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夫・妻の不倫の相談先は?無料相談できる窓口を目的別に紹介

不倫 相談先

司法統計「令和2年度婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別」によると、異性関係を原因とする離婚の申し立ては、年間で8,637件にのぼります。

不倫は一般的な悩みとは違い、友人や知人に聞いてもらうのが難しいこともあるでしょう。。周囲に相談できたとしても、専門家ではないため、根本的な解決には繋がりにくいのが実際のところです。辛い気持ちを抱えて悩んでいるものの、どこに相談すれば良いのか見当がつかず、途方に暮れている人もいるのではないでしょうか。

そんな時は弁護士や探偵、カウンセラーなど専門知識を持った第三者に相談するのがおすすめです。悩みを人に話すことで気持ちが楽になるだけではなく、客観的なアドバイスを受けられるため、具体的な問題解決に進みやすくなるでしょう。

専門家への相談には「高額な費用がかかる」イメージを持っているかもしれませんが、ほとんどの窓口で初回は無料相談が可能です。無料相談で大枠の方向性を決めてから、正式に依頼するといった手順を踏むこともできます。

本記事では、不倫の相談におすすめの無料相談窓口を紹介します。具体的な相談方法や、相談前に準備しておくべきことも解説しますので、辛い状況に立ち向かい、次のステップに進むためのヒントにしてください。

目的別!無料で不倫の相談ができる窓口

不倫の悩みを相談したい場合、弁護士事務所や探偵事務所を思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、不倫問題を今後どのように解決していきたいのかによって、最適な相談先は異なります。

無料で不倫の相談ができる主な窓口は、以下の通りです。

  • 弁護士:離婚や慰謝料請求等の法的な手続きをしたい
  • 探偵・興信所:確実な不倫の証拠を集めたい
  • カウンセラー:夫婦関係を再構築したい・不倫による精神的な悩みを聞いてほしい
  • NPO法人:どんな専門家に相談すべきかわからない

これらを使い分けることによって、スムーズに問題の解決に進む可能性があります。

弁護士:離婚や慰謝料請求等の法的な手続きをしたい

不倫は「不貞行為」と呼ばれる民法上の違法行為です。離婚や慰謝料請求などの法的手続きによる解決を検討している場合は、法律トラブルの専門家である弁護士に相談しましょう。

弁護士に相談すると高額な費用がかかるイメージを持っている人は多いかもしれませんが、大半の弁護士事務所では初回相談を無料としています。ただし、時間が30〜60分程度と限られるため、じっくり相談したい人には向かないかもしれません。決められた時間を過ぎて相談する場合は、15〜30分単位で相談料が発生してしまいます。

また、法的手段を取るべきか決めかねている場合、わざわざ弁護士事務所に出向いて相談するのは、心理的なハードルが高いでしょう。

弁護士費用を気にせずに相談してみたい人や、専門家に気軽に相談したい人には、以下の窓口の利用もおすすめです。

  • 市区町村の無料法律相談
  • 法テラス
  • 弁護士会の法律相談センター

いずれも無料で弁護士に相談できます。

市区町村の無料法律相談

簡単な悩み・モヤモヤを相談したい人や、弁護士に有料の相談や依頼をすべきか迷っている人は、市区町村の無料法律相談を利用してみましょう。無料法律相談では、曜日や時間帯限定で弁護士に無料で相談ができます。

30分程度の時間しかないため、詳しい相談をすることはできません が、法律に関する一般的なアドバイスを受けることが可能です。

法テラス

法テラス(日本司法支援センター)は、国が運営する法律トラブル解決の総合窓口です。「民事法律扶助制度」と呼ばれる制度があるため、収入や資産などに関して所定の基準を満たしていれば、1つの問題につき3回まで無料で相談できます。また、弁護士費用の立替制度もあるため、経済的に不安がある人におすすめです。

