは、借金の返済を求めて裁判を起こし、その後確定判決に基づいて財産を差し押さえることをいいます。
差し押さえられる財産は、給料や預貯金となることが大半で、給料は、法律により手取り額の1/4が対象、預貯金については、全額が対象となります。
給料を差し押さえられれば、会社にも差し押さえの通知が届きますので、借金の存在や滞納の事実を、勤務先に知られることになるでしょう。
なお、差し押さえ後の回収業務は、アイフル自身が行うのではなく、債権回収を専門にしている債権回収会社がおこないます。
アイフルの場合、アストライ債権回収という会社への委託が多いようです。
アイフルが法的手続きに移った場合、一刻も早く対処しなければ差押えは免れません。弁護士へ相談するなどして早急に対処し、差し押さえを回避してください。差し押さえられる財産の範囲や、差し押さえを回避するためにできることについては、以下の記事で詳しく解説しています。
遅延損害金が発生する
借金が払えなくなると、遅延損害金が発生します。
遅延損害金は、契約どおりの支払いがおこなわれないことによって、債権者(この場合はアイフル)が被る損害に対する損害賠償金です。
この遅延損害金は、返済が1日でも遅れれば、返済日の翌日から即発生します。
アイフルの場合、遅延損害金は年利20%です。アイフルの通常の借入利率は、3.0%~18.0%ですので、遅延損害金がかなり高く設定されていることがわかります。
この遅延損害金は、返済が遅れた日数分だけ残高に加算していきます。以下は、借入残高が500,000円の場合の、延滞日数別遅延損害金です。
延滞日数 |
遅延損害金 |
1日 |
274円 |
10日 |
2,740円 |
20日 |
5,480円 |
30日 |
8,220円 |
1ヶ月延滞すると、通常の返済に加えて、8,220円も上乗せされる計算です。
返済が滞った場合は、できるだけ早く返済して遅延損害金の支払額を抑えるようにしましょう。
遅延損害金の詳しい計算方法を知りたい場合は、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
個人信用情報に延滞情報が掲載される
借金が払えなくなると、個人信用情報に延滞情報が掲載されます。
個人信用情報とは、貸金業者が貸付をおこなう際に必ず参照する情報で、個人の借入の申込・借入・返済に関する履歴が記録されているものです。
アイフルの場合、61日以上の延滞で、信用情報に延滞記録が掲載されるといわれています。
延滞情報は、最大5年間情報として保持されるため、その間は新規のローンやクレジットカードの審査には通らなくなってしまいます。
「60日以下なら大丈夫では?」と思う人もいるかもしれませんが、個人信用情報への延滞記録の登録は、債権者からの申し出によって決まります。
つまり、60日以下であっても、アイフルが悪質だと判断するなど、何らかの理由で延滞情報を登録する可能性はあるということです。
クレジットカードや新規のローンに通らなくなると、今後の生活に大きく影響する可能性もあるため、延滞した場合は、一日でも早く延滞を解消することを心がけましょう。
追加の借入ができなくなる
借金が払えなくなると、すぐにアイフルから追加の借入ができなくなります。
また、延滞が繰り返される、長期に及ぶなど、アイフルとの信頼関係が損なわれれば、限度額の引き下げや強制解約など、将来にわたって追加の借入ができなくなる可能性もあります。
たとえ、延滞を解消したとしても、増額審査が通らないなど将来に亘って影響が出る可能性もあるでしょう。
また、先程紹介したとおり、延滞すると個人信用情報に延滞情報が掲載されるため、他社でも借入が難しくなることも認識しておきましょう。
返済日に遅れた原因を把握して対策をしよう
アイフルの返済日に遅れる場合は、まずは返済が遅れる旨をアイフルに連絡し、今後の返済について相談をすることが最も重要とお伝えしました。
それに加えて、延滞を繰り返すことのないよう、対策も必要です。
ここでは、遅れた原因別に延滞しないための対策方法をご紹介します。
うっかり忘れてしまった場合や急な出費で遅れた場合の対処方法
「ついうっかり返済日を忘れてしまっていた」
「返済日直前に急な出費でお金が足りない」
こういった、ついうっかり延滞してしまう人は少なくありません。たとえ、ついうっかりでも延滞したことに変わりなく、これまで紹介したペナルティが発生する可能性もあります。
