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リボ払い50万円の返済期間は何年?シミュレーション結果を公開!

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リボ払いで50万円使ってしまったのですが、返済期間は何年くらいのなるのでしょうか?

リボ払いの返済期間は、月々の返済額設定で変わります。例えば、残高スライド方式だと9年4ヶ月かかる場合もあります。

返済期間を短くする方法はありますか?

月々の返済額を増やしたり、余裕がないときに繰り上げ返済を行うなどして、なるべく早く元金を減らすことが大切です。また、完済できるまで元金残高を増やさないようにすることも重要といえます。

すでに月々の支払いが苦しいのですが、この場合はどうすればよいのでしょうか・・・?

支払いが困難な状況であれば、債務整理で減額・帳消しにするのがおすすめです。まずは弁護士などに相談し、適切な方法を聞いてみましょう。

リボ払いの返済がなかなか終わらず、「何年返済を続ければよいのだろう?」と思う人は少なくありません。

リボ払いは月々の返済額が一定な上、仕組みが複雑なので、使いすぎて返済が長引いてしまいがちです。

返済期間が長引くと、毎月かかる手数料も増えていき、トータルの返済額が高くなってしまいます。返済期間を短くするためには、月々の返済額を上げたり、繰り上げ返済をしたりといった対策が必要です。

この記事では、リボ払いの仕組みや、50万円のリボ払いを想定した返済シミュレーションを解説しています。リボ払いの返済に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

なお、もしも返済がすでに滞っている場合は、債務整理による残債の減額・免除を検討してみましょう。借金問題に詳しい弁護士や司法書士に相談すれば、適切な債務整理の方法をアドバイスしてくれます。

\ 実は、リボ払いも減額可能です! /
この記事でわかること
  • リボ払いには「残高スライド方」と「定額方式」があり、それぞれの方法で返済期間が変わる。
  • 最低限の返済しかしていないと、完済まで9年以上かかる可能性がある。
  • リボ払いを早く返済するためには、月々の返済額を増やすなどして「元金を早く減らすこと」が重要。

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リボ払い50万円にかかる利息は?

現在リボ払いをしている方の中にも、「リボ払いの手数料は高い」となんとなく聞いたことがある方も多いと思います。しかし、実際に月々の返済額の中のどの程度が手数料に充てられているのか、しっかり理解している方は少ないのではないでしょうか。

そこで、まずはリボ払い残高50万円の場合、手数料がどれくらいかかっているのかから見ていきたいと思います。

返済額の半分以上が手数料って本当?

リボ払いにおける月々の返済額は、元金分と手数料分に分けられます。月々の手数料はそのときの元金残高(リボ払いの利用残高)によって決まるため、元金が減らなければ手数料も高いままです。

手数料の基本的な計算式は、以下のようになります。

手数料=元金残高×金利×利用日数(返済スパンである1ヶ月)÷365日

リボ払い手数料の利率は年15%程度が一般的です。元金残高50万円、年率15%とすると、手数料は以下のように計算できます。

50万円×15.0%×30日÷365日=6,164円

手数料が6,164円とすると、仮に月々1万円を固定で返済する設定だった場合、半分以上が手数料になる計算です。

※実際の手数料は、借入先の返済方式により異なる場合があります。

【補足】リボ払いの残高が減らない原因は手数料が高いから

手数料が高いリボ払いですが、元金残高が減っていけば手数料も下がっています。元金残高が49万円なら「49万円×15.0%×30日÷365日=6,041円」、48万円なら「48万円×15.0%×30日÷365日=5,917円」という具合です。

しかし、元金残高が多いほど手数料も高くなるということは、それだけ元金残高の減るペースも遅くなります。「手数料が高いから元金残高が減らない」「元金残高が減らないから手数料が減らない」という悪循環に陥るのです。

さらに、追加でリボ払いをすれば完済が一層遠のきます。先月に元金残高を1万円減らしても、今月にリボ払いで1万円の買い物をすれば、元金残高は一向に減りません。

このように、リボ払いは元金残高が減りにくい仕組みとなっており、使い方によっては延々と手数料を支払い続ける羽目になってしまいます。

返済額を低く設定するほど高い手数料がとられる

元金残高によって返済手数料が変わるということは、月々の返済額をなるべく大きくして、早く元金残高を減らした方が手数料を抑えられます。反対に、月々の返済額を低く設定すれば、支払う手数料も高くなるということです。