ただし法テラスに直接連絡した場合、相談相手は選べません。離婚問題に詳しい専門の弁護士に相談したい場合は、法テラスと契約している弁護士を自分で探したうえで、民事法律扶助制度を利用しましょう。

弁護士費用の立替制度とは?
弁護士に依頼した場合にかかる着手金や報酬、実費などを法テラスが立替え、利用者から分割で法テラスに返済をする制度のこと。

弁護士会の法律相談センター

全国の弁護士会が運営する法律相談センターでも、地域や曜日、時間帯によっては無料相談を実施している場合があります。相談時間は30分程度としているケースが多いため、簡単な相談をしたい場合にはおすすめです。

時間や場所が合わず市区町村の無料法律相談を利用できない場合は、利用を検討してみるとよいでしょう。

なお、相談内容によっては有料(30分あたり5,500円など)のケースもあるため、事前に最寄りの法律センターのHPを確認しておきましょう。

探偵・興信所:確実な不倫の証拠を集めたい!

夫や妻の不倫している可能性に気づいた場合「まずは不倫の証拠を集めたい」と考える人は多いでしょう。しかし浮気の証拠を一人で集めるのは難しいものです。疑わしい状況が続いていると、モヤモヤした気持ちが残ったままになってしまうので、確実な不倫の証拠を集めたいときは、探偵に相談してみましょう。

多くの探偵・興信所では、無料相談を実施しており、詳しい状況をヒアリングした上で見積もりや正式な依頼に進む流れになっています。探偵や興信所に依頼すれば、配偶者が不倫相手と自宅やラブホテルを出入りしている写真など、離婚や慰謝料の請求に有利になる決定的な証拠を集められる可能性があるでしょう。

法的手続きを希望する場合もスムーズに移行できるよう、弁護士と提携している探偵会社に相談してみるのもおすすめです。

カウンセラー:夫婦関係を再構築したい・不倫による精神的な悩みを聞いてほしい

不倫が発覚したときに、法的手段を取るのではなく、まず夫婦関係を修復したいと考える人は少なくありません。夫婦関係を再構築したいときや、辛い気持ちを誰かに打ち明けたいときは、カウンセラーに相談してみましょう。

とくに不倫に悩んでいる場合は、夫婦関係の修復に特化した相談ができる「夫婦カウンセリング」を受けることをおすすめします。夫婦カウンセリングとは、夫婦とカウンセラーの3人で夫婦間の問題を話し合うものです。夫婦二人だけでは対処するのが難しい問題に対しても、的確なアドバイスをもらえるでしょう。

基本的には相談時間に応じた料金がかかりますが、初回に関しては無料で相談できる場合もあります。

NPO法人:どんな専門家に相談すべきかわからない

夫や妻の不倫に直面し、大きく動揺している人もいるでしょう。いったん気持ちを落ち着かせ、状況を冷静に把握し整理するためにも、専門家に相談してみることは大切です。

「とりあえず話を聞いて欲しい」「気持ちを楽にしたい」「何をすべきかわからない」と感じている人は、NPO法人の運営する以下の無料相談サービスを利用してみましょう

  • NPO法人よつば
  • NPO法人 リーガル倶楽部

弁護士や探偵事務所とは違った視点からアドバイスを受けられるため、意外なところから問題解決の糸口を掴めるかもしれません。

NPO法人よつば

NPO法人よつばは、浮気や不倫、DVなど、夫婦関係全般の悩みを相談できる無料相談所です。専属のカウンセラーに無料で不倫の相談ができます。必要に応じて、弁護士や探偵など専門家の紹介も受けられます。電話やメール、来訪での相談が可能です。

NPO法人 リーガル倶楽部

NPO法人リーガル倶楽部では、離婚や相続、任意整理など、無料でさまざまな法律相談ができます。法律相談よりも「気軽に相談できる」ことをテーマにしているため、法律に関する内容だけではなく、個人の悩みを聞いた上で相談内容に応じた専門家を紹介するという相談の流れになっています。