こういったことが原因で延滞をしたという方は、以下のような対策を取るとよいでしょう。
- 返済日を給料日直後に設定する
- 口座振替を利用する
- 返済期日を通知する「aiメール」を活用する
詳しく解説していきます。
返済日を給料日直後に設定する
返済日を給料日直後に設定すると、返済日に資金がないというケースを減らせるのでおすすめです。
給料日と返済日が離れていると、お金を使ってしまって返済日に足りなくなるということがどうしても起こります。
アイフルに限らずですが、借金の返済期日に遅れるということはかなりのペナルティを負うことになるため、極力避けることが重要です。
給料日の直後に返済日を設定していれば、優先的に返済できるようになるので、延滞するリスクを抑えることができるでしょう。
口座振替を利用する
口座振替を利用するのも1つの方法です。
アイフルでは「スマホアプリ」「ATM」「コンビニ」「口座振替」「振込」とさまざまな返済方法が用意されています。
口座振替であれば、返済日が来れば自動的に口座から返済がおこなわれるため、返済日をうっかり忘れても安心です。
先程紹介した、給料日直後に支払日を設定することと合わせておこなえば効果的でしょう。
ただし、口座振替の場合、残高不足の状態だと自動的に延滞扱いになってしまいます。次に紹介するaiメールなどを活用し、返済日前に残高の確認をするようにしましょう。
返済期日を通知する「aiメール」を活用する
アイフルでは、返済期日の3日前にメールで返済日を案内してくれる「aiメール」というサービスがあります。もちろん利用は「無料」です。
メールアドレスを登録するだけで利用可能ですので、ぜひ活用しましょう。
aiメール(アイフル公式ページ)
アイフルの返済が厳しい場合の対処方法
もし、アイフルの返済自体が厳しい状態なら、仮に今回の返済がなんとかなったとしても、近い将来、借金が払えなくなる可能性もあります。
そのようなことがないように、以下のような対策を検討してみるべきです。
- 家計を見直し、返済原資を捻出する
- 副業で収入を増やし、返済原資を捻出する
- おまとめローンで金利負担を軽減する
- 返済のために他社から借入は絶対にNG
家計を見直し、返済原資を捻出する
返済が厳しい状況にあるなら、まずは家計の支出を見直し返済原資が捻出できないか検討しましょう。
例えば、家賃の安いところに引っ越す、携帯電話を格安携帯に変更する、保険を見直す、などさまざまな方法を検討しましょう。
また飲み会などの遊興費を見直すのも効果的です。
友人や会社関係の付き合いなどもあるとは思いますが、飲み会は月に1回にするなど、できるだけ節約を心がけましょう。
副業で収入を増やし、返済原資を捻出する
副業で収入を増やし、返済原資を捻出するのも有効な手段です。
本業の休日にアルバイトができれば、数万円程度なら充分に捻出も可能です。また、最近ではクラウドソーシングサイトなどを利用して、自宅にいながらにして稼ぐ方法もあります。
ただし、副業の場合は本業への影響がないように注意しましょう。副業の疲れが残り、本業に影響が出てしまえば、本末転倒です。
また、最近は副業も市民権を得つつあるものの、禁止としている企業もまだまだ多くあります。副業禁止の会社で、副業をしてしまうと本業のキャリアに影響が出る可能性もあります。
副業を始める前に、勤務先の就業規則を必ず確認するようにしましょう。
おまとめローンで金利負担を軽減する
複数の会社から借金をしているのであれば、おまとめローンで金利や返済の負担を軽減するのも有効です。
ただし、おまとめローンも通常の借入と同様に審査が必要です。しかも、借入額が大きいことから返済能力などの条件も厳しくなるため、おまとめローンの審査は通常のローンよりも厳しい傾向にあります。
また、おまとめローンは将来的な金利負担や、毎月の返済負担は軽減されますが、借り換えただけで借金自体が減るわけではありませんので、注意しましょう。
返済のために他社からの借入は絶対にNG
返済が厳しいからといって、返済のために他の業者から借金をするのは絶対にNGです。
返済のために借金をするということは、利息が利息を生む「複利」の状態になっており、返済が雪だるま式に膨らんでいく、いわゆる自転車操業の状態になります。借入できる額は限界がありますので、いずれ限界を迎えることは間違いありません。