例えば、元金残高5万円、年利15%のリボ払いにおいて、月々の返済額が1万円の場合と1万5,000円の場合を比較すると、以下のようになります。

返済額1万円の場合
返済回数 元金分 手数料分 元金残高
1 9,363 637 40,637
2 9,499 501 31,138
3 9,603 397 21,535
4 9,726 274 11,808
5 9,860 140 1,949
6 1,949 25 0
合計 返済回数:6回
利息総額:1,973円
返済額1万5,000円の場合
返済回数 元金分 手数料分 元金残高
1 14,363 637 35,637
2 14,561 439 21,076
3 14,731 269 6,345
4 6,345 81 0
合計 返済回数:4回
利息総額:1,425円

返済額を低く設定すると、元金の減りが遅く、返済総額も多くなっているとわかります。そのため、リボ払いでは支払い額を可能な限り高く設定し、なるべく早く返済していくことが重要です。

リボ払い50万円の返済期間シミュレーション

ここからは、50万円のリボ払いで返済期間が何年かかるか、具体的にシミュレーションしていきましょう。

残高スライド方式と定額方式の2パターンに分けて、月々の返済額や返済総額も計算します。その他の基本的な条件は、とくに説明がない限り以下のように設定します。

  • 利率:年利15%
  • 手数料:元利均等方式※
  • 返済間隔:30日

※元利均等方式:先に返済額を固定し、それに合わせて元金と手数料の比率を決める方式。他の方法として、元金だけ固定する「元金均等方式」がある。

あくまで参考値なので、実際の返済期間とは異なる場合があることはご了承ください。

残高スライド方式だと9年4ヶ月かかる

残高スライド方式は、元金残高によって月々の返済額が変わります。返済額の設定は業者によって異なるため、ここでは最低返済額の水準が低いアプラス(SBI新生銀行グループ)を参照します。

ワンポイント解説

【残高スライド方式とは?】
元金残高によって、段階的に返済額が(元金定額方式の場合は返済額のうち元金が)変わるリボ払いです。
例えば、元金残高が10万円以下なら5,000円、10万円超20万円未満なら1万円というように設定されます。
大きな買い物をすると返済額が前月比でアップする可能性があります。反対に、元金残高が減れば返済額も段階的に下がります。

アプラスの残高スライド方式は、元金残高が50万円~30万1円なら返済額は1万2,000円、30万円~20万1円なら月9,000円というような設定です。

アプラスの残高スライド方式(標準コース)
利用(支払い)残高 月々の最低返済額
1円~100,000円 3,000円
100,001円~200,000円 6,000円
200,001円~300,000円 9,000円
300,001円~500,000円 12,000円
500,001円~1,000,000円 25,000円

