自宅で不倫する人の心理
信じられないかもしれませんが、自宅へ不倫相手を連れ込むケースもあるようです。自宅での不倫は発覚するリスクが高まるだけの行為にも思えます。しかし、不倫をする方にとっては、自宅へ相手を連れ込むメリットもあるようです。
自宅で不倫する心理として考えられるのは主に以下の4点となっています。
- ホテルや外食代を節約できる
- 周りの目線を気にせずゆっくりできる
- 背徳感を味わえる
- 擬似夫婦の関係を味わえる
それぞれ詳しく解説していきます。
ホテルや外食のためのお金を節約できる
自宅で不倫する理由1つ目は、ホテルや外食などのお金を節約できる点です。
不倫相手と外で会うとなれば、デート費やレストラン代などがかかります。夜を共に過ごすとなればホテル代が必要だったり、少し遠方の相手に会いに行くのであれば交通費もかかるでしょう。
もちろん、不倫がバレないように、家庭に入れるお金を減らすわけにもいきません。このように、不倫相手との関係を続けるのは、かなりお金がかかります。そのため、自身の小遣いや収入内では厳しい方は、節約を兼ねて自宅で不倫する可能性があるようです。
また、家計簿を夫婦で共有している場合は、出費が不自然に増加すると怪しまれるかもしれません。他にも、ホテルやレストランの領収書が見つかり、不倫の疑いをかけられる可能性もあります。そのため、金銭的な証拠を残さないために、自宅不倫をする方もいるようです。
周りの目線を気にせずゆっくりできる
自宅で不倫すると、周りの目線を気にせずゆっくりできるという考え方もあります。
外で不倫をすると、会社の同僚や友人など自身の婚姻関係を知っている相手と、街中で鉢合わせる可能性も0ではありません。大都市ならまだしも、中心街が固まっている地方都市では、知り合いと鉢合わせる可能性は高くなるでしょう。
また、不倫相手と性行為に及ぶ際も、ホテルに入っていくシーンを誰かに見られるかもしれません。しかし、自宅での不倫であれば、知り合いの目も気にせずゆっくりできるでしょう。
ただ、自宅へ不倫相手が訪問する際などは、近所の方の目に触れるリスクはあります。しかし、不倫相手にスーツをきてもらい、営業を装って自宅に来てもらえば近所からも怪しまれにくいでしょう。
このように、知り合いなどから不倫の発覚を恐れる方も、自宅不倫を選択する可能性が高いです。
背徳感を感じられる
不倫をする方の中には、背徳感を求めて自宅不倫を選択する方もいるようです。
不倫は配偶者を裏切る悪き行為であり、不倫をしている方にとっても、バレれば慰謝料を請求されるかもしれないリスクが高い行為です。しかし、その罪深さやリスクを、背徳感やスリルと言った快感と捉える方もいます。
中には、普段夫婦で寝ているベッドで性行為をして、快感を得ようとするケースもあるようです。また、普段から外で不倫をしているとマンネリ化してしまい、新たな刺激を求め自宅不倫を行う方もいるかもしれません。
このような理由で、あえて普段から夫婦の生活している空間で、不倫をする可能性も考えられます。
擬似夫婦の関係を味わえる
自宅で不倫することで、不倫相手と擬似夫婦の関係が味わえるからという理由も考えられます。
中には不倫相手を本気で好きになっていて、夫婦関係になりたいと感じる方もいるのではないでしょうか?そこで、自宅で不倫することで、手料理を振る舞ってもらったりなどして、擬似夫婦の関係を味わいたいと考えるのかもしれません。
また、いつも外で会っているだけでは、相手からすれば「不倫相手」以上に見られていないと感じるでしょう。しかし、自宅へ相手を招くことで、「不倫ではなく本気」と捉えていると伝える意図があるかもしれません。
そのため、普段ホテルで密会をしている方にとっては、いつもとは違うシチュエーションに招くことは関係を深めるきっかけにもなるのでしょう。
自宅不倫で発生する問題
当然ですが、自宅不倫をすればいくつかの問題が発生します。
自宅不倫で発生する問題は主に以下の通りです。
- 不倫の現場に鉢合わせる可能性がある
- 近所にバレると噂になる
- 不倫相手が勝手に家に来る可能性がある
順を追って詳しく解説していきます。
不倫の現場に鉢合わせる可能性がある
まず1つ目の問題は、自宅不倫をしていると、不倫の現場を配偶者に目撃される可能性がある点です。そもそも、夫婦の生活している場所に不倫相手を招くので、配偶者と不倫相手が鉢合わせる可能性は高くなります。