一時しのぎにしかならず、更に状況を悪化させるだけですので、絶対にやめましょう。
複利の恐ろしさは以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
どうしても借金を払えない場合は法律事務所へ任意整理を依頼しよう
すでに借金が払えない状況に陥っているのなら、速やかに法律事務所へ相談して任意整理を検討することを強くおすすめします。
任意整理は、法律事務所が間に入ってアイフルと交渉し、主に今後支払う予定の利息を免除してもらう手続きです。
利息が免除されるため、返済分がそのまま元金に充当され、返済の目処がつきやすくなることがメリットです。
また、アイフルからの借金は金利がかなり高い場合も多いので、利息をカットできれば、返済総額を大きく減らし、返済負担を減らせる可能性が高いでしょう。
なお、当サイトでは「任意整理でどの程度借金が減額されるか」を簡単に調べられる借金減額ツールを用意しています。任意整理を検討しているのであれば、参考にしてください。
アイフルは和解条件が厳しい業者!依頼するなら任意整理に強い法律事務所がおすすめ
じつは、アイフルは「和解条件の厳しい業者」として知られています。
そのため、アイフルからの借金が払えなくなり任意整理によって解決したいと考えているなら、他の貸金業者を相手に任意整理をする場合よりも注意して対応しなければなりません。
アイフルからの借金が払えず、法律事務所へ相談する場合は「任意整理に強い法律事務所」を選びましょう。
対応に注意が必要な業者として有名なアイフルですが、任意整理に強い法律事務所へ依頼すれば、アイフルとの交渉実績も積み重ねていると思われるので安心です。
次の項目から、アイフルとの任意整理を「任意整理に強い法律事務所」へ依頼するのがおすすめな理由について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
将来利息の全額カットも可能
任意整理は依頼する法律事務所と債権者(アイフル)との力関係が和解条件に大きく影響する手続きです。
そのため、任意整理に不慣れな法律事務所に依頼してしまうと、任意整理をする最大のメリットである「将来利息のカット」にアイフルが応じてくれない恐れがあります。
将来利息・・・任意整理の和解日から完済日までに発生する利息。
しかし、アイフルとの和解実績がある任意整理に強い法律事務所へ依頼すれば、アイフルが将来利息のカットに応じてくれる可能性が高まります。
交渉がうまくいけば、将来利息を全額カットし、元金のみの返済に変更してもらえる可能性もあるのです。
元金のみの返済に変更してもらえれば、借金の返済負担を大幅に軽減できるので、和解後の返済が格段に楽になるでしょう。
過払い金請求で借金が大幅に減額できる可能性も
利息制限法により、貸金業者が設定できる金利の上限は年利20%までとされています。
しかし、アイフルは以前、以下のように法定金利を超える高い金利で貸付をおこなっていたといわれています。
金利を変更した年 |
金利の上限 |
1986年 |
49.932% |
1987年 |
39.931% |
1988年 |
36.427% |
1995年 |
29.200% |
2000年 |
28.835% |
2007年 |
18.000% |
法定金利を超えて支払った利息は、過払い金請求をおこなうことで取り戻せたり、今ある借金の残金から差し引くことが可能です。
もし、2007年以前からアイフルで借金をしている場合、過払い金が発生しており、任意整理と同時に過払い金請求をおこなうことで借金が大幅に減る可能性があります。
なお、過払い金は過払い金請求をすれば必ず全額取り戻せるわけではなく、依頼する法律事務所と債権者との駆け引きによって取り戻せる金額も変わってきます。
できるだけ多くの過払い金を取り戻したいなら、債務整理に強い法律事務所へ依頼することが重要です。
なお、任意整理の手続きでは過払い金請求も同時におこなうのが一般的なので、債務整理に強い法律事務所は過払い金請求に関しても安心して任せられるでしょう。
もし、2007年以前からアイフルで借金をしているという場合は、任意整理に強い法律事務所へ相談して、過払金がないか一度確認してみるとよいでしょう。
参照:アイフルの過払い金請求にかかる期間と返還率の目安【2022年度版】 - 司法書士法人杉山事務所
アイフルと和解後に再び借金が払えなくなったら?