「現在の状況を整理したい」「とりあえず話を聞いてもらい気持ちを楽にしたい」といったケースでも活用しやすいでしょう。

不倫に関する相談をする前にしておくべき3つのこと

不倫に関する相談をする際には、以下のような事前準備をしておくことが重要です。

  • 相談したいことを整理しておく
  • 離婚したいのか、夫婦関係を再構築したいのか考えておく
  • 不倫の証拠がある場合はできるだけ用意しておく

専門家への無料相談は30分程度に時間が限られています。有料相談の場合も、時間に応じた利用料金が発生するため、相談内容や方向性をある程度決めておかないと、何の解決策も得られずに時間だけが経過してしまう可能性があります。

第三者への相談は、話を聞いてもらうことで心が軽くなる効果がありますが、時間を有意義に使うためにも事前の準備が重要です。

相談したいことを整理しておく

不倫の相談をする場合は、相談したいことをあらかじめ整理しておきましょう。

いくら専門家であるとはいえ、細かい状況がわからなかったり、話す内容にまとまりがなかったりすると、具体的なアドバイスをするのは難しくなります。

質問したい内容をまとめておくことに加え、不倫が発覚したタイミングやこれまでの経緯、子どもの有無や夫婦それぞれの収入など、なるべく細かく情報を伝えることで、より効果的な解決策のアドバイスを受けられるでしょう。

離婚したいのか、夫婦関係を再構築したいのか考えておく

不倫の相談をする場合は、最終的にどのような方向で解決したいのかを明確にしておきましょう。ゴールが明確になっていれば、これからどんな手段を活用すれば良いのか、具体的なアドバイスをもらいやすくなります

離婚を希望するのであれば、法的手段での解決がメインになるでしょう。一方、夫婦関係を再構築したいなら、第三者の目線で今後の行動に対するアドバイスをもらったり、専門家を交えて夫婦で話し合ったりすることが必要です。

不倫の証拠がある場合はできるだけ用意しておく

メールや写真など、不倫の証拠がある場合は、できるだけ用意してから相談に臨みましょう。慰謝料の金額の目安や、不倫を立証するために追加で必要な証拠など、具体的なアドバイスを受けられる可能性が高まります。

弁護士や探偵・興信所に依頼する場合は費用や支払うタイミングを必ずチェック

無料相談を経て、弁護士や探偵・興信所に依頼する際は「費用」や「支払いタイミング」をチェックしておきましょう。

弁護士費用の主な内訳は以下の通りです。

  • 相談料:正式な依頼前に弁護士へ相談する際にかかる費用。相談時間に応じて課金される
  • 着手金:正式な依頼をした際に支払う費用
  • 報酬金:「慰謝料の○○%」のように、経済的な利益に応じて支払う費用
  • 実費:収入印紙代や交通費など、手続きに実際にかかる費用

興信所に依頼する際の費用は、調査に必要な人員・時間、調査に伴うリスクの大きさなどによって異なります。

費用は依頼先による差が大きく、数十万円〜数百万円かかると考えておいた方がよいでしょう。また、依頼先によっては分割払いや後払いなどに対応しているケースもあります。

金銭的な負担をなるべく抑えたい場合は、無理なく支払えるところを選びましょう。

不倫の相談はどんな方法で行う?4つの相談方法を解説

不倫の相談をする場合は、以下から都合に合った方法を選びましょう。

  • 対面相談
  • オンライン相談
  • 電話相談
  • メール相談

ただし、窓口によっては対応していない相談方法もあるので、注意してください。

対面相談

対面相談は、事務所や自宅で直接顔を合わせて相談をする方法です。窓口によっては、自宅で相談できる場合もあります。

資料や表情、ジェスチャーなどを確認しながら相談できるため、意思疎通がとりやすいのが特徴です。相談相手の人柄を理解しやすいというメリットもあります。

しかし、相談先が遠方にある場合は利用が困難です。また、事務所の営業時間内でしか相談できないため、日中仕事で忙しい場合などは利用しづらいでしょう。弁護士事務所への訪問を「敷居が高い」と感じる人もいるかもしれません。