そのため、不倫相手を家に呼ぶ際、配偶者や子どもがいない時間を狙う方が殆どでしょう。しかし、予定が変更になって、突発的に帰ってくる可能性は0ではありません。そして、予定を早めて帰ってきた夫・妻が、不倫現場を目撃するケースもあります。帰ってくるタイミングが悪ければ、不倫相手との性行為中に鉢合わせなんてこともあるでしょう。
また、自宅での不倫は、ホテルのように時間制限がありません。そのため、不倫相手が中々帰ってくれず、帰宅した配偶者と鉢合わせてしまう可能性も考えられます。
なお、不倫を理由とした慰謝料を請求される場合、慰謝料が高くなる可能性もあります。なぜなら、不倫現場を実際に見た心理的ダメージは、慰謝料増額の理由としてかなり有効だからです。
近所にバレると噂になる
自宅不倫が発覚した際の問題2つ目は、近所にバレると噂が広がる点です。
昨今では地域の方との関わりが希薄な方も多いため、「近所の方に見られても平気」と考えるかもしれません。しかし、何度も見知らぬ人間が訪れていれば、不審に思う方もいるはずです。
特に、地域住民同士のコミュニケーションが取れている地域では、見知らぬ人間の存在は瞬く間に広がるでしょう。実際、警察庁も防犯上の観点から、近所との付き合いを推奨しています。近所に住む人間の存在を認知することで、不審な人物への牽制にもなるからです。
参照:警察庁 住まいる防犯110番 侵入犯罪予防最前線
そのため、近所が積極的に挨拶してくるような場所では、近所の人から不倫がバレる可能性もあります。例え不倫でなくても、配偶者以外の異性を自宅に連れ込んでいる様子を見られれば、「不倫している」という噂が立つかもしれません。
不倫相手が勝手に家に来る可能性がある
自宅不倫の問題3つ目は、不倫相手が勝手に家に来る可能性がある点です。
当然ですが、自宅不倫を行った場合、不倫相手に自宅の住所を知られてしまいます。不倫相手と良好な関係を築けているなら、「許可なく家にこないでほしい」といった頼み事も聞き入れてくれるでしょう。
しかし、不倫相手との関係が拗れたり、一方的に関係を断とうとした場合には、相手が自宅まで押しかけてくるかもしれません。そして、近所の人に不貞行為をバラされたり、配偶者に「捨てられた・揉め事が起きている」と主張される可能性があります。
不倫が配偶者にバレるだけでなく、地域住民に「不倫相手が押しかけてきた」と一気に噂になるでしょう。その地域に住みづらくなり、引っ越しを余儀なくされるかもしれません。
自宅での不倫を断定する方法
自宅での不倫は、リスクも大きい上に、証拠を見つけ断定する方法も非常に容易です。
自宅での不倫を断定する方法は、主に以下の3つとなります。
- 配偶者に知らせずに突然帰宅する
- 家族以外の持ち物が自宅にあるか確認する
- 興信所や探偵に依頼する
それぞれ詳しく解説していきます。
配偶者に知らせずに突然帰宅する
最も不倫を断定しやすい方法は、配偶者に知らせずに突然帰宅することです。
先述した通り、配偶者が外出しているタイミングを狙って、不倫相手を自宅へ呼び込む方が多く見られます。そのため、予定外の帰宅に対処できず、自宅で不倫相手と配偶者が鉢合わせてしまうケースもあるようです。
そこで、予定よりも早く帰宅したり、嘘の予定を伝えることで、不倫現場を抑えられるかもしれません。特に「友人と旅行してくる」など、長期間家を空ける予定を伝えると、不倫相手を連れ込む可能性は高くなります。
そして、不倫現場を断定する気でいるなら、証拠を入手することも忘れないようにしましょう。不倫現場をカメラに収めるだけでも、十分に不倫の証拠として機能します。咄嗟にカメラを構えられるか不安な方は、あらかじめスマホのビデオを起動してから、不倫現場に突入するのがおすすめです。
ただ、実際に不倫現場を目にすると、冷静でいられなくなる方もいるでしょう。しかし、感情に身を任せ、配偶者や不倫相手に対して暴力を奮ってはいけません。逆にこちらが傷害罪などで、刑事罰に問われる可能性があります。
そのため、不倫現場を抑える際は、友人などに協力してもらうのがベストです。第三者として間に入ってくれるだけでなく、不倫現場の目撃者にもなってくれます。
家族以外の持ち物が自宅にあるか確認する
不倫現場を抑えるのが難しい方は、自宅内に落ちている不倫の証拠を集めましょう。自宅で不倫している以上、家族のものとは思えない痕跡が見つけられる可能性があります。
ただし、家族外から持ち込まれたものを見つけても、直接不倫と結びつけるのは難しいです。そのため、証拠を見つけても、すぐに相手を問い詰めるのは得策ではありません。
不倫していると思われる痕跡が出てきた場合は、「不倫を断定できる証拠」をいくつか集めるのがいいでしょう。複数の証拠を突きつければ、相手も言い逃れするのが難しくなります。