参照:株式会社アプラス「事前登録型リボ払い「リボかえル」について 元利定額残高スライドリボルビング払い方式」

上記の最低返済額のみを返済していった場合、完済までに9年4ヶ月、返済総額は77万6,549円かかるというシミュレーション結果になりました。

※クリックで返済シミュレーションを開く

支払い回数 毎月の支払い金額 元金 手数料 元金残高
1 12,000 5,750 6,250 494,250
2 12,000 5,822 6,178 488,428
3 12,000 5,895 6,105 482,533
4 12,000 5,969 6,031 476,564
5 12,000 6,043 5,957 470,521
6 12,000 6,119 5,881 464,402
7 12,000 6,195 5,805 458,207
8 12,000 6,273 5,727 451,934
9 12,000 6,351 5,649 445,583
10 12,000 6,431 5,569 439,152
11 12,000 6,511 5,489 432,641
12 12,000 6,592 5,408 426,049
13 12,000 6,675 5,325 419,374
14 12,000 6,758 5,242 412,616
15 12,000 6,843 5,157 405,773
16 12,000 6,928 5,072 398,845
17 12,000 7,015 4,985 391,830
18 12,000 7,103 4,897 384,727
19 12,000 7,191 4,809 377,536
20 12,000 7,281 4,719 370,255
21 12,000 7,372 4,628 362,883
22 12,000 7,464 4,536 355,419
23 12,000 7,558 4,442 347,861
24 12,000 7,652 4,348 340,209
25 12,000 7,748 4,252 332,461
26 12,000 7,845 4,155 324,616
27 12,000 7,943 4,057 316,673
28 12,000 8,042 3,958 308,631
29 12,000 8,143 3,857 300,488
30 12,000 8,244 3,756 292,244
31 9,000 5,347 3,653 286,897
32 9,000 5,414 3,586 281,483
33 9,000 5,482 3,518 276,001
34 9,000 5,550 3,450 270,451
35 9,000 5,620 3,380 264,831
36 9,000 5,690 3,310 259,141
37 9,000 5,761 3,239 253,380
38 9,000 5,833 3,167 247,547
39 9,000 5,906 3,094 241,641
40 9,000 5,980 3,020 235,661
41 9,000 6,055 2,945 229,606
42 9,000 6,130 2,870 223,476
43 9,000 6,207 2,793 217,269
44 9,000 6,285 2,715 210,984
45 9,000 6,363 2,637 204,621
46 9,000 6,443 2,557 198,178
47 6,000 3,523 2,477 194,655
48 6,000 3,567 2,433 191,088
49 6,000 3,612 2,388 187,476
50 6,000 3,657 2,343 183,819
51 6,000 3,703 2,297 180,116
52 6,000 3,749 2,251 176,367
53 6,000 3,796 2,204 172,571
54 6,000 3,843 2,157 168,728
55 6,000 3,891 2,109 164,837
56 6,000 3,940 2,060 160,897
57 6,000 3,989 2,011 156,908
58 6,000 4,039 1,961 152,869
59 6,000 4,090 1,910 148,779
60 6,000 4,141 1,859 144,638
61 6,000 4,193 1,807 140,445
62 6,000 4,245 1,755 136,200
63 6,000 4,298 1,702 131,902
64 6,000 4,352 1,648 127,550
65 6,000 4,406 1,594 123,144
66 6,000 4,461 1,539 118,683
67 6,000 4,517 1,483 114,166
68 6,000 4,573 1,427 109,593
69 6,000 4,631 1,369 104,962
70 6,000 4,688 1,312 100,274
71 6,000 4,747 1,253 95,527
72 3,000 1,806 1,194 93,721
73 3,000 1,829 1,171 91,892
74 3,000 1,852 1,148 90,040
75 3,000 1,875 1,125 88,165
76 3,000 1,898 1,102 86,267
77 3,000 1,922 1,078 84,345
78 3,000 1,946 1,054 82,399
79 3,000 1,971 1,029 80,428
80 3,000 1,995 1,005 78,433
81 3,000 2,020 980 76,413
82 3,000 2,045 955 74,368
83 3,000 2,071 929 72,297
84 3,000 2,097 903 70,200
85 3,000 2,123 877 68,077
86 3,000 2,150 850 65,927
87 3,000 2,176 824 63,751
88 3,000 2,204 796 61,547
89 3,000 2,231 769 59,316
90 3,000 2,259 741 57,057
91 3,000 2,287 713 54,770
92 3,000 2,316 684 52,454
93 3,000 2,345 655 50,109
94 3,000 2,374 626 47,735
95 3,000 2,404 596 45,331
96 3,000 2,434 566 42,897
97 3,000 2,464 536 40,433
98 3,000 2,495 505 37,938
99 3,000 2,526 474 35,412
100 3,000 2,558 442 32,854
101 3,000 2,590 410 30,264
102 3,000 2,622 378 27,642
103 3,000 2,655 345 24,987
104 3,000 2,688 312 22,299
105 3,000 2,722 278 19,577
106 3,000 2,756 244 16,821
107 3,000 2,790 210 14,031
108 3,000 2,825 175 11,206
109 3,000 2,860 140 8,346
110 3,000 2,896 104 5,450
111 3,000 2,932 68 2,518
112 2,549 2,518 31 0
合計 776,549 500,000 276,549