オンライン相談

オンライン相談は、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ通話ツールを使用して、相手の顔を見ながら相談する方法です。自分の都合の良い場所から、対面しているのと同じような形式で相談できるのがメリットです。資料を画面共有しながら話すこともできます。

ただし、全ての窓口がオンライン相談に対応しているわけではありません。また、通信環境によっては音声が途切れて話づらくなる、話すタイミングやリアクションに慣れるまでが大変といったデメリットも存在します。

電話相談

電話で不倫の相談をできる窓口もあります。都合の良い時間・場所から、思い立った時にすぐに相談できるのがメリットです。

ただし細かいニュアンスは伝わりにくいため、話し方によっては勘違いが起こる可能性もあります。また、資料を共有しながら話せないため、詳細なアドバイスが得られないこともあるでしょう。

メール相談

メールで不倫の相談ができる窓口もあります。メールの送信は24時間365日いつでも可能であるため、忙しい人でもすぐに相談を始められる点がメリットです。

ただし、回答を受け取るまでに時間がかかる場合があります。不倫に関する相談をメールで行うことが可能な窓口も存在します。また、質問内容が十分に整理されていない場合、的確な回答を得ることが難しく、一般的な回答しか得られないケースもあるでしょう。

弁護士に不倫の相談をする5つのメリット

弁護士に不倫の相談をするメリットは、以下の通りです。

  1. 不倫された際の対処法がわかる
  2. 不倫の「立証」に必要なことが何か具体的に教えてもらえる
  3. 適切な慰謝料請求・離婚に関する条件について相談できる
  4. 交渉や手続きを正確におこなってもらえる
  5. 不倫した配偶者や不倫相手と直接話す機会を減らせる

弁護士に頼らず一人で慰謝料や離婚の請求をすること自体は可能ですが、多大な労力を要します。交渉に失敗する可能性も十分あるため、弁護士に依頼するのがおすすめです。

不倫された際の対処法がわかる

弁護士に不倫の相談をすることで、不倫をされた際の適切な対処法がわかります。

不倫をされた場合、感情的になってしまいがちです。当事者同士で話し合いをしようとしても、怒りのあまり冷静になれないことも少なくありません。つい手を出してしまい、逆に慰謝料を請求されてしまうケースも考えられます。かといって、不倫したのを見て見ぬふりをしていると、時効を迎えてしまう場合もあるでしょう。不倫の場合、原則として配偶者の不倫を知った時点から3年が経過すると、時効を迎え、慰謝料請求ができなくなってしまいます。
不倫がわかった時点で弁護士に相談をすれば、法律の専門家としてあなた自身の権利を守るために最大限のサポートをしてくれるでしょう。今の状況で離婚や慰謝料は請求できるのか、そのためには何をすべきかなど、適切な対処法をレクチャーしてもらえます。

不倫の「立証」に必要なことが何か具体的に教えてもらえる

不倫を原因として慰謝料や離婚を請求するためには、「不貞行為」があったことを立証しなければなりません。不貞行為とは配偶者以外と性的な関係を持つことを指します。

不貞行為を立証するためには「どんな証拠を持っているか」が重要です。しかし、どのような証拠なら不貞行為を立証できるのか、あるいは相手との交渉で有利に働くのか、素人レベルではわからないことも多いでしょう。

弁護士に不倫の相談をすれば、不倫を立証するためにどんな証拠を集めるべきなのか、証拠を集める時の注意点など、詳しいアドバイスを受けられます

適切な慰謝料請求・離婚に関する条件について相談できる

不倫を理由に離婚する場合、慰謝料の金額や財産分与、子どもの親権や養育費などを決める必要があります。しかし、感情的になるあまり、相場から大きくかけ離れた金額を請求しようとして交渉が長引くケースも少なくありません。