不倫の証拠を探す際には、以下のような痕跡を注意深く探すのが得策です。
- 自分や家族のものではないアクセサリー
- 使用済みのコンドーム
- 家族が使わないコンタクトレンズ
- 配偶者が食べることはないお菓子やスイーツ
- 夫婦や家族以外の髪の毛
証拠を集める際のポイントは、自宅に不倫相手を招いた際に、使用するであろう場所を重点的に探索することです。
例えば、クローゼットなら服をしまった際に、不倫相手のアクセサリーが落ちるかもしれません。また、ゴミ箱に使用済みのコンドームが捨てられているかもしれないので、真っ先にチェックしましょう。
キッチンでは、普段家族が食べないお菓子・スイーツのゴミがないか観察してください。他にも、洗面所や寝室などから、家族のものではない毛髪が見つかる可能性があります。
これらの証拠を複数見つけられれば、配偶者を不倫を認めざるをえない状況に追い込めるでしょう。
興信所や探偵に依頼する
不倫現場を抑えたり、不倫の証拠を見つけるのが困難な場合は、興信所や探偵に依頼するのがいいでしょう。
ただ、自身で調査するのとは異なり、調査を依頼する際には多額のお金がかかります。浮気調査の相場は、一般的に20万から50万ほどです。決して安い金額とはいえません。
しかし、自分で調査するよりも、証拠を抑えられる可能性は高くなります。また、不倫現場に突入する、配偶者に隠れて証拠を集めるというのは精神面に大きな負担がかかるでしょう。しかし、探偵や興信所に依頼すれば、そういったストレスがかかる心配もありません。
なお、不倫調査を依頼する際には配偶者に嘘の予定を伝え、家を空けるのがおすすめです。
例えば、「数日友人と旅行に行く」と嘘の予定を伝えれば、高い確率で配偶者は不倫相手と密会します。そこを、興信所や探偵に張り込んでもらえば、決定的瞬間を収められるでしょう。
また、短期間で調査が終われば、調査費用も抑えられます。経済的な面からも、「不倫しやすい状況」を作るのは得策です。
自宅での不倫を断定した後にすべきこと
自宅での不倫を断定した場合、以下のような対処を行うのが望まれます。
- 不倫の証拠集め
- 離婚するかしないかを決める
- 慰謝料請求をするかしないかを決める
- 離婚問題に強い弁護士へ相談する
それぞれ順番に解説していきます。
不倫の証拠集め
自宅での不倫を断定したら、まず不倫の証拠を集めましょう。
不倫を理由に離婚や、慰謝料の請求をするなら「配偶者が不倫していた」という証拠が必要です。しかし、明確な不倫の証拠がなければ、慰謝料の請求が認められない可能性があります。
当事者間の話し合いで、双方合意すれば証拠がなくても、慰謝料の請求は可能です。しかし、裁判で慰謝料を請求するとなると、客観的な不倫の証拠が必要になります。例え不倫の事実があっても、裁判で提出できる証拠がなければ、慰謝料を請求するのは難しいでしょう。
そのため、慰謝料の請求を考えているのであれば、不倫の証拠集めは必須です。
ただ、証拠集めといっても、探偵のように四六時中尾行する必要はありません。多少の工夫をするだけで、自宅内でも十分証拠は集められるでしょう。
自宅で不倫の証拠を集める方法として効果的な手段は、主に以下の3点です。
- 玄関に監視カメラを設置する
- リビングや寝室に録音テープやビデオカメラを設置する
- 不倫相手とのメールやアプリでのやり取りを保存する
自宅内で不倫が行われているのであれば、寝室やリビングにカメラを仕掛けておけば、証拠を抑えられる可能性は高まります。
ただし、不倫を理由に慰謝料を請求するには、不貞行為(不倫相手との性行為)があったと立証しなければいけません。そして、不貞行為の立証は非常に難しく、有効な証拠を抑えるのはかなり難しいでしょう。
不貞行為を証明する際に有利な証拠や、認められないケースについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
玄関に監視カメラを設置する
監視カメラを設置するのであれば、まず玄関がおすすめです。
玄関に設置すれば、家族以外の人間が、いつ何回出入りしているのかを知ることができます。監視カメラをチェックする際には、複数回に渡って訪問しているのは同一人物か、滞在している時間はどれくらいかに注目しましょう。
同一人物が複数回に渡って訪問し、長時間滞在している場合は不倫相手の疑いがあります。逆に、同一人物であっても、滞在時間が短い場合は保険の営業の可能性があります。
他にも、滞在時間が長くても、毎回相手が違うのであれば、デリヘルサービスを頼んでいるのかもしれません。