参考:株式会社アプラス「元利定額残高スライドシミュレーション」

シミュレーション内容を見ると、最初の数回は手数料が元金を上回っています。また、元金残高と合わせて返済額も減少しているので、返済期間が長くなっています。

ただし、これはあくまで「最低返済額のみ返済し続けた場合」の期間です。月々の返済額が下がらないよう設定したり、繰り上げ返済などで早く返済したりすれば、より短い期間での完済も可能です。

定額方式だと月々1万円で6年7ヶ月かかる

定額方式の場合、月の返済額をいくらに設定するかが重要です。ここでは、返済額を1万円と仮定します。

ワンポイント解説

【定額方式とは?】
定額方式は、毎月の返済額が(元金定額方式の場合は返済額のうち元金が)常に一定のリボ払いです。
元金残高が10万円でも20万円でも、最初に設定された返済額のまま変わりません。1万円で設定されているなら、月々の返済額はずっと1万円のままです。
月々の返済に変動がないため、返済管理をしやすいといえるでしょう。

シミュレーションの結果、完済までに6年7ヶ月、返済総額は78万9,501円となりました。

※クリックで返済シミュレーションを開く

支払い回数 毎月の支払い金額 元金 手数料
1 10,000 3,750 6,250
2 10,000 3,797 6,203
3 10,000 3,845 6,155
4 10,000 3,893 6,107
5 10,000 3,942 6,058
6 10,000 3,991 6,009
7 10,000 4,041 5,959
8 10,000 4,091 5,909
9 10,000 4,142 5,858
10 10,000 4,194 5,806
11 10,000 4,247 5,753
12 10,000 4,300 5,700
13 10,000 4,353 5,647
14 10,000 4,408 5,592
15 10,000 4,463 5,537
16 10,000 4,519 5,481
17 10,000 4,575 5,425
18 10,000 4,632 5,368
19 10,000 4,690 5,310
20 10,000 4,749 5,251
21 10,000 4,808 5,192
22 10,000 4,868 5,132
23 10,000 4,929 5,071
24 10,000 4,991 5,009
25 10,000 5,053 4,947
26 10,000 5,116 4,884
27 10,000 5,180 4,820
28 10,000 5,245 4,755
29 10,000 5,311 4,689
30 10,000 5,377 4,623
31 10,000 5,444 4,556
32 10,000 5,512 4,488
33 10,000 5,581 4,419
34 10,000 5,651 4,349
35 10,000 5,722 4,278
36 10,000 5,793 4,207
37 10,000 5,866 4,134
38 10,000 5,939 4,061
39 10,000 6,013 3,987
40 10,000 6,088 3,912
41 10,000 6,164 3,836
42 10,000 6,241 3,759
43 10,000 6,319 3,681
44 10,000 6,398 3,602
45 10,000 6,478 3,522
46 10,000 6,559 3,441
47 10,000 6,641 3,359
48 10,000 6,724 3,276
49 10,000 6,808 3,192
50 10,000 6,894 3,106
51 10,000 6,980 3,020
52 10,000 7,067 2,933
53 10,000 7,155 2,845
54 10,000 7,245 2,755
55 10,000 7,335 2,665
56 10,000 7,427 2,573
57 10,000 7,520 2,480
58 10,000 7,614 2,386
59 10,000 7,709 2,291
60 10,000 7,805 2,195
61 10,000 7,903 2,097
62 10,000 8,002 1,998
63 10,000 8,102 1,898
64 10,000 8,203 1,797
65 10,000 8,306 1,694
66 10,000 8,409 1,591
67 10,000 8,514 1,486
68 10,000 8,621 1,379
69 10,000 8,729 1,271
70 10,000 8,838 1,162
71 10,000 8,948 1,052
72 10,000 9,060 940
73 10,000 9,173 827
74 10,000 9,288 712
75 10,000 9,404 596
76 10,000 9,522 478
77 10,000 9,641 359
78 10,000 9,761 239
79 9,501 9,384 117
合計 789,501 500,000 289,501

参考:株式会社アプラス「元利定額残高スライドシミュレーション」

シミュレーションを詳しく見ると、初回から24回までは手数料が元金を上回っており、最終的な返済総額は残高スライド方式より若干高くなっています。

残高スライド方式より期間が短いのは、初回から最後まで常に一定額を返済しているからです。このように、月々の支払いを一定金額に保てば、数年単位で返済期間を短くできます。

\ 実は、リボ払いも減額可能です! /

リボ払いを早く返済するためのコツ

50万円のリボ払いを無理なく返済しようとすれば、数年単位の期間が必要であることがわかりました。では、なるべく早く返済するためには何をすればよいのでしょうか?