弁護士に交渉を依頼すると、判例やこれまでの経験を基にして適切な慰謝料を請求してくれます。その結果、想定以上の高額な慰謝料を受け取れることもあります。

代理人として正確に交渉や手続きをしてもらえる

弁護士に依頼することのメリットは、自分の代理人としてさまざまな交渉や手続きを行ってもらえることです。

不倫を原因として離婚や慰謝料の請求をする場合、さまざまな手続きが発生します。たとえば、和解交渉がうまくいかず裁判に発展した場合、裁判所に提出する訴状や書面の用意や、裁判所への出頭が必要です。普段の仕事や家事、育児と並行してこれらの手続きを全て正確に対処するのはなかなか難しいでしょう。弁護士に依頼すれば、これらの手続きを一任できます。

不倫した配偶者や不倫相手と直接話す機会を減らせる

不倫した配偶者や不倫相手とできるだけ会いたくないと感じている人は多いはずです。弁護士に依頼することによって、相手とのやり取りを代行してもらえるため、精神的負担が大きい作業を弁護士に一任できます

また、当事者間で慰謝料について直接話し合っても、相手から誠実に対応してもらえない場合や、最悪の場合には、慰謝料請求や連絡を無視されることもあり得ます。一方、弁護士に交渉を任せれば、対応しない場合に法的措置を取る可能性があると伝えられるため、相手方が話し合いや慰謝料の支払いにスムーズに応じる可能性が高くなります。

不倫を相談する弁護士の選び方

不倫の相談をする際は、以下の条件を満たす弁護士に相談するのがおすすめです。

  • 不倫問題に関する知識や経験、実績が豊富
  • 依頼した場合の費用についての説明が明確でわかりやすい
  • 相談者にとって不利益になることも明確に説明してくれる
  • 自分と相性が良く親身になってくれる

自分の望む結果を得るためにも、不倫問題に強く、信頼できる弁護士を選びましょう。

不倫問題に関する知識や経験、実績が豊富

不倫について相談するなら、不倫問題に関する知識や実績が豊富な弁護士を選びましょう。

以下の特徴があてはまる場合、離婚問題に精通している弁護士である可能性が高いといえます。

  • 口コミが高評価である
  • HPや雑誌などで不倫問題について詳しく解説している
  • 不倫問題の解決実績が豊富である
  • 探偵の使い方・証拠の集め方などについてアドバイスをくれる

判断が難しい場合は、無料相談で様々な質問を投げかけて、的確な回答が返ってくる弁護士に依頼するのも一つの手です。

依頼した場合の費用についての説明が明確でわかりやすい

依頼した場合の費用についての説明がわかりやすいかどうかも、不倫を相談する弁護士を選ぶときに大切なポイントです。着手金・手数料・成果報酬などの料金体系や追加料金の有無などを自主的に細かく説明してくれる場合、良い弁護士である可能性が高いでしょう。

また、概算であっても、無料相談の段階で想定費用の見積もりを出してくれる弁護士は、良心的といえます。

相談者にとって不利益になることも明確に説明してくれる

相談者にとって不利になることも細かく説明してくれる場合、信頼できる弁護士である可能性が高いでしょう。

たとえば、不貞行為の回数が少なかったり、婚姻関係が既に破綻していたりする場合などは、慰謝料が減額されるケースがあります。

無料相談をした段階で、このようなリスクについての説明が一切なく、正式に依頼するよう勧めてくる場合は、やや誠実さに欠けると言わざるを得ないでしょう。

自分と相性が良く親身になってくれる

不倫の相談をする際は、弁護士との相性も確認しておきましょう。不倫問題は交渉が長期化するケースも少なくありません。裁判にまで発展した場合は自然と付き合いも長くなります。もし性格の相性が悪い弁護士の場合、苦痛を感じたり、コミュニケーションの行き違いからトラブルに発展したりする可能性もあるので注意が必要です。