ただ、仮に相手がデリヘルサービスだったとしても、「性行為をしているのだから不貞行為に当たるのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。結論から言えば、風俗業を利用して性行為に及んでも、法律上不貞行為と見做されない可能性があります。
なぜなら、デリヘルはあくまでサービスとして性行為を行っているだけで、顧客と恋愛関係にあるわけではないからです。ただし、風俗嬢と業務外でも頻繁に会い、金銭の受け渡しもなく性行為に及んでいる場合は不貞行為が認められるかもしれません。
リビングや寝室に録音テープやビデオカメラを設置する
リビングや寝室といった、性行為に及んでいると思われる場所に、小型の録音機器やビデオカメラを設置するのも得策です。
不倫相手との性行為の様子や、性行為を思わせる音声を入手できれば、不倫の確実な証拠になります。ただし、相手に見つからないよう、設置の際には細心の注意を払ってください。仮にカメラ・録音機器の設置がバレると、配偶者の警戒心が強まり証拠を抑えるのが難しくなります。
寝室に設置する際には、性行為を収められるようベッドが映るように調整しましょう。
カモフラージュの際には、「移動させられないもの」の中にカメラを隠すことを意識してください。例えば、部屋の隅に置いた鞄にカメラを設置しても、相手が別の場所に移動させてしまうと不倫の証拠を抑えづらくなります。そのため、タンスのような家具の中にカメラを設置するのがおすすめです。
なお、不倫の証拠撮影用として、日常品にカモフラージュしたカメラも販売されています。カメラの隠し場所に困っている方は、こちらの購入を検討するのもいいでしょう。
不倫相手とのメールやアプリでのやり取りを保存する
不倫相手とのメールやLINE、マッチングアプリでのやり取りの画面を保存しておくのもいいでしょう。
ただし、LINEなど文面でのやり取りを証拠に慰謝料を請求するには、明確に「肉体関係があった」と分かる文面が必要です。例えば、「昨日は気持ちよかった」や「ラブホテル楽しかった」といったやり取りは、証拠として十分機能するでしょう。
しかし、ただ「好き」や「愛してる」など、好意を思わせる文面では肉体関係の有無を断定できません。そのため、不貞行為の立証は難しく、離婚や慰謝料の請求は難しくなるでしょう。
不倫相手とのLINEのスクリーンショットが、証拠能力を有するケースに関しては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
ラブホテルなどの領収書や明細がないか探す
配偶者の財布の中から、ラブホテルの領収書や明細がないかを探すのもおすすめです。
注意点としては、ラブホテルの明細だけでは、肉体関係の証拠として機能しません。なぜなら、明細だけでは「他のホテルが空いてなくて仕方がなく泊まった」と、言い逃れできるからです。そのため、ラブホテル明細だけでは不倫の証明は難しいでしょう。
しかし、他の証拠と合わせて提出することで、証拠能力は低くても裁判の判断材料になる可能性はあります。そのため、裁判に持ち込むことを考えているのであれば、保存しておくべき証拠の1つです。
ETCやGPSの移動履歴を確認する
GPSの記録やSuicaなどのICカード、ETC・カーナビの履歴を保存しておくのもいいでしょう。
これらも不倫を証明する証拠として、有効的とは言えません。しかし、先述した通り、裁判に持ち込んだ際に判断材料として機能する可能性はあります。
また、配偶者の動向を知れば、不倫相手と密会している場所を絞ることもできるでしょう。探偵や興信所へ依頼する際も、証拠を抑えるために張り込む場所を決めてもらう判断材料として機能します。
離婚するかしないかを決める
自宅での不倫を断定したのであれば、離婚するかしないかを決めましょう。
離婚する場合は、慰謝料請求を含め配偶者と話し合ってください。ちなみに、慰謝料に関しては、配偶者だけでなく不倫相手に請求することも可能です。
ただ、当事者同士の話し合いでは、感情的になって話し合いが進まなかったり、相手がどうしても慰謝料請求に合意しない場合もあるでしょう。話し合いで決着がつかなかった場合は、調停に申し立て調停委員を交えての話し合いを行ってください。当人同士では解決しなかったことも、第三者を交えれば解決の糸口が見つかるかもしれません。
調停でも決着がつかない場合は、裁判へ移行し法的な判断に委ねるのが得策です。
ただ、離婚はあくまで手段の1つであって、「不倫された側が確実に幸せになる方法」ではありません。そのため、離婚するしないも含め、自分が幸せになるための選択をすることが重要です。