リボ払いを早く返済するためのコツとしては、次の4つが挙げられます。

  • 月々の返済額を増やす
  • 繰り上げ返済を行う
  • 一括返済を行う
  • 低金利ローンに借り換える

「なるべく早く返済したい」「手数料(利息)をできるだけ減らしたい」という人は、ぜひ上記のコツに取り組んでみましょう。

それぞれ詳しく解説します。

月々の返済額を増やす

ここまで繰り返し伝えていますが、リボ払いを早く返済するためには元金を多く返していくことが重要であり、元金を多く返すためには月々の返済額を増やすことが必要です。

例えば、定額方式で返済額を2万円にした場合、返済期間は2年7ヶ月、返済総額は60万3,248円まで減らせます。1万円のときより、期間も手数料も半分以下です。

※クリックで返済シミュレーションを開く

支払い回数 毎月の支払い金額 元金 手数料
1 20,000 13,750 6,250
2 20,000 13,922 6,078
3 20,000 14,096 5,904
4 20,000 14,273 5,727
5 20,000 14,451 5,549
6 20,000 14,632 5,368
7 20,000 14,815 5,185
8 20,000 15,000 5,000
9 20,000 15,187 4,813
10 20,000 15,377 4,623
11 20,000 15,569 4,431
12 20,000 15,764 4,236
13 20,000 15,961 4,039
14 20,000 16,160 3,840
15 20,000 16,362 3,638
16 20,000 16,567 3,433
17 20,000 16,774 3,226
18 20,000 16,984 3,016
19 20,000 17,196 2,804
20 20,000 17,411 2,589
21 20,000 17,629 2,371
22 20,000 17,849 2,151
23 20,000 18,072 1,928
24 20,000 18,298 1,702
25 20,000 18,527 1,473
26 20,000 18,758 1,242
27 20,000 18,993 1,007
28 20,000 19,230 770
29 20,000 19,471 529
30 20,000 19,714 286
31 3,248 3,208 40
合計 603,248 500,000 103,248

参考:株式会社アプラス「元利定額残高スライドシミュレーション」

残高スライド方式も、月々の返済額を最低返済額より高くすることは可能です。無理のない範囲で返済額を増やして、返済期間を短縮しましょう。

繰り上げ返済を行う

繰り上げ返済(臨時返済)は、所定の返済日とは別に支払いを行うことを指します。繰り上げ返済で支払った分は、全て元金部分に充当されます。

つまり、繰り上げ返済をすればするほど返済期間は短くなりますし、返済総額も減らせるということです。

臨時収入があったときなど、金銭的に余裕があるときは積極的に繰り上げ返済を行いましょう。一度に高額の繰り上げ返済ができれば、大幅な期間短縮も可能です。

一括返済を行う

余裕があれば、一括返済を行うのもおすすめです。先述の通り、所定の返済日以外に支払った場合は全て元金部分に充当されるので、一括返済なら手数料の大半が不要になります。

例えば、先にシミュレーションした「月々1万円の定額方式」の場合、22回目の返済時に一括返済をすれば、56回分の返済期間と16万3,799円の手数料を削減できます。

ボーナスなどでまとまった資金が手に入ったときは、リボ払いの返済を優先するとよいでしょう。

低金利ローンに借り換える

現状のリボ払いより金利の低いローンに借り換えることで、返済期間を短縮することが可能です。

例えば、「月々1万円の定額方式」で利率を年利12%とした場合、返済期間は5年10ヶ月、返済総額は69万6,572円になります。年利を3%下げることで、返済期間は9ヶ月、手数料は9万2,929円の削減ができるのです。