アイフルからの借金を任意整理して和解できたものの、その後に返済ができなくなってしまう人もいるでしょう。
そのような場合、考え得る対処法は以下の2つです。
- アイフル以外の借金も任意整理する
- 他の債務整理手続きに方針を変更する
次の項目から、それぞれの対処法について詳しく解説します。
アイフル以外の借金も任意整理する
アイフル以外にも借金がありまだ任意整理をしていないのであれば、アイフル以外の借金を任意整理して借金全体の返済負担を軽減することも検討してみましょう。
アイフルは他の貸金業者と比べて和解条件の厳しい業者なので、アイフル以外の貸金業者が相手であれば、任意整理によって返済負担を大幅に減らせる可能性があります。
もし、アイフル以外の借金を任意整理しても返済が厳しいのなら、次の項目で紹介する他の債務整理手続きも視野に入れて検討するとよいでしょう。
他の債務整理手続きに方針を変更する
アイフルは和解条件が厳しい業者であるため「交渉してみたら思ったより月々の返済額が高く払っていける見込みがない」というケースもあります。
その場合、任意整理では借金の負担軽減効果が薄いと考えられるため、より借金の負担を軽減できる債務整理手続きを検討するとよいでしょう
任意整理より借金の負担を軽減できる債務整理手続きは、以下の2つです。
次の項目から、それぞれの手続きについて詳しく解説します。
返済全額を免除してもらい再スタートできる「自己破産」
自己破産は返済が難しいことを裁判所に認めてもらい、借金全額の返済を免除してもらう方法です。
返済が全額免除されるので、借金返済から完全に解放されることが大きなメリットです。
ただし、大きなメリットと引き換えに相応のデメリットを許容する必要があります。以下は、自己破産手続きによって受ける主なデメリットです。
- 一点で20万円以上価値のある財産を処分する必要がある
- 手続き後10年間はブラックリスト入りするため、新規の借り入れやクレジットカード作成はできなくなる
- 手続き中は特定の職業への就業が制限される
- 官報に掲載される
自己破産を選択すべきかどうかは、借金の金額や財産の所有状況など、さまざまな状況を踏まえて検討する必要がありますので、まずは弁護士に相談してみるのがいいでしょう。
住宅ローンのある自宅を残しながら借金を大幅減額できる「個人再生」
個人再生は、住宅ローンのある自宅を残しながら、債務総額に応じて、借金を最大1/10程度まで減額できる債務整理手続きです。
自己破産同様に、裁判所を介して手続きをおこないますが、担保権付の財産を除いて財産は処分不要です。
また、「住宅資金特別条項」を活用すれば、ローンが残っている自宅を手元に残すこともできます。
さらに、自己破産は「免責不許可事由」が設定されていますが、個人再生にはありません。
ただし、個人再生を利用するには安定収入が必要なので、利用できるかどうかは弁護士と相談して検討するとよいでしょう。
まとめ
アイフルの借金が払えなくなると、さまざまなペナルティが起こり、そのまま放置していれば、最悪の場合差し押さえなどに発展します。
そうなれば、勤務先を始め周囲に知られる可能性も高くなるなど、状況は更に悪化するでしょう。
もし、返済日に遅れるのであれば、まずはアイフルに電話で相談し、ペナルティの影響をできるだけ抑え、アイフルとの信頼関係が損なわれないようにすることが大切です。
また、今後同じような事態に陥らないよう対策をしておくことも重要です。もし、すでに返済が厳しい状況にあるならば、借金問題自体の解決に乗り出す必要があります。
その場しのぎで借金を重ねるなど、誤った対応をすれば、更に状況を悪化させかねません。1人で解決しようとせず、まずは借金問題の解決策を導き出せる弁護士に相談してみてください。
借金の返済日に関するよくある質問
アイフルの返済に遅れる場合はどうしたらいいですか?
まずは速やかにアイフルに電話で連絡しましょう。
返済意思があることを伝え、今後の返済方法について相談することが重要です。
アイフルの返済に遅れた場合、なにかペナルティはありますか?
返済に遅れるとまず、アイフルから督促が始まります。
放置すれば差し押さえに発展する可能性があるので、必ず応答しましょう。
また、延滞した日数に応じて遅延損害金が発生したり、追加の借入が制限されます。延滞が長期化すれば、ブラックリスト入りしたり強制解約されるなど状況はさらに悪化します。
ついうっかり返済を忘れてしまうことがあります。なにか対策はありますか?
アイフルの場合、「自動引落」での返済が可能です。
返済日になったら自動的に引き落としされるため、返済を忘れずにすみます。
また、返済日の3日前にメールがくる「aiメール」というサービスを無料で利用できるので、合わせて活用してください。
返済自体が厳しくなっています。どうすればいいですか?
返済が厳しい状態なら、家計の支出を見直すなど返済費用が捻出できないか検討しましょう。
それでも目処が立たないのであれば、債務整理を検討する必要があります。
債務整理は状況により選択すべき手続きが異なりますので、まずは債務整理に強い弁護士に相談することをおすすめします。
STEP債務整理「債務整理に力を入れるおすすめの弁護士を紹介」
アイフルの返済に間に合わないので、他の消費者金融から借入れて返すのはありですか?
それはやめたほうがよいでしょう。
借入先が増えると、利息の金額も増えあっという間に借金が膨らんでしまいます。
アイフルの借金が返済不能なら、弁護士に相談するのがおすすめです。
最短即日取立STOP!
一人で悩まずに士業にご相談を
- 北海道・東北
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- 関東
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- 東海
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- 関西
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- 北陸・甲信越
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- 中国・四国
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- 九州・沖縄
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