不倫が発覚しても、経済的に不安がある場合や、子どもが環境の変化を望まない場合は離婚しないという選択もあるでしょう。また、不倫されても配偶者のことを、変わらず愛しているのであれば、関係の再構築を検討してみてください。
ただ、関係の再構築を行う場合でも、配偶者と不倫相手を別れさせ、慰謝料請求を行うことも視野に入れましょう。特に、相手方に慰謝料請求を行えば、不倫再発の抑止力として働くはずです。
また、配偶者には2度と不倫をしない旨を、誓約書に書かせるのがおすすめです。これは不倫再発の抑止力としてだけでなく、再度不倫された際に調停や裁判で、証拠書類として機能します。
また、誓約書を公正証書(公証人立ち会いの元作成される書類)として作成するのもいいでしょう。公正証書は法的な効力を有しているため、慰謝料の支払いが滞った場合に、複雑な手続きを省略し強制執行が行えます。
ただ、誓約書を残しても「また不倫されるのではないか?」という不安が残り、それが心理的ストレスになる可能性もあります。愛情があっても、不倫をどうしても許せない方もいるでしょう。そういった方は関係の再構築は難しいため、離婚を検討するのが得策です。
本見出しの内容は、下記の記事で詳しく解説しています。
慰謝料請求をするかしないかを決める
先述した通り、離婚しない場合でも慰謝料の請求は可能です。そのため、慰謝料請求をするかしないかも決めておきましょう。当然ですが、不倫をされた側は慰謝料請求が可能で、した側は請求を受ける立場になります。
不倫を理由とした慰謝料の相場は、100万〜300万ほどです。ただ、不倫による慰謝料は、不倫の回数や期間、子どもの有無などさまざまな要因で左右されます。特に、自宅で何回も不倫されていた場合は、精神的な苦痛が大きいと判断され、高額の慰謝料を請求できる可能性が高いです。
ただ、不倫相手が「配偶者が結婚していると知らなかった」など、故意・過失がなかった場合は慰謝料が請求できない可能性があります。
他にも、長期間別居している場合は、夫婦関係が既に破綻していると見做され請求できないかもしれません。なぜなら、不倫を理由とした慰謝料請求では、「不倫が平穏な夫婦関係を崩壊させる原因となった」かが重視されるからです。
また、不倫相手に対する慰謝料の請求には、3年の時効が設定されているため、時効を過ぎてからは請求できません。
下記の記事では不倫の慰謝料相場や、不倫相手に慰謝料請求する場合の注意点について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
離婚問題に強い弁護士へ相談する
不倫の証拠を集めた上で、離婚の交渉や調停に進む場合は、弁護士へ相談するのがおすすめです。
不倫の慰謝料請求は、自分だけでも行うことができます。しかし、調停や裁判でより高い慰謝料を請求するには、法的に有効な証拠と主張を用意しなければいけません。ただ、法的知識がない一般人には、証拠を集め主張を考えるのは非常に難しいでしょう。
また、調停や裁判を行うには、必要書類の作成が必要です。法定に出廷する必要もあるため、個人で慰謝料請求するには時間的労力が多くかかります。人によっては、不倫した側と顔を合わせ話し合うのが精神的な苦痛になる場合もあるでしょう。
しかし、弁護士に代理人を依頼すれば、不倫した側との交渉や、調停の申し立て、訴訟の提起など全て任せることが可能です。そのため、弁護士への依頼は、時間的・精神的な負担の軽減に繋がります。
不倫に強い弁護士の選び方や相場については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
自宅での不倫は、金銭的な理由や背徳感を求めた結果、行われるケースが多くみられます。しかし、自宅での不倫は家族と鉢合わせたり、近所にバレて噂になったりとさまざまなリスクがあると覚えておきましょう。
また、自宅での不倫は、さまざまな証拠を残すことになります。そのため、された側にとっては、不倫を断定できる確率が高くなるのが特徴です。
しかし、不倫を理由に離婚や慰謝料を請求するとなると、有効な証拠を集めるのは難しくなります。また、有効な証拠を集めても、それらを元に調停や裁判で主張するのは、法的知識がない方には困難でしょう。
そのため、慰謝料請求を1人でできるか不安な方は、弁護士などプロに依頼するのがおすすめです。
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