※クリックで返済シミュレーションを開く

支払い回数 毎月の支払い金額 元金 手数料
1 10,000 5,000 5,000
2 10,000 5,050 4,950
3 10,000 5,101 4,899
4 10,000 5,152 4,848
5 10,000 5,204 4,796
6 10,000 5,256 4,744
7 10,000 5,308 4,692
8 10,000 5,361 4,639
9 10,000 5,415 4,585
10 10,000 5,469 4,531
11 10,000 5,524 4,476
12 10,000 5,579 4,421
13 10,000 5,635 4,365
14 10,000 5,691 4,309
15 10,000 5,748 4,252
16 10,000 5,805 4,195
17 10,000 5,863 4,137
18 10,000 5,922 4,078
19 10,000 5,981 4,019
20 10,000 6,041 3,959
21 10,000 6,102 3,898
22 10,000 6,163 3,837
23 10,000 6,224 3,776
24 10,000 6,286 3,714
25 10,000 6,349 3,651
26 10,000 6,413 3,587
27 10,000 6,477 3,523
28 10,000 6,542 3,458
29 10,000 6,607 3,393
30 10,000 6,673 3,327
31 10,000 6,740 3,260
32 10,000 6,807 3,193
33 10,000 6,875 3,125
34 10,000 6,944 3,056
35 10,000 7,014 2,986
36 10,000 7,084 2,916
37 10,000 7,155 2,845
38 10,000 7,226 2,774
39 10,000 7,298 2,702
40 10,000 7,371 2,629
41 10,000 7,445 2,555
42 10,000 7,519 2,481
43 10,000 7,595 2,405
44 10,000 7,671 2,329
45 10,000 7,747 2,253
46 10,000 7,825 2,175
47 10,000 7,903 2,097
48 10,000 7,982 2,018
49 10,000 8,062 1,938
50 10,000 8,143 1,857
51 10,000 8,224 1,776
52 10,000 8,306 1,694
53 10,000 8,389 1,611
54 10,000 8,473 1,527
55 10,000 8,558 1,442
56 10,000 8,643 1,357
57 10,000 8,730 1,270
58 10,000 8,817 1,183
59 10,000 8,905 1,095
60 10,000 8,994 1,006
61 10,000 9,084 916
62 10,000 9,175 825
63 10,000 9,267 733
64 10,000 9,360 640
65 10,000 9,453 547
66 10,000 9,548 452
67 10,000 9,643 357
68 10,000 9,740 260
69 10,000 9,837 163
70 6,572 6,507 65
合計 696,572 500,000 196,572

参考:株式会社アプラス「元利定額残高スライドシミュレーション」

減らせる利率が小さいと効果は薄くなりますが、今より低金利のローンが見つかれば検討してみましょう。

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リボ払いを利用するときの注意点

リボ払いは資金のやりくりが楽になる反面、使いすぎると返済できない状態になってしまいます。

そのため、利用するときは次の2点に注意が必要です。

  • うっかり元金残高を増やすケースが多い
  • 手数料割合が増えて元金が減らなくなるケースがある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