また、不倫はデリケートな問題であるため、親身になって話を聞いてくれるかも大切なポイントです。依頼者の悩みに耳を傾け、細かい要望を汲み取ってくれる弁護士に相談すれば、納得のいく解決策を得られる可能性が高いでしょう。

まとめ

夫や妻の不倫で悩んでいる人は、弁護士や探偵事務所、カウンセラーなど、専門知識を持った第三者に相談してみましょう。率直に悩みを打ち明けることで、不倫されたことによる怒りやストレスが和らぎ、冷静な判断がしやすくなるはずです。

無料で相談できる窓口は複数ありますが、離婚や慰謝料の請求など、法的手段で解決を望む場合は弁護士に相談するのがおすすめです。代理人としてさまざまな手続きを代行してもらえるほか、不倫の立証に必要な証拠の集め方など、専門的な知見に基づいたアドバイスを受けられます。解決するまで手厚くサポートをしてくれるので、自分一人で解決方法を考えるよりも、精神的な負担を大きく減らせるでしょう。

不倫の相談先についてよくある悩み

弁護士に不倫の相談をしたいけど費用を払うのが難しいときはどうすればいい?

弁護士費用の支払いが難しい場合は、以下3つの対処法があります。

  • 法テラスによる弁護士費用の立替制度を利用する
  • 後払いや分割払いができる弁護士事務所を選ぶ
  • 完全成功報酬制の弁護士事務所を選ぶ

「弁護士費用の立替制度」とは、収入や資産など一定の条件を満たした場合に、弁護士に依頼する際にかかる着手金や実費などを法テラスに立て替えてもらえる制度です。立て替えた費用は分割で法テラスに返済することになります。また、弁護士費用の後払いや分割払いができる事務所を選べば、契約時に支払う金額は少額で済むでしょう。

完全成功報酬制とは着手金や相談料が不要で、示談金や慰謝料のうち一定割合を弁護士の報酬として支払う方法です。相手方からお金を受け取れることが確定してから、支払いが発生するため、着手金を支払うのが難しい場合も利用しやすいでしょう。

ただし「最低報酬額」を定めている場合は注意が必要です。たとえば最低報酬額30万円で慰謝料が20万円しか取れなかった場合は、慰謝料の全額が成功報酬に充てられるため、手元に残るお金がなくなってしまいます。

配偶者の不倫をとりあえず誰かに相談したい!最初はどこに相談するのがおすすめ?

配偶者の不倫に関する悩みを誰かに相談したい人は、まずNPO法人や市区町村の無料法律相談などを活用してみましょう

これらの窓口では、弁護士や探偵事務所などと比べると具体的なアドバイスは受けられないかもしれません。しかし、悩みが漠然としていても、第三者に打ち明けることによって状況が整理され、相談すべき専門家や解決の方向性が明確になるという利点があります。

不倫について相談するときは証拠がないとダメ?

証拠がない状態でも、不倫についての相談はできます。不倫の証拠が特に必要となるのは、相手方が不倫を否定し、その結果裁判に発展した場合です。つまり、単に不倫についての悩みを相談したい場合、あるいは相手が不倫を認めて、示談交渉で慰謝料の支払いを検討している場合などは、明確な証拠がなくても問題ないということです。

とはいえ、証拠があれば専門家からより具体的なアドバイスを受けやすくなるため、相談する前に可能な限り証拠を集めておくことをおすすめします。

どんな行為が「不倫」になる?

不倫とは、配偶者以外の異性と関係を持つことによって、夫婦関係の平穏を害する行為です。不倫の典型的な例としては、配偶者以外の異性との性行為(不貞行為)が挙げられます。裸で抱き合うなどの性交類似行為や風俗店での性行為なども、婚姻生活の平穏を害するとみなされれば、不倫と認定される可能性があります。