うっかり元金残高を増やすケースが多い

リボ払いは、「元金残高の管理が疎かになりやすい」という特徴があります。月々の返済額が一定なため、気づかないうちに使いすぎてしまうのです。

返済が終わらないうちに繰り返しリボ払いを利用していると、月々の返済が追いつかず。元金残高は増えていく一方です。

リボ払いを完済するためには、元金残高を増やさないことも意識するようにしましょう。

手数料割合が増えて元金が減らなくなるケースがある

先に解説したシミュレーションにもありましたが、リボ払いでは月々の返済額のうち、手数料(利息)割合が元金割合を上回ることが多々あります。

手数料計算が毎月の元金残高を基準にするため、支払い初期ほど手数料割合が高くなるのです。

もしもリボ払いを毎月何度も使っていると、手数料割合の高い状態が延々と続くことになります。先述の通り、元金残高を増やさないことが大切といえるでしょう。

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リボ払いの返済が困難になったら「債務整理」を検討しよう

「リボ払いを使いすぎて返済ができない」「月々の支払いで生活が苦しい」という状況であれば、債務整理を検討してみましょう。

債務整理とは、借金の減額や帳消しを行う制度の総称です。国が認めた借金救済制度であり、債権者との交渉や、裁判所での手続きによって行います。

債務整理の手続きには以下の3種類があり、減額効果もそれぞれ異なります。

債務整理の種類
手続きの種類 主なメリット 主なデメリット
任意整理 ・将来利息をカットし、元本をおおむね3~5年で返済。
・債権者との交渉なので周囲にバレにくい。
・どの借入を対象にするか選べる。
・信用情報にキズがつく(おおむね5年程度)。
自己破産 ・残債を全額免除(借金の帳消し)。 ・信用情報にキズがつく(おおむね5~7年程度)。
・財産をほぼ全て処分する必要がある。
・官報に情報が掲載される。
・手続き中は資格や職業の制限がある。
個人再生 ・残債を最大1/10まで減らし、残りをおおむね3~5年で返済。 ・信用情報にキズがつく(おおむね5~7年程度)。
・財産の処分は強制ではないが、残した財産の分だけ減額効果が落ちる。
・官報に情報が掲載される。

それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していくので、リボ払いの返済で悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

>>【初回相談無料】債務整理が得意な事務所一覧はこちら!

任意整理:手数料のカット

任意整理は、債権者と交渉し、これから発生する手数料をなくしてもらう方法です。任意整理が成功した時点で手数料が発生しなくなり、返済額は全て元金に充当されます。

元金はおおむね3~5年で返済するようになるため、無理のないスケジュールで返済を継続できます。

「手数料をカットする」という手続きなので、返済額の内訳で手数料割合が高くなっている人には、とくにおすすめの方法です。

任意整理については関連記事でも詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてください。

任意整理のメリット

任意整理のメリットとしては、次の2つが挙げられます。

  • 無理のない返済スケジュールになる
  • 遅延損害金もカットできる

先述の通り、元金のみを3~5年で返済するようになるので、場合によっては月々の返済額を1/2まで減らせることもあります。

また、遅延損害金もカット対象となるので、すでに滞納している人にもおすすめできます。

任意整理のデメリット

任意整理のデメリットは、次の通りです。

  • 信用情報にキズがつく(おおむね5年程度)
  • 連帯保証人に請求が移る
  • 銀行口座が一時的に凍結されることがある

とくに注意しなければいけないのが、信用情報にキズがつくことです。いわゆるブラックリストになってしまい、生活に数々の制限が発生します。

ブラックリスト期間中に発生するデメリット
・新規借入ができない
・クレジットカードの新規発行ができない
・スマホの分割払購入ができない
・保証人・連帯保証人になれない
・保証人・連帯保証人がいる場合は請求が移行する
・賃貸物件の入居審査に通らない(信販系賃貸保証会社の場合)

ただし、返済を延滞するような事態になると、どちらにしろブラックリストに登録されてしまいます。いずれブラックリストに入ってしまうのであれば、早めに返済問題を解決したほうが生活再建もスムーズです。

ブラックリストの影響や対策については、下記の関連記事も参考にしてください。

自己破産:元金残高の全額免除

自己破産とは、残債の返済義務を免除してもらう手続きです。申し立ては裁判所で行います。

手数料だけでなく元金部分もまるごとなくせるため、減額効果としては最大の方法です。手続きが完了すればリボ払いの返済が一切なくなるため、生活再建にもすぐに取りかかれます。

ただし、減額効果が大きい分、デメリットも相応に大きくなるので、「自己破産後の生活」を十分にイメージしておくことをおすすめします。

自己破産についての詳しい解説は、以下の関連記事もぜひ参考にしてください。

自己破産のメリット

自己破産の具体的なメリットは、次の通りです。

  • 返済がなくなるので生活再建がしやすい
  • 収入がなくても利用できる

手続き後は返済を気にすることなく、収入は全て自由に使えます。何らかの状態で収入がない人や、生活保護を受給している人も利用可能です。

自己破産のデメリット

自己破産の主なデメリットには、以下のものが挙げられます。

  • 信用情報にキズがつく(おおむね5~7年ほど)
  • 連帯保証人に請求が移る
  • 銀行口座が一時的に凍結されることがある
  • 必要最低限の資産以外は処分される
  • すべての借入が対象となる(特定の債務を除外できない)
  • 手続き中は職業や移動の制限、破産管財人への郵便物転送がある
  • 氏名や住所が官報に記載される

ブラックリストの期間が任意整理より長くなり、新規の借入やクレジットカード利用には長い年月を待つ必要があります。

また、財産をほとんど処分されるのも大きなデメリットです。一定の価値があるものは、生活に最低限必要なものを除いて処分されます。

自己破産による財産差し押さえや、職業制限については、下記の関連記事を参考にしてください。

個人再生:元金残高を最大1/10まで圧縮

個人再生は、元金残高を最大1/10まで減額し、残りを3~5年で返済していく手続きです。自己破産と同じように、裁判所に申し立てます。

減額幅の上限は、元金残高の金額によって以下のように決まっています。

最低弁済額の金額
債務の総額(元金残高) 最低弁済額
100万円未満 全額
100~500万円未満 100万円
500~1,500万円未満 借金総額の1/5
1,500~3,000万円未満 300万円
3,000~5,000万円未満 借金総額の1/10

参照:e-Govポータル「民事再生法 231条2項3号、4号」

上記の通り、対象となる借金は最大5,000万円未満となっています。また、上記の減額幅はあくまで最大値であり、手元に残す財産や収入状況によっては減額幅は小さくなります。

個人再生については別の記事でも詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてください。

個人再生のメリット

個人再生のメリットには、次のものが挙げられます。

  • マイホームを残せる
  • 自己破産よりデメリットが少なく、任意整理より減額効果が大きい

個人再生には「住宅ローン特則」というものがあり、住宅ローンを個人再生の対象から外すことが可能です。対象から外すことで、家に抵当権が付いていても差し押さえを防げます。

また、資格や移動の制限もなく、総じて自己破産よりリスクが軽いといえるでしょう。

個人再生のデメリット

個人再生のデメリットは、次の通りです。

  • 信用情報にキズがつく(おおむね5~7年ほど)
  • 連帯保証人に請求が移る
  • 銀行口座が一時的に凍結されることがある
  • すべての借入が対象となる(住宅ローン以外は除外できない)
  • 氏名や住所が官報に記載される

自己破産と同じように、最大7年のブラックリスト登録や、官報掲載といったデメリットがあります。

「任意整理だけでは返済を続けられないけど、自己破産のデメリットは許容できない」というときに利用するとよいでしょう。

個人再生のデメリットについては、下記の記事でも詳しく解説しています。

まとめ

リボ払いは、うまく活用すれば便利な支払い方法ですが、使いすぎると返済が困難になります。リボ払いを使うのは本当に必要なときに限定し、なるべく早く返済を進めることが大切です。

50万円のリボ払いの場合、場合によっては返済に9年以上かかりますが、月々の返済額を上げるなどすれば早期完済も不可能ではありません。

また、すでに返済が困難な場合は、債務整理で減額・帳消しにすることもおすすめです。弁護士や司法書士に相談すれば、状況に合わせて最適な解決策をアドバイスしれくれるので、積極的に活用していきましょう。

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リボ払いについてよくある質問

50万円のリボ払いだと、返済期間はどのくらいかかるのでしょうか?

どのような返済方式なのかで変わりますが、月々の支払いを最低限にしている場合、9年4ヶ月かかる場合があります。

リボ払いにも色々種類がありますが、どのように違うのでしょうか?

業者によって細かい違いがありますが、主流なものとして「残高スライド方式」と「定額方式」の2種類があります。残高スライド方式は「支払い残高(利用額の累計)によって段階的に支払い額が変わるリボ払い」、定額方式は「毎月の支払い額が常に一定のリボ払い」です。

なるべく早くリボ払いを返済したい場合、どのような方法がありますか?

早く返済するためのコツとしては、月々の支払い額を増やしたり、繰り上げ返済を行ったりといった方法があります。また、何よりも元金を減らすスピードを早めることが重要なので、完済するまで新たにリボ払いを使わないことも大切です。

リボ払いの返済で生活が苦しい場合はどうすればよいですか?

借金の減額や帳消しができる「債務整理」を検討してみましょう。弁護士や司法書士に相談すれば、状況に応じて適切な債務整理の方法をアドバイスし、実際の手続きもサポートしてくれます。

リボ払いに詳しい弁護士や司法書士の事務所を知りたいです